Day5・6
49er & 49erFX World Championship
28 Aug - 02 Sep 2017
49er & 49erFX 世界選手権
大会5日目
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昨日に引き続きポルトは吹きました。
徐々に風は上がり、ウネリも大きく、最終的には30ノット近くまで吹き上がり49erはブロンズフリートの2レースのみ、49er FXはゴールドとシルバーフリートの2レースが行われました。
49erの古谷・八山は波のある中でのボートハンドリングに苦労し、フィニッシュするのが精一杯でした。さらに第8レースでバウ沈をした際にサイドステイで腰を強打し、その後のレースをリタイアする結果となりました。
49er FXでは波多江・板倉がシルバーフリートで7-3と走り26位に上がり、原田・永松が32位に浮上しましたが、山崎・髙野は沈などもあり36位に後退しました。
大会6日目
●
最終日は49erの古谷・八山は昨日の怪我により欠場しました。
49er FXはシルバーフリートの2レースが行われました。午前中の南寄りの風が止まり北風の中風になって始まった最終日のレースでは、波多江・板倉が手堅く7-4とまとめましたが順位は上がらず26位。山崎・髙野は順位を上げましたが32位。原田・永松は成績を伸ばすことができず36位に終わりました。
49erの優勝はイギリスのDylan・Stuart組、49er FXの優勝はデンマークのJena・Katja組でした。
大会を通して、日本選手のボートハンドリング技術がまだまだ世界に通用しないことをまざまざと感じました。とくに波が出てきたコンディションでは走り切るだけで精一杯になってしまい、レースができていません。一方ゴールドフリートに残る上位の選手はちょっとしたミスも許さないシビアなレースを展開しています。とくに49erについては、スピードはそれなりに戦えるようになってきていますがそのスピードを生かせるボートハンドリング技術が圧倒的に足りません。49er FXチームはコンディションによっては上位を狙えるようになってきているだけに、今後戦えるコンディションの幅を広げることが課題です。いずれも世界のトップとの差は大きく、その差をどう埋めて、そして追い抜くかを改めて考え直さなければなりません。
Report & Photo by 山田 寛
●最終成績:
49erFx
○山崎 アンナ・髙野 芹奈(ノエビア・日本体育大学/ノエビア・関西大学)
32位 2-4-(21)-19-16-21-13-(DNC)-17-9
○波多江 慶・板倉 広佳(株式会社豊田自動織機)
26位 (UFD)-20-16-15-7-13-(7)-3-7-4
○原田 小夜子・永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
36位 8-14-(27)-22-15-23-9-10-(28)-22
49er
○古谷 信玄・八山 慎司(株式会社エス・ピー・ネットワーク)
74位 11-17-27-21-(DNF)-DNF-20-DNF
▲パッキング終了後最後のミーティングをする豊田織機チーム
▲病院で検査を受ける八山選手
●大会サイト:http://49er.org/event/2017-world-championship/?event_id=12471
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day4
49er & 49erFX World Championship
28 Aug - 02 Sep 2017
49er & 49erFX 世界選手権
大会4日目
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大会4日目は、午前中に49erFXが4レース、午後に49erが3レースが行われました。
午前中から風は徐々に上がり、49erのレースが始まるころには20ノット・オーバーの風が入るまでになりました。大きなウネリも加わり、日本選手は苦戦を強いられる日となりました。
女子の49erFXの各チームはいい場面も見られるものの、ちょっとしたミスでスコアを崩してしまい成績を上げられませんでした。少し風が上がるとスキフクラスではちょっとしたことが命取りです。あらゆる場面において正確性がものをいうことを改めて感じさせられる一日でした。
男子の49erは風が吹き上がり、厳しいコンディションでした。
古谷・八山は技術的にこのコンディションを乗りこなせる域に達しておらず、3レース中フィニッシュできたのは1レースのみでした。このようなコンディションでも上位の選手は自由に艇を操っています。世界との差を真摯に受け止めて、今後の取り組み方を変えていく必要があります。
今日で予選が終わりました。
残念ながら日本選手はゴールドフリートに残ることができませんでした。下位グループでもしっかりとレースをして次につなげたいと思います。
Report & Photo by 山田 寛
●成 績:
49erFx
○山崎 アンナ・髙野 芹奈(ノエビア・日本体育大学/ノエビア・関西大学)
26位
○波多江 慶・板倉 広佳(株式会社豊田自動織機)
34位
○原田 小夜子・永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
41位
49er
○古谷 信玄・八山 慎司(株式会社エス・ピー・ネットワーク)
72位
▲49erFXの下マークゲートの様子
●大会サイト:http://49er.org/event/2017-world-championship/?event_id=12471
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day3
49er & 49erFX World Championship
28 Aug - 02 Sep 2017
49er & 49erFX 世界選手権
大会3日目
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長い風待ちでした。
今日も午前中は霧が立ち込めなかなか出艇できませんでしたが、午後になりやっと霧が晴れ、3日目にしてやっとレースができました。
49er が3レース、49er FX が2レースを行いました。
49er FXの山崎・髙野が好調な滑り出しで2-4位とまとめ5位につけています。
波多江・板倉は最初のレースでリコールしてしまい出遅れました。
原田・永松は17位につけています。
49erの古谷・八山はマーク際でのロスが大きくパッとしません。初日60位と厳しい滑り出しになりました。
大会4日目は引き続き予選が行われる予定です。
一気に勝負が決まってしまいますので、より集中力を高めてレースに臨みます。
Report & Photo by 山田寛
●大会サイト:http://49er.org/event/2017-world-championship/?event_id=12471
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day2
49er & 49erFX World Championship
28 Aug - 02 Sep 2017
49er & 49erFX 世界選手権
大会2日目
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今日もポルトには風が吹きません。
昨日と同じようなどんよりとした雲が空を覆い、風が吹くのを妨げています。
選手たちは風が吹いてくるのを待つ他なく、時間を持て余しています。
夕方4時過ぎに49erの後日延期が決まり、5時前にFXの後日延期が決まりました。
予選は明日までの予定でしたが、2日間レースができなかったことにより、スケジュールの変更がありそうです。
Report & Photo by 山田寛
●大会サイト:http://49er.org/event/2017-world-championship/?event_id=12471
▲ポルトは今日も風が吹きません
▲風待ちをする選手たち
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
49er & 49erFX WC
49er & 49erFX World Championship
28 Aug - 02 Sep 2017
49er & 49erFX 世界選手権
大会1日目
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●開催期間:2017年8月28日~29日
●開催会場:ポルトガル・ポルト Portugal, Porto
●大会スケジュール:
8月25~27日 計測
8月28日~8月30日 49er、49erFx 予選レース、9レース
8月31日~9月2日 49er、49erFx 決勝レース 7レース
9月2日 49er、49erFx プチメダルレース、メダルレース 3レース、閉会式
●出場選手:
49er
○古谷 信玄・八山 慎司(株式会社エス・ピー・ネットワーク)
49erFx
○波多江 慶・板倉 広佳(株式会社豊田自動織機)
○山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・髙野 芹奈(ノエビア・関西大学)
〇原田 小夜子・永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
●大会サイト:
http://49er.org/event/2017-world-championship/?event_id=12471
初 日
8月28日からポルトガル・ポルトにて49er及び49erFXの世界選手権が始まりました。本大会には81艇の49er、56艇の49erFXがエントリーしており、日本チームは49erで35位、49erFXではメダルレース出場を目指しています。
さて、11時に予定されていた第1レースですが、事前の予想に反してポルトには風が吹きません。朝から集まった選手たちは一日中風待ちを強いられ、夕方に後日延期の旗が揚がるまで待つことになりました。
明日も微風の予報が出ており、いざレースが始まった時に集中力を発揮できるかが試されそうです。
Report & Photo by 山田寛
▲どんよりした雲に包まれるポルトの港
▲風待ちの豊田織機チーム
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)