総括
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
総括レポート
レーザーラジアル
土居 愛実（Team Abeam）優勝
土居がついにリオオリンピックの金メダリストMarit BOUWMEESTER（オランダ）を破り、海外レースで優勝を果たした。
リオ以降、今一つ調子の波に乗れなかった土居だったが、持ち味の軽風のスピードが戻り、ダウンウインドのスピードも以前に増して良くなった結果であった。最終日のメダルレースはミスも多くヒヤリとさせる展開もあったが、落ち着いてダウンウインドのスピードを武器に先行艇を抜き9位でフィニッシュし優勝を決めた。（メダルレースでMaritが1位、土居が10位の場合は逆転でMaritが優勝であった）
8月、同じメデンブリックで開催される世界選手権では優勝を目指して頑張ってほしい。
▲優勝を決めた直後の土居愛実選手（photo by Klaas Wiersma / Delta Lloyd Regatta）
レーザースタンダード
瀬川 和正（鳥取県立米子産業体育館）19位
南里 研二（三重県体育協会）45位
北村 勇一朗（関東学院大学）74位
樋口 碧（神奈川県セーリング連盟）77位
ラジアルの土居の優勝に隠れて目立ちはしなかったが、海外レースで19位と最近のレーザークラスにはない成績を瀬川が残した。未だ課題は多いものの、いたるところで成長を感じさせるレースをした。このままトレーニングを続けて、9月のクロアチアの世界選手権では皆を「アッ！」と驚かせる成績を残してくれると信じている。
これまでは「日本のシングルハンドは世界に通用しない」と言われ続けてきたが、土居、瀬川の活躍から、この言葉はもう当てはまらない。今後は「レーザー強豪国」と言われるように頑張っていってほしい。
RS:X 男子
池田 健星（明治大学）23位
倉持 大也（福井県体育協会）26位
ロンドン、リオの金メダリストのドリアンが大会に参加し、日本の若手2人も果敢にドリアンに挑む姿が印象的であった。さすがにドリアンにはまったく歯が立たなかったが、今回のような小フリートの中で一緒にレースができたことは大きく、学ぶものは多かったはずである。伸び盛りの年代の選手の今後の活躍に期待をしたい。
49er
古谷 信玄・八山 慎司（株式会社エス・ピー・ネットワーク）22位
4月のプリンセスソフィアレガッタに続いての海外レースとなった。国内では経験できないフリートレースができ、いい練習となったはずである。例年デルタロイドレガッタは雨、強風でレース数が少なくなることが多いが、今回は暖かく多くのレースが行われたことは幸運だった。まだ海外選手に比べ49erの経験が少ない2人だが、伸びしろは他の選手に比べて大いにある。今後の2人の活躍に注目したい。
日本からの連日の応援、ありがとうございました！
（Report by 飯島 洋一）
●大会サイト：http://www.deltalloydregatta.org/
（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
Day5
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
大会5日目 最終日
土居愛実 レーザーラジアルクラス優勝!!
▲メダルレース終了直後の土居。ハラハラドキドキの展開でしたが、ダウンウインドのスピードを生かしてしっかり優勝決めました
▲表彰台。ついに女王マリットに勝ちました
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（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
Day4
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
大会4日目
土居愛実が首位をキープ!!
オランダのメデンブリックで開催中のデルタロイドレガッタの4日目を終え、土居愛実選手が首位をキープしています。
リオのメダリストが揃う本大会で、2位のMaritと18点差。
残るはメダルレースのみ。明日、普通にレースができて、取りこぼしがなければ、1位の可能性が大です。
Report by 斉藤 愛子
Photo by 飯島 洋一
▲黄色のドットをつけて走る土居
▲49erのコーチボート上、左から古谷、ユルキー、八山
▲古谷、八山組
▲余裕の表情の土居
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（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
Day3
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
大会3日目 （写真レポート）
▲ドリアン（金メダリスト）を追いかける日本選手
▲南里の下マーク回航
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（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
Day2
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
大会2日目 （写真レポート）
▲49er級の古屋・八山組
▲練習の成果が実りつつある瀬川
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（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
Day1
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
大会1日目 （写真レポート）
▲金メダリストのドリアン（左端）と並んでスタート
▲スタート後の樋口
▲ゲートマークでの凌ぎ合い瀬川
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（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
DLR
Delta Lloyd Regatta 2017
2017.5.23-5.27
デルタロイドレガッタ 2017
●開催期間：2017年5月23日～27日
●開催会場：オランダ・メーデムブリク Medemblik・Netherland
●出場選手：
レーザーラジアル
○土居 愛実（Team Abeam）
レーザースタンダード男子
○瀬川 和正（鳥取県立米子産業体育館）
○北村 勇一朗（関東学院大学）
○樋口 碧（神奈川県セーリング連盟）
○南里 研二（三重県体育協会）
RS:X 男子
○池田 健星（明治大学）
○倉持 大也（福井県体育協会）
49er
○古谷 信玄・八山 慎司（株式会社エス・ピー・ネットワーク）
●帯同コーチ：
○飯島 洋一（日本セーリング連盟）
○宮野 幹弘（日本セーリング連盟）
○中村 昭仁（日本セーリング連盟）
○Jyrki Jarvi（海外招聘コーチ）
○Arthur Brett（Team Abeam）
●大会サイト：http://www.deltalloydregatta.org/
オランダのメデンブリックでデルタロイドレガッタが開催されます。
メデンブリックはアイセル湖の西側に位置しており、繁華街が300ｍ程度しかないような小さな小さな町です。毎年この時期はデルタロイドレガッタが開催され、この小さな町はデルタロイドレガッタ一色に染まります。
日本チームはリオオリンピック代表の土居をはじめ、東京オリンピックを目指す若手が多く参加します。今年は暖かいオランダですが、例年通り良い風が吹きそうです。日本人選手の活躍を応援お願いします。
Report by 飯島洋一
●選手コメント：
RS:X
池田健星
直前に参加したヨーロッパ選手権では、風や、他艇に対応できず、自分から順位を下げてしまうレースが多く目立ちました。本大会は目先の情報だけに捉われず、しっかりと地に足が着いたレースを心がけたいです。
倉持大也
長期にわたるヨーロッパ遠征の最後の大会なので今まで経験してきたことを存分に活かし課題とするスタートで抜け出すこと、スピード中心のレース展開をすることを確実に実行し、いい結果で締めくくれるように頑張ります。
▲朝のレガッタセンター
▲事前練習中のRS:X
▲町中いたるところにデルタロイドの旗がなびきます
（編集・文責：JSAFオリンピック強化委員会・広報）
