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総括


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


総括レポート



若い選手とベテランが揃った大会

セーリングワールドカップファイナルは6月4日から11日にかけて、スペイン・サンタンデールで開催されました。

参加艇は1月のマイアミ、4月のイエールの合計得点で選出された各クラスの上位20艇(レーザーとラジアルのみ25艇)に絞られ、41カ国から170艇が参加しました。トップのみが集まったレースということで、フルにエントリーがあったレーザー、ラジアルは非常にハイレベルな中での戦いとなりました。

日本からは470男子が4艇、ラジアル女子、RS:X男女、FX女子はそれぞれ1艇が枠をとって参加しました。総体的に若い新しい顔とリオ五輪から継続するベテランの両方が各クラスに揃った大会でした。

サンタンデールは2014年ISAFワールドのホストシティーでした。今回の運営ボランティアの多くが2014年ワールドを経験しており、スペインのセーリング王国としての自信が垣間見えました。潮の速い湾内でのメダルレースでは、ナショナルセーリングセンター(フェリペ王子記念の施設)のDuneと呼ばれる防波堤の正面にマークが設置され、街を歩く観光客達も足を止めて見に来ました。もちろん、スペインの選手の応援には大きな拍手と歓声がついていました。


470男子

日本からは4艇が参加しました。

メダルレースの最後のランでガストに乗って2位まで上がった市野・長谷川組が総合でも5位に入りました。日本からサンタンデールへの移動の途中、ロンドン・ヒースロー空港でのトランジットが航空会社のシステムダウンと重なり、長谷川選手はトラピーズハーネスやコンパス、スピンが入ったスーツケースを紛失してしまい、借りもので何とかレースをしのぎ、5位という結果となりました。

初日トップだった今村・外園組が8位、マイアミ、プリンセスソフィアと快進撃を続けてきた磯崎・高柳組が9位、小泉・野田組が11位となりました。優勝したギリシャはリオの銅メダリストですが、この後、7月にギリシャのテサロニキでの世界選手権を目標に順調に仕上がりを見せていました。


ラジアル女子

上位を目指していた土居選手は直前のデルタロイドレガッタで優勝し、今回もメダルレースでは3位、総合7位に入りました。ラジアルはレースエリアが外海に位置したため、湾内が穏やかな日もウネリが大きく、波が不規則なレース海面での戦いになりました。3日目に吹いた中で、6位、5位と上位を走れたことは土居選手の自信になりました。

リオ五輪メダリストのデンマークが5位、同4位のベルギーが1位と、ベテラン勢とユースから上がってきたギリシャやウルグアイの選手が表彰台に上がるという激動のクラスです。参加国数も18カ国と最も多いクラスでした。優勝したエビ選手はリオで病気に悩まされましたが、やっと調子を取り戻しました。今後は東京を目指して活動を始めます。

土居選手はしばらく日本で練習をした後、デンマークで2018年World Sailing世界選手権のテストイベントに出てから8月にオランダで開催される世界選手権を今年の最大の目標にして準備をします。


49erFX女子

FXはリオ五輪から導入されたクラスですが、金メダルのブラジル、銀のニュージーランドが継続して活動しており、特にブラジルは出る大会すべてに優勝し、貫禄をみせています。これまで活動してきたチームがパートナーを組み替えて乗っているケースもあれば、レーザーラジアルからの転向も見られます。

波多江・板倉組は積極的に海外レースに出始めており、イエール大会に続き今回もメダルレースに残りました。リコールしてしまいましたが、メダルレースでは途中までトップを走り、後続のトップセーラーに抜かれずに走ることができるほどスピードは上位に近づき、9位となりました。次はキールウィーク、ヨーロッパ選手権を経て、8月後半の世界選手権(ポルトガル)を目標にします。


RS:X男子

リオ五輪の上位陣からは金メダルのドリアン選手(オランダ)と銀のニック選手(イギリス)が抜けましたが、オランダの2番手だったキーラン選手が圧倒的な強さを見せています。ドリアン選手は復帰するとの話ですから、オランダの代表争いはどんなレベルになるのか……と気になります。

富澤はイエール大会に続いて、また1点に泣かされました。ニックコーチの指導を受けて、苦手の風域をスピードの面ではかなり克服してきましたが、レース展開でミスが多く、「もっとシンプルにレースを組み立てるように」と、レースの細かい指導を受けている最中です。3位をとった第7レースは富澤のベストレースであり、こういった戦い方がいつもできるようになることが目標です。


RS:X女子

伊勢田は得意な風域で上位に入るレースをすることを目標にしていました。前半に風が弱かった時には5位に入りましたが、後半に入りプレーニングコンディションが続くとスピード差を克服することができませんでした。

リオ五輪を目指して強化をしてきたブラジルが優勝、中国とロシアが続きました。若い世代に競り負けたポーランドのゾフィア選手はママさん選手ですが、RS:X世界選手権が9月に江の島で開催されることから、7月に江の島に練習に来ます。伊勢田、富澤ともに7月はイギリスへ合宿に行き、ワールドで活躍できるよう8月からは江の島海域でしっかり乗り込みます。


2018年ラウンドは10月の蒲郡からスタート

2017年ワールドカップシリーズは今回のファイナルで終わり、2018年ラウンドが10月の蒲郡から始まります。

すでにランキング上位チームは招待され、枠に満たないクラスはオープンエントリーが始まりました。10月の蒲郡、1月のマイアミ、4月のイエールと3大会の成績から2018年6月のファイナル(ドイツ・キール)へ進出するチームが選抜されます。

2017年7月~9月は各クラスの世界選手権が開催されるため、どのチームも大会への準備が始まります。日本の470男子はサンタンデールでのレース艇の積込みも終わり、6月28日にギリシャで受取り、現地合宿を経て世界選手権を迎えます。

今大会はSAP社のトラッキングやメダルレースのYouTube中継を見て、日本からも応援をいただきました。セーリングを見る競技として楽しんでいただけるように、メダルレースに残れるようになったクラスは、蒲郡大会では表彰台を目指し、しっかりと練習を重ねていきたいと思います。


大会成績http://www.sailing.org/worldcup/results/index.php

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▲栄養サポートの武田さんがチームハウスで毎日の夕食を提供、20名に及ぶメンバーの食事を作ってくださいました。毎日、おいしいごはんで選手は元気にレースできました。

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▲開会式は2階建てバスに旗手の長谷川選手が乗り込み、パレード。多くの人が集まり、盛り上がりました。

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▲計測は重量チェックなどですが、今回は4艇に違反があり、最初からペナルティーポイントが付きました。

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▲陸上本部の旗の準備をしています。

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▲初日トップの今村組がリーダーボードに載っています。

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▲陸から見える場所です。丘の上からレースを見られます。

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▲朝の470クラスミーティング。前園さんが日本チームのルール指導に来てくださいました。

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▲コーチボートは沖係留なので、TAXIボートに乗合で運んでもらいます。

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▲黄色のシャツのボランティアさん。船台をとるのも、会場の整理をするのも、大活躍でした。ありがとうございました。

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▲石嶺トレーナーも帯同、チームハウスでケアをしていただき、朝は8時半からウォーキングとコンディショニングをしました。

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▲SAPはドイツから中継BOXを持参。トレーラーで牽引してきてハウスを組み立てました。

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▲トラッキングを手渡すボランティアさん達は楽しそうな3人組。

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▲メダルレース前の土居選手、Inspection中です。

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▲レース終了後、ウエットセレモニーと呼ばれる表彰式。ラジアルで優勝したエビちゃん。

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▲富澤選手をサポートするNick コーチと、土居選手をサポートするArthurコーチ

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▲470女子はリオ金メダルのハンナ選手が優勝。3回しか練習しないででてきたのに、圧倒的なスピードでした。FXにするのか、470にするのか、迷っています。

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▲ワールドカップシリーズでの最優秀国はイギリスでした。

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▲1下回航 伊勢田

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プレーニングレース 伊勢田

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伊勢田 スタート


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day6


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会6日目 最終日
(写真レポート)



Photo by 平井淳一

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Day5


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会5日目(写真レポート)



Photo by 平井淳一

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Day4


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会4日目


選手コメント
富澤 慎:
また、1点差で残れませんでした。イエールもそうだし、何か1点の呪縛にはまっています。悔しいです。

伊勢田 愛:
風がよく、全レースできましたが、軽風では目標としていたシングルを何度も取ることができました。課題はプレーニングコンディションのレースなので、7月のイギリス、8月の江の島での練習でしっかり取り組みたいと思います。

波多江・板倉組は9位でメダルレースに進出。
波多江 慶:
3レースとも悪かったので落ちてしまったと思いました。ギリで残ったので、メダルレースはしっかり頑張ります。

土居は湾内での2レースを手堅くまとめました。
土居 愛実:
湾内でのレースはスタートが肝心、最初の上マークの順位から大して変化がありません。岸壁が近すぎて抜くレーンがないです。



Photo by 平井淳一

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Day3


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会3日目


470級
ワールドカップファイナル3日目は12〜18ノットのシフティーでウネリの大きいコンディションで2レースが行われました。

昨日からウネリの中の走りに苦労している日本チームですが、今日も苦戦を強いられました。そんな中で課題克服のために各チームいろいろとチャレンジし、レースの中で改善しようと取り組んでいます。

ハイレベルな戦いでいかに早く修正するかが重要になってきます。日々の経験を明日に生かしてほしいと思います。

(中村健一/オリンピック強化委員会 470コーチ)


470級男子〈参加艇数:14艇〉
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 6位 1-2-12-9-(13)-3 
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 7位 7-4-6-10-(14)-8
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 9位 10−8-8-8-7-(13)
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 10位 (13)−10-3-12-9-11


選手コメント
富澤 慎:
2レースは、よかったけれど、3レース目は大失敗でした。プレーニングスタートの風なのにダガーでスタートしている一人に突っかかり、ビリでのスタートになってしまいました。


伊勢田 愛:
プレーニングコンディションでも戦えるようになって来ましたが、タックで置いて行かれるのがもったいないので、そういう細かいところを詰めていきたいです。

土居愛実:
吹いた中でも走れると少し自信がついて来ました。

波多江:
絶対に左へ行かないといけないコースで、スタートが出られませんでした。明日はしっかり出ないと。


Photo by 平井淳一

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Day2


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会2日目(写真レポート)


Photo by 平井淳一

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Day1


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


大会1日目

470級
ワールドカップファイナル初日、470級の今日のレース海面(デルタ)はウネリが大きく、風向も300度を軸に左右に40度ほど振れる難しいコンディションの中、2レースが行われました。
今日大きく抜け出したのは、今村亮・外薗潤平チームで、しっかりシフトを読みトップクラスとの競り合いに勝ち、総合トップに立っています。470チームの初日の滑り出しはまずまずといったところです。
明日は海面が変わります。艇数が少ないだけに、1レース1レースが非常に重要になってきます。

(中村健一/オリンピック強化委員会 470コーチ)


470級男子〈参加艇数:14艇〉
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 1位 1-2 
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 4位 7-4
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 7位 10-8
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 10位 13-10

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▲初日1位で好スタートを切った470級の今村・外薗組(写真/中村健一)


選手コメント
雨の中で始まった初日、午後から晴れてきたものの、風が予報よりも弱くなり、10ノット前後でのレースとなりました。下記は選手のコメントです。

富澤 慎:
「うーん、スピードは良くなっているのですが、コースがかみ合わない。」

土居愛実:
「風は10ノットくらいだったのですが、ラジアルのレースエリアは外海になるので、波が悪くてたいへんでした。2014年のワールドカップも同様だったのですが、どうして、ラジアルが470よりもずっと沖でレースなんでしょうね。海面まで遠いです。」

伊勢田愛:
「1レース目は失敗したんですけれど、2本目はうまく走れて、今日は3レースで2本のシングルをとれました。3レース目は引き潮になってから潮が急に速くなって、走りにくくなりました。フェリーが通るたびにレースが待たされるのでたいへんです。」


●大会サイト:http://www.sailing.org/worldcup/regattas/santander_2017.php

大会期間中の成績http://manage2sail.com/en-US/event/1f4c5cb6-3823-4892-8839-4109a758ec89#!/results?classId=2ab6978f-12b8-4b04-8518-079afe6af087

Liveトラッキングhttps://swc2017-santander.sapsailing.com/gwt/Home.html?#/event/:eventId=3b79f093-d52f-440b-9fc4-2fb9e0cc70c9

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Photo by 平井淳一

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(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

SWC-F


Sailing’s World Cup Series Final
4-11 Jun 2017


2017年ワールドカップシリーズ
ワールドカップ・ファイナル
サンタンデール・スペイン


●開催期間:2017年6月4日~11日
●開催会場:スペイン・サンタンデール Spain · Santander
●大会スケジュール:
6月4日~5日  受付、計測、開会式
6月6日~9日  49er・49erFX・RS:X・Nacra 17・カイト………予選12レース
6月6日~10日 Laser・Radial・Finn、・470……………………… 予選10レース
6月10日   49er・49er FX・RS:X・Nacra17・カイト………メダルレース(1)
6月11日   Laser・Radial・Finn・470…………………………メダルレース(1)

●出場選手:
RS:X男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
ラジアル女子
○土居 愛実(アビームコンサルティング)
49er FX女子
○波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
470男子
○今村 亮・外薗 潤平(一宮グループ/九州旅客鉄道)
○磯崎 哲也・高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク/日本経済大学)
○市野 直毅・長谷川 孝(所属なし/横浜ゴムMBジャパン)
○小泉 颯作・野田 友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)

ラジアル級女子の土居愛実選手は5月末にオランダのメデンブリックで開催されたデルタロイドレガッタで五輪メダリストを抑えて優勝しました。470男子の磯崎・高柳組はセーリングワールドカップ・マイアミ大会で準優勝、また3月末にスペイン・パルマで開催されたプリンセスソフィア杯では優勝と勢いがあります。6月6日からのレースでは少数精鋭での戦いが予想され、日本選手がどのように攻めていけるのかが楽しみです。できるだけ多くのチームがメダルレースに進出できることを期待します。

●大会サイト:http://www.sailing.org/worldcup/regattas/santander_2017.php

大会期間中の成績http://manage2sail.com/en-US/event/1f4c5cb6-3823-4892-8839-4109a758ec89#!/results?classId=2ab6978f-12b8-4b04-8518-079afe6af087

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日本選手の活躍はJSAF広報委員会のFBでもフェイスブックでお伝えします
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日本からは5クラス、8艇、13選手が参加

セーリングワールドカップ・ファイナルが6月4日~11日にスペインのサンタンデールで開催されます。

2017年シリーズは、第1戦(マイアミ)と第2戦(イエール)の上位選手、そしてリオ五輪のメダリストが招待され、レーザーとラジアルは25艇、その他のクラスは20艇ずつがファイナルへ進出します。

リオ五輪の後、トップセーラーは活動を休んだり、あるいはペースダウンをしていますが、東京を目指す若手の選手は始動が早く、世代交代の真っただ中という印象です。

オリンピッククラス10種目35カ国170艇に加えて東京五輪で公開競技の候補であるカイトセーリング19艇が参加します。日本からは5クラス、8艇、13人の選手が参加し、9人のコーチ・スタッフでサポートします。

サンタンデールはスペインの北部のカンタブリア州の州都。ピレネー山脈よりも北側で、ビスケイ湾に面した干満の差が大きな場所です。2014年にはISAFワールドが開催され、リオ五輪の枠をかけた戦いの場でした。主催のCEARプリンス・フェリペ(セーリングセンター)は、フェリペ国王が王子の時に設立されたものです。フェリペ王子はバルセロナ五輪(1992年)でソリング級のクルーとして国民を沸かせる活躍をしました。そのスペインは今回もイギリス、フランスと同様に全種目にエントリーします。

サンタンデールは街をあげてのお祭り騒ぎで、4日夜には花火もあがりました。ハーバー沿いのテントではサンタンデールの産物が売られ、セーリングワールドカップのロゴで飾られています。街を歩く人々にいかにセーリングをアピールするかを、サンタンデールの街が教えてくれます。


スポット計測を実施

6月4日は受付け、計測、開会式が行われました。
ハーバーが街中にあるため一般市民が集まり、足をとめてイベントを見守り、数千人がイベント会場を囲み、選手代表が乗るバスの入場に盛り上がっていました。

6月5日はスポット計測が行われます。以前の国際大会では全艇が計測を受けましたが、今のセーリングワールドカップは違います。規定に沿った艇を用意してエントリーするのは選手本人の責任。仮にスポット計測で落ちたとしても、それは自己責任です。自分の艇が正しいかを判定する場として計測を利用するのではなく、正しい艇でエントリーすることが義務なのです。計測関係の書類もすべてオンラインで見られます。


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パレードの旗手としてバスに乗る470男子の長谷川選手

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旗手たちは 2階建てバスに乗ってパレード

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最後に入場したスペインチームは紙吹雪で出迎えられた

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▲夜にはセーリングセンター付近で花火があがった

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▲フィリペ王子を記念したセーリングセンター

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▲レースでトラッキングを取るための準備を入念に行うTracTrac

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▲沿道に並ぶテントには大会ロゴが掲げられ、お祭りモードがあふれる


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)