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Day6


2017 Laser Standard Men's World Championship
12 - 19 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


大会6日目
(総括レポート)


9月19日(最終日)

9月19日大会最終日、近づいてくるサンダーストームの通過のため、長い陸上待機を強いられましたが、時間切れでレースを行なうことができず大会は終了しました。

優勝はキプロスのPavlos Kontides。予選最終日に北村と同じくセールが破けるトラブルに見舞われながらも、終わってみれば2位の選手にダブルスコアの圧勝でした。

2月からスプリットで多くの練習を彼とともにこなしてきた日本の選手たちは、仲間が世界一になったようで一緒に喜びを分かち合いました。多くの時間を彼と共有してきた我々は、彼のセーリングに対する情熱を感じ、見習わなければならないと思っています。毎日、毎日続けられる陸上トレーニングと海上トレーニング。誰よりも早く出艇し、ダラダラとやっている若手選手に喝を入れ、テンポよく練習します。

日本チームの成績は瀬川63位、南里64位、北村86位、樋口121位となりました。
成績だけを見ると今ひとつのように思われます。しかし、目標としていた参加艇数の50パーセント突破を2人の選手がクリアしたことに達成感を感じています。
残念なのが序盤ゴールドフリート圏内でレースをしていた北村が、セールのアクシデントで2レースをリタイアしたことです。勝負の世界に「タラレバ」は禁物ですが、これがなければ北村も50パーセントをクリアしていたと考えると悔いが残ります。このアクシデントは自身では防ぎきることができないことでした。大会3日目終了後に40枚近いセールが修理に出されたにもかかわらず、その中で北村のみがレース中にリタイアを2回することになったのです。

今回の成績で、ようやく世界レベルの「入り口」に立つことができた観のある日本チームですが、これからは今まで以上のトレーニングを続けて行かなければ、入口より先に進むことができません。完成度の高いボートハンドリング、そのハンドリング技術を続ける体力、ダウンウインドも様々なコンデションに完璧に対応することが必要になってきます。今回のこの成績に満足することなく(するとは思いませんが)、努力を続けてほしいと思います。

最後になりましたが、世界選手権に向け練習を続けてきた4人の代表選手、お疲れ様でした! また、大会期間中、日本より多くの声援をありがとうございました。
選手たちは休むことなく、蒲郡ワールドカップ、江の島オリンピックウィークに参加します。これからもさらなる応援をよろしくお願いいたします。


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▲優勝はキプロスのパブロフ コンディダス。終わってみれば圧勝のレガッタでした

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day5


2017 Laser Standard Men's World Championship
12 - 19 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


大会5日目
(写真レポート)


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▲今日も長い長い風待ちの後、出艇となりました

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▲フリートをリードする瀬川、南里

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▲北村も4位で上マークを回航しました

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day4


2017 Laser Standard Men's World Championship
12 - 19 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


大会4日目
(写真レポート)


今日は不安定で弱い風のため、ゴールドフリートが1レース実施したのみで、日本チームのレースはありませんでした。

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▲出艇前に前線が通過。大粒のひょうが降りました

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▲午前中の風もなくなり、不安定で弱い風で漂うレーザーの集団

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3


2017 Laser Standard Men's World Championship
12 - 19 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


大会3日目
(写真レポート)


昨日1レースしかできなかったため、今日3レースを行いました。20ノットの中での3レース、体力的に相当、消耗しました。

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リーチングでかっとぶ南里。ようやくレースの流れに乗ることができました

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2レース目のスタート直後にセールが破け、マストが突き抜けてしまった北村

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北村は本部船から新しいセールを受け取り、荒れる海の中セールチェンジして3レース目に参加しましたが、1時間もたたずに再びセールが破け、3レース目もリタイヤ

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レース後、修理に出されるセール。日本チームも4枚のセールを修理に出しました

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2


2017 Laser Standard Men's World Championship
12 - 19 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


大会2日目
(写真レポート)

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▲大会ホストのJK MORNAR。リオ・オリンピック銀メダリストのTonci Stipanovicの所属ヨットクラブです

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▲スタートは良かったものの、コースに思い切りがなかった瀬川

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▲上マーク15位くらいからゲートマーク4位まで順位を上げた北村

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▲抜きつ抜かれつの勝負で最後に順位を上げ、北村は7位でフィニッシュ!

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Laser WC


2017 Laser Standard Men's World Championship
2 - 10 Sep 2017



レーザー男子 世界選手権


●開催期間:2017年9月12日~19日
●開催会場:クロアチア・スプリット Split, Croatia
●大会スケジュール:
9月12日~13日 受付・計測
9月14日~19日 レース

●参加艇数:148艇(52ヵ国)
●出場選手:
○瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館)
○南里 研二(三重県体育協会)
○北村 勇一朗(関東学院大学)
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟・エニタイムフィットネス関内)

●帯同コーチ:
○飯島 洋一(日本セーリング連盟)
○中村 昭仁(日本セーリング連盟)

大会サイト:https://laserworlds2017.com/


クロアチア第二の都市のスプリットは温暖な地中海の魅力に包まれ、歴史的建造物も多く、1979年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。

日本チームは昨年の2月からスプリットでオリンピックメダリスト達と多くの合同練習を行ってきました。我々にとってのキャンプ地ともいえるスプリットで2017 Laser Standard Men's World Championshipが開催されます。

オリンピック後の初めての世界選手権となり、東京2020を目指す若手の活躍が期待されますが、一方リオ・オリンピックの金、銀、銅メダリストすべてが参加し、一昨年、昨年の優勝者Nick Thompson(GBR)も3連覇をかけて参加するなど、見どころ満載のレースになると思われます。

レースは14日~19日の6日間(予選3日、決勝3日)で12レースが予定されています。先月、オランダにて男子ユースの鈴木選手が6位、女子のラジアル級の土居選手が3位と日本レーザーチームは今までにない活躍を続けています。この波に乗りここスプリットでも勢いのあるセーリングをしてほしいと思います。日本より応援よろしくお願いします!

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▲レーザーワールド参加艇は148艇

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▲日本から参加の4選手。左から瀬川、北村、南里、樋口

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)