Day2
SAILING’S WORLD CUP Series Gamagori
15 - 22 Oct 2017
セーリングワールドカップ
愛知・蒲郡大会
2日目レポート
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雨が上がり、弱い東系の風でのレースとなりました。
11時20分前後に陸上待機になっていた選手たちが、海上へ出始めました。
RS:X級のレース海面は一番ハーバーに近く、最後に海へ出ましたが、女子が1レース、男子は途中で風が大きく変わり、弱まって中止となり一度陸へ戻りました。その後、ずっと陸で待ちましたが、RS:Xのエリアだけ風が入らず、15:40に明日に延期となりました。
1レースだけできた女子は大西が1位、小嶺が2位で入り、小嶺はトータルでトップ、大西は3位にあがりました。
RS:X男子のマテオ選手は、スイスとなっていますが、実はスペイン人です。ユースのワールドチャンピオンでしたから注目を浴び、現役のユース選手たち(イギリスやオランダ)から質問攻めにあっていました。
▲日本女子1、2フィニッシュ‼(左:小嶺、右:大西)photo by JSAF
▲総合2位の証、青色ビブスを着た小嶺の後ろ姿、本日のレースで暫定1位にアップ! photo by JSAF
▲R3でトップフィニッシュを飾ったレーザーの瀬川 photo by JSAF
沖合でのレースになった49erは弱目の風ながら、4レースを行いました。
トップに立ったイギリスのディランとスチューのコンビはリオの前は別チームでしたが、東京目指して新しいコンビを結成し、2017年の世界チャンピオンになっています。
日本の2艇は中軽風ならば互角に走れます。古谷・八山組は4レースのうち2レースは4位と6位、高橋・小泉組は2位と3位をとりました。「今日はトップ目かビリかという走りでした。片振れの中では全部いい方に行ったのに、ちょっと周囲を見忘れたりするとビリに落ち、レベルの高さにやられました」(小泉選手)。他のレースは下位に低迷して安定していませんが、今は1つでもいいレースを増やしていくことが大切です。
レーザーは瀬川がR3でトップフィニッシュを飾りました。クロアチアで合宿し、キプロスのパブロスやクロアチアのトンチ達の後をついて必死に練習してきた成果が出始めています。師匠のパブロスは、「蒲郡は難しいです」と言いつつも、極めて安定したレース運びでトップに出ました。
後を追うイギリス、オーストラリア、ニュージーランドは昨日と変わりません。5位のハンガリーも瀬川と同様にクロアチアでの修行組です。
470男女はR3が7~8ノットでスタートしたものの、1上マークから風が弱まり、何とかR3はフィニッシュしました。男子は磯崎・高柳が2位、女子は吉田・吉岡が1位で入りました。その後は風待ちをしたものの、秋深まる中、「待つ間、寒くて、寒くてたいへんでした」(吉岡選手)というようなコンディション下、R4が中止になって陸に戻ってきた選手たちは震えていました。3レースを終えて磯崎組がトップです。
49erが終わった後に海上へ出たFXはR4で原田・永松組が1位をとりました。R5もスタートしましたが、風が弱まり、ほとんど無風状態まで落ちてしまい、中止となりました。
明日もFXが13時30分スタート予定で、残りのクラスは11時と11時10分の予定です。470男女、RS:X男女は3レース、レーザーとラジアルは2レース、49erとFXは4レース予定です。晴れているのは今日だけかもしれず、明日からまた雨の予報です。
Report by 齋藤 愛子
Photo by Junichi Hirai
●日本選手の総合成績:
RS:X級 男子【参加19艇/9カ国】
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
6位
○池田 健星(明治大学・KAYA)
10位
○尾川 潤(島精機製作所)
17位
○倉持 大也(福井県体育協会)
18位
○福村 拓也(豊田自動織機)
19位
RS:X級 女子【参加13艇/6カ国】
○小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
1位
○大西 富士子(ホマレ電池)
3位
○須長 由季(ミキハウス)
9位
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
11位
○松浦 花咲実(大阪学院高等学校)
13位
○山辺 美希(サガミ)
14位
Laser級 男子【参加50艇/23カ国】
○瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
20位
○南里 研二(三重県体育協会事務局)
39位
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟・エニタイムフィットネス関内)
46位
○北村 勇一朗(関東学院大学)
49位
Laser Radial級 女子【参加35艇/21カ国】
○冨部 柚三子(福井県体育協会)
25位
○多田 桃子(三重トヨタ自動車)
28位
49er級 男子【参加20艇/11カ国】
○古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)
12位
○高橋 稜(オークランド大学)・小泉 維吹(早稲田大学)
13位
49erFX級 女子【参加9艇/5カ国】
○原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
2位
○波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
4位
○山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
9位
470級 男子【参加24艇/12カ国】
○磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
1位
○市野 直毅(所属なし)・長谷川 孝(横浜ゴム)
4位
○今村 亮(一宮開発グループ)・外薗 潤平(JR九州)
6位
○高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
7位
○土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
9位
○神木 聖・疋田 大晟(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
18位
○小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉 (日本経済大学)
19位
○河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)
22位
470級 女子【参加14艇/7カ国】
○吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
4位
○林 優季・西代 周(明海大学 職)
9位
○山本 佑莉(鳥取県セーリング連盟)・斎藤 由莉(早稲田大学)
12位
○宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
13位
●大会サイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php
●成績:
http://www.manage2sail.com/en-US/event/c19b811f-8dd0-4d6f-b846-7d07bd0dead9#!/results?classId=56d80412-a7d4-4412-8b4e-f6e64861e95b
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)