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Day6


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会6日目
(最終日)



本日が大会最終日です。
昨日と同様の潮流になり、時間もパターンもほぼ一緒です。
風は315度が軸となっており、プラスマイナス10度くらいに振れ、風速は14ノットほどのコンディションです。

シルバーフリートの桐井はトップフィニッシュを決めました。
1上マークは、トップ! 下マークは2位にダウンしましたが、2上マークで逆転し、ダントツでフィニッシュをしました!!

ブロンズフリートの前田と元尾、エメラルドフリートの大久保はボートスピードが足りない状況で苦しいレース展開でした。しかしスタートの精度が上がり、ある程度の距離までは集団についていけるようになってきました。

女子ゴールドフリートの三浦と須田はとてもよいスタートをしますが、100%のスピードでスタートができていないので、1分後には集団に比べてバウが落ちてしまい、かつボートスピードも足りないので、下位集団に呑まれてします。

今大会は、選手1人ひとりいくつかの見せ場を作ってくれました。しかし、順位をキープできなかったり、強風下でボートスピードが足りず走り負けてしまうなどの悔しい思いをたくさんしました。
若い選手は短い時間で急激に成長します。今回の経験から見つけ出した改善点の原因を追求し、次の目標に向けてトライして行ってもらいたいです。

6日間、応援、サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。


選手コメント

桐井:
『ダウンウインドのボートスピードの差がかなりあった。これを改善して、来年の世界に挑みたいです』

大久保:
『実力で負けたので、自分が何をすれば伸びるのかを考えて練習していきたい』

前田:
『今回の大会で学んだ技術を日本での練習で身につけ、フィジカル・フィットネス、トレーニングを積み重ね来年はリベンジしたい』

元尾:
『今回の世界選手権で自分の強風時の弱さを痛感したので、トレーニングをして世界に通用するセーラーになりたい』

三浦:
『イージーミースが目立った大会だった。細かい技術を獲得し、ノーケース・ノートラブルで走りきる実力を身につけたい』

須田:
『スタートからファーストタックまで綺麗に決まれば、前の順位で走れることがわかったので、これからもスタートに重点を置いて練習していきたい』

Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
シルバーフリート
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD-20-25-45-154-7-19-1=5位
ブロンズフリート
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40-30-11-36-31-25-46-47-39=38位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD-20-37-40-4-51-52-38-51=52位
エメラルドフリート
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD-46-3-50-45-22-26-34=18

レーザー4.7 女子
ゴールドフリート
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16-9-23-32-47-50-43-22=40位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS-17-11-42-55-55-57-52=58位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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大会終了後の集合写真。いい笑顔で

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20位中盤で回航する三浦

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▲1位でフィニッシュの桐井。安堵の表情

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day5


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会5日目



昨日は予選の最終日でした。本日から決勝ラウンドになります。

日本チームは、男子の桐井=シルバーフリート、元尾、前田=ブロンズフリート、大久保=エメラルドフリートです。女子は三浦、須田ともにゴールドフリートで戦います。

朝のコーチミーティングでは風が吹く予報でした。ところが、ちょうど干潮から満潮に変わる時間で、水路の中に沖から綺麗な水が入ってきてまったく前に進めず、レース海面に出るにも全選手が苦労していました。

海面の平均風速は16ノット、風軸260度で、風軸より少し右から強い潮が流れていました。

この風域になると女子は苦戦を用いられます。スタートの出だしは良いのですが、スタート後のスピードがなく、不利なポジションに追いやられてしまいます。男子のブロンズの選手も同様のことが言えます。

本日は、桐井が良いレースをしました。スピードも他の選手に劣らないようです。

明日は最終日です。各選手、思い切ったセーリングでベストを尽くしてもらいたいです。


選手のコメント

須田:
『スタートの精度が初日よりも上がってきているので、明日もしっかりと一線で出て、スタート後のスピードで追いていかれないようにしたいです』


Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
シルバーフリート
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD-20-25-45-154-7=14位
ブロンズフリート
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40-30-11-36-31-25-46=29位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD-20-37-40-4-51-52=49位
エメラルドフリート
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD-46-3-50-45-22-26=14


レーザー4.7 女子
ゴールドフリート
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16-9-23-32-47-50=43位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS-17-11-42-55-55=58位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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▲レース後の桐井

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▲上マーク回航の三浦

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day4


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会4日目



午前中は昨日と同じ陸風で、満潮に向けてものすごい潮が流れていました。
しかも途中、大雨が降ることが4~5回あり、大雨の前後で気温や天候が変わり、それに伴って風向と風速が大きく変化しました。

そのためレース・キャンセルやコース短縮などが多く発生しました。2海面あるうちの男子グリーン・フリートは18時30分を過ぎてスタートになりました。

その状況下で男子の元尾選手が頑張りました。
アグレッシブなスタートをし1下マークまでトップでした。2上のレグで抜かれてしまい惜しくも4位でフィニッシュです。
全選手、上マークや途中まではシングルで回航するケースが多いのですが、順位をキープ、あるいは上位集団の中で順位をアップすることができません。その中でも走れる実力があることは確かなので、冷静に状況を判断し、レースを行なってもらいたいものです。

明日からは、決勝ラウンドです。予選の結果も踏まえ、フレッシュな気持ちでレースに臨んでもらいたいです。


選手コメント

桐井:
『課題としてきたスタートは、今日までは順調にこなすことができました。しかし、いいスタートをした場合でも、シフトに合わせることができなかったり、ダウンウインドのボートスピードで他艇に劣ってしまったりして、ズルズルと順位が落ちてしまいます。目標としたゴールドフリートには届きませんでしたが、気持ちを切り替えて残りのレースを走ります』

Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD-20-25-45-15=105位
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD-46-3-50-45=179
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40-30-11-36-31=134位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD-20-37-40-4=143位

レーザー4.7 女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16-9-23-32=26位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS-17-11-42=51位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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▲大混雑の水路。レース海面に出るまで、この中を曳航されていきます

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▲キャンセルになったものの、5位で回航する三浦

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▲19時にスタートしたレース。大雨が繰り返し降る天気でした

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▲1下マークをトップ回航する元尾

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会3日目



朝から陸風の良い風が吹いていました。
コーチミーティングでは、最大で16ノットの陸風が続くとの情報でした。
日本チームは気持ちを入れ替え、両エリアともに一番で出艇しました。

海上は130~180度のシフティーな風が吹いていましたが、シフトする瞬間には、必ず天気、風速、気温等に変化が起きるので、そのパターンをいかに把握できるかがキーポイントです。
1レース目は200度から30m/1分の潮が流れていました。午後にかけて少しずつ弱まってきましたが、マーク付近では影響が出てきます。
本日は2レースを消化しました。少しずつ順位は上昇しており、課題としていたスタートも成功しています。

男子の大久保がいいレースをしました。
スタートで飛び出し1マークを1位で回航し、ダウンウインドもキープしました。2上マークへのコースでシフトを掴めず3位に落ちましたが、フィニッシュまではその順位をキープし、3位でフィニッシュです。

明日は、予選最終日です。
選手は一つでも上のフリートでセーリングできるように、最善を尽くしてもらいたいです。


選手のコメント

前田:
『一番に出艇したことで気持ちに余裕ができ、レース前の準備ができてよかった。明日もこの流れを続けたいです』

元尾:
『風のシフトを掴むのが難しかったです。しかしスタートは良くなってきました。明日はレース海面の風の傾向を確認してレースに臨みたいです』

Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD-20-25=100位
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD-46-3=146
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40-30-11=123位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD-20-37=173位

レーザー4.7 女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16-9-23=21位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS-17-11=42位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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▲3位でフィニッシュの大久保!

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▲大混雑を避けて一番出艇する日本チーム

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▲上位で回航する前田

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会2日目



本日は、朝から肌寒い1日でした。
コーチミーテイングで「風が強くなり、ストームが来る予報のため通過するまでAPで待機する」と発表されたとおり、西の空から雲が発達し、強い雨が降る状況でした。
13時までウェイティングとなりましたが、最終的に、この日のレースはすべて中止になりました。日本選手はランニングと入念なストレッチを行い、明日に備えました。

明日は軽風予報です。
軽風がターゲットウインドの選手もいるので、実力を存分に発揮してもらいたいと思います。

Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD=143位
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD=203位
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40=133位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD=222位

レーザー4.7 女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16=18位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS=83位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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▲天候が悪くなり、予報通り西風が吹き、レースは中止になりました

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


大会1日目



本日は朝から良い風が吹き、ニーウポールトに来て初の陸風でした。しかし、その良い風も出艇の頃には弱くなり、満潮時刻が迫るにつれて潮も弱くなるといった状況でした。

しかし、13時から18ノットの風が280度から入って来ました。波はジャンクですが、パワーがあります。その状況下で潮が再び流れ出しました。60~70度方向からの強い潮流です。

スタートラインに対して、右下から急激な潮の流れがあるため、全フリートでゼネリコが何回も続き、BFDも多く出ました。日本チームも男子の桐井、大久保、元尾がBFDとなりました。

女子の三浦、須田は、第1レースの2マークまで上位をキープしていましたが、フィニッシュでは順位が下がってしまいました。ダウンウインドで抜かれてしまうのですが、アップウインドは戦えるようです。

明日は、強風の予報です。ノーケース、ノートラブルの大切さを理解し、巻き返しを図りたいと思います。


選手のコメント
大久保:
『海外選手と走って自分の良いところが発見できました。それを活かしつつ、大会を通していい方向に改善していきます。明日はノーケース、ノートラブルでセーリングします』

三浦:
『オーストリアでのレースの反省を踏まえて、1レース目からスタートをしっかり成功させようと思っていました。100%のトップスピードでスタートをできたことで、いい流れで大会に入っていけました。明日も今日のようなスタートでいい流れを作っていきたいです』

Report & Photo by 飛内航太

●成 績
レーザー4.7 男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 16-BFD=143位
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
 38-BFD=203位
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
 33-40=133位
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
 46-BFD=222位

レーザー4.7 女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 9-16=18位
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
 23-DNS=83位


●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com

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▲フィニッシュ後の三浦

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▲第1レース3位で2マークを回航する須田

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

4.7YWC


2017 Laser 4.7 Youth Word Championship
17-24 Jul 2017



レーザー4.7 ユース世界選手権


●開催期間:2017年7月17日~24日
●開催会場:ベルギー・ニーウポールト Nieupolt, Belgium
●大会スケジュール:
7月17-18日  計測、プラクティスレース、開会式
7月19日   レース1日目(予選シリーズ)
7月20日   レース2日目(予選シリーズ)
7月21日   レース3日目(予選シリーズ)
7月22日   レース4日目(予選シリーズ)
7月23日   レース5日目(決勝シリーズ)
7月24日   レース6日目(決勝シリーズ)

●出場選手:
男 子
桐井 航汰(明星学園高等学校)
○大久保 優輝(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)
○前田 海陽(広島県立広島高等学校)
○元尾 帆斗(時津町立時津中学校)
女 子
○三浦 凪砂 (静岡県立湖西高等学校)
○須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)

●帯同コーチ:蛭田 香名子・飛内 航太

●大会サイト:http://kycnlaserworlds2017.com


今年の『2017 Laser 4.7 Youth word championships』は、ベルギーのニーウポールトで開催されます。
エントリーは女子が40カ国115艇、男子は43カ国235艇です。日本からは予選を勝ち抜いた男子4選手、女子2選手が出場します。
7月17日、18日に計測と受付を終え7月19日からレースに備えます。

本日はプラクティスレースでした。
40度前後の風向で風速12~16ノットの良いコンディションでしたが、事前に得た情報通り、潮の流れが非常に強く状況です。
本日は、風向とほぼ同じ角度から、6艇身/1分 でした。
時間によって流れが変化してくるので、その流れを読むことがキーポイントになると思います。

女子115艇、男子235艇のビックフリートの中で、日本で練習してきたことを1レース目から存分に発揮してほしいと思います。

Report & Photo by
飛内航太

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▲左から須田、大久保、元尾、桐井、前田、三浦の各選手(開会式)

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▲スピードチェックをする須田

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▲ハイクアウトがフィットしてきたという元尾

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)