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Day4


2017 Australian Youth Championship
2017.1.14

2017年 オーストラリアユース選手権


大会4日目 最終日

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▲4.7クラスの三浦、シングルでの下マーク回航


最終日は、曇り空で1日が始まりました。
海面にはアベレージ12ノットの風が吹き、昨日よりは若干パワーが落ちた波になっていました。

その中で、昨日から調子が良いラジアルの鈴木が1位を獲得しました。
左サイドが有利になっていた第9レースで、直前に若干右にシフトしました。トップ集団は左サイドにいましたが、鈴木が冷静に判断し上からベストなスタートを行い、右サイドで展開しました。上マークからダントツのトップをキープしてフィニッシュです。

4.7の三浦も今レガッタ初のシングルでフィニッシュをしました。

選手は短い期間で修正をしっかりと行い、スタートは勝負できるようになりました。しかし、日本で通用していたことができなくかったり、フィジカルフィットネスの足りなさを感じたりと、レーザー大国オーストラリアでさまざまなことを経験しました。もちろん得たこともたくさんあります。

世界選手権まであと7カ月です。その期間でどこにプライオリティーをおいて練習するかを明確にし、目標を達成するためにベストを尽くしてほしいと思います。年始からお忙しい中を応援していただいた皆様、ありがとうございました。

●選手コメント
ラジアルクラス
鈴木 義弘:「今回はナショナル、ユースナショナルの2レガッタに出場しました。ユースナショナルでは、ナショナルで出た課題を意識してレースをし、よい順位を走ることができました。次の世界選手権では今回出た課題を克服し、目標を達成できるように精進していきたいと思います。ありがとうございました」
小屋 英美里:「今回はたくさん学べて日本に帰ってからの課題を見つけられてよかったです」
西尾 拓大:「初の海外レースでいろいろ緊張しましたが、今回の経験を生かして次に繋げたいと思います」
赤松 里彩:「国内レースで通用していたことが、レベルの高い海外レースではうまくいかなかったです。修正できた点とレガッタ中にできなかった点を整理して、次の目標達成に繋げたいと思います」

4.7クラス
桐井 航汰:「日本では経験できない他国の選手のスタートに苦戦してしまい、いいスタートができませんでした。しかし海外の選手の技術を覚えることができたので、次の大会ではそれを発揮できるようにしたいです」
三浦 凪砂:「スタートの悪いところが明確に出てしまいましたが、レガッタ中に修正を少しできました。帰国後もセーリングに対しての意識を高めて練習に臨みたいです」


●成 績
ラジアルクラス男子
○鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
 6位 3-13-7-12-20-11-4-6-1-6
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
 17位 16-16-14-13-38-12-14-21-23-29

ラジアルクラス女子
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
 35位 35-33-36-24-35-29-38-36-32-33
○小屋 英美里(駿台甲府高等学校)
 31位 32-36-28-28-33-27-31-30-16-30

4.7クラス男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 15位 6-10-18-20-7-15-22-11-18-15

4.7クラス女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 22位 15-25-26-33-21-18-27-18-9-27

●大会サイト:http://www.youthchamps.org.au/assoc_page.cgi?c=0-9976-0-0-0&sID=375300

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▲1位でフィニッシュ直後の鈴木!

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▲今年のユースワールドのオーストラリア代表選手の発表シーンです

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3


2017 Australian Youth Championship
2017.1.13

2017年 オーストラリアユース選手権


大会3日目

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▲前線通過中のアデレードの海


3日目は朝から前線通過の影響があり、午前中いっぱいウェイティングが続きました。晴れ間が見えた12時過ぎにAPが降下し、レース海面へ向かいました。

海上はアベレージ16ノット、マックス18ノットの風が230度から入ってくるコンディション。アデレードに来てから一番高い波で、波長が長く、パワーが強い波でした。沖に出るほど深く周期的になっています。まさにレーザーのレースには絶好のコンディション。その中で2レースを消化しました。

昨日調子が悪かった鈴木がベストなスタートをし、ダウンウインドでもスピード負けをせず4位、6位を獲得し、総合6位にジャンプアップしました。

他の選手も苦戦はしていますが、スタートの精度はかなり高くなってきました。しかし、一線で出てもその後のスピードで負けてしまっている場面が多いのです。課題はまだまだありますが、少しずつ修正できています。

明日は最終日で2レースを予定しています。試行錯誤を重ねながら、レーザー大国のオーストラリアで、最後にいいレースをしたいと思います。

●選手コメント
ラジアルクラス
鈴木 義弘:「強風のコンディションでしたが、オーストラリア選手に走り負けることもなく、自信がつきました。明日も強風の予報なので、このままの調子を維持したいと思います」
小屋 英美里:「日本で普段行っていることをまったく発揮できていない状況ですが、レースを重ね少しずつよくなってきました。明日は納得したレースができるようにベストを尽くしたいです」
西尾 拓大:「スタートが一線で並んで出られるようになってきました。明日は今まで学んできたことをすべて発揮し、一番いいレースをします」

●成 績
ラジアルクラス男子
○鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
 6位 3-13-7-12-20-11-4-6
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
 16位 16-16-14-13-38-12-14-21

ラジアルクラス女子
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
 35位 35-33-36-24-35-29-38-36
○小屋 英美里(駿台甲府高等学校)
 33位 32-36-28-28-33-27-31-30

4.7クラス男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 14位 6-10-18-20-7-15-22-11

4.7クラス女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 23位 15-25-26-33-21-18-27-18

●大会サイト:http://www.youthchamps.org.au/assoc_page.cgi?c=0-9976-0-0-0&sID=375300

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▲総合6位にジャンプアップの鈴木

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▲スタートを掴めてきた三浦

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day2


2017 Australian Youth Championship
2017.1.12

2017年 オーストラリアユース選手権


大会2日目

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▲下マーク回航の西尾拓大


レース2日目は朝から日差しが強く、35度越えの予報でした。

1レース目は230度の風向の8ノットでスタートしました。干潮時刻であったのでカレントの影響は少なかったです。レースを続けるにつれ、徐々に風向が左にシフトして170度まで変化しました。気温が下がりにくいこともあり、風速も最大で12ノット程度でした。

本日の日本チームはあまりよいところがなく、苦戦しました。
シフトと逆のサイドで展開したり、スタートでしっかりと出られなく、普段できていることができません。レースを行うにつれて大分修正されて来ているので、残り2日間で見せ場を作ってほしいところです。

●選手コメント
ラジアルクラス
鈴木 義弘:「全然ダメでした。すべての要素がうまく回らなかったです。明日は折り返しなので、フレッシュな気持ちで挑みたいと思います」
赤松 里彩:「スタートで苦戦した一日でした。残り4レースを気持ちを引き締めて、最善を尽くします」

4.7クラス
桐井 航汰:「シングルを一回取れましたが、他のレースはシフトを上手くつかめず、他の艇に置いて行かれました。明日は海面をもっとよく見て、いい順位でまとめたいと思います」
三浦 凪砂:「昨日のレースよりも緊張が取れてきて、周りが少し見えるようになってきました。今日の最終レースの感覚を(明日の)第1レースに持ってこられるようにしたいです」


●成 績
ラジアルクラス男子
○鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
 10位 3-13-7-12-20-11
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
 14位 16-16-14-13-38-12

ラジアルクラス女子
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
 35位 35-33-36-24-35-29
○小屋 英美里(駿台甲府高等学校)
 34位 32-36-28-28-33-27

4.7クラス男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 14位 6-10-18-20-7-15

4.7クラス女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 23位 15-25-26-33-21-18

●大会サイト:http://www.youthchamps.org.au/assoc_page.cgi?c=0-9976-0-0-0&sID=375300

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▲いつもの調子が出ない赤松里彩

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1


2017 Australian Youth Championship
2017.1.11

2017年 オーストラリアユース選手権


大会1日目

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▲初の海外レースの西尾


レース初日は気温が27度と比較的過ごしやすい気候でした。しかし依然として日差しは強い状況です。

本日は3レースを消化しました。
230度の風が最終的には215度になり、気温がその間に3度低くなると、風速も10ノットほど上昇しました。それに比例して波も深く、波長が長くなりました。

その中でラジアルの鈴木は1レース目3位と健闘しています。
2レース目、3レース目は艇団は左サイドでレースを展開していましたが、冷静に判断して右サイドの風を掴みに行ったのは良かったと思います。
ラジアルの西尾も1マークはシングルで回航しましたが、順位がキープできていません。

4.7クラスについては、桐井が2レースで第1マークをシングル回航しますが、フィニッシュはズルズルと落ちてきてしまいます。

チーム全体を通して第3マークのレグで順位を落としてしまうことが多いようです。ダウンウインドレグを走りながらも、次の風を探していかなければなりません。

スタートさえしっかりできれば上位で1マークを回航できます。まずは、スタートを100%の成功率にしたいと思います。

●成 績
ラジアルクラス男子
○鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
 7位 3-13-7
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
 14位 16-16-14

ラジアルクラス女子
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
 36位 35-33-36
○小屋 英美里(駿台甲府高等学校)
 34位 32-36-28

4.7クラス男子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
 9位 6-10-18

4.7クラス女子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
 21位 15-25-26

●大会サイト:http://www.youthchamps.org.au/assoc_page.cgi?c=0-9976-0-0-0&sID=375300

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▲順位をキープできず、その対応策を練る桐井

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▲第3レース一艇だけ右サイドからスタートする鈴木

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

2017AYC


2017 Australian Youth Championship
2017.1.10

2017年 オーストラリアユース選手権


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▲年末のナショナルから参加している鈴木。滞在が3週間目に突入しました

●開催会場:オーストラリア・アデレード Adelaide Australia
●日 程:
1月9〜10日 計測・プラクティスレース・開会式
1月11日    レース1日目
1月12日   レース2日目
1月13日   レース3日目
1月14日   レース4日目

●大会サイト:http://www.youthchamps.org.au/assoc_page.cgi?c=0-9976-0-0-0&sID=375300

●参加選手:
ラジアルクラス
男 子
○鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
○西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
女 子
○赤松 里彩(和歌山県立桐蔭高等学校)
○小屋 英美里(駿台甲府高等学校)

4.7クラス
男 子
○桐井 航汰(明星学園高等学校)
女 子
○三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校


●帯同コーチ:佐藤麻衣子・飛内航太


1月11日からオーストラリアのアデレードでオーストラリアユース選手権が開催されます。年末、年始に開催されたレーザーのナショナル選手権と同じ場所です。

ユース選手権の種目は29er、techno、hobie、420、Laser Radial、Laser4.7。日本からはRadialクラスに4艇、4.7クラスに2艇エントリーをしています。9日、10日に受付けと計測を終え、11日からのレースに備えます。

本日はプラクティスレース。風向220度、風速が12~16ノットで波が深く、波長が長いコンディションでした。

どのクラスも1/2程度の参加艇数でしが、ラジアルの鈴木、西尾はシングルで1マークを回航し、4.7も桐井、三浦はシングルで回航しました。

レベルが高いオーストラリアのレースで果敢にチャレンジをし、日本で練習してきたことを発揮してもらえたらと思います。


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▲4.7チームの桐井と三浦

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)