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Day6



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会6日目(最終日)

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▲今日も一つシングルフィニッシュをした樋口


最終日のU21世界選手権は10時スタート予定で3レースが行われました。
風は3~6mで多少の強弱はあるものの、比較的安定したコンディションの中で行われました。

今日は樋口が5位でシングルフィニッシュをしました。樋口は良い順位を走っている時は上位陣とそれほど変わらないセーリングをするものの、中盤を走るとその走りができません。今後、練習を積み、そのセーリングを自分のものにすること必要です。

今回のU21世界選手権は155艇の参加を得て、2グループでのレースとなりました。77艇と78艇のフリートの混雑は凄まじく、レーザーフリートを見慣れている私が見ても驚く状況でした。
この集団を避ける技術(?)やスピード(?) が今回の日本人選手には足りませんでした。今後、さらにレース経験を積んでほしいと思います。

しかし、今回のレースでは良いシーンも多く見られました。
2つのトップフィニッシュはもちろん、北村はほとんどのレースできちんとラインを把握してスタートしました。練習の成果は表れたと思います。

各選手、このオランダでのレースでいろいろと考えることがあったと思います。その思いの中から反省をし、課題を見つけ「今回得たほんの少しの自信」をもって練習に励み、次の大きな目標に向かって進んでほしいと思います。


●成績:
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
ゴールドフリート
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合43位 31-15-25-34-28-7-(51)-40-26-51-40
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合55位 42-36-34-41-40-1-47-(51)-BFD-5-68
シルバーフリート
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合27位 74-48-51-61-(75)-1-19-26-59-43-15

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲良いスタートをした藤本。閉会式に参加せず、すぐに留学先のパースに戻りました。

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▲今一つの壁が超えられなかった北村

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day5



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会5日目

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▲一番に海面に着き、走り合わせをするものの……


今日もメデンブリックは20度を超える暖かい1日となりました。

朝一番で出艇したもののレースエリアに着く前にAP&H旗が掲揚され、ハーバーバックとなりました。その後、長い陸上待機を経て、そよそよと東風が吹き始めました。
14時にAP旗が降下され出艇となり、スタートが切られましたが、ゴールドフリートが上マークに到達するころには風はなくなり、ノーレースとなりました。
再び、海上待機となりましたが、AP&A旗でレースは明日(最終日)に延期となりました。

明日はオランダでの最後のレースです。一つでも課題を克服できるようレースに臨んでほしいと思います。


●成績:(本日レースなし)
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
ゴールドフリート
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合37位 31-15-25-34-28-7-(51)-40
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合63位 42-36-34-41-40-1-47-(51)
シルバーフリート
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合20位 74-48-51-61-(75)-1-19-26

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲出艇を待つレーザーの大集団

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day4


2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会4日目

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▲今日は大混戦に巻き込まれた樋口


今日のメデンブリックは20度を超える暖かい1日となりました。風は弱めで3~5mの南東、今までの雰囲気とは一味違いシーブリーズのような安定した風でした。

昨日のトップフィニッシュの勢いをそのまま続けたい日本チームでしたが、ゴールド、シルバーともに大混戦のマーク回航から抜け出すことができません。とくにゲートマークの混戦は凄まじいもので、見ているこちらも胃が痛くなる思いでした。
風が弱めになり78艇の大フリートでは仕方のないことかもしれませんが、今後の課題として取り組んでいかなければなりません。
先を読む力、ルール、ポジショニングでしょうか? もしくはもう少しだけボートスピードがあればよいのでしょうか? 明日も同じような予報なので、混戦の対応の仕方について確認し、明日に臨みます。

以下、選手の感想です。
樋口:「5マークで大混戦に巻き込まれました。誰と誰がプロテストの状況になるかも分からないような状況でした。凄まじかったです」
北村:「昨日までと風の雰囲気が違いました」

トップ争いは、スペインのJoel Rodriquezが2位にダブルスコア以上の点差をつけリードしています。彼は昨年までラジアルで活躍していた選手で、小柄ながらパワフルなハイクアウトと冷静な判断でレースを進めています。

明日は今日までで明らかになった課題を克服すべく取り組みたいと思います。


●成績:
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
ゴールドフリート
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合37位 31-15-25-34-28-7-(51)-40
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合63位 42-36-34-41-40-1-47-(51)
シルバーフリート
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合20位 74-48-51-61-(75)-1-19-26

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲ダウンウインドを走る藤本

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▲夕食の匂いにつられてやって来たカモにパンをあげる樋口(左)と藤本

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会3日目 日本チームがトップフィニッシュ!

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▲大艇団を引き連れてトップで藤本が走ります。


昨日までの雨も上がりオランダは少し暖かくなりました。レースエリアには4~5mの風が吹いています。

1レース目は北村、樋口とも20番台で上マークを通過しますが、徐々に順位を下げてしまいました。北村は2回目のクローズホールド、樋口はダウンウインドと課題が残ります。1レース終了後、曇っていた空に晴れ間が見られ暖かくなり始めました。

今朝のミーティングで「今日は南の風が右に回って風が落ちる」と話したのを覚えていたかどうかわかりませんが、2レース目は落ちていく風の中3名とも右海面を攻略。先にスタートしたイエローグループでは藤本がトップで上マークを回ります。続いて6番目に北村が回航しました。

普通だったらここでガッツポーズをして終わるところですが、続いてスタートしたブルーグループでも樋口がトップで回航します。ここまでで充分に夢見心地でしたが、さらにトップの2人はそのままの順位でフィニッシュ。北村は1つ順位を下げて7位でフィニッシュ。最終レースは両グループとも我々日本チームがトップフィニッシュで飾りました!

藤本「右に行くことしか考えていませんでした」
樋口「途中、ダウンウインドで42条ぺナルティを吹かれ、スペイン(2014ISAF YOUTH WORLD優勝選手)に抜かれましたが、抜き返しました」

今日で予選は終了し北村、樋口はゴールドフリート、残念ながら藤本はシルバーフリートとなりました。明日からは決勝となり厳しいレースが続きます。このシビアなレースで1つでも多くを学んでほしいと思います。


●成績:
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合39位 (31)-15-25-34-28-7
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合61位 (42)-36-34-41-40-1
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合113位 74-48-51-61-(75)-1

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲続いてブルーグループでも樋口がリードをキープ

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▲藤本フィニッシュ後のガッツポーズ!

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▲樋口も喜びの笑顔。1レースで2つのガッツポーズ! 幸せ!!

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会2日目

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▲良いスタートをした樋口


今日もオランダらしい灰色の空の下、6~8mの良い風の中2レースが行われました。

レース前に下記の2点を話しました。
●右からも左からもガストは入る
●コースは長いため、今の風ではなく次の風を考えて行動する

1レース目、樋口はこのミーティングで話したとおり他艇団が本部船寄りに集まる中、ピンエンドで素晴らしいスタート。予想どおり左から風が入り、タックして皆の前を切っていきました。
その後、ダウンウインドで艇団に飲まれ大きく順位を落としてしまいましたが、コース取りは非常にいい判断でした。北村は大会前に変えたダウンウインドのターンがこの海面にマッチしているようで、順位をどんどん上げていきます。しかし、クローズのコース取りで迷いが見られ、順位を戻してしまうレース展開です。
藤本はスタートで出遅れる場面が見られます。

各選手、2日間ともに良い風、長いコースのレースでしたが、疲れは見えていません。明日からは少し風が弱まりますが、引き続き曇り空の予報です。日本人選手の頑張りに期待します。


●成績:
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合53位 31-15-25-34
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合83位 42-36-24-41
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合121位 74-48-51-61

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲1列に並ぶ上マークアプローチ

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▲もう1段上のレベルでレースがしたい北村

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▲今日は運営、コーチ陣の願いが通じました。男子フリートはゼネリコ0回です!

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day2



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

大会1日目

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▲2レース目で15位を取った北村


メデンブリックはオランダらしい雨で、寒い1日でした。8月というのに毛糸の帽子をかぶっている人もいます。メデンブリックらしい6~8mの良い風の中、2レースが行われました。

男子の参加艇は157艇。その参加艇を2グループに分けてレースを行います。1グループが77艇のビッグフリートは久々に見ますが、やはりゼネリコを繰り返し2度3度は当たり前のようにスタートを繰り返します。振り続ける雨、吹き続ける風、繰り返されるゼネリコ。
選手よりも運営、コーチ陣の方がまいってしまうようなコンデションで、何とか2レースが行われました。

北村が31-15と走り、総合37位で日本チームの最高位となっています。
この風の中、ダウンウインドもトップ集団のテクニックとあまり変わらないのですが、コースの取り方で迷いが見られ、この順位に甘んじているといった印象です。

樋口、藤本はレーザースタンダードクラスの海外レース初参戦です。2人ともレベルの高さを痛感していますが、1レースごとに何かを掴んで成長してほしいと思います。

明日も天気予報は雨、気温は17度。風も良い風で、ゼネリコが繰り返されるでしょう。
選手はもちろんですが、サポートも過酷な1日になりそうです。


●成績:
レーザースタンダード 男子〔参加157艇〕
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 総合37位 31-15
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
 総合69位 42-36
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)
 総合128位 74-48

大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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▲バンガローで共同生活をする選手たち。多くの合宿、遠征を繰り返しているだけあって何でも自分たちでテキパキこなします。

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▲レーザー、レーザー、レーザーだらけの海面です

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


LaserU-21



2015 Laser Standard Men Under-21 World Championship

2015 レーザー U-21世界選手権


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Report & Photo by 飯島 洋一

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▲いつものように曇り空、雨のメデンブリックで強風の中練習しました


●開催地:オランダ・メデンブリック Netherlands Medenburikku

●日本チーム参加選手:
レーザースタンダード男子
○北村 勇一朗(関東学院大学)
○樋口 碧(レーザー江の島フリート)
○藤本 拳(University of Western Australia Center for English Language Teaching)

●帯同コーチ:飯島 洋一
大会Webサイトhttp://www.laserworlds2015.com/

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2015年レーザーU21世界選手権は、オランダのメデンブリックで開催されます。

メデンブリックは毎年5月にデルタロイドレガッタが開催されている場所です。
また、今年のメデンブリックの夏はレーザー4.7世界選手権が開催され、その後このレーザースタンダードU21 世界選手権、ラジアル女子U21 世界選手権が開催されます。オランダの小さな町はこの夏レーザーで埋め尽くされました。

日本からは、北村勇一朗、樋口碧、藤本拳(オーストラリアに留学中)の3名が参加します。

8月ということで少しは暖かだろうと期待してオランダに来ましたが、曇り空で雨模様の空の下、カッパと長靴、毛糸の帽子が必要ないつものメデンブリックでした。

昨日、今日と受付け、計測が行われ、明日からレースが始まります。選手たちには今年1年、練習してきた成果をこのレースで見せてほしいと思います。


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▲練習後、そのまま計測を行う選手。寒かった…

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)