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Day6



ISAF Sailing World Cup Miami

ISAFセーリングワールドカップ マイアミ大会


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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


RS:X男子メダルレース
富澤、総合7位


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▲スタート1分前のメダルレース


RS:X級男子の富澤が8位で総合メダルレースに残りました。
6位までとの差は13ポイント差なので、メダルレースの結果次第では6位まで上がることができる大事なレースです。

今日は日本チームのコーチボートにブルース・ケンドールが乗って応援してくれました。彼はソウルオリンピック金メダリストで2年前に日本に指導に来てくれています。現在は香港のコーチをしており、他の香港コーチと選手2名も一緒に応援してくれました。

風は予報通りの軽風のパンピング・コンディションです。風向は60~80度、風速は6~8ノットの中、定刻通りにレースがスタートしました。

富澤は好スタートを決め、イギリスの選手と共に左海面へ向かいます。他の選手はスタートがうまくいかなかったこともあり右海面へ。最初は右海面の方に風が入り先行していたのですが、上マークに近づくにつれ左海面に風が入り始め、この風に合わせ富澤がタックしてさらに奥に入りました。富澤、イギリス選手に次いで1上を2位で回航。富澤一人がプレーニングで先行しますが、風が続かず下マークは5位で回航。多くの選手が右海面を使用する中1位で回航したイギリス選手と富澤は再度左へ展開し、左から入ってくる風をうまく使い3位で2上を回航。
一方、総合6位の選手がこの10位で回航し総合7位の選手は富澤の2つ後ろを走っているので、富澤がこのままの順位でフィニシュすれば6位まで順位を上げることのできる大事なレグでした。富澤はパンピングを止めずに順位をキープしながらさらに順位を上げようとしますが、4位の選手が途中で何回か止まりそうになったもののプレーニングを維持し富澤を抜き3位でフィニッシュ。結果、富澤は4位でフィニッシュし、総合で1つ順位を上げ7位で今大会を終えました。

総合成績は1位Dorian Van Rijsselberge(オランダ、ロンドン五輪金メダリスト)、2位Nick Dempsey(イギリス、ロンドン五輪銀メダリスト)、3位Aichen Wang(中国、リオデジャネイロ・テストイベント優勝)です。

強豪選手が多く参加した今大会で、軽風域のパンピング・コンディションでは確実にシングルを取れるようになってきた富澤です。プレーニング・コンディションではまだまだ課題が多いもののボードスピード、アングルなどが良くなっているので、リオデジャネイロ五輪に向け今回の課題を克服しメダル獲得にむけ頑張っていきたいと思います。これからも、応援をよろしくお願いいたします。


大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●成 績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 7位 4-6-4-(26)-8-20-20-15-10-18-M4
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 25位 (26)-14-25-17-24-27-(28)-22-24-22
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 23位 9-4-(32・OCS)-4-19-8-5-10-15-16-20-29-31-15
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 24位 21-16-24-(33)-17-10-33-(35・DNC)-1-25-35・OCS
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 30位 14-(34)-23-21-32-29-25-31-24-17-31-31-24
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 42位 1-(37)-16-14-33-21-41-44-38 ゴールドフリート
○瀬川和正(米子産業体育館)
 59位 22-27-25-17-11-38-20-(50・BFD) シルバーフリート

大会リザルトhttp://www.sailing.org/worldcup/results/index.php

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▲メダルレースの順位が本部船に掲げられました

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▲フィニッシュ直前の富澤

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▲4位でフィニッシュし、トーイングで帰港する富澤

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▲コーチボートに乗り込んでみんなで応援です

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▲出艇申告はこんな具合です

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▲メダルレースの計測の様子

Photo by 石川裕也(トヨタ自動車東日本/49erコーチ)・鈴木恵詞(豊田自動織機/FXコーチ)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day5



ISAF Sailing World Cup Miami

ISAFセーリングワールドカップ マイアミ大会


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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


大会最終日


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▲レース海面へ向かう伊勢田


今日でレースは最終日です。明日のメダルレースを残すだけとなりました。

朝からいい風が入っています。 風向310~320と振れ幅はそんなに大きくないのですが、風は6~13ノットで、とてもガスティ。右海面はプレーニング、左海面はパンピングといった具合で、一つの風を乗り過ごすと次にいつ来るかわからないとても難しい海面でした。
富澤は第1レースの1上を30番代で回航。左海面に行った選手たちはプレーニングだったのですが、富沢はパンピングで右海面へ。その後左海面は風がなくなり、右海面に風が入りパンピングとプレーニングをうまく使い分け15位まで順位を上げてフィニッシュした。第2レースも後半に巻き返して10位。第3レースは2上で順位を落としてしまい18位でフィニッシュしました。

多くの選手が安定しない成績を取っていた中、富澤は総合成績8位として、明日のメダルレースに挑みます。
最後まで応援をよろしくお願いします。

選手のコメント
●RS:X級男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
今日は、プレーニングとパンピングが混在する非常に難しい風でした。スタート時がプレーニング風域になるとスピード不足で抜け出せず、その後の展開に苦しみます。パンピングの場合は頭一つ抜け出し、トップ集団で戦うことができます。明日のメダルレースは軽風予報のため、一つでも順位を上げられるように頑張ります。

●RS:X級女子
伊勢田 愛
今大会で、まだまだスピードが足りないと思いしらされました。スピードの安定感がないのでその強弱をなくすように練習していきたいと思います。応援ありがとうございました。

49er級
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)の石川コーチ
49erは14~10ノット前後で4レースが実施されました。最終日のメダルレース進出をかけて臨みなしたが、シフティでガスティなコンディションの中で、風の変化の流れに乗ることができずコース取りのミスが目立ち、総合順位も落とす結果となりました。

●49erFX級
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
大会中ずっと課題にしていたスタートについて、コーチから「OCSして来い」とアドバイスをもらい、今日は3レースとも少し早めに加速を始めたことが奏功し、他艇より頭を 出せるスタートができました。そのおかげで第11レースはトップフィニッシュ! 最終レースもシングルでフィニッシュしましたが、残念ながらリコールとなり ました。私達は引き続きアメリカに残り2月9日からクリアウォーターで行われる世界選手権に出場します。スタートの成功率を確実に上げ、他艇と走り負けないレースができるよう、引き続きトライします。

●レーザー級
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
今日は思ったようなレースができませんでしたが、このレガッタは良い勉強になりました。反省点をアブダビまでに克服して、オリンピックに出られるように頑張ります。

瀬川和正(米子産業体育館)
今日は不安定な軽風の中2レースが行われました。1レース目は風に翻弄され、順位を上げられず20位でした。2レース目はBFDでした。この大会を通して得た収穫と課題を整理してアブダビへ向け練習していきたいと思います。

大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●成 績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 8位 4-6-4-(26)-8-20-20-15-10-18
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 25位 (26)-14-25-17-24-27-(28)-22-24-22
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 23位 9-4-(32・OCS)-4-19-8-5-10-15-16-20-29-31-15
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 24位 21-16-24-(33)-17-10-33-(35・DNC)-1-25-35・OCS
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 30位 14-(34)-23-21-32-29-25-31-24-17-31-31-24
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 42位 1-(37)-16-14-33-21-41-44-38 ゴールドフリート
○瀬川和正(米子産業体育館)
 59位 22-27-25-17-11-38-20-(50・BFD) シルバーフリート

大会リザルトhttp://www.sailing.org/worldcup/results/index.php

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▲スタート1分前の伊勢田

1601_ISAF_WC_Miami-24.JPG1601_ISAF_WC_Miami-24.JPG
▲富澤のスタート


Photo by 石川裕也(トヨタ自動車東日本/49erコーチ)・鈴木恵詞(豊田自動織機/FXコーチ)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day4



ISAF Sailing World Cup Miami

ISAFセーリングワールドカップ マイアミ大会


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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


大会4日目


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▲富澤のスタート


大雨のため全クラスが4時間ほどウェイティングした後、3時頃からレースがスタートしました。16~20ノットオーバーの西の風が入る中レースが行われました。

RS:X級は女子3レース、男子2レースが行われ、スタートに苦戦する1日でした。
レーザークラスのゴールドフリートに進出した南里選手は32位と3つ順位を上げることができました。
レーザーシルバークラスはレースが行われませんでした。

選手のコメント
●RS:X級男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
今日は強風が吹き、苦手意識があることから、無理なスタートやコースミスを連続してしまいました。スピードは以前より引き出ているように感じます。明日の最終日、メダルレース進出に向け、集中して臨みます。

●RS:X級女子
伊勢田 愛
今日は1本良いスタートが切れましたが、その後の展開がうまくできなかったので、結局いい順位をとれませんでした。プレーニングは少しずつ良くなってきていますが、小さなミスが積み重なって順位を落としているので、明日はミスを少なくしたいと思います。

49er級
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)の石川コーチ
20ノット前後のコンディションで1レースのみ行われました。牧野・高橋はスタートで出遅れながらもコース取りが良く、第1マークを5位で回航しました。しかし、第2レグでごみを引っかけてしまったのか大きく失速してしまい、惜しくも16位フィニッシュでした。明日は4レースが予定されています。メダルレースに残れるか、明日が勝負です。

●49erFX級
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
最高で20ノットの風が吹く中で1レースを行い、周りがチンをする中をトラブルなくフィニッシュできました。風が強い分クルーといつも以上にコミュニケーションを取ることで大きな動作のミスがなかったことが良かったようです。明日は最終日なので思いきったレースをしたいと思います。

●レーザー級
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
強風の中で1レースを行いました。スタート、下マークでミスをしましたが、上マークやフリーで順位を上げられたので総合で3つ順位を上げることができました。明日もさらに順位が上げられるように頑張ります。

瀬川和正(米子産業体育館)
今日は悪天候のため16時頃海上に出ましたが、レースが行われませんでした。課題を整理して、明日の最終日に臨みます。


大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●成 績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 8位 4-6-4-(26)-8-20-20
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 25位 (26)-14-25-17-24-27-(28)
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 17位 9-4-(32・OCS)-4-19-8-5-10-15-16
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 26位 21-16-24-(33)-17-10-33-(35・DNC)
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 30位 14-(34)-23-21-32-29-25-31-24-17
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 32位 1-(37)-16-14-33-21 ゴールドフリート
○瀬川和正(米子産業体育館)
 51位 22-27-25-17-11-(38) シルバーフリート


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伊勢田、雨中のスタート その1

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伊勢田、雨中のスタート その2

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大雨、風なしで4時間ほどのウェイティングでした

Photo by 石川裕也(トヨタ自動車東日本/49erコーチ)・鈴木恵詞(豊田自動織機/FXコーチ)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day3



ISAF Sailing World Cup Miami

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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


大会3日目


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富澤、下マーク4位で回航


ここまでレースを消化してできていないRS:X級男女はスケジュールが変わり、30分早くスタートすることになり、コースもトラペゾイドに変更されました。

20ノットオーバーの風が吹く予報でしたが、実際は6~8ノット、ブローで10ノット、海面によっては12ノットほどの風でした。

富澤は2レース目でスタートの失敗がありましたが、1レース目、3レース目ともにシングルを取ることができました。3レース目では最終下マークを回航してフィニッシュライへ向かう際に一気に2人を抜き8位に順位を上げました。総合で6位に付けています。

伊勢田は、スタートに苦しみ、我慢のレースが続いています。


大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●成 績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 6位 4-6-4-(26)-8
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 22位 (26)-14-25-17
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 16位 9-4-(32・OCS)-4-19-8-5-10-15
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 25位 21-16-24-(33)-17-10-(33)
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 30位 14-(34)-23-21-32-29-25-31-24
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 35位 1-(37)-16-14-33-21
○瀬川和正(米子産業体育館)
 51位 22-27-25-17-11-(38)


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RS:X女子のラストスパート

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49er

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49er

Photo by 石川裕也(トヨタ自動車東日本/49erコーチ)・鈴木恵詞(豊田自動織機/FXコーチ)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2



ISAF Sailing World Cup Miami

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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


大会2日目


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▲49erFX級の松苗・原田組


今日は昨日と違い、とても暖かい朝を迎えました。風は南東の風15ノットくらいが入っています。

RS:X級男子は、予定通りに出艇したのですが、暖かくなるにつれ予報に反し風が落ち始めました。しばらくの海上待機の後に風が入り始め4~6ノット、南東の風の中レースがスタートしました。

下1から好スタートを切った富澤は1上を8位で回航、2上で2つ順位を上げ6位でフィニッシュしました。その後は風が入ってこないため1レースで終了となりました。

RS:X級女子は1レースも行わず本日は終了しました。

レーザー級の南里は10番代を2つ取って順位を18位まで上げ、ゴールドフリート進出へ望みをつなげました。明日で予選フリートが終了するので、残り2レース頑張ってもらいたいと思います。

選手のコメント
●RS:X級男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
今日も軽風でのレースでした。良いスタートからスピードに乗って左集団トップで展開することができましたが、上マーク付近の右へのシフトにうまく合わせることができず順位を落としてしまいました。2周目は1周目の反省を活かし右展開で順位を上げることができました。今後さらに完成度を高めていきたいと思います。

49er級
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)の石川コーチ
49erは、10ノット前後のコンディションで4レースが実施されました。1レース目は4位でフィニッシュしながらもリコール。しかし、その後は大きく崩すことなく総合16位に踏みとどまりました。全体的には調子は悪くなく、明日以降もこの調子を維持できるように頑張ってもらいたいと思います。

●49erFX級
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
昨日スタートで出遅れることが多かったので、今日はスタートの走り出しを意識して臨み、3本目にようやく納得のいくスタートが決まりました。スタートさえ決まればその後の走りも安定するので、成功率をもっと上げられるよう果敢にチャレンジしていきたいと思います。

○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
3レース行いました。全レース1上まではシングルや10番前半なのにダウンウインドでブローに乗りきれず、スピードがない状態で走ってしまい、順位を落とすことが多い日でした。基本的にダウンウインドのスピードが遅いのですが、海外の選手の走らせ方を参考にして徐々に良くなっているので、明日はダウンウインドでブローの中を走ることを心がけたいと思います。

●レーザー級
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
今日は昨日の反省点を修正できたのですが、上マーク付近で順位を落としてしまったので、明日はしっかり状況判断をして1上の順位を上げ、それを維持できるように頑張ります。

瀬川和正(米子産業体育館)
微風の中で2レースを行いました。アップウインドの走りには手応えを感じましたが、ダウンウインドで風を掴みきれず順位を落としてしまいました。明日は同じミスをしないように頑張ります。

大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●成 績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 5位 4-6
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 26位
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 16位 9-4-(32・OCS)-4-19-8
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 24位 21-16-24-(33)-17
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 29位 14-(34)-23-21-32
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 18位 1-(37)-16-14
○瀬川和正(米子産業体育館)
 56位 22-(27)-25-17


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▲49erFX級の波多江・板倉組

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Photo by 石川裕也(トヨタ自動車東日本/49erコーチ)・鈴木恵詞(豊田自動織機/FXコーチ)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1



ISAF Sailing World Cup Miami

ISAFセーリングワールドカップ マイアミ大会


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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


大会初日


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▲富澤のデッドヒート


世界的に寒いようですが、ここマイアミも今朝は10度を切って寒い朝を迎えました。
今日からレースが始まります。

RS:X級は、男女ともに1フリート。久しぶりの大人数でのスタートとなりました。北の風が4-6ノット入り、定刻より少し遅れてスタートしました。

得意の風ということもあり富澤は1上を4位で通過。1下では3位に追いつき、2上へ向う途中に風がなくなり、N旗が掲揚され中止となってしまいました。得意な風域だけになんとかレースを行って欲しいところでしたが、H旗が揚がり一度ハーバーにもどることになりました。
その後3時間ほどしてから東の風が入り始め海上へ。
風速は5~7ノット。下からスタートした富澤は1上を6番で回航、1下で前集団に追いつくと、右からの風に合わせ一気に順位を4位まで上げそのままフィニッシュ。目標としている得意な風でのシングルを実現することができた。

レーザー級の南里は1レース目1位でしたが、2レース目スタートの失敗が響き続けてシングルを獲得することはできませんでした。
49er級の牧野・高橋組は2レースともにシングルを獲得し、総合で8位につけました。

選手のコメント
●RS:X級男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
大会初日に強化してきた軽風が吹き、パンピングできる体力の向上とボードスピードの向上を感じることができました。明日からも少しでも良い感覚をつかめるように頑張ります。

●RS:X級女子
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
今日は冷静にレースができなかったので、明日からはまずスタートをしっかりと切り、自分の走りができるようにしたいと思います。

49er級
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)の石川コーチ
49er級は、6ノット前後の軽風で2レースが実施され、牧野・高橋は9位、3位でまとめ、総合6位で初日を終えました。2レースとも途中までトップを狙える展開で、本人達にとっては、悔しさの残る2レースだったようです。陸風でシフトの大きい難しいコンディションだったので、まずまずの出だしだと思います。明日以降も、調子をキープしてもらいたいものです。

●49erFX級
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
2レースともにスタートを失敗してしまい1上の順位が非常に悪かったことが反省点ですが、その後の展開で挽回できるようになってきたこと、課題であったボートスピードが少しずつ改善できたことが今日の収穫でした。明日はスタートの出遅れをなくし、高いレベルの中で順位をキープすることが目標です。

○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
8ノットの風で2レース行いました。2レースともスタートは悪くなく、ともに1上マークを10番前半で回航できました。レース海面が岸に近く左右どちらからも風が入るので、もっと視野を広すれば明日はもっといい順位でフィニッシュできると思うので、今日の反省を生 かして明日に臨みたいと思います。

●レーザー級
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
1レース目はスタートもよく自分のプランニング通りにレースを進められ、1位を取ることができました。2レース目に関しては良いところがなく裏目に出てしまった。スピードは問題ないと感じているのでミスをなくし上位を狙いたいです。


大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

●大会初日の成績
RS:X級男子〈参加艇数 48艇〉
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 4位 
RS:X級女子〈参加艇数 37艇〉
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 26位
49er級〈参加艇数 61艇〉
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
 8位 9-4
49erFX級〈参加艇数 34艇〉
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
 20位 21-16
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
 27位 14-34
レーザー級〈参加国数 98艇〉
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
 34位 1-37
○瀬川和正(米子産業体育館)
 45位 22-27


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▲風待ち3時間

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▲49erの出艇

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▲49er 2レース目の1上

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▲49er 2レース目の1下

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


ISAF WC Miami



ISAF Sailing World Cup Miami

ISAFセーリングワールドカップ マイアミ大会


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Report & Photo by 宮野 幹弘(JSAFナショナルコーチ)


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▲49erFXの出艇準備


●開催地:アメリカ・マイアミ Miami USA

●大会日程:
1月23日~24日 受付・計測(ワールドカップ簡易計測)
1月25日~29日 10レース実施(49er・FXとRS:Xは15レース)
1月30日     オリンピッククラス メダルレース

出場選手
RS:X級男子
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X級女子
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
49er級
○牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
49erFX級
○松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
○波多江 慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
レーザー級
○南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
○瀬川和正(米子産業体育館)

帯同コーチ:宮野 幹弘

大会Webサイトhttp://miami.ussailing.org

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ISAFワールドカップ第2戦・マイアミ大会が、アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されます。日本から7艇、10名の選手が参加します。1種目でも多く、メダルレースに進出できるよう頑張ります。最終日までの応援よろしくお願いします!  以下、レースを控えた選手、コーチのコメントです。

●RS:X級男子
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
「五輪に向けて風域を絞って強化をしてきました。強化してきた風域でトップを狙っていきたいと思います。課題の風域では、少しでも向上できるように試行錯誤していきたいと思います。」

●RS:X級女子
伊勢田 愛(福井県体育協会)
「自分の課題を意識して練習してきたので、その成果がどのようになっているのかを試したい! まずは、ゴールドフリートに行けるようにミスをせずにベストを尽くします。」

●49er級
牧野幸雄・高橋賢次(トヨタ自動車東日本)の石川コーチ
「今回のマイアミでのワールドカップが終了して1週間後に、2016年世界選手権が、マイアミから北に400kmほど離れたクリアウォーターで行われます。そのため、例年よりも多くのトップ選手が本大会に出場しています。牧野・高橋組も両大会に出場する予定ですが、彼らにとっては、まずは3月のアジア選手権で国枠を獲得することが大事ですので、今遠征の中で、一つひとつの精度を上げ、そして怪我なく万全な状態で臨むためのレースにしたいと思います。」

●49erFX級
松苗幸希・原田小夜子(株式会社ガルフネット)
「明日からのレースは、参加艇数はあまり多くありませんが、そのおかげでフリート分けがなく、35艇でのスタートとなります。
スタートのポジション取り、ダウンウインドのストラテジー、タクティクスに重点を置いて、レガッタを通して安定した順位を心がけます。レース海面は陸に囲まれていてフ ラットで風がシフティな印象です。3月のアジア選手権でも同じような海面が予想されるため、そのトレーニングの機会だと捉え、シフトをしっかり拾っ ていける走りが出来るよう、チームでコミュニケーションを上手く取りたいと思います。」

波多江慶・板倉広佳(株式会社豊田自動織機)
「今大会はオリンピック選考前の大きなフリートレースとしては最後なので、自分が今どのレベルにあるかを確認し、3月のアブダビまでに修正ポイントを明確にできるよう取り組みたいと思います。」

●レーザー級
南里研二(公益財団法人三重県体育協会)
「この大会で弾みをつけてアブダビで行われるアジア選手権望めるように頑張ります。」

瀬川和正(米子産業体育館)
「やるべきことをしっかり行い頑張ります。」



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▲レーザーの南里選手

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▲RS:Xの会場風景

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)