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Day6


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


大会6日目
磯崎・高柳チーム、優勝!

470級

磯崎・高柳チームが金メダルを獲得しました!

最終日はメダルレースです。スタート直後はスウェーデンにマークされ厳しい位置でしたが、すぐに右に展開し新たにコースを修正して6位で上マークを回航。ダウンウインドでは激しい攻防の中、トップ集団に一気に追いつく走りを見せて順位変わらず6位で回航、ここからの走りが圧巻でした。

リオ・オリンピック4位のアメリカともつれながら2上マークを3位回航、アメリカが真後ろで激しく攻めてくるダウンウインド合戦に競り勝ちインサイドを取って最終下マークを3位で回航、そのままフィニッシュ‼ 最高のレースで逆転優勝しました。
本人たちは得点を気にせず前だけを見て走ったことが良かったと言っています。

2カ月におよぶ沖縄・座間味合宿では、連日20ノットを超える海上で 200時間を超える海上練習と400kmを超えるランニング、サーキットトレーニングを行ってきましたが、それが彼らの力の源になったに違いありません。

これからも今回のレースで出た課題に向けて精進してほしいと思います。おめでとうございました。(レポート:中村健一)


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●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 1位 (6)-6-1-6-1-2-12-6-2-1-(14) MR3-6 49点

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day5


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


大会5日目
470級男子、礒崎・高柳チーム、メダルレースへ進む

470級

決勝ラウンド最終日、礒崎・高柳チームが総合3位で明日のメダルレースに進出しました!
今回の新しいレースフォーマットでは、これまでと大きく戦略を変えて戦わねばならないことをレースを通じて学びました。その中で今回、日本チームは健闘しました。メダルレースに進出できなかったチームもレースで出た課題を今後克服し次に繋げてくれると思います。
明日は金メダルをかけてメダルレースです。(レポート:中村健一)


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レーザー級・ラジアル級

いつもよりも雲が多い今日のマヨルカの朝です。
天気予報からか風の入りが遅いと判断した運営は、スタート時間を1時間遅らせて12時スタートとしました。しかし、風はなかなか入ってこず13時30分頃に出艇となりました。
今日は土居が普通に走り13-7として総合も14位と上がりました。なかなか上位を走れず我慢の連続でしたが、最後にはメダルレースまでもう少しのところで上がってきました。さすがの一言です。

レーザーは瀬川が第1レースの上マークを4位で回航していきます。一方、2回目の上マークでまた順位を落としてしまいました。樋口は今日はいいところがなく、57-57と順位を大きく下げてしまいました。

苦戦の続くレーザーチームですが、今までにないくらいに良い所が見られ、毎レース誰かがシングルを走る展開でした。この感触を忘れずに今後も練習を続けてほしいと思います。(レポート;飯島洋一)

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▲上マークを4位で回航する瀬川。少しずつ良くなっています


RS:X級

選手コメント
池田健星:
練習で取り組んでいたレースの組み立てを本番でほとんど活かすことができずに大会を終えてしまいました。体力、筋力も上位の選手にはまだまだ劣っています。これからはレース経験を重ねていくと同時に日本へ帰ってから基礎体力作り、ウインドサーフィンの基礎練習に励みたいと思います。

倉持大也:
今大会を通して上位をとらなくてはいけない風域でありながら、自分の走りの癖や思い切りのいいスタートを決められず、いい結果を残すことができませんでした。しかし、上位との差を痛感させられたとともに盗めるところもたくさんあったので、次に繋がる大会になりました。

小嶺恵美:
今回のレースを通して良いところと悪いところがはっきりわかりました。そして何を変えたらいいのかもレースを通して経験できたので、次の大会までに修正していきたいと思います。

伊勢田愛:
今大会は、なかなか自分の思うようなコースが引けない苦しいレースでした。しかし、自分が練習したことが間違っていないことがわかりました。また、今何が足りないかという課題がはっきりしました。走りとしては良くなってきていると思うので、今回ダメだったところを直して速くなりたいと思います。

(レポート:宮野幹弘)


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▲小嶺の5日目のスタート

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▲5日目の男子のスタート


49er・49erFX級

5日目は49er、FXともに本レガッタを通しての成長がみられるレースでした。

49erは順風の中2レースが行われましたが、一つ目のレースで5位に入る健闘を見せました。レガッタを通して日に日にしっかりとしたレースができるようになり、収穫の多いレガッタとなりました。

FXの山崎・高野はここまでなかなか気持ちよく走れませんでしたが、今日はていねいなレースを行い、最終レースではトップ艇を追いつめ、2位でフィニッシュしました。ていねいに風をつなぐ素晴らしいレースでした。

ビッグレガッタの経験が少ない両チームでしたが、本レガッタを通し様々なことを経験し多くのことを学べました。帰国したら今回の遠征で明確になった課題に取り組み、8月のワールドではしっかりと戦えるように精進していきます。

選手のコメント
八山慎司:
今回はビックフリートでの初めてのレースでした。日本では経験できない対艇における問題の抽出を主に、レースの中で経験を積むということを目標としました。レースを追うごとに自分たちの課題が明確となり、すぐに修正できる部分についてはレースの中で修正していくことができました。後半はシルバーフリートの中で自分たちのレースができるようになってきました。今回の課題を元に日本でトレーニングを行い次のレースに臨みます!

山崎アンナ:
世界の厳しさを感じましたが、これからは成長するだけなので、どんどんレベルアップしていきたいです。

高野芹奈:
今回はチームとして成長を感じました。しかしスタート、ボートスピードなど不完全な部分が多く、メダルレースに残ることができず、悔しいです。次のFXジュニアワールドまでに少しでも仕上げていきたいです。

(レポート:山田寬)


●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 3位 (6)-6-1-6-1-2-12-6-2-1-(14) 43点
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 15位 21-(23)-6-3-3-8-5-6-14-(19)-13-16 97点
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 14位 6-9-3-(24)-15-13-(16)-15-8-8-3-13 95点
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 29位 19-(21)-4-4-11-18-(29)-16-9-18-4-10 113点

470級女子【参加艇数42艇】
○Marina Gallego・吉岡美帆(スペイン・ベネッセホールディングス)
 13位 (20)-9-7-5-3-4-12-15-29-7-12-12 86点

レーザー級【参加定数134艇】
ゴールドフリート
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟)

17-9-UFD-4-(RET)-2-(RET)-1-57-57
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館) 

8-33-14-27-(57)-9-29-58-20-17
○北村 勇一朗(関東学院大学)

21-(37)-31-10-17-13-28-18-8-16

レーザー・ラジアル級【参加定数84艇】
○土居 愛実(Team Abeam)

15-23-25-14-11-24-40-8-13-7

RS:X級男子【参加艇数96艇】
シルバーフリート
○池田 健星(神奈川県立逗子高等学校)
 78位 39-(43)-31-24-42-34-28-14-27-33
○倉持 大也(関東学院大学)
 71位 (45)-42-28-21-30-36-28-6-19

RS:X級女子【参加艇数58艇】
シルバーフリート
○小嶺 恵美(一宮グループ, J-WILLコーポレーション)
 37位 (25)-12-25-5-24-22-2-1-19-16
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 38位 18-(21)-6-18-17-12-19-9-17-10

49er級【参加数数59艇】
シルバーフリート
○古谷信玄・八山慎司(SPN)
 33位 20-19-(28)-23-14-20-9-17-11-9-2-1717-5-16

49erFX級【参加艇数30艇】
○山崎アンナ・高野芹奈(ノエビア)
 14位 11-6-16-18-14-12-15-10-19-STP-23-15-(BFD)-9-2

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day4


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


大会4日目

470級

決勝ラウンドが始まりました。
これまでの予選の得点は持ち越しですが、決勝6レースの中で1カットとなるため、悪いスコアを取っても予選レースをカットできず、決勝レースの1レース1レースが非常に大切になってきます。

女子からレースが始まりました。昨日まで10位に位置していたMarina Gallego・吉岡美帆組は今日は苦戦を強いられ、総合を12位に落としています。

男子総合1位の礒崎・高柳チームも決勝では苦戦し、総合を3位に落としました。
その中で順位を上げたのは今村・外薗チームです。レガッタ初日こそ45位とどん底に落ちていましたが、今日もいいレースを展開し、総合を11位まで上げています。

20艇のレースは本当にシビアな展開となり、上マーまでぼ距離が短いため上マークをポートアプローチで入ると一気に順位を落としたり、トップ集団が抑えあって第2集団に呑まれたりと順位の変動が激しく、手に汗握るレースとなっています。

いよいよ明日が決勝最終日。8位までに入ってメダルレース進出を目指します。(レポート:中村健一)

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▲総合11位の今村・外薗チーム


レーザー級・ラジアル級

今日も昨日同様、高気圧に覆われたマヨルカ島はいつものように11時過ぎに入り始めたシーブリーズで出艇となりました。
第1レース目はスタートで慌てた樋口が3回目のイエローフラッグをもらい失格。我慢して左海面に出て行った瀬川は6位で上マークを回航しました。何とかダウンウインドでも食らいつきますが2回目のクローズでシフトの逆に行き、大きく順位を落としてしまいました。課題は残りますが瀬川はマイアミでのワールドカップで全く出られなかったスタートを何とか克服してレースをしています。

第2レースのスタートでフレッシュウインドを掴んだ樋口は左海面を大きく使いトップグループに食らいつきます。上マーク3位で回った樋口は2回目のクローズホールドで先行艇を抜きトップフィニッシュを決めました! トップ選手が全員そろっていないとはいえこのレベルでのトップフィニッシュはたいしたものです。今日は「お祝い」と言いたいところですが、あまりにも失格が多すぎます。「お祝い」はお預けで明日はきちんと2つのレースをフィニッシュしてほしいと思います。

ラジアルの土居は2レース目に8位をとり総合で25位まで上げてきました。(レポート;飯島洋一)

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▲全艇を従えゲートマークを回航した

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▲樋口、喜びのガッツポーズ

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▲土居(左端)、北村(中)、樋口はアパートで食事を共にしています


RS:X級

RS:X級は、昨日で予選フリートが終了し、今日から決勝フリートが始まります。
残念ながら、決勝フリートでは、男女ともにシルバーフリートでのレースとなりました。

男女ともに午後からのスタート。男女で海面が分かれて行われました。
女子の小嶺は好スタートを切り、2レースともに1上を1位で回航するもフィニッシュ直前で抜かれてしまい、2位でフィニッシュ。続く第2レースはそのまま1位でフィニッシュすることができ、昨日より順位を上げることができました。
伊勢田は好スタートを切りました。しかし、周りに飲まれてしまいフレッシュウインドをつかむことができず、順位を落としてしまいました。2レース目はなんとかシングルでフィニッシュすることができた。

男子は、2レース目に風の振れに合わせてコースを引くことができた池田が15位でフィニッシュしました。男子シルバーフリートは同年代の選手がひしめき合っており、最終日の明日はさらに好成績が取れるように頑張ってほしいと思います。(レポート:宮野幹弘)



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▲女子スタート30秒前

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▲小嶺、伊勢田の下マーク回航


49er・49erFX級

4日目は軽いシーブリーズの中、49er・FXともに3レースずつが行われました。

午前中から行われたFXクラスはドイツチームの独走が始まっています。
山崎・高野はなかなかスタートが決まらず、行きたいサイドに出せません。今日の成績でメダルレースは遠のいてしまいましたが、気持ちよく自分たちのレースができるように頑張ります。

午後から行われた49erのシルバーフリートでは、昨日から徐々にレースのペースがつかめてきた古谷・八山が好調に走り第11レースでは2位に入り、総合順位も34位まで上げてきました。明日が今大会の最後のレースとなりますが、多くの経験をして日本に持ち帰ります。(レポート:山田寬)


●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 3位 (6)-6-1-6-1-2-(12)-6 28点
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 11位 21-(23)-6-3-3-8-5-6-(14) 52点
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 19位 6-9-3-(24)-15-13-(16)-15-8 46点
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 30位 19-(21)-4-4-11-18-(29)-16-9 81点

470級女子【参加艇数42艇】
○Marina Gallego・吉岡美帆(スペイン・ベネッセホールディングス)
 12位 (20)-9-7-5-3-4-12-15-29 55点

レーザー級【参加定数134艇】
ゴールドフリート
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟)
 34位 17-9-UFD-4-(RET)-2-(RET)-1
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館) 
 46位 8-33-14-27-(57)-9-29-58
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 68位 21-(37)-31-10-17-13-28-18

レーザー・ラジアル級【参加定数84艇】
○土居 愛実(Team Abeam)
 25位 15-23-25-14-11-24-40-8

RS:X級男子【参加艇数96艇】
シルバーフリート
○池田 健星(神奈川県立逗子高等学校)
 76位 39-(43)-31-24-42-34-28-14 212点
○倉持 大也(関東学院大学)
 77位 (45)-42-28-21-30-36-28-14 215点

RS:X級女子【参加艇数58艇】
シルバーフリート
○小嶺 恵美(一宮グループ, J-WILLコーポレーション)
 36位 (25)-12-25-5-24-22-2-1 90点
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 37位 18-(21)-6-18-17-12-19-9 99点

49er級【参加数数59艇】
シルバーフリート
○古谷信玄・八山慎司(SPN)
 34位 20-19-(28)-23-14-20-9-17-11-9-2-17

49erFX級【参加艇数30艇】
○山崎アンナ・高野芹奈(ノエビア)
 15位 11-6-16-(18)-14-12-15-10-19-STP-23-15

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


大会3日目

470級

予選ラウンドが終わり、男子3チーム女子1チームが決勝に進出しました。
磯崎・高柳チームは良い流れに乗って総合1位、女子も総合を10位に上げて、明日からの決勝に臨みます。惜しくも24位でシルバーフリートになった小泉・野田チームもシルバー1位を目標に臨みます。予選順位が20番になったことで戦い方がシビアになっています。

明日からの決勝レースは30分の短い設定で1日3レースが行われます。勝負が早い分、瞬発力が問われるシビアなレースで、日本チームがどこまで戦えるかが鍵となります。(レポート:中村健一)

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▲総合1位で決勝に臨磯崎哲也・高柳彬


レーザー級・ラジアル級

今日も風待ちの後シーブリーズが入るのを待っての出艇となりました。上位60艇がゴールドフリートとなり、レーザーは樋口、瀬川がゴールドフリートに残りました。
今日の海面のコンデションは昨日とほぼ同じ。
1レース目樋口は20番前半で上マークを回っていきますが、ゲートマークの大混戦に巻き込まれ大きく順位を落としました。その際、スターボード艇を避ける際にロッキングをしたとしてジュリーに42条違反をとられ失格となりました。続く2レース目はスタート後フレッシュウインドを掴んだ樋口は上マークをトップ回航、同じくフレッシュウインドを掴んだ瀬川もシングル後半で上マークを回航しました。2人ともスタート後のフレッシュウインドで行きたい方向に伸ばすことを課題としていただけにいいレースでした。フィニッシュは樋口2位、瀬川8位となりました。

ラジアルの土居は総合31位まで順位を上げてきました。(レポート;飯島洋一)

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▲ダントツで上マークを回航する樋口


RS:X級

選手コメント
池田健星:
この3日間の6レースすべてで、タクティクスのミスをしてしまいました。明日からシルバーフリートでのレースになりますが、課題のコース取りを修正して大きく順位を伸ばしたいと思います。

倉持大也:
今日はスタートをしっかり決めることができず、常に後追いの苦しい展開が多くなってしまいました。予選フリートが終わってしまい明日からシルバーフリートになるので、この中でしっかり前を走れるようにしたいです。

小嶺恵美:
今回は風に合わせてセッティングできず、スピードに乗ることができませんでした。そのせいもありスタートも攻めることができませんでした。レースを重ねて何が悪くて走れないのかがわかってきたので、改善して明日からのレースに繋げていきたいと思います。


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▲伊勢田、下マーク回航

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▲小嶺、スタート

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▲男子のスタート


49er・49erFX級

3日目は南南西から南西のシーブリーズの中49er、49erFXともに3レースずつ行われました。
FXの山崎・高野はシングルに持っていきたいところですが、なかなかスコアを上げることができません。今日も10番台に留まり13位をキープです。
49erはシルバーフリートでのレースとなりましたが、やっとレース勘がつかめてきたようです。上位に食い込むにはまだまだですが、昨日より順位を上げ現在41位となりました。(レポート:山田寬)


●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 1位 (6)-6-1-6-1-2 16点
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 18位 6-9-3-(24)-15-13 46点
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 24位 19-(21)-4-4-11-18 56点
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 15位 21-(23)-6-3-3-8 41点

470級女子【参加艇数42艇】
○Marina Gallego・吉岡美帆(スペイン・ベネッセホールディングス)
 10位 (20)-9-7-5-3-4 28点

レーザー級【参加定数134艇】
ゴールドフリート
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟)
 36位 17-9-UFD-4-(RET)-2 78点
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館) 
 46位 8-33-14-27-(57)-9 91点
○北村 勇一朗(関東学院大学) 
 68位 21-(37)-31-10-17-13 92点

レーザー・ラジアル級【参加定数84艇】
○土居 愛実(Team Abeam)
 31位 15-23-25-14-11-24 87点

RS:X級男子【参加艇数96艇】
○池田 健星(神奈川県立逗子高等学校)
 83位 39-(43)-31-24-42-34 157点
○倉持 大也(関東学院大学)
 76位 (45)-42-28-21-30-36 170点

RS:X級女子【参加艇数58艇】
○小嶺 恵美(一宮グループ, J-WILLコーポレーション)
 41位 (25)-12-25-5-24-22 71点
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 36位 18-(21)-6-18-17-12 87点

49er級【参加数数59艇】
シルバーフリート
○古谷信玄・八山慎司(SPN)
 41位 20-19-(28)-23-14-20-9-17-11 133点

49erFX級【参加艇数30艇】
○山崎アンナ・高野芹奈(ノエビア)
 13位 11-6-16-(18)-14-12-15-10-19 102点

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


大会2日目

朝から風が弱く、各クラス風の強弱と難しいシフトの中、予定通りレースが消化されました。今日で予選が終了したクラスもありますが、1つでも上を狙って明日も頑張って欲しいと思います。


470級

ゴールドフリートに残るためには今日が重要な1日です。
男女ともに良いレースを展開し、予選最終日の明日に繋げました。
女子ベネッセチームは安定したスコアで総合順位を13位まで上げました。
男子も奮闘し、磯崎・高柳チームが3レース目でトップフィニッシュ、し総合を6位まで上げてきました。上位陣がスコアを崩す中、日本チームは踏ん張りました。(レポート:中村健一)

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▲会心のスタート 磯崎・高柳


レーザー級・ラジアル級

今日は風待ちの後、シーブリーズが入るのを待って出艇となりました。6から8ノットの中で2レースが行われました。
今日も樋口が見せてくれました。2レース目で右も左もさほど風の強さが変わらないと判断した樋口は、スタート後に大きく右に展開してフレッシュな風を掴んで上マークをトップで回航しました。ダウンウインドで抜かれはしましたが4位でフィニッシュ。総合でも29位となっています。北村も2レース目に10位をとりました。
ラジアルの土居は25-14といつもの冴えが見られませんでした。(レポート;飯島洋一)

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▲2レース目2位と調子の上がってきた北村

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▲2レース目上マークトップ回航4位でフィニッシュの樋口


RS:X級

今日は風が弱い予報だったため男女別海面でのレースが行われました。
女子は得意な風域でシングルが取れるようになってきていますが、まとめることに苦労しています。伊勢田は7ノットから9ノットの風で6位、小嶺は5ノットから7ノットの中で5位と、得意な風域で確実に上位に入れるようにしたい。明日も同じようなコンディションなので、2レースともにスングルが取れるように頑張ってもらいたいと思います。
男子はレース前にミーティングを行い、昨日とは違う1つ前のグループでレースをすることができました。明日はさらに1つ前のグループとレースができるように集中したレース展開をしてほしいものです。(レポート:宮野幹弘)

選手コメント
倉持大也:
今日はシフトが多く少しの判断ミスで順位を落としてしまうことがありました。昨日より成績は上がりましたが、課題が多く残っているので、しっかり反省し明日のレースに繋げていきたいと思います。

小嶺恵美:
今回のレースでは良いところ、悪いところが、はっきり結果に出ています。明日以降ミスを減らし、ていねいなレース運びを心がけ、得意な風域で確実にシングルを取れるようにしていきたいです。

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▲伊勢田 6位フィニッシュ

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▲倉持、池田の下マーク回航


49er・49erFX級

初日
49erは午前中に2レース、午後に1レースの計3レースが行われました。
49erでは初のビッグレガッタとなる古谷・八山組は北東の風15~18ノットの中で行われた午前中の2レースでは、ボートスピードもありいい展開でレースをしました。しかし、2レースともダウンウインドレグで沈をして大きく順位を落とし、20位-19位と出遅れました。
西寄り4~8ノットの風で行われた午後のレースではスタートでの出遅れを挽回できず28位と厳しいレースとなりました。
成績においては厳しい現実を突きつけられた初日でしたが、これまでの取り組みの成果は確実に見られており、課題は多くあるものの見ていて悲観すべき内容ではありません。

49erFXは午後から南西~西の軽風の中で3レースが行われました。
山崎・高野組はいい場面を見せるものの経験の浅さからちょっとしたポジショニングで大きく順位を落としてしまうことがあります。それでも第2レースでは6位と上位を走ることもできるので、2日目以降に期待です。初日成績は11位-6位-16位で12位につけています。
FXクラスはまだ完成されていない選手が多く、順位の入れ替わりが全体として激しい印象を受けましたが、これからの取り組みで一歩抜け出せるチャンスが大いにある状況です。

2日目
2日目のパルマは朝から風がなく風待ちの後入ってきたシーブリーズの中49er、FXともに3レースずつ行われました。
FXの山崎・高野は好位置につけることがあるものの、マーク回りのポジショニングがうまくできず失速して順位を落とす場面が目立ちました。シングルを走れるチャンスが多いだけに、日々の経験を生かし明日につなげてほしいと思います。

49erは軽風の捉えどころの難しい風に翻弄され順位を上げることはできません。初めての多艇数のレースなので毎日が勉強ですが、明日以降も軽風が予想されますので風をよく観察し、どのようにレースが展開されているかを理解していってもらいたいと思います。(レポート:山田寬)

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▲苦戦しつつも日々勉強の古谷・八山

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▲混戦をうまく抜け出すことが課題の山崎・高野


●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 6位 (6)-6-1-6 13点
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 12位 6-9-3-(24) 18点
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 20位 19-(21)-4-4 27点
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 23位 21-(23)-6-3 27点

470級女子【参加艇数42艇】
○Marina Gallego・吉岡美帆(スペイン・ベネッセホールディングス)
 13位 (20)-9-7-5 21点

レーザー級【参加定数134艇】
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟)
 29位 17-9-(UFD)-4
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館) 
 57位 8-(33)-14-27
○北村 勇一朗(関東学院大学) 
 71位 21-(37)-31-10

レーザー・ラジアル級【参加定数84艇】
○土居 愛実(Team Abeam)
 42位 15-23-25-14

RS:X級男子【参加艇数96艇】
○池田 健星(神奈川県立逗子高等学校)
 83位 39-(43)-31-24
○倉持 大也(関東学院大学)
 79位 (45)-42-28-21

RS:X級女子【参加艇数58艇】
○小嶺 恵美(一宮グループ, J-WILLコーポレーション)
 35位 (25)-12-25-5
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 36位 18-(21)-6-18

49er級【参加数数59艇】
○古谷信玄・八山慎司(SPN)
 47位 20-19-(28)-23-14-20

49erFX級【参加艇数30艇】
○山崎アンナ・高野芹奈(ノエビア)
 13位 11-6-16-(18)-14-12

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1


48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía
2017.3.27-4.1

48 Trofeo S.A.R. Princesa Sofía


●開催会場:スペイン・マヨルカ島 Majorca Spain
●日 程:
3月27日〜29日 予選6レース(2レース/日)
3月30日〜31日 決勝レース:3レース(上位20艇)
4月1日       メダルレース(上位8艇)/閉会式(メダルセレモニー)

●大会サイト:http://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race


大会1日目

470級

レース形式が変わった
今回の大会では470クラスのレースフォーマットが変わり、予選の上位20位までが決勝進出、20艇で決勝を行った中の上位8位がメダルレース進出で、チャンピオンが決まります。また、レースコースも新たにリーチングレグが増えて、今後のレースで取り入れられる可能性が高いようであれば練習内容も戦略も変わってくると思われます。

大会前のコーチミーティングではカーボンマストの採用について国際470協会を中心に各国のコーチ陣で意見交換会も行われ、いろんな意味で大きな変化が訪れようとしています。

大会初日は男女ともに2レースが消化されました。先に行われた男子は強風の中、スムーズに2レースが行われましたが、女子が行われる13時にはパタリと風が止み、風が安定する時間まで待ってスタートしたのは18時前のスタートとなり、タフな1日となりました。

男子は2グループに分けられました。20位以内がゴールドフリート進出の条件だけあって緊張感がこれまでとは違い熾烈な争いとなっています。その中で、総合9位の磯崎・高柳チームが安定しています。また14位につけている市野・長谷川チームも、上マーク順位からは落ちているもののなんとか踏ん張っています。
その他のチームは明日のレースで巻き返しを期待しています。(レポート:中村健一)

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▲市野・長谷川組の下マーク争い


レーザー級・ラジアル級

トレーニングの成果
レーザー、ラジアルともに予定どおり11時にスタートとなりました。

1レース目は雲の影響で12~16ノットの風で行われ、2レース目は雲がなくなり風も落ち右から左から風が入るコンディションでレースが行われました。

この大会の前キプロス、クロアチアでロンドン、リオオリンピックの選手達とトレーニングを積んできたレーザー男子チームは瀬川が1レース目に8位、樋口が2レース目に9位と今までにないようなレース展開を見せてくれました。
ラジアル級はシフトにうまく乗ることができず出遅れ初日40位となりました。(レポート;飯島洋一)

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▲ヨーロッパのレースで初シングルの瀬川

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▲4位で上マークを回航する樋口


RS:X級

選手コメント
池田健星:
スタートは良かったがその後の展開でミスが多く、周りの雰囲気にのまれてしまい自分のしースが全くできなかった。明日はミスを少なくしレースになるように頑張っていきたい。

伊勢田愛:
1レース目ではスタートは良かったものの自分のセッティングを出すことができず、登り角度が悪くなってしまった。下りでは順位を上げることができたので1上の順位をしっかり取れるようにしたい。2レース目は自分の得意風域だったが、スタート直後風が一気に50度ほど右に触れてしまった。すぐにリカバリーをすれば良かったのだがそれができず、難しいレース展開になってしまった。明日は同じことがないように順位を上げられるように頑張りたい。

宮野幹弘(帯同コーチ):
男子については、練習でできていることが全くレースではできていない。周りを見ること風を見ることなど、練習ではできることをしっかりとやれるように集中してほしい。

女子は風が急に落ちて2レース目が2回中止になり、この2レースともに2人ともシングルで1上を回航していただけに悔やまれた。風も安定した中でのレースではなかっただけにとても難しい展開だった。女子はパンピングコンディションではシングルを取れる実力がある。明日からは得意なコンディションの予報が出ているので頑張っていきたい。

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▲4位で上マークを回航する樋口

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▲4位で上マークを回航する樋口

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▲4位で上マークを回航する樋口

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▲4位で上マークを回航する樋口

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▲4位で上マークを回航する樋口


●成績:
470級男子【参加艇数56艇】
○磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
 9位 6-6 12点
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
 14位 6-9 15点
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
 45位 19-21 40点
○今村亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
 47位 21-23 27点

470級女子【参加艇数42艇】
○Marina Gallego・吉岡美帆(スペイン・ベネッセホールディングス)
 29位 20-9 29点

レーザー級【参加定数134艇】
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟)
 33位 17-9
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館) 
 58位 8-33
○北村 勇一朗(関東学院大学) 
 87位 21-37

レーザー・ラジアル級【参加定数84艇】
○土居 愛実(Team Abeam)
 40位 15-23

RS:X級男子
○池田 健星(神奈川県立逗子高等学校)
 84位 39-43
○倉持 大也(関東学院大学)
 89位 45-42

RS:X級女子
○小嶺 恵美(一宮グループ, J-WILLコーポレーション)
 37位 25-12
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 39位 18-21


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)