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Day5



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一


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表彰台に日本チームが2チームは快挙です


岡田奎樹・木村直矢 金メダル獲得!!
高山大智・高柳彬 銅メダル獲得!

今日は歴史的快挙に立ち会うことができました。
メダルレースでの両チームの戦いは最高に良いレースでした。
昨日、岡田・木村がドイツチームを抗議で失格にしたことで、ドイツチームはスタートからマッチレースさながらの攻撃を仕掛けてきました。スタート後も終始、岡田・木村を必要以上にマークして走る展開の中、自分を失わずしっかりとシフトに合わせた戦いをして優勝を決めたのは流石の一言です。
高山/高柳は、ドイツの失格でトップを取ることでメダルの可能性が出てきたので「思いっきり攻める」戦略で自分らしさを出すレースをしました。レースは非常にシフティーで順位の入れ替わりが激しい中、しっかりと風を捉え、2位でフィニッシュし、見事銅メダルを獲得しました。
これまで、ジュニアユースからルール講習会、マッチレーストレーニング、ロッキングトレーニング、フィジカルトレーニングとレースで勝つことを想定した練習方法を取り入れ、それらが結果につながったことは本当に嬉しい限りです。
選手たちは、のびのびとレースを楽しみながら、かつ誰にも負けない闘争心・行動力を持っています。選手の未来に触れている我々コーチは、選手の可能性をより伸ばせるよう今後も精進していきたいと思います。

●成 績
470級男子【参加50艇】
○岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 1位 2-1-2-5-1-4-8-1-(11)-10-MR12
○高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機株式会社・日本経済大学)
 3位 11-3-7-14-1-7-(22)-7-13-1-MR4
○小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
 17位 13-16-2-10-6-2-(20)-9-14-20-14

470級女子【参加30艇】
○田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 17位 10-23-13-15-18-17-(25)-17-8-16-14
林優季・木村沙耶佳(明海大学)
 14位 22-13-2-(UFD)-24-4-20-12-17-10-5

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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総合1位の岡田・木村組 金メダルです!

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総合3位 銅メダルの高山・高柳組 頑張りました!

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左から木村、岡田、高柳、高山。ジュニアワールド、日本のメダリストたちです!

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笑顔で締めくくったTEAM JAPAN メンバー

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day4



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一


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▲総合1位を維持する岡田・木村組


大会4日目、「優勝に王手!!」

今日は明日のメダルレースに繋げる大切な1日。男子は3レースが行われました。
男子の岡田・木村は第9レースで総合2位のGER13と2上でインシデントを起こしました。しかし、プロテストを出して勝ったことで総合1位を維持し、明日のメダルレースに2位と11点差をつけて臨み、優勝を目指すことになりました。
高山・高柳は6位にジャンプアップしました。第10レースでは強風の強さを世界に見せつける圧倒的な速さでトップフィニッシュ。明日のメダルレース次第では、総合2位につける位置まできました。
小泉・光森はレース展開に冴えがなく、トップ集団のラインに入るのですが、徐々に集団に呑まれる苦しいレースでメダルレースに残ることができませんでした。
女子は田中・永松が今レガッタ初のシングルを走るなど、随所にいいところを見せる走りをしました。
林・木村は苦手とするオーバーパワーコンディションでも安定して走ることができるようになり、大会を通して成長しています。
メダルレースに残れなかったチームは明日のレースで、今レガッタの集大成としてトップフィニッシュを飾って欲しいと思います。
そしてメダルレースに残る2チームには、1、2フィニッシュを期待したいと思います。

●成 績
470級男子【参加50艇】
○岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 1位 2-1-2-5-1-4-8-1-(11)-10
○高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機株式会社・日本経済大学)
 6位 11-3-7-14-1-7-(22)-7-13-1
○小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
 15位 13-16-2-10-6-2-(20)-9-14-20

470級女子【参加30艇】
○田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 16位 10-23-13-15-18-17-(25)-17-8-16
林優季・木村沙耶佳(明海大学)
 14位 22-13-2-(UFD)-24-4-20-12-17-10

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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▲総合6位の高山・高柳組

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day3



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一


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▲ESP1とトップ争いの小泉・光森組


大会3日目 「岡田奎樹・木村直矢、総合1位」

男子は全3艇がゴールドフリートに残り、いよいよ決勝の戦いが始まりました。
今日は朝から風がなく、3時間待ってのレース開始となりました。潮は速く、風の強弱も激しく、シフトが50度もあり、選手にとっては地獄のようなコンディションだったに違いありません。
日本の男子はこの状況下の中、踏ん張りました。
岡田/木村はスタートでは出遅れたのですが、フィニッシュまでの各レグで確実に順位を上げてきます。現在、総合1位です。ラッキーな場面も多いのですが、今レガッタではそれも味方にしており、最後までこの調子を維持したいと思います。
高山・高柳は、抜群のスタートでトップグループ争いをしている中、突発的なブローで順位が入れ替わる場面が多く、結果以上の戦いをしていることは間違いありません。明日からの巻き返しを期待しています。
小泉/光森は最初のレースを2位でフィニッシュし、トップ争いを演じて非常に良い戦いをしました。レース数を重ねるごとに成長している彼らに期待します。
女子は1レースで風がなくなり、中止となりました。日本の2艇ともスタートで競り負けてからの組み立てがうまくいかず、苦しい展開が続いています。
明日は3レースが行われる予定ですので、メダルレースへ向けて頑張っていきます。明日が決勝最終日、良い報告ができるようしっかりサポートします。

●成 績
470級男子【参加50艇】
○岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 1位 2-1-2-5-1-4-(8)
○高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機株式会社・日本経済大学)
 7位 11-3-7-14-1-7-(22)
○小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
 12位 13-16-2-10-6-2-(20)

470級女子【参加30艇】
○田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 19位 10-23-13-15-18-17-(25)
林優季・木村沙耶佳(明海大学)
 15位 22-13-2-(UFD)-24-4-20

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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総合1位の岡田・木村組

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▲総合8位の高山・高柳組

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day2



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一


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ISR10との競り合いに勝ってのトップフィニッシュの高山・高柳組


大会2日目「日本勢好調維持」

男子は予選全5レースを終えました。
今日はエリアが変わり、6〜15ノットのシフティーコンディションの中、男子は予選の2レースが行われ、3チームともに決勝での活躍が期待できるポジションにつけました。
現在総合1位のドイツチームはやはり地の利があるのか、コースを外すことがなく、堅いレースで首位をキープしています。しかし日本チームも負けていません。スタートでのロッキングやダウンウインドでのパンピングで他国に負けていると感じた場面は一度もありません。それだけに後半の決勝シリーズに期待がかかります。
女子は3レースを消化し、全6レースで総合14、15位につけ、メダルレース圏内にあと一歩のところに位置しています。明日からのレースもしっかりサポートし、選手のパフォーマンス向上に努めていきます。

●成 績
470級男子【参加50艇】
○岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 2位 2-1-2-5-(7)
○高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機株式会社・日本経済大学)
 7位 11-3-7-(14)-1
○小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
 13位 13-(16)-2-10-6

470級女子【参加30艇】
○田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 15位 10-(23)-13-15-18-17
○林優季・木村沙耶佳(明海大学)
 14位 22-13-2-(UFD)-24-4

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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総合2位の岡村・木村組

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



Day1



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一


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▲トップフィニッシュの岡田・木村組3位の高山・高柳組


大会初日、「日本勢好発進!」

大会初日は6〜14ノットのシフティーコンディションの中、男女ともに3レースが行われました。風の強弱に加え、40度近いシフトで順位の入れ替わりが激しい中、男子チームが活躍しました。
岡田・木村は、3レースすべての1マークをトップ回航し、総合2位。
高山・高柳も非常に安定したレースを展開し、総合7位。
小泉・光森も3レース目を2位でフィニッシュし、男子チームは良い形で初日を終えました。
女子の田中・永松は、レース中盤までは良い場所にいるのですが、シフトにうまく合わず、大きく順位を落とす場面が多い1日でした。
林・木村は3レース目で2位フィニッシュし、明日に繋がるレースをしました。
コーチの目から見ても非常に難しいレースでしたが、日本チームは事前合宿からのレース練習で、シフティーなコンディションの中でつかんだことが多く、しっかり周りを見ることができ、今日の成果につながったと思います。明日も良いレースができるよう、サポートします。

●成 績
470級男子【参加50艇】
○岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 2位 (2)-1-2
○高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機株式会社・日本経済大学)
 7位 (11)-3-7
○小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
 18位 13-(16)-2

470級女子【参加30艇】
○田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 14位 10-(23)-13
林優季・木村沙耶佳(明海大学)
 7位 (22)-13-2

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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▲2位でフィニッシュの林・木村組

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)



470Jr



470 Junior World Championships

470 ジュニア世界選手権大会


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Report & Photo by 中村 健一



●開催地:ドイツ・キール Germany Kiel
●大会日程:2016年6月22日〜27日
出場選手:
470級男子(参加艇数3艇/54艇)
 高山大智・高柳彬(ヤマハ発動機(株)・日本経済大学)
 岡田奎樹・木村直矢(早稲田大学・日本大学)
 小泉颯作・光森慎之介(トヨタ自動車東日本(株)・関西学院大学)
470級女子(参加艇数2艇/30艇
 田中美紗樹・永松瀬羅(早稲田大学)
 林 優季・木村沙耶佳(明海大学)

●帯同コーチ:中村健一・山田 寬

大会Webサイトhttp://2016juniorworlds.470.org/en/default/races/race

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6月21日

2016年470 Junior World Championshipの開会セレモニーが行われました。今回は男女合わせて5艇の参加で1週間前から現地練習を開始し、全チームがかなりいい状態に仕上がっています。体調も万全で日本の皆さんにいい報告ができるよう、明日からのレースを日本チーム一丸となって頑張っていきたいと思います。


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)