Day6
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会6日目
(最終日)
●
鈴木義弘、6位入賞!
最終日の風は10~14ノット。世界一を決めるには申し分のないコンデションでレースが行われました。
鈴木はプレッシャーで硬くなったのかスタートで出遅れ、上マークでマークタッチをしてしまいました。今日は21-31と今までにないスコアでレースを終えました。レース終了後5位と成績表には出ていたのですが、ケースで失格になった艇がいたため鈴木の総合順位が一つ下がり結局、総合6位となりました。
昨日まで2位と、世界一を目の前にして崩してしまったのには悔いが残りますが、ここまでよく頑張りました。とくに鈴木のダウンウインドは世界一と呼ぶのにふさわしいものでした。今回このオランダで流した涙を忘れずに日本に戻って練習に励み、12月に中国で行われるワールドセーリング・ユースワールド選手権では世界一になってほしいと思います。
今回の6位という成績は男子日本人のラジアルユース世界選手権では初めての入賞で、快挙といえます。この快挙は、境港での事前合宿、食事の準備、艇の受け渡し、車の運転、ミーティングなどで動いてくれた佐藤麻衣子コーチ、冨部柚三子コーチのサポートなくして成し遂げられたものではありません。ありがとうございました。
また、大会期間中、日本からたくさんの応援をありがとうございました。
選手の中には帰国する者もいますが、このまま残って明日から始まるラジアル男子ワールド、ラジアル女子ワールドに参加する選手もいます。今回のレースをしっかり反省して明日からのレースに臨み、今年成し遂げられなかった世界一を来年は手にしてほしいと思います。
●大会サイト:https://sailing.laserinternational.org/public/site/event-site/71
●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
●ゴールドフリート
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合6位 13-(24)-1-2-15-3-10-5-1-21-(31)
●ブロンズフリート
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合16位 34-(UFD)-13-8-34-(66)-36-35-45-5-33
●エメラルドフリート
○水田 隆文(清風高等学校)
総合4位 44-27-60-44-(67)-49-(UFD)-10-5-3-4
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合26位 21-(62)-34-56-62-57-40-54-(BFD)-18-15
女 子【110艇/32カ国参加】
●ゴールドフリート
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合46位 31-15-29-(42)-8-33-16-32-(50)-37-45
●シルバーフリート
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合16位 (48)-30-(40)-27-14-36-38-13-21-25-8
▲レース前にスピードチェックをする西尾と鈴木(左)。鈴木は2位の青いビブを着ています
▲6日間頑張った日本チームの6人とジュリーの大谷たかをさん(右端)
▲鈴木を真ん中にコーチの冨部 (左)と佐藤(右)。派遣前の合宿から遠征の段取りまで選手をサポート
▲今大会のウィナーたち
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day5
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会5日目
●
決勝は雨が降ったり、止んだりの中で始まりました。
出艇した時は10ノット程度だった風が徐々に上がり、最後には14ノットくらいまでになりました。
男子ゴールドフリートの鈴木は第1レースはスタートで出遅れたものの、徐々に順位を上げて5位でフィニッシュ。つづく第2レースは上マークをトップで回航。2回目のクローズでアルゼンチンの選手に抜かれるものの、得意のダウンウインドで抜き返してトップ!でフィニッシュしました。精鋭ぞろいのゴールドフリートで5-1とベストスコアで総合2位まで上がってきました。
鈴木コメント
「ダウンウインドがすごく調子がいいんです。今日は風が強く、コースが長くて疲れました」
泣いても笑っても明日が最終日。悔いのないようにやることをしっかりこなしてレースをしてほしいと思います。明日は日本チームにとってよい風が吹きますように……。
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●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
●ゴールドフリート
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合2位 13-(24)-1-2-15-3-10-5-1
●ブロンズフリート
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合26位 34-(UFD)-13-8-34-66-36-35-45
○水田 隆文(清風高等学校)
総合6位 44-27-60-44-67-49-(UFD)-10-5
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合42位 21-(62)-34-56-62-57-40-54-(BFD)
女 子【110艇/32カ国参加】
●ゴールドフリート
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合46位 31-15-29-42-8-33-16-32-(51)
●シルバーフリート
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合79位 (48)-30-40-27-14-36-38-13-21
▲スタートでつまずいてもダウンウインドで順位を上げる鈴木
▲トップでゲートマークを回る鈴木
▲今日は歯車がかみ合わなかった西尾
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day4
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会4日目
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朝は風がなかったメデンブリックですが、出艇時間の10時頃には南寄りの風がそよそよと入ってきました。昨日レースができなかったため今日は3レースを予定しており、400艇近いレーザーが出艇していきました。
1レース目は6~8ノット。2、3レース目は風が少し上がり12ノットくらいになりました。日本チームは男子の鈴木が15-3-10と上位を走り順位を10位まで上げてシングルまであと一歩のところまで迫ってきました。メデンブリック特有の波にダウンウインドのリズムが合っているようで、自信を持ってダウンウインドを走っていました。
他の男子選手は大きく崩れて、明日からの決勝はブロンズ、エメラルドフリートとなりました。
女子は小屋が8-33-16としてゴールドフリートに残りました。
男子、女子選手ともに予選では良い順位を走る時もありましたが、決勝に残ることができる安定したスコアを残すことはできませんでした。決勝はいい風が吹く天気予報です。一つでも順位を上げられるよう頑張ってハイクアウトしてほしいと思います。
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●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合10位 13-(24)-1-2-15-3-10
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合147位 34-(UFD)-13-8-34-66-36
○水田 隆文(清風高等学校)
総合236位 44-27-60-44-67-49-(UFD)
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合217位 21-(62)-34-56-62-57-40
女 子【110艇/32カ国参加】
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合46位 31-15-29-(42)-8-33-16
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合79位 (48)-30-40-27-14-36-38
▲8位を取って嬉しそうな小屋
▲女子2選手とも上位でゲートマークを回航
▲1グループ70艇近いフリートで大混戦のスタートです
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day3
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会3日目
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朝、6~8ノットの風はあったものの安定せず、その後、次第に落ちて、最後にはなくなりました。選手たちは陸上待機するもののAP+A旗が揚がり、本日のレースは行われませんでした。
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●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合16位 13-(24)-1-2
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合55位 34-(UFD)-13-8
○水田 隆文(清風高等学校)
総合115位 44-27-(60)-44
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合111位 21-(62)-34-56
女 子【110艇/32カ国参加】
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合73位 31-15-29-42
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合97位 48-30-40-27
▲鏡のような湖面
▲風待ちの間、コーチボートにつけて休む選手たち
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day2
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会2日目
●
今日も天気のいいオランダでした。風は10ノットほどで、時間が経つにつれて徐々に落ちていきました。
日本チーム、頑張りました。
鈴木が1-2、西尾が13-8と前を走りました。鈴木は1-1を取れそうでしたが、最後の詰めが甘く1-2、西尾は2レース目に42条ぺナルティーを取られてしまい4位から8位まで順位を下げてしまいました。
このような小さなミスが後々に響いてきます。「前を走っているから」と思わずにしっかりとレースをこなしてほしいと思います。
明日からは雨のメデンブリックに戻りそうです。雨とともにいい風が来るようなので、中盤から終盤にかけては強めの風でレースができそうです。
●大会サイト:https://sailing.laserinternational.org/public/site/event-site/71
●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合16位 13-(24)-1-2
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合55位 34-(UFD)-13-8
○水田 隆文(清風高等学校)
総合115位 44-27-(60)-44
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合111位 21-(62)-34-56
女 子【110艇/32カ国参加】
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合73位 31-15-29-42
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合97位 48-30-40-27
▲1-2と走った鈴木。「1-1となるはずだったんですが、最後のタッキングマッチで抜かれてしまいました」
▲良いスタートを切る赤松、小屋
▲400艇近いレーザーでボートパークは大混雑です
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day1
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
大会1日目
●
朝は肌寒くいい風が吹いていたメデンブリックは、選手が出艇する頃には風が落ち、5~6ノットで我慢のレースとなりました。
男子は廣瀬が上マークをシングルで回航しきましたが、フィニッシュまで守ることができませんでした。2レース目は西尾がリコールとなり日本チームは厳しい出だしとなりました。
女子の小屋は2レース目の上マークを3位で回航しました。こちらも順位をキープできず、フィニッシュは15位まで順位を下げました。
本大会、男子は273艇を4つのグループ、女子を2つのグループに分け、合計6グループを2海面を使ってレースをこなしています。
メデンブリックの沖はレーザーで埋め尽くされるほどです。これだけ数の多い艇団となると、スタートで出遅れてしまったり少し乱れた風を受けたりするとなかなか挽回のチャンスがありません。この集団の中での我慢のセーリングが、初日の日本チームは足りなかったのかもしれません。
明日はもう少し風が吹く天気予報です。明日の日本選手の頑張りに期待します。
●大会サイト:https://sailing.laserinternational.org/public/site/event-site/71
●大会成績:
男 子【280艇/44カ国参加】
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
総合58位 13-24
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合223位 34-UFD
○水田 隆文(清風高等学校)
総合142位 44-27
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
総合172位 21-62
女 子【110艇/32カ国参加】
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
総合42位 31-15
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
総合80位 48-30
▲3位で上マークを回航した小屋
▲シングルでゲートを回った廣瀬
▲今日はオランダらしくない晴れ模様でした
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
LR YWC2017
2017 Laser Radial Youth World Championships
11-18 Aug 2017
レーザーラジアルユース世界選手権
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●開催期間:2017年8月11日~18日
●開催会場:オランダ・メデンブリック Medemblik, Netherland
●大会スケジュール:
8月11日〜12日 受付・計測・開会式
12日 プラクティスレース
8月13日〜18日 レース
●出場選手:
男 子【280艇/44カ国参加】
○鈴木 義弘(山口県立 光高等学校)
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
○水田 隆文(清風高等学校)
○廣瀨 翔大(逗子開成高等学校)
女 子【110艇/32カ国参加】
○小屋 英美里(上智大学短期大学部)
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
●帯同コーチ:佐藤 麻衣子・冨部 柚三子
●大会サイト:https://sailing.laserinternational.org/public/site/event-site/71
8月11日から2017 Laser Radial Youth World Championshipsがオランダのメデンブリックで開催されます。
このメデンブリックは毎年5月にデルタロイドレガッタが開催される場所でとして知られています(今年5月に土居愛実選手が優勝した大会)。その後、ラジアル男子ワールド、ラジアル女子ワールドと3つの大会が開催されます。
8月中、小さなメデンブリックの町はレーザーセーラーで溢れかえります。暑い日本を抜け出して少し肌寒いオランダにやってきたのは男子4人、名女子2人の選手とコーチの佐藤、冨部の計8人です。日本人選手は無事に11日の計測、12日のプラクティスレースを済ませました。14日からのレース開始を待つばかりです。
この大会を目指して選手はトレーニングを重ねてきました。自分の力が最大限に発揮できるように頑張ってほしいと思います。期間中、日本からの応援をよろしくお願いします。
▲日本選手たち。後列左より水田、鈴木、廣瀬、西尾、前列左より赤松、小屋、冨部(帯同コーチ)
▲人で埋め尽くされたレガッタセンター
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)