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SAILING World Cup FAINAL 2016
2016.12.12

セーリングワールドカップ・ファイナル 2016


日本、470男子2位‼ RS:X3位!

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12月4日から11日にかけて、オーストラリアのメルボルンのセント・キルダのビーチ正面にレースエリアを構えて、セーリングワールドカップ・ファイナルが開催されました。今大会には日本から470男子、RS:X男子、49erFX女子の3種目に6チームが参加しました。

若いチームが参加
レースが始まった12月6日から風の弱い日、強風でレースができなかった日、吹いた中でのサバイバル、フルパワーで突っ走るといったオールラウンドコンディションとなりました。

リオ五輪のメダリストたちは4年間の緊張がとけリラックスモードに入り、しかも今後の進退を考えている期間であるため、本レースへの参加は少なくなりましたが、逆にこれまでワールドカップに届かなかった東京2020を目指して活動を始めた若いチームが数多く参加してきました。

富澤慎、3位!
RS:X男子には富澤慎(トヨタ自動車東日本)が参加しました。優勝したオランダは圧勝しましたが、2位以下は混戦で、富澤は2位と1点差の3位で表彰台に上がりました。RS:Xは12月10日がメダルレースでした。

「初日とメダルレースが弱い風で、それ以外は強風でした。江の島オリンピックウイークでイギリスのニック先生にコーチをしてもらったおかげで、プレーニングスピードが上がっています。オランダとも以前ほど離されませんが、まだまだですね。ほとんどのレースがオランダと良い勝負でファーストタックまで行き、あとはタックするたびにカバーされたり、フリーで走る後続に抜かれる展開でした……。メダルレースでもう1人を抜けそうだったのですが、結局抜けずスペインには1点差で届きませんでした。リオ五輪以降、2020年東京五輪に向けて、ペースを落とすことなく練習を重ねてきました。新たな4年間のスタートともいえる今大会でメダル獲得できたことは自信に繋がります。今後もワールドカップや世界選手権などの重要な大会が続きますので、さらなる飛躍を目指して努力していきます」(富澤慎)

高山・今村組、2位‼
470男子はリオ五輪銀メダリストのオーストラリアが圧倒的な強さを見せた大会でしたが、日本からは東京を目標に活動を始めた4チームが参加し、髙山大智・今村公彦組がメダルレースで2位となりました。3位と同点ですが、メダルレースの上位の髙山チームがタイブレークを制しての2位となります。

「今回が初めてワールドカップへの出場です。JSAFオリンピック強化の一環で今村さん(アビームコンサルティング)とチームを組んで参加することになりました。どのような雰囲気でレースの準備と調整をして行くのか、海外のトップ選手にどれだけ自分達が通用するのか、オリンピック選手と組むことによって確認したいと考えました。レースが始まると2日目以外はすべて強めの風が吹き、ボートスピードも良く、安定した走りができました。はじめはメダルを獲れると思っていませんでしたが、レースが進むにつれて自分たちの走りでメダルが狙えると感じたので、とても嬉しかったです。今回は今村さんの力を借りて取ったメダルです。しかし、まだ世界のトップには到底及ばないので、今回の結果を自信にして、これからもっともっと精進していきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします」(高山大智)
「今回はチーム編成を変えて出場することになりました。当初の目標は6位としていましたが、それを大きく上回る結果でとても嬉しく思います。課題も多く見つかりましたので、次のマイアミ大会までにしっかりと修正して、次に繋げていきたいと思います。」(今村公彦)

高山大地は日本大学1年生でありながらRev’s YAMAHA Sailing Teamに所属し、今回はリオ五輪代表クルーの今村公彦とのチーム編成でした。全日本選手権は土居一斗と今村公彦のチームで出場し、ナショナルチームになりました。一方、今回はクルーを入れ替えて、土居一斗が高山のクルーの木村直矢とのコンビで参加し、5位になりました。

日本選手の成績:
○470男
 2位 高山大智・今村公彦(Rev’s YAMAHA Sailing Team/九州旅客鉄道)
 5位 土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング/Rev’s YAMAHA Sailing Team)
 7位 神木聖・疋田大晟(Rev's YAMAHA Sailing Team)
 9位 市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ/横浜ゴムMBジャパン(株))

○RS:X男子
 3位 富澤慎(トヨタ自動車東日本)

○49er FX 女子
 4位 波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)


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(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)