sailing_web_top_logo-4.png

sailing_web_top_logo-3.png

ba_競技活動レポート-885.png

Day4


SAILING’S WORLD CUP Series Gamagori
15 - 22 Oct 2017



セーリングワールドカップ
愛知・蒲郡大会

4日目レポート




20日も朝は風が弱く、11時予定のスタートは陸上待機で延期となりました。11時半を過ぎて西系の風が入りはじめ、8ノットあるかないかというコンディションの中、各クラスとも予定していた数のレースを行うことができました。

RS:X男子の富澤は2-2-6と走り、トータルでは4位にあがりました。メダルレースではダブルスコアになります。現在、1位から5位までが4点差ですから、21日の1レースで表彰台が決まります。5位につけているワールドチャンピオンの中国のYe Bingも意地の走りを見せるでしょうし、富澤にもチャンスがありますから、いい走りを見せてほしいです。

RS:X女子は大西、小嶺が同点1位。2人に加えて、リオ代表であった伊勢田が8位に上がり、3選手がメダルレースに残りました。小嶺と大西は同点、3位の香港のヘイリーとも1点差ですから、女子も優勝をかけての接戦です。

49er男子は4レースを行い、イギリスがワンツーです。Dylanがリードしていますが、この2艇はどの大会も接戦で、21日は優勝を争うシアタースタイルの3レースで決着をつけます。日本の高橋・小泉組は後半で8-5をとってトータル13位まで上がりましたが、古谷組からR6でプロテストが出て失格となり、15位に後退しました。

FX女子は全艇がメダルシリーズへ進みます。9艇しかいないので1点は重く、上位は僅差です。7位のフランスまでが9点差にあり、3レース実施の場合はどの艇にも逆転のチャンスが残っています。シアタースタイルのコースは両サイドをバウンダリー(限定エリア)で区切られ、ボートハンドリングと短い時間と距離でトップスピードへもっていく技術が競われます。スタートで出遅れたら取り返す場所がありません。慣れていないと、厳しいコースです。

RS:X男女と49er男子、FX女子は21日はメダルシリーズです。49erが12:10から3レース、FXが13:30から3レース、その後にRS:X女子が14:50から1レース、RS:X男子は15:30から1レースで、勝者が決まります。

レーザーはオーストラリアのマットからキプロスのパブロスに抗議が出て、パブロスは失格になりました。瀬川はR3でトップをとったような華やかさこそありませんでしたが、16-28-18とまとめて、トータルも19位と上がりました。また、南里も40-17-17で36位に上がりました。レーザーは安定したスコアが重要であることを実感しました。

ラジアル女子はギリシャのVasileia がトップに出ましたが、2位に上がってきたスウェーデンのJosefinは今日の3レースをオールトップでまとめました。多田はR5で13位に入りましたが、後がつづきませんでした。

470男子は3レースを実施。最強ペアのベルチャ―組(オーストラリア)が少しずつリードを広げ始めました。2016年世界選手権で2位だったニュージーランドのスノウハンセン組から7位の土居・木村組まで7点差、オープニングレースがまだ3レース残っていることから、21日次第でメダルレースに出る艇が決まります。10位以内に日本チームが5艇いるので、ベルチャ―を破るチームが出てくることを期待します。

470女子は吉田・吉岡組が3位に上がり、2位と1点差になりました。20日はR5で失敗して13位をとってしまいましたが、トップもとりましたから、トータルでは上がりました。リーダーのポーランドはワールドチャンピオンで、東京2020を目指してすでにプロフェッショナルな活動をスタートしています。

470男女、レーザー男子、ラジアル女子は11時から通常どおりのオープニングレースを3レース予定です。

23日に台風が直撃という予報もあり、22日(最終日)のメダルレースは午前10時からとして昼には終わるように予定を変更しています。進路や移動スピードによっては、心配です。

Report by 齋藤 愛子
Photo by Junichi Hirai

●日本選手の総合成績:
RS:X級 男子【参加19艇/9カ国】
○富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
 4位 
○池田 健星(明治大学・KAYA)
 13位
○尾川 潤(島精機製作所)
 17位
○倉持 大也(福井県体育協会)
 18位 
○福村 拓也(豊田自動織機)
 19位

RS:X級 女子【参加13艇/6カ国】
○大西 富士子(ホマレ電池)
 1位
○小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
 2位
○伊勢田 愛(福井県体育協会)
 8位
○須長 由季(ミキハウス)
 11位
○松浦 花咲実(大阪学院高等学校)
 12位
○山辺 美希(サガミ)
 14位

Laser級 男子【参加50艇/23カ国】
○瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
 19位
○南里 研二(三重県体育協会事務局)
 36位
○樋口 碧(神奈川県セーリング連盟・エニタイムフィットネス関内)
 46位
○北村 勇一朗(関東学院大学)
 50位

Laser Radial級 女子【参加35艇/21カ国】
○多田 桃子(三重トヨタ自動車)
 26位
○冨部 柚三子(福井県体育協会)
 28位

49er級 男子【参加20艇/11カ国】
○高橋 稜(オークランド大学)・小泉 維吹(早稲田大学)
 13位
○古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)
 15位

49erFX級 女子【参加9艇/5カ国】 
○原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
 2位
○波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
 4位 
○山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
 8位

470級 男子【参加24艇/12カ国】
○磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
 3位 
○今村 亮(一宮開発グループ)・外薗 潤平(JR九州)
 4位
○土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
 7位
○市野 直毅(所属なし)・長谷川 孝(横浜ゴム)
 9位
○高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
 10位
○河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)
 14位
○神木 聖・疋田 大晟(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
 17位
○小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉 (日本経済大学)
 23位

470級 女子【参加14艇/7カ国】
○吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
 3位
○林 優季・西代 周(明海大学 職)
 11位 
○山本 佑莉(鳥取県セーリング連盟)・斎藤 由莉(早稲田大学)
 12位 
○宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
 13位

大会サイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

●成績
http://www.manage2sail.com/en-US/event/c19b811f-8dd0-4d6f-b846-7d07bd0dead9#!/results?classId=56d80412-a7d4-4412-8b4e-f6e64861e95b

1710_wcs_gamagori-102.jpg

1710_wcs_gamagori-103.jpg

1710_wcs_gamagori-104.jpg

1710_wcs_gamagori-105.jpg

1710_wcs_gamagori-106.jpg

1710_wcs_gamagori-107.jpg

1710_wcs_gamagori-108.jpg

1710_wcs_gamagori-109.jpg

1710_wcs_gamagori-110.jpg

1710_wcs_gamagori-111.jpg

1710_wcs_gamagori-112.jpg

1710_wcs_gamagori-113.jpg

1710_wcs_gamagori-114.jpg

1710_wcs_gamagori-115.jpg

1710_wcs_gamagori-116.jpg

1710_wcs_gamagori-117.jpg

1710_wcs_gamagori-118.jpg

1710_wcs_gamagori-119.jpg

1710_wcs_gamagori-120.jpg

1710_wcs_gamagori-121.jpg

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)