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総括


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権

総括レポート


今回の世界選手権はシリーズを通して風速 6〜16ノットの中風域で競われた。レース海面は地形の影響による風の振れが大きいことに加え、潮の流れもあるコンディションだった。
リオ五輪以降、男女とも世界ランキングの上位5チームほどが2020東京オリンピックへ向けて活動を継続する一方、今大会はオリンピック次年大会とあって世代交代が多く見られたことが印象的だった。若手チームが多い日本は、この新しい流れの中でチャンスがあったといえる。
平均8〜10ノットの風でO旗掲揚でのロッキング、パンピングが多く求められ、激しい動作の中で冷静にシフトを捉え、ストラテジー、タクティクスの最善の一手を打つ強さが求められた。
結果から見ると、男子は11位の土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)を筆頭に10番代に5チームが入る健闘を見せた。目標のメダルには到達できなかったが、今回のコンディションの中で世界のトップグループに対して場面場面で対等に戦える強さを感じたことは、次につながる収穫であった。
女子は、ギリシャのイリアスコーチを招き、ベーシックな部分を厳しく指導していただき、プロとしての時間の使い方、準備についてなど多くを学ぶことができた。しかし、ゴールドフリートに進出したのは4チーム中1チームのみとなり、厳しい現実を突きつけられた。それぞれのチームが結成して間もないチームであり、これからの活動をより充実させることが今後世界で戦っていく上での「鍵」であると強く感じた。
今回の大会で改善すべき項目を洗い出し、強化策を再構築し、実施していきたいと考える。


470級男子(8チーム)【参加艇72艇】
ゴールドフリート
11位 土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング) 
13位 市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
16位 神木 聖・疋田大晟(YAMAHA Sailing Team 'Revs’)
18位 磯崎哲也・高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
19位 今村 亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
21位 高山大智・今村公彦(YAMAHA Sailing Team 'Revs') 
シルバーフリート
38位 出道耕輔・中川大河 (福井県セーリング連盟)
39位 小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)

470級女子(4チーム)【参加艇60艇】
ゴールドフリート
25位 田中 美紗樹・工藤 彩乃(早稲田大学・日本体育大学)
シルバーフリート
37位 宇田川 真乃・関友 理恵(YAMAHA Sailing Team 'Revs’)
47位 山本 祐莉・齊藤 由莉(鳥取県セーリング連盟)
49位 林 優季・西代 周(明海大学)

●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day4


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権

決勝最終日



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▲総合13位までジャンプアップした市野直毅・長谷川孝チーム、3レースともに良い走りでした

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▲最終レース、日本チームが2位、3位、4位で上マーク回航。吹きの強さを世界に見せつけます

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▲最終レース2位フィニッシュの今村亮・外薗潤平チーム(総合19位)

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▲総合11位で惜しくもメダルレースに届かなかった日本トップの土居一斗・木村直矢チーム



●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day3


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権

大会3日目



軽風域で2レースが実施されました。男子は軽風域を得意とする神木・疋田、市野・長谷川の両チームが2レースともにシングルでまとめ、神木組が総合13位、市野組が17位にジャンプアップしました。土居・木村組も2レースを踏ん張り16位に位置しています。

女子で唯一ゴールドフリートに残った田中・工藤は予選のように前を走らせてもらえず苦戦です。特に下マークゲートのポジション取りが上手くできず後退してしまうケースが多く見られますが、シニアのワールドで揉まれていろいろなことを学んでいます。

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男子スタート30秒前、本日7−7で13位にジャンプアップした神木・疋田(4600)は、スタートでも下側にフリーウォーターをしっかり確保して良いレースができました

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男子:1上から2マークに向かうリーチング。軽風域でフレッシュウインドを掴もうとし、位置取りに苦労する各艇です

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女子:田中・工藤はゴールドフリートに入り、シニアの洗礼を受けています。特に下マークゲートではマークルームをもらえるポジションに持っていくために苦戦していますが、同時に多くを学んでいます

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▲通年よりもここの所、気温が高いため水温も上昇!シーブリーズの入りが遅くなって昨日同様陸上待機!!

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▲コーチも暑熱対策で中には小さな日傘で暑さを凌いでいます

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▲女子フィニッシュ前のマーク回航:田中・工藤はスタートで出遅れ、フレッシュな風を取りに行ったところフリートに対し大きな風を掴むことができ上マークから上位グループに位置します。ダウンウインドの下マークゲートではこれまでマークルームを与える立場で順位を落としていましたが、今日は先読み(自チームが有利な位置に持って行け)4位でフィニッシュ、総合でも21位まで上がりました

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▲ゴールドフーリートシビアなスタート

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▲見るまでが緊張の瞬間のボード。ワールドだけにシビアなスタートが求められ、多くのチームがUFD,BFDにかかっています

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▲2位フィニッシュで総合を19位に上げた磯崎哲也・高柳彬チーム 3位フィニッシュで総合12位、日本のトップポジションを走る土居一斗・木村直矢チーム

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▲6位フィニッシュで勢いが出てきた高山大智・今村公彦チーム

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▲総合20位の今村亮・外薗潤平チーム 総合17位の市野直毅・長谷川孝チーム 残り3レースで巻き開始を図りたいところです


●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day2


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権

大会2日目
(写真レポート)


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▲女子の田中・工藤は予選2日目で2-4位で開花!ゴールドフリートに進出です

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▲女子の宇田川・関はダウンウインドの走らせ方に手ごたえを感じだしました

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▲女子の林・西代下マーク回航。スタートは良くなりました。走りも良くなりました。レース展開を学ばなければなりません

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▲下マーク回航後の女子の山本・斉藤。毎日が刺激があり多くを学んでいます

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▲JPN4600神木・疋田19位、JPN11土居一斗・木村16位、JPN4601高山・今村公彦36位で決勝へ

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▲男子の市野・長谷川27位で決勝進出

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▲男子の今村・外園予選30位で決勝へ

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▲男子予選終了。磯崎・高柳、スタート後のロッキングで少しでも前に!

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▲磯崎哲也・高柳彬

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▲今村 亮・外薗潤平

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▲土居一斗・木村直矢

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▲高山大智・今村公彦

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▲市野直樹・長谷川孝

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▲小泉颯作・野田友哉

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▲神木 聖・疋田大晟

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▲出道耕輔・中川大河

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▲田中美沙樹・工藤彩乃

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▲宇田川真乃・関友理恵

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▲林 優季・西代 周

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▲山本祐莉・齊藤由莉


●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)


Day1


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権

大会1日目
(写真レポート)


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▲1上マークを回航する。日本の女子チーム。若手中心のチームが多く、たくさんのことを学んでいます(4585宇田川・関、4465田中・工藤)

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▲第2レースの1下ゲートマークを回航する田中・工藤

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▲テントで暑熱対策、暑いです

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▲大会初日は陸風と海風が喧嘩して2時間のAPでした。ハーバーではジブセール上げて影を作り、暑さをしのぎます


●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

470WC


2017 470 World Championships
7-15 Jul 2017



2017 470世界選手権


●開催期間:2017年7月7日~15日
●開催会場:ギリシャ共和国 テッサロニキ Thessaloniki Greece
●大会スケジュール:
7月10日〜11日 予選5レース・開会式
7月12日〜14日 決勝6レース
7月15日     メダルレース(上位10艇)・閉会式

●出場選手:
470級男子(8チーム)【29ヵ国/参加艇72艇】
○磯崎哲也・高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク・日本経済大学)
○今村 亮・外薗潤平(一宮グループ・九州旅客鉄道)
○土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
○高山大智・今村公彦(YAMAHA Sailing Team 'Revs') 
○市野直毅・長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴム)
○小泉颯作・野田友哉(トヨタ自動車東日本・日本経済大学)
○神木 聖・疋田大晟(YAMAHA Sailing Team 'Revs')
○出道耕輔・中川大河(福井県セーリング連盟)

470級女子(4チーム)【25ヵ国/参加艇60艇】
○田中美紗樹・工藤彩乃(早稲田大学・日本体育大学)
○宇田川真乃・関友理恵(YAMAHA Sailing Team 'Revs') 
○林 優季・西代 周(明海大学)
○山本祐莉・齊藤由莉(鳥取県セーリング連盟)


●大会サイト:http://2017worlds.470.org/en/default/races/race


ギリシャ・テッサロニキは首都アテネからおよそ300㎞北に位置したギリシャで2番目に大きい街です。2009年に470ジュニアワールドが開催されています。ギリシャは470級でオリンピックのメダルを獲得しており、今大会でもその自負と意気込みを感じ取れます。

テッサロニキに入りし、まずは暑さに驚きました。この数日は最高気温35度ほどですが、10日ほど前は45度にもなる日が続き、暑さとの戦いもレースに大きく影響しそうです。日本チームも水分補給をこまめに行い、艇置き場にテントを設置するなど、暑熱対策を施しています。

今年の世界選手権には男子が29カ国77艇、女子は25カ国61艇の参加です。
日本からは男子8チーム(自主参加含む)、女子4チームの合計12チームが出場し、大所帯となりました。

日本の各チームは昨日までに計測を終え、大会に向けてそれぞれ最終調整に入っています。この2017年世界選手権は日本の選手にとっては2018年ナショナルチーム選考(総合成績トップ10または国別順位8位以内)がかかる重要な大会となり、各チームの気合が感じ取れます。

また、本大会がオリンピッククラスの最初の世界選手権となるので、ほかのクラスに勢いをつけられるような大会にすべく頑張りたいと思います。

Report & Photo by オリンピック強化委員会


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ハーバーでは各国暑熱対策のためにテントを張って対応しています

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▲ヨットクラブのハーバーマスター

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▲海から見たテッサロニキの町

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▲大会前の計測を受ける各チーム

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▲頑張れ「日の丸セーラーズ」


(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)