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Day6




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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▲10m/sオーバーのコンディションを走る菅沼。課題としていたリーチングレグもよく走りました


大会最終日。10m/sを超えるレーザーらしいタフでハードなコンディションで最終2レースが行われました。


女子、菅沼選手が快挙となる9位入賞‼

菅沼選手が決勝第3レースで4位を獲得しました。昨日同様、混戦を避けた位置から抜群のスピードでスタートし、想定通りの右海面の風を掴んで確実なスコアメイクを見せました。
さらに風が上がった第4レースでは20位。上位を走る大柄な海外選手にも負けずにハイクアウトを頑張り、総合9位入賞となりました。
これは参加艇数が多くレベルが高い欧州開催の世界選手権では、歴代最高位であり快挙と言える成績です。国内でも世代を代表するトップセイラーですが、それに甘んじることなく「ワールドで入賞する」という高い目標を掲げ、強い気持ちを持って努力を続けた成果であり、素晴らしい結果です。

女子シルバーフリートの谷選手と中山選手、男子ブロンズフリートの寺岡選手、男子エメラルドフリートの大久保選手、廣瀬選手も、日本代表として最後まで良く頑張りました。それぞれの選手が思うような成績を残せられず、悔しい思いをたくさんしたと思います。この経験を次なるステップの糧にして、より高いレベルを目指してほしいと思います。
たくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

●参加選手のコメント
○寺岡耕平
初めての世界選手権で、レースが始まると緊張から思うような走りができませんでした。しかし、レース後半では自分を取り戻し、海外選手と変わらないスピードで気持ちよく走ることができました。また、マーク際でのポジショニングなどタクティクスの面で課題を見つけました。海外での生活、レースの雰囲気など今回の貴重な体験を将来に活かしていきたいです。

○大久保諒
実力を出し切れずレースを終えてしまったことを悔しく思います。
今後はラジアル級に転向し、来年の国体、ISAFユースワールド、ラジアルユースワールド出場を目指して頑張ります。

○廣瀬翔大
2回目の海外遠征だったので、過剰な緊張をすることなく、平常心でレースに臨むことができました。しかしレースではスタートから遅れてしまうことが多く、まれに順調な走り出しをすることができても、マーク回航の動作や判断の遅れで順位を下げてしまい、高順位を取ることができませんでした。今後ラジアル級にステップアップし、今回の課題を重点的に日々の練習で克服していきたいと思います。

○菅沼汐音
今大会では目標を達成する満足な結果が出せました。しかしながら、個々のレースでは、次のステップに向けた課題の再発見と再確認ができたので、12月のISAFユースワールド(ラジアル級で参加)へ向けて、さらに練習していきます。

○谷美月
今回初めての世界大会で日本とは違うレースを体験することができました。
レーザー4.7では初めて60艇を超えるビッグフリート、そして海外選手の圧力に戸惑いましたが、レース後半では攻めの姿勢で走ることができました。
今後はラジアル級にステップアップし、今回の経験を活かして来年のラジアルユースワールドを目指します。

○中山由菜
今回初めて海外に出て、レースに参加しました。ドイツに来た当初は日本チームの中で国内と変わらない雰囲気で過ごすことができましたが、レースが始まると周辺は外国人選手ばかりで戸惑いました。後悔する結果のレースばかりでしたが、今後の420級での活動でこの経験を活かしたいです。


●本日の成績
男 子
ブロンズフリート
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校)
 184位 47-27-57-44-42-(58)-20-47-(60)

エメラルドフリート
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校)
 201位 48-52-43-36-57-(BFD)-(BFD)-10-6-13
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
 204位 (54)-44-(54)-42-47-45-28-38-15-14

女 子
ゴールドフリート
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校)
 9 21-8-(35)-9-4-3-9-(24)-3-4-20
シルバーフリート
○谷 美月(横浜女学院)
 107位 40-(54)-51-49-44-36-48-29-(61)-52-34
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校)
 116位 50-61-59-37-(UFD)-45-(BFD)-55-49-43-39


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▲表彰台に登る菅沼。9位入賞は快挙です

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▲表彰式に臨む日本チーム。6選手ともよく戦いました


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day5




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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▲ゴールドフリートで3位フィニッシュする菅沼


大会5日目、昼ごろにサンダーストームが来る予報でした。そのため、陸上待機から始まり、当初予定の3時間遅れとなる14時からレースが始まりました。8m/sを超えるタフなコンディションで決勝2レースが行われました。


女子、菅沼選手が3位フィニッシュ。入賞へ向けて決勝最終日へ

菅沼選手がゴールドフリート2レース目で3位を獲得し、総合でも8位へ順位を上げました。
混戦を避けた位置から抜群のスピードでスタートし、良いシフトを掴んでいました。他選手よりもハードにハイクアウトを行い、艇をフラットにして走る姿は遠くから見ていても分かるほどです。
決勝1レース目は風のシフトを掴めず、中盤の混戦に巻き込まれ、フィニッシュ直前でケースを起こしてしまいました。入賞に向けて1ポイントでも無駄にしたくないため、帰着後に相手艇に抗議し、非抗議艇がリタイアしたため順位を上げました。

女子シルバーフリートの谷選手と中山選手は、スタートを勢いよく出ていましたが、強風でクローズホールドのスピードが思うように出せず、苦戦しました。この悔しい気持ちを忘れずに、最後まで1つでも上を目指して頑張って欲しいです。

男子ブロンズフリートでの戦いとなった寺岡選手は、順調なレース運びを見せるものの、ダウンウインドで強烈なガストに対応できず沈をしてしまったことが悔やまれます。
エメラルドフリートの廣瀬選手と大久保選手は、スタートで艇団が凹んでいたことを見極め、良いスタートを決めていました。


●本日の成績
男 子
ブロンズフリート
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校)
 185位 47-27-57-44-42-(58)-20

エメラルドフリート
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
 206位 (54)-44-54-42-47-45-28-38-15
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校)
 210位 48-52-43-36-57-(BFD)-BFD-10-6

女 子
ゴールドフリート
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校)
 8 21-8-(35)-9-4-3-9-24-3
シルバーフリート
○谷 美月(横浜女学院)
 108位 40-(54)-51-49-44-36-48-29-(61)
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校)
 122位 50-61-59-37-(UFD)-45-BFD-55-49


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▲スタートする中山

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▲上マークへアプローチする大久保


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day4




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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フィニッシュする菅沼。今日もシングル2本と安定した走りを見せています


男子、寺岡選手がブロンズフリートへ

予選最終日の大会4日目。予報通り5m/s程度の良い風が吹くコンディションの中、スケジュール通り2レースが行われました。
今日は各グループともに2~3回はゼネラルリコールを繰り返し、各海面ともに3つのグループがスタートするまで1時間以上かかるような状況でした。

寺岡選手はフルパワーコンディションでスピードを活かし、2レース目で20位を獲得。なんとかブロンズフリート進出を決めました。

また、廣瀬選手もダウンウインドで抜群のコース取りを見せ、10数艇をごぼう抜きにするシーンがありましたが、マーク回航で内側をとることができず、徐々に順位を落としてしまっていることが残念でした。

大久保選手はスタートで出遅れることないよう必死に食らいついた結果、2レースともブラックフラッグルールによる失格となってしまいました。残念なですが、果敢に攻めた結果であり、明日からも攻めの姿勢はなくさずに課題に取り組んでほしいと思います。


女子、菅沼選手が入賞へ向けて予選を11位で通過

今日も菅沼選手が抜群のスピードを見せ、3-9とスコアをまとめ、11位まで上昇してきました。スタートが思うように出られていないのですが、マークを回る度に順位を上げており、他艇よりもスピードがあります。
明日からの決勝はさらに厳しいスタートとなることが予想されますが、果敢に攻めてさらに上位を目指してほしいと思います。

谷選手は今までで一番いい走りを見せたレースがあったのですが、2回目のダウンウインド中に風が大きく振れ、N旗があがり幻のレースとなりました。

中山選手はスタートを果敢に攻めました。第6レースはいいスタートをしましたが、第7レースにリコールの集団に並んでしまい、そのままBFDになりました。ビックフリートでのスタートはバウを合わせないと一線でスタートできません。ただ、今回のようにバウを合わせることを意識しすぎると、集団全体で待つ位置が高くなり、リコールになることがあります。スタートラインとの位置関係を把握し、どこまでついていくか見極めることも今後の課題です。

明日からの決勝では、男子は寺岡選手がブロンズフリート、廣瀬選手と大久保選手がエメラルドフリート。女子は菅沼選手がゴールドフリート、谷選手と中山選手がシルバーフリートでの戦いとなります。


●本日の成績
男 子
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校)
 185位 47-27-57-44-42-(58)-20
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校)
 231位 48-52-43-36-57-(BFD)-BFD
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
 202位 (54)-44-54-42-47-45-28

女 子
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校)
 11 21-8-(35)-9-4-3-9
○谷 美月(横浜女学院)
 104位 40-(54)-51-49-44-36-48
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校)
 120位 50-61-59-37-(UFD)-45-BFD


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フィニッシュ直後の寺岡。フルパワーのコンディションでは上位に負けないスピードがあります

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インナーループのウイングマークを回航する廣瀬。この後で良い風を掴み、一気に順位を上げます

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ブラックフラッグルールにより大量の失格者を出しました

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失格になったスタートを振り返る中山


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day3




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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艇団を従え、上位で第3マークを回航する菅沼


女子の菅沼が連続シングルで暫定18位に上昇

予選3日目は朝から久々の晴天の下、6~8m/sの良い風が吹くベストコンディションで2レースが行われました。

昨日よりも潮流が弱かったこともあり、スタートではゼネラルリコールが多発しました。
そのような中でも、今日は菅沼選手が2レースとも良い走りを見せました。艇が密集するポジションを上手く避けて、自分のタイミングで良いスタートを決めました。また、強弱とシフトの激しいコンディションの中で、風をうまく読み、的確なコースを取ったことが好成績につながっています。
今日のような強風コンディションで、小柄ながらも世界のトップ選手と互角以上に戦う姿を頼もしく思います。

谷選手、中山選手は、スタートで果敢に挑戦し、走り出しは良いものがありました。
中山選手は残念ながらUFD(リコール)になってしまいましたが、昨日のスタートでの出遅れを修正できています。スタート後の展開では、悪いポジションを避けるタイミングやマーク回航のポジショニングなどで順位を下げていることが目立つので、明日はその点を修正してもらいたいと思います。

男子は3選手とも課題としているスタートで混戦を上手く避けて、第1線でスタートできました。強風域でのスピードに課題があるものの、フレッシュウインドを意識した展開ができていたと思います。

寺岡選手はハイクアウトとメイントリムのタイミングに課題があったため、レース後に手本となる動画を見てイメージトレーニングを行っていました。
また、大久保選手も廣瀬選手も少しずつ世界選手権のレースに慣れてきており、次のレースを楽しみにしている様子でした。
「少しでも前へ」を合言葉に、上のフリートに入れるように、明日の予選最終日を全力で戦ってもらいたいと思います。


●本日の成績
男 子
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校)
 184位 47-27-(57)-44-42
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校)
 204位 48-52-43-36-(57)
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
 214位 (54)-44-54-42-47

女 子
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校)
 18 21-8-(35)-9-4
○谷 美月(横浜女学院)
 104位 40-(54)-51-49-44
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校)
 115位 50-61-59-37-(UFD)



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スタート直後の廣瀬。フレッシュウインドを掴めています

1608_4.7-YWC-12.jpg1608_4.7-YWC-12.jpg
大混戦の上マーク。アプローチできない選手が続出しました


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day2




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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▲8位でフィニッシュした菅沼。ワールドでの初のシングル


男子、寺岡選手が手ごたえを掴む

昨日のノーレースを挽回すべく、3レース予定となった大会二日目。5~7m/sの良い風が吹くものの、雨が時折強く降る一段と寒いコンディションの中で行われました。

男子は昨日の経験を活かし、スタートのポジション争いに果敢に挑戦するも、多くの選手が集まる本部船寄りでは日本では経験できないような混戦で、選手たちは苦戦を強いられました。

そのような中でも第2レースで寺岡選手が第3マークまで10番前後と健闘。日本で鍛えた良い姿勢のハイクアウトで気持ち良く走っていました。しかし、世界選手権の高いレベルの選手たちを相手にフィニッシュまで順位をキープすることができませんでした。

大久保選手も第2レースで、廣瀬選手も第3レースで良いスタートを決め、レース途中までは上位で走るものの、キープできずに順位を落としています。

いずれの選手も持っている実力が発揮できれば、十分に上位を狙えるので、予選では一つでも上のフリートに入れるように頑張ってほしいと思います。

○寺岡コメント
「スタートは失敗してしまいましたが、その後に良い風を掴み、上マークをシングルで回航することができました。2周目ではアップインド、ダウンウインドともにスピード負けしているのか、徐々に順位を落としてしまいましたが、上手く行けばシングルを走れることがわかりましたので、明日からも頑張ります!」


女子、菅沼選手が8位フィニッシュ

女子のエリアでもスケジュール通り、3レース行われました。風と同じ方向から潮が強く流れていたため、スタートラインが凹みやすい海面でした。
今日は3艇ともスタートでの混戦、スタートラインとの距離をつかむことができず、苦戦しました。

その中で、2レース目に菅沼選手が下から良いスピードでスタートし、1上マークで15位、その後、ダウンウインド、2回目のアップウインドで抜き、8位でフィニッシュしました。

○菅沼コメント
「去年はシングルを走れなかったので、8位は嬉しいです。スタートをしっかり出れば上位を走れることがわかったので、明日からも頑張ります!」


●今日の成績
男 子
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校)
 185位 47-27-57
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校)
 203位 48-52-43
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
 212位 54-44-54

女 子
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校)
 37 21-8-35
○谷 美月(横浜女学院)
 100位 40-54-51
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校)
 120位 50-61-59



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良いポジションでスタートする寺岡。2レース目中盤まで10番前後と健闘するもフィニッシュまで順位をキープできませんでした

1608_4.7-YWC-09.JPG1608_4.7-YWC-09.JPG
上マーク回航する谷。スタートが思うように出られません


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day1




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規




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▲ジュリーボート(審判艇)の目の前でポジション争いする廣瀬


初日はノーレース

いよいよ大会が始まりました。
午後にかけて風が落ちるとの予報のため、レース委員会から「朝の風が吹いているうちに1レースでも実施したい」との意向がコーチミーティングで示されました。

順調に8ノット程度の風が入っていたため、予定通りスタート2時間前にD旗(出艇許可)が掲揚され、シフティなコンディションの中、レースが始まりました。
しかしながら、男子の3グループ目のスタート3分前に風が大きく右にシフトしながら無風でノーレースとなり、ハーバーバックとなりました。
女子のエリアは1度もスタートできませんでした。
その後、15時頃まで陸上待機となりましたが、風は吹かず本日はノーレースとなりました。

今日スタートだけ実施できたイエロー、ブルーフリートの男子3人はスタートの走り出しのタイミングが合わせられず、すぐに逃げのタックを打つ展開でした。しかし、初めての世界選手権で、高いレベルのスタートを体験できたことが今日の収穫でした。

明日は雨の予報ですが良い風が吹くとのことなので、今日できなかったレースを取り戻すため、3レースを実施する予定です。


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▲スタートする寺岡。この後、ポジションをキープすることができませんでした

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▲曳航される女子チーム。オマーンチームとボートをシェアしています


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


4.7YWC




2016 Laser 4.7 Youth World Championships

2016 レーザー4.7級ユース世界選手権大会


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Report & Photo by 永井 久規



●開催地:ドイツ・キール Kiel, Germany
●大会日程:
7月30日〜8月1日:受付、計測、プラクティスレース、開会式
8月2日     :予選1日目
8月3日     :予選2日目
8月4日     :予選3日目
8月5日     :予選4日目
8月6日     :決勝1日目
8月7日     :決勝2日目 最終日

出場選手:
男 子
○大久保 諒(神奈川県立氷取沢高等学校 2年)
○廣瀬 翔大(逗子開成高等学校 1年)
○寺岡 耕平(鎌倉学園高等学校 2年)

女 子
○菅沼 汐音(渋谷教育学園幕張高等学校 2年)
○谷 美月(横浜女学院 2年)
○中山 由菜(佐賀県立唐津西高等学校 1年)

●帯同コーチ:永井 久規・蛭田 香名子


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▲プラスティスレースを走る菅沼


2016 Laser 4.7 Youth World Championships は、ドイツ北部の港湾都市キールで開催されます。
1972年ミュンヘン五輪の開催地であるキール・オリンピックハーバーは、マンションやホテル、レストラン、ショップ、屋内スイミングプールまである一つの街のような場所です。

今大会は、男子262艇(38カ国)、女子127艇(32カ国)がエントリーし、男子は4グループ、女子は2グループに分かれて4日間の予選を行い、決勝は2日間行われます。

キールは日中の気温が約20℃前後で、高原のようなさわやかな気候です。しかし天候は変わりやすく、一日の内に晴れ、曇り、雨がある毎日です。また、ひとたび雨が降ると日本の春先のように寒くなり、体温調整が難しいコンディションです。
日本チームは27日から現地で調整しており、レースに備えて体調等を整えています。

レーザー4.7は17歳以下の年齢制限があり、日本チーム選手全員は今大会終了をもってレーザー4.7を卒業し、一回り大きいセールを使うレーザーラジアル級や2人乗りの420級などの艇種へステップアップします。
選手それぞれがレーザー4.7での集大成となる成績を目指すとともに、今後につながる経験を深める大会とすべく全力で取り組みますので、応援をよろしくお願いします。


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▲フラッグパレードの様子

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▲練習後のストレッチ


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)