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総括


Sailing’s World Cup Series Hyères 2017
2017.4.23-4.30

2017年ワールドカップシリーズ 第2戦
ワールドカップ イエール(フランス)


リオデジャネイロオリンピックが終了し、各国はスローペースで活動を開始し始めた観があった。しかし、人気のあるイエール大会には多くの選手が集まり、いよいよ東京2020へ向けた活動が始まった。

ワールドセーリング(WS)はWorld Cupの参加資格を制限しており、今回もランキング上位の限られた選手のみが参加する大会となった。リオデジャネイロオリンピックで引退した選手も多く、若手選手がオープンエントリーからランキング順で参加し、多くのニューフェイスが見られたのも印象的であった。

日本からは5競技7種目が参加した。
470級男子、49erFX、Laser Radialがメダルレースに進出したことは、今後に期待を持てる結果であると言える。
一方、レーザー級男子今年から強豪国のクロアチアに修行に行き、ランキングが上がったことも含めて、成果が出てきており、今後の活動に期待が持てる。
また470級女子の宇田川・関組の宇田川は今春高校を卒業、企業に所属しオリンピック活動に専念する。日本若手選手にとって大きな刺激を与える存在になってくれるよう期待する。 


470級男子

今大会では、高山大智/今村公彦(YAMAHA SAILING TEAM)5位、磯崎哲也/高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク/日本経済大)7位とメダルレースに進出した。
当初の目標だったメダル獲得には至らなかったが、メダルレースに2チーム、15位以内に4チームが入れたことは、次に繋がる結果であった。どの風域においても帆走で負けていなかったし、自分たちのコース戦略で勝負した結果が今回の成績に直結していた。

これまでの強化合宿で、セーリング力の全体的な底上げができたが、世界レベルの中でのストラテジー、タクティクスに関して今後強化が必要と感じた。フィジカルに関しては、強風域でも世界に負けない走りができており、今後も継続して強化を展開していく。ルールに関しては、今年に入り3件の抗議が日本から出ており、これまでのルール講習会の成果が出ていると感じた。
今後の取り組みとしては、強化合宿の中でフィジカル、ルール、マッチレース、セーリング理論を中心にセーリング力を高め、選手のレベルアップにつなげたい。

アビームチーム、ヤマハセーリングチームはオーストラリアのベルチャー組とトレーニングを積む機会を設けて強化しており、成果が出てきている。日本チーム全体がレベルアップしてきている一方、今回優勝のオーストラリア(世界ランキング1位)との差はまだ大きく、これからも強化を継続的にしっかりと行うことが重要である。

5位  高山大智・今村公彦(YAMAHA Sailing Team 'Revs') 
7位  磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
13位  市野直毅・長谷川孝(所属なし・横浜ゴム)
15位  土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
17位  今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
19位  小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
22位  神木 聖・疋田大晟(YAMAHA Sailing Team 'Revs')


470級女子

宇田川・関組はワールドカップがオープンエントリーになった機会を生かしてトップレベルの大会に初挑戦を果たすことができた。420級から移行してヤマハセーリングチームでフルにサポートを受けて活動する環境が整い、男子チームに引っ張られて強風下の練習もこなしてきた。

今後、フィジカルが強くなり、ダウンウインドの技術がついてくると、上位に入るチャンスが増えてくるだろう。期待できる1歩を踏み出した。

17位 宇田川真乃・関友里恵 (YAMAHA Sailing Team 'Revs')

49erFX級女子 
今回は「最低限メダルレース&8位以内(努力目標)」を目標として設定していた。
初日をオンショアの10ノット程度の中、6-4-3位とまとめることができ、4位と好発進したが、その後、オフショアの不安定な中風域コンディションが続き、成績が安定せず、徐々に総合順位を下げてしまった。

新たな課題は、乱高下の激しい成績ではなく、上位3分の1程度の成績で全レースをまとめる安定感をつけること。今後のトレーニングでは、大きなリード、順位のジャンプアップを狙ったリスクのあるコース取りを避け、オフェンスとディフェンスをうまく使い分ける戦術面を磨いていきたい。

優勝したブラジルはリオでの金メダル獲得後、年末まではまったくセーリングしていなかったという。東京を目指して新たに始動したものの、練習不足と故障に悩まされながらも貫禄の走りを見せた。

10位 波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)


RS:X級男子

富澤は、昨年10月からイギリスのニック・デンプシーがコーチについて活動をスタートさせた。海外合宿の機会が増え、上位選手との練習ができるようになったことがレベルアップにつながり、トップ集団で戦う機会が多くなってきた。

今回は予選の段階から1点が重要であることを痛感させられた大会となり、接戦の中、僅差でメダルレース進出を逃して悔しい思いをした。出てきた課題をニックコーチと改善し、次のヨーロッパ選手権ではさらに上位を狙ってほしい。

オランダはリオ五輪の時のNo.2の選手が3位、常勝のポーランド、フランスが前をしっかり固めている。

12位 富澤 慎 (トヨタ自動車東日本)
42位 倉持大也 (福井県体育協会)

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▲Good start 富澤!


RS:X級女子

伊勢田はこれまで苦手としてきた風域でのスピード強化が成果を出し始めた。小嶺は体重の増加とフィジカルの強化に取り組んできたが、あと一息のところまできている。全体的には、用具の調整、海上コンディションの理解など諸々の要因について整理する方法を考える必要性があるので、取り組み方を工夫していきたい。

ママさんウインドサーファーのゾフィア(ポーランド)が優勝、中国とイスラエルが続いているが、4位のイギリスを含めて、新顔が上位に出てきた。イスラエルとイギリスを中心に世代交代の始まった印象が強い。

15位 伊勢田 愛 (福井県体育協会)
23位 小嶺 恵美 (一宮グループ/ジェイ・ウィル・パートナーズ)

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▲Finish 伊勢田


レーザー級男子

レーザー級のエントリー数は60艇と大フリートでのレースとなる。瀬川はギリギリで参加資格を得て、出場できたワールドカップであった。世界上位の選手たちの壁は厚く、上位を走らせてもらえなかったが、それでも、第1レースのように、1上をトップで回航し、最終的には2位になってしまったものの、集団から抜け出して自分の走りができれば上位をキープできることを見せ、自信がついたと思う。

レーザーはスタートで前に出られなければ走る場所がなくなる。混戦から抜け出すにはスピードとテクニックがトップレベルになければならず、瀬川は集団の中でしっかり自分のスピードを出す走りができるように欧州での練習を増やしている。スタートとダウンウインドを克服し、外国勢にひけをとらない体力を生かして、走り負けないことを目指したい。次の欧州リーグのデルタロイド(オランダ・メデンブリック)はワールドカップ予選を兼ねているので、瀬川はワールドカップ蒲郡大会の出場権獲得を得るべく次の大会に臨む。

優勝したパブロス(キプロス)はクロアチアで練習をともにし、日本選手にもアドバイスをしてくれる師匠的存在。ユースワールドで優勝し、キプロスで初のオリンピックメダルをロンドンから持ち帰った英雄アスリートである。逆転優勝して勝負強さと貫禄が出てきた。

50位 瀬川和正 (鳥取県立米子産業体育館)


レーザーラジアル級女子

55艇のエントリーが集まる大フリートで、土居がメダルレースに進出した。
初日は出遅れたものの、毎日少しずつポイントを稼いで、予選最終日に9位まであげてきた。3月に大学を卒業し、4月からはアビームコンサルティングに所属してフルタイムで東京を目指す環境が整った。オーストラリアのアーサー・コーチにつき、着実に前に進んでいる。今年は数多くの大会に出て、海外でのレースが増える。

上位はリオ五輪からの顔ぶれと大きな変化はなく、リオでは病気でコンディションを崩して4位に終わったベルギーのエビ選手が復活戦し、イエールを制した。土居と同世代の選手が揃い、同じメンバーが各地で戦い続けることになる。

10位 土居愛実 (アビームコンサルティング)


セーリングワールドカップ(SWC)について

イエール大会終了後、2017年SWCファイナルへの参加者が決まった。
日本からは470男子の7チーム、49erFX女子の波多江組、RS:X男子の富澤、RS:X女子の伊勢田、レーザーラジアル女子の土居が権利を獲得した。マイアミとイエールの2大会の合計得点になるため、両大会に参加した日本選手は有利になっている。
欧州選手権や他の大会と日程が重なる中でのファイナルなので、参加を見送るチームもあるかもしれないが、各種目20艇(レーザーとラジアルのみ25艇)によるファイナルは6月4日からスペインのサンタンデールで開催される。

2018年のシリーズエントリーは5月1日発表のワールドランキングの上位から招待され、加えて2017年プリンセスソフィア杯、デルタロイドの2大会から数艇ずつが選出される。2018年シリーズは愛知県・蒲郡で開催される日本大会、アメリカのマイアミ、フランスのイエールの合計3大会を経て、ファイナル進出者が決まる。

(Report & Photo 斉藤愛子)


●最終成績:http://www.sailing.org/worldcup/results/index.php

レース期間中FB(JSAF広報委員会):https://www.facebook.com/JSAF.PublicRelations

●大会サイト:http://swc.ffvoile.fr/



(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2・3


Sailing’s World Cup Series Hyères 2017
2017.4.23-4.30

2017年ワールドカップシリーズ 第2戦
ワールドカップ イエール(フランス)


写真レポート
ワールドカップシリーズ 第2戦のイエール大会から、コーチ陣撮影の写真を紹介します。

4月25日

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▲レーザー級の第1R、上マーク1位で回航する瀬川選手

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▲レーザー級の第1R、第2上マークを2位で回航する瀬川選手


4月26日

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▲RS:X級女子の第3レース、スタート

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▲RS:X級女子の第3レース、フィニッシュに向かう伊勢田と小嶺

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▲RS:X級男子の富澤選手(中央)、ロケットスタートを決め2位フィニッシュ

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▲レーザーラジアル級の4R、混戦の下マークを回航する土居選手

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▲レーザー級の第3R、スタート直後の瀬川選手

(Report & Photo 斉藤愛子)


成績:
http://manage2sail.com/en-US/event/0adf7bcd-01d0-4214-a295-bb0b9136999e#!/results?classId=7a9662de-4565-41e3-9008-4025d3177d5e

Liveトラッキング:http://ttp//swc2017-hyeres.sapsailing.com/

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●大会サイト:http://swc.ffvoile.fr/



(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1


Sailing’s World Cup Series Hyères 2017
2017.4.23-4.30

2017年ワールドカップシリーズ 第2戦
ワールドカップ イエール(フランス)


大会1日目

本レースはオリンピック種目10、パラ種目の2.4Norlin ODとカイトを加えた合計12種目で競われています。
この日、日本チームは光る場面がありました。

レーザー男子の瀬川はR1で1上トップ。
鳥取をベースに活動している瀬川は、クロアチアのヨゾ・コーチに指導を受けています。
ヨゾの下ではキプロスのパブロスやクロアチアのトンチ、ハンガリーの選手やモンテネグロの選手とともに練習しています。
瀬川はトライアスロンをやってきた選手ですから、体力、持久力は国際レベルにあり、クロアチアでは技術とレース戦術を実践して覚えている最中です。
トップの瀬川をダウンウィンドで抜いていったのが師匠のパブロス。瀬川の当面の課題はダウンウインドのスピードアップです。

FX女子は波多江・板倉組(豊田自動織機)が落ち着いたレースぶりで上位を走りました。
マルシン・コーチはポーランドで49erの選手でしたが、海の上ではとても厳しいので波多江、板倉は必死です。
頭では理解していても、実際にできないことが多々あるスキフのセーリングです。
しかし、12ノットくらいまでの風なら、周囲を見て、しっかりと基本に忠実に走れたのが今日の結果につながりました。

470男子はマイアミで銀メダルだった磯崎・高柳組がBFDスタートで面くらいました。
しかし、R1では高山・今村組が3位、R2では小泉・野田組がオーストラリアのベルチャー組を振り切ってトップフィニッシュ!と、中トラの風で、しっかりレースができました。
女子の宇田川・関組は初挑戦ながら、果敢な攻めを見せています。
高校卒業と同時にYamaha Sailing Teamに所属し、世界を目指すことにした宇田川では、いつもは男子チームの中で練習しています。
470ジュニアの大会に出場してきた関友里恵とのコンビです。470男女には、怖いもの知らずの新しい顔が増えました。

ラジアルの土居は順調なスタート。
RS:X男子の富澤はレース展開がうまくまとめられず。
RS:X女子の伊勢田、小嶺はやや風が落ちた中では上位争いに顔をだしました。

(Report & Photo 斉藤愛子)


成績:
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●Day 2のスケジュール:
http://manage2sail.com/en-US/event/0adf7bcd-01d0-4214-a295-bb0b9136999e#!/onb?tab=schedule&classId=7a9662de-4565-41e3-9008-4025d3177d5e

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▲波多江・板倉組は総合4位の出だしです。「やるべきことを忘れずにきちんとできた」とはマルシンコーチのコメントでした

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▲ニック先生とレースの展開を話す富澤選手

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▲瀬川はR1で2位! このレース、1上はトップ。師匠のPavlos KONTIDES (キプロス)に抜かれてしいましたが、集団から抜け出したので順位をキープできました。R2は集団の中で苦戦し、46位でした


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

SWC Hyeres


Sailing’s World Cup Series Hyères 2017
2017.4.23-4.30

2017年ワールドカップシリーズ 第2戦
ワールドカップ イエール(フランス)


セーリングワールドカップ第2戦がフランスのイエールで4月23日~30日に開催されます。

期待される若手の台頭
ワールドカップはワールドセーリングのランキングの上位者に参加資格が与えられます。2017年からは参加枠が増え、オリンピッククラス10種目400艇と東京五輪で公開競技の候補になっているカイトセーリング20艇、パラリンピッククラス20艇がイエール大会の参加枠となります。日本からは7クラス、15艇、24人の選手が参加し、14人のコーチ、スタッフでサポートします。

開催地イエールは南仏プロバンス地方にある街で、50年前に開発されたリゾート地。マルセイユとニースの中間に位置します。
本レースの前身となる「イエール・オリンピックウィーク」は世界中から1000艇を超える参加がありました。いまはワールドカップを構成するレースとなり、規模は小さくなったもののフランスのセーリングチームを支えてきた拠点の1つです。
招致活動を行っている2024年のパリ五輪セーリング競技の会場候補地がマルセイユのため、多くの大会がマルセイユで開催されることが多くなり、イエールでの開催は2017年が最後になるかもしれません。

2017年ワールドカップシリーズは第1戦のマイアミ、第2戦のイエール、ファイナル(スペイン・サンタンデール)で構成されています。第1戦、2戦で獲得したポイント合計の上位20艇(レーザー男子とラジアル女子のみ25艇)がファイナルへ進出できます。リオ五輪が終わり新世代への移行が進む中、各種目でも若手の台頭が目立っています。また、この新しいシステムの下、五輪終了後も活動を続けるベテラン勢も増えています。


日本選手の顔ぶれ
日本チームの参加者は以下になります。

RS:X男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
○倉持 大也(福井県体育協会)

RS:X女子
○小嶺 恵美(一宮グループ/ジェイ・ウィル・パートナーズ)
○伊勢田 愛(福井県体育協会)

レーザー男子
○瀬川 和正(米子産業体育館)

レーザーラジアル女子
○土居 愛実(アビームコンサルティング)

49er FX女子
○波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

470男子
○今村 亮・外薗 潤平(一宮グループ/九州旅客鉄道)
○磯崎 哲也・高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク/日本経済大学)
○土居 一斗・木村 直哉(アビームコンサルティング/日本大学)
○高山 大智・今村 公彦(日本大学/九州旅客鉄道/YST Rev’s)
○市野 直毅・長谷川 孝(所属なし/横浜ゴムMBジャパン)
○小泉 颯作・野田 友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
○神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

470女子
○宇田川 真乃・関 友里恵(Yamaha Sailing Team Rev’s)


マイアミで上位に入り、ファイナルを狙うチームがほとんどですが、3月に高校を卒業したばかりの宇田川選手にとっては、トップレベルの大会は初めての挑戦です。一方、470女子リオ五輪代表の吉田愛選手は出産のため今年前半は大会に出ません。ほかのリオ代表選手たちの中にも吉田選手と同様に出産を控えて活動を休止している選手がおり、宇田川・関組のような若い新しいチームにもワールドカップに出るチャンスが巡ってきたのです。

470男子の磯崎・高柳組は第1戦のマイアミ大会で準優勝、3月末からスペイン・パルマで開催されたプリンセスソフィア杯では優勝し、新世代の中でトップを走り始め、今大会でも活躍が期待されます。470男子は多くチームがいるので、国内で競いながら合宿、練習を重ねてきましたが、その成果が表れ始めたところです。

また、リオ五輪代表の富澤選手(RS:X男子)、土居愛実選手(レーザーラジアル女子)もファイナルへ向けて準備周到です。2人は外国人コーチの指導を受けており、海外のトップ選手たちとの練習時間を増やしてレベルアップを計っています。

●大会スケジュール
4月23日~24日 受付、計測、開会式
4月25日~28日 49er, 49erFX, RS:X, Nacra 17, カイト, 予選12レース
4月25日~29日 Laser, Radial, Finn, 470, パラリンピッククラス(全レース 予選10レース
4月29日    49er, 49erFX, RS:X, Nacra17,カイト メダルレース(1)
4月30日    Laser, Radial, Finn, 470  メダルレース(1)

大会期間中の成績:http://www.sailing.org/worldcup/results/index.php

Liveトラッキング:http://ttp//swc2017-hyeres.sapsailing.com/

レース期間中の日本選手の様子はJSAF広報委員会のFBでもお伝えします:
https://www.facebook.com/JSAF.PublicRelations

●大会サイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)