Rio de Janeiro 2016 Olympic games
2016.8.8
第31回オリンピック競技大会セーリング競技
8月8日 RS:X級・レーザーラジアル級 日本選手
J-SAILING編集部が現地のレース観戦者に取材したところ、初日の日本人選手について、下記のような様子が伝わってきました。
初日の2レースで幸先のいい出だしだった男子RS:X級の富澤慎選手は、3レース目では苦手な風域で18位となり、結果10-8-18の総合11位にとなりまいた。
スタート前は緊張した面持ちの富澤選手は第1、2レースで上位と渡り合えるレースを展開し、「明日からも得意な軽風で前を狙いたい」と語っていたようです。
女子RS:X級の伊勢田愛選手は23ー22-19と走り、しかもポーランド艇と接触するというケースがあり、初のオリンピックで落ち着かないようでしたが、3レースを終えてやっと落ち着いてきたとのこと。
レーザーラジア級の土居愛実選手はもっとも混雑した中での戦いを強いられ、21-14と走り、初日を終えて15位。
土居選手は、「まだ初日なので、気持ちを切り替えて、明日からまた1レースずつやっていきます」と淡々としていたということです。
このクラスは大混戦で、どのマークもケースが起きても不思議のない状況でトップだった中国がアメリカからプロテストを出され失格。隙あらばプロテストで相手をつぶすというオリンピックの鉄則が早速、実行されたという印象だったということです。
レーザーラジアル級はリトアニアのミセス・シェイドがトップ。彼女の旦那さんのホバート・シェイドがレーザー級でトップを走り、明日の地元の新聞には「シェイド夫妻、好発進」と出ると噂されています。(8月9日記)
Photo by Junichi Hirai
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)