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World Championships training camp (single hand)

世界選手権派遣前合宿(シングルハンド)


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Report & Photo by 飛内 航太


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選手とコーチで集合写真


2016年7月16日〜18日の3日間、Laser4.7クラスとLaser Radialクラスの世界選手権派遣前合宿を、鳥取県境港公共マリーナで行いました。

ラジアルクラスが8人、4.7クラスが8人の計16人の選手が参加し、コーチは佐々木共之、高橋昌威、永井久規、高橋航、蛭田香名子、冨部柚三子、飛内航太の7人でした。

境港は毎日良い風に恵まれました。この時期にトレーニングをするには最適な場所だと思います。

合宿前日に集合をし、まず選手とどのようなトレーニングをしたいかなどのミーティングをしました。ラジアルクラスはワールド出発直前ということもあり、コースプランニング、スタート前のルーティン、スピードの最終確認等に集中しました。さらに、冨部コーチから、栄養学の視点から体重管理や水分補給の重要性などをレクチャーしていただきました。

風は微風から順風、波もフラットからジャンクなものまでさまざまなコンディションでした。
コース練習では、永井、蛭田、冨部の各コーチからのコースプラニングなどのレクチャーがあり、新たな課題ができた選手、課題が解決された選手などがいて、新たなステップに上がれたかと思います。
レース時に必要な情報の収集という観点からは、陸上ミーティングや海上でもコミュニケーションが取れたので、世界選手権では帯同コーチと選手でスムースに情報を交換したいと思います。

そして夏の時期は、水分補給が特に重要になります。
選手は一生懸命に食事をとりますが、思うように体重が維持できません。その原因の一つに、水分補給が足りていないことを冨部コーチから指摘されました。常に水分補給をできる選手は、体重をキープし、効率良く体重管理ができています。今回の合宿で水分補給を小まめにできる選手も出てきたので、これを機に体重キープを上手に行ってほしいです。

今回の合宿のおかげで代表の選手は最終調整が行え、良いコンディンションでレースを迎えられると思います。世界選手権という大きな舞台で、選手の能力、技術を100%発揮できる環境をコーチが作り出し、選手自身が目標を達成できればと思います。

ラジアルクラスは、20日アイルランドに向けて出発で、4.7クラスは27日にドイツに向けて出発します。

今回ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。


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両クラス共に出発前に良い風で、良いトレーニングができました

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イルカが練習につき合ってくれました。心強い味方です

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)