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46thPS



46 Trofeo S.A.R. Princesa Sofia
第46回 プリンセスソフィア杯


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Report & Photo by JSAFオリンピック強化委員会スタッフ



4月4日 レース6日目

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▲2位でフィニッシュした土居組

島からの陸風が残る中で始まったメダルレースは、風が弱く右へ回っていく中で行われました。クラスによっては途中でN旗があがってやり直したレースもありますが、全クラス完了することができ、2015年プリンセスソフィア杯は無事に終了しました。

メダルレースは3エリアに分かれ、Can Pastilla に近いエリア3ではレーザー、ラジアル、RS:X男女、真ん中のエリア2はナクラ、470男女、El Arenal 側のエリア1では49er、FX、Finnが割り当てられました。日本からは470女子と男子がメダルレースに出場しました。

先にスタートした女子の吉田はダウンウインドで風のない場所を走ってしまったこともあり、1下で順位を落とした後は短いコースの中で挽回できずに10位、トータルもあがることができず6位でした。

男子は10艇が3グループに分かれるような展開でした。
1番目のグループはアルゼンチンとイギリスです。1位のアルゼンチンを逆転できる可能性があるのはイギリスだけなので、アルゼンチンはイギリスを徹底的にマークし、9‐10位でフィニッシュ。徹底してラストまで追いやる姿は、優勝を確実にしようとするだけでなく、オリンピック本番をイメージして、最後にメダルをかけて軽風のリオで抑えることを想定しているかのようでした。

2番目のグループでは3位争いの3艇が競い、同点のスペインと松永、1点差のスウェーデンのモラウド組が表彰台を目指しました。6位以下とは点差があったので、この3艇に絞られた争いでしたが、スペインと松永がOCSというあっけない幕切れで、モラウドが3位になりました。アテネ五輪の最終レースで関・轟組に負けて銅メダルを逃したモラウドですが、今回は復活しての3位となりました。吹いても、吹かなくても、ストラテジーを駆使した戦いぶりは見事でした。

3番目のグループは6位より上にはあがれないものの、自由にレースするグループで、土居・今村は2位をとり、6位をキープしました。結果、松永5位、土居6位となりました。

プリンセスソフィア杯は本日で終了です。
RS:X男子の代表選考が終了し、富澤が選ばれました。また、470女子は吉田・吉岡が6位入賞で、選考をリードしています。470男子は松永・吉田と土居・今村が一歩も譲らない戦いを繰り広げています。2回目の選考は6月末にデンマークのオーフスで開催される470欧州選手権になりますが、その時はメダル圏内で争う2艇を期待します。

長い大会期間、たくさんの応援をいただき、ありがとうございました。ナショナルチームの選手達は引き続きワールドカップ・イエール大会に臨みます。


●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race

レース関連の書類http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race-toa

大会成績http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race-resultsall

●日本選手の成績
470男子〔リオ五輪代表選考の1回目指定大会/本日1レース/79艇/27か国〕
○松永鉄也・吉田雄吾(スリーボンド)
 5位 7-5-4-3-(23)-5-6-21-7-10-M OCS
○土居一斗・今村公彦(チームアビーム)
 6位 14-6-(15)-12-4-(29)-17-2-1-20-M2
○飯束潮吹・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
 37位 25-30-10-8-29-25-34-28-(40)-31
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴムMBジャパン)
 55位 16-2-(39)-33-37-33-18-14-4-SPI

470女子〔リオ五輪代表選考の1回目指定大会/本日1レース/62艇/25か国〕
○吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
 6位 3-4-8-1-3-9-3-3-12-(18)-M10
○山口祥世・畑山絵里(ノエビア)
 21位 6-6-20-9-(29)-11-24-25-24-20

RS:X級男子〔リオ五輪代表選考の2回目指定大会/82艇/32か国〕
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 14位 5-3-5-2-15-(37)-19-36-17-24
○板庇雄馬(立命館大学)
 56位 (DNC)-26-18-20-6-7-27-11-22-24

49er級〔74艇/25か国〕
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 20位 15-8-1-19-(21)-11-18-17-21-20-12-1

Laser級〔164艇/49か国〕
○安田真之助(宮津高等学校・教員)
 82位 33--8-29-47-34-19-(BFD)-15-17-13
○瀬川和正 (鳥取県セーリング連盟)
 145位 47-48-(55)-54-30-38-30-28-17-14

Laser Radial級〔117艇/42か国〕
○土居愛実(慶応義塾大学)
 23位 22-19-21-11-13-20-(29)-18-DN-10
○冨部 柚三子(レーザー江の島フリート)
 74位 (48)-42-10-30-17-20-22-19-26-26

RS:X級 女子〔69艇/27か国〕
○須長 由季(ミキハウス)
 27位 8-13-14-13-29-25-(31)-24-26-25
○小嶺 恵美(ジェイ・ウィル・パートナーズ)
 47位 16-(24)-24-20-11-13-14-14-2-4

Nacra 17〔56艇/31か国〕
○後藤 浩紀・田畑 和歌子(SAILFAST・チームアビーム)
 46位 (DNC)-DNC-22-15-13-14-9-10-19-13-UFD-23-23

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▲OCSが掲示されたJPN12の松永

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▲中盤にいながら風のない場所につかまった吉田組

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)