Day6
2017 RS:X Windsurfing World championships
16 - 23 Sep 2017
2017 RS:Xウィンドサーフィン 世界選手権
大会6日目
(総括レポート)
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圧巻の中国チーム、男女優勝、女子表彰台独占‼
本日、大会最終日を迎えました。トップ10選手はメダルレース、残りはフリートレースがそれぞれ1レースずつ行われ、レース終了後は閉会式と表彰式が行われました。
本レガッタは、台風通過後の大波・吹き返し、シーブリーズの南風、天気が悪くなる前の東風、および北風と、江の島の様々な顔が現れるレースとなりました。全体的に見れば軽風が多かった印象で、この風域を得意とする選手が表彰台を独占しました。
圧巻は、中国選手の層の厚さです。メダルレースに男子は3艇、女子は5艇出場しています。男子は1位と3位を、女子は表彰台を独占しました。
日本チーム男子最上位(17位)の富澤は、全体的にみればレースの内容が良くなっているような印象でしたが、決勝シリーズでプロテストのケースとリグトラブルが発生して、今一歩のところでメダルレースにいけませんでした。
女子最上位(26位)の小嶺は、軽風で良い局面が見られましたが、今後はその精度を高めることや、その他の風域でのパフォーマンスをより高めていく必要があります。
日本チーム全体として、男子7名、女子10選手が出場してゴールドフリートに男女各1選手のみが進出という非常に残念な結果となりました。各選手の課題を深く見つめ直して、今後の競技活動に邁進してほしいと思います。
大会中、応援いただきありがとうございました。
Report by 萩原 正大
Photo by Robert Hajduk/2017 RS:X World Championships
●最終リザルト:http://www.rsxclass.org/worlds2017/results/men/
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
17位
○池田 健星(明治大学/KAYA)
56位
○尾川 潤(株式会社島精機製作所)
77位
○倉持 大也(福井県体育協会)
85位
○福村 拓也(株式会社豊田自動織機)
89位
○由利 亮太(鹿屋体育大学)
96位
○岩崎 雄太(パフォーマンスセイルクラフトジャパン株式会社)
101位
●女子10名:http://www.rsxclass.org/worlds2017/results/women/
○小嶺 恵美(一宮グループ/ジェイウィルコーポレーション)
26位
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
37位
○大西 富士子(ホマレ電池)
34位
○須長 由季(ミキハウス)
40位
○新嶋 莉奈(慶應義塾女子高等学校)
51位
○原 百花(武庫川女子大学)
57位
○松浦 花咲実(大阪学芸高校)
58位
○山辺 美希(株式会社サガミ)
60位
○渡辺 純菜(鹿屋体育大学)
61位
○杉本 寧々(慶應義塾大学)
63位
▲男子表彰
▲女子表彰
▲ロンドン2012、リオ2016オリンピックの覇者、オランダの英雄Dorian選手
▲北京2008銅メダリスト、イスラエルのZubari選手が飛ぶ!
▲リオ2016銅メダリスト、ロシアのStefania選手、まだU21です!
▲男子優勝、中国のBing選手
▲女子優勝、中国のPeina選手
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day5
2017 RS:X Windsurfing World championships
16 - 23 Sep 2017
2017 RS:Xウィンドサーフィン 世界選手権
大会5日目
(写真レポート)
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残念ながら、日本選手は誰もメダルレースへ進出できませんでした。
▲ニックコーチと出艇前のミーティングをする富澤
▲メダルレース出場に向けて富澤
▲富澤、残念ながら惜しくもメダルレース出場ならず
▲気合十分でセッティングする小嶺
▲小嶺、判断の難しいレースコンディションに苦戦しました
photo by Robert Hajduk/2017 RS:X World Championships
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day4
Day2
2017 RS:X Windsurfing World championships
16 - 23 Sep 2017
2017 RS:Xウィンドサーフィン 世界選手権
大会2日目
(写真レポート)
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初日3位-4位と走った富澤が、今日も5位、2位と素晴らしい走りを見せてくれました。カットレースが5位というのは、決勝レースに向けて大きなアドバンテージ。暫定4位で決勝シリーズに臨みます!
Photo by Robert Hajduk || 2017 RS:X World Championships
▲第4レース2位フィニッシュの富澤
▲日本チーム女子で唯一ゴールドフリートに残り決勝シリーズへ進出した小嶺
▲決勝シリーズに期待の富澤
▲Japanese Girls Part1
▲Japanese Girls Part2
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day1
2017 RS:X Windsurfing World championships
16 - 23 Sep 2017
2017 RS:Xウィンドサーフィン 世界選手権
大会1日目
(写真レポート)
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レース1日目は男女とも2レースずつ実施しました。
男子の富澤が3-4で2位、女子の小嶺が9-12と走り、初日をスタートしました。
Report by 萩原正大
Photo by Robert Hajduk || 2017 RS:X World Championships
▲テトラポットに打ち付ける大波
▲ビックウェーブに気をつけて!
▲海外選手とのコミュニケーション
▲台風通過翌日のコーチミーティング。台風対策で屋根を撤去した会場で行っています
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
RS:X WC
2017 RS:X Windsurfing World championships
16 - 23 Sep 2017
2017 RS:Xウィンドサーフィン 世界選手権
大会事前レポート
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●開催期間:2017年9月16日~23日
●開催会場:日本・江の島 Enoshi, Japan
●大会スケジュール:
9月16日~17日 受付・計測・開会式
9月18日~23日 レース
●参加艇数:男子111艇・女子67艇 計178艇(42ヵ国)
●出場選手:
男子7名
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
○池田 健星(明治大学/KAYA)
○倉持 大也(福井県体育協会)
○由利 亮太(鹿屋体育大学)
○尾川 潤(株式会社島精機製作所)
○福村 拓也(株式会社豊田自動織機)
○岩崎 雄太(パフォーマンスセイルクラフトジャパン株式会社)
女子10名
○小嶺 恵美(一宮グループ/ジェイウィルコーポレーション)
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
○大西 富士子(ホマレ電池)
○須長 由季(ミキハウス)
○原 百花(武庫川女子大学)
○松浦 花咲実(大阪学芸高校)
○新嶋 莉奈(慶應義塾女子高等学校)
○杉本 寧々(慶應義塾大学)
○渡辺 純菜(鹿屋体育大学)
○山辺 美希(株式会社サガミ)
●帯同コーチ:
○萩原正大(日本セーリング連盟)
○宮野幹弘(日本セーリング連盟)
○小菅寧子(日本セーリング連盟)
○石川祐也/ニック・デンプシー(トヨタ自動車東日本株式会社)
○蛭田加奈子(株式会社豊田自動織機)
○宮川恵子(フリーランス)※尾川氏のサポート
●大会サイト:http://www.rsxclass.org/worlds2017/
42ヵ国から178艇が参加
2017年のRS:X世界選手権は、男子111艇、女子67艇、計178艇(42ヵ国)が参加し、オリンピック開催が決定した神奈川県江の島で実施されます。
参加海外選手の中には、2020年東京オリンピックも想定して、7月下旬から江の島でのトレーニングを行い、準備してきた選手たちもいます。
日本チームは、7月下旬から8月中旬までの約20日間の事前合宿(葉山新港)、9月初旬から大会直前までの約10日間の事前練習会(江の島ヨットハーバー)を実施して、今年の世界選手権の準備だけでなく、東京オリンピックを意識した取り組みを積極的に行ってきました。
とくに、ウインドサーフィン協会(一部はセーリング連盟)のプロジェクトとして、海外コーチ(ブルース・ケンドール)を招聘したことにより、レース時のプロセス、各局面での判断・決定、用具の良し悪しや調整などセーリングの基本的な考え方を再認識するよい機会となりました。
明日からレースが始まりますが、これまでの準備が良い方向に働き、各選手が実力を発揮できるよう日本チームの健闘を祈ります。
Report by 萩原 正大
Photo by Robert Hajduk || 2017 RS:X World Championships
▲日本チームいざ出陣
▲台風対策でボードをハーバー内に全移動。選手・コーチ・スタッフ・ボランティアの協力の賜物です
▲開会式での鏡開き。左からCarlo Dalla Vedova国際RS:Xクラス協会会長、河野博文日本セーリング連盟会長、長谷川浩日本ウインドサーフィン協会会長
▲大会前に行われた年次総会(AGM)
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)