第1期オリンピック強化対象HOPE選手(「HOPE」)
の推薦について
オリンピック強化委員会
オリンピック強化委員会(以下「オリ強」)は、2020年東京オリンピックまたそれ以降で活躍が期待できる選手を強化することを目的として、「HOPE」制度を新設置して、強化・サポート活動を推進します。
1.認定要件
オリ強は、本項記載の要件を基に、「HOPE」として認定する。(ナショナルチーム選手は対象外とする)
①オリンピックを目指した活動を行う意思が明確にある者。
②過去のU19までの国際大会(クラスユースワールド、ワールドセーリングユース、その他オリ強が認めた大会)で、8位入賞以上の成績を獲得した経験を有すること。参加艇数が20艇未満の大会は本規定対象外とする。なおダブルハンドクラスについては、スキッパーまたはクルーの一方が本要件を満たしている場合でも、そのチームの競技力が高いと判断した場合に限り、オリ強の判断で「HOPE」認定を行うことができる。ただし、補助対象選手については、チームの両名とは限らず、オリ強の判断により決定できる。
③「HOPE」認定時点で22歳以下の者。ダブルハンドクラスは、両選手がこの年齢要件を満たすこと。
④オリ強が推進するプログラム(年間6回程度の講習会および強化合宿・練習会)に2/3以上参加可能である者。(講習内容:フィジカル、ルール、気象、栄養、その他セーリングに関わる知識)
2.認定期間
公示日以降の認定日より2020年9月30日まで
ただし、1年毎(毎年9月末)に選手を評価して認定を取り消す場合もある。
評価方法は、フィジカル、ルール、気象、栄養、その他セーリングに関わる知識に関する講習内容の習熟度テストにて確認する。
なお、認定された時点で22歳以下であれば、期間中に23歳になったとしても次の9月30日までは認定期間を延長する。
3.補助・サポート内容
①海外遠征補助回数
補助回数と追加条件:補助回数は各年度2回ずつとし、オリンピッククラスのクラス別世界選手権(年齢制限カテゴリーのないシニア大会)において、総合順位50%以内の成績を収めた場合は2回の追加を行う。
本項で用いる成績は、クラス別世界選手権の総合順位とし、同一フリートでレースが行われた場合の年齢別にピックアップされた順位は用いない。
②国内合宿参加補助:各合宿実施要項に準ずる。
③日常的な強化活動(海上練習、その他トレーニング等)には、「HOPE」認定選手(チーム)と協議の上、オリ強スタッフが積極的に対応する。
補助内容は、毎年の成果またはJOC・JSCからJSAFに割り当てられる予算額によって、変動する場合がある。
4.認定取消
オリ強は、下記いずれかが該当する場合、認定期間中でも認定を取り消すことができる。
①認定後の各9月30日までの間、フィジカル、ルール、気象、栄養、その他セーリングに関わる知識に関する講習内容の習熟度が不十分である者。
②オリ強が推進するプログラム(年間6回程度の講習会および強化合宿・練習会など)への参加が、2/3未満の者。
③認定された選手が「HOPE」として相応しくないと判断した場合。
④オリンピック種目が変更された場合。
⑤認定期間中の選手がナショナルチーム選手に昇格した場合。なお、この場合の補助については、NT昇格により受けられる補助回数と、本規定による補助回数のいずれか多い回数とする)
5.認定延長
2020年クラス別世界選手権において上位50%以内および対象クラスを総合的に鑑みてオリ強が強化を継続すべき選手と判断した選手に対して、オリ強は「HOPE」認定を2021年以降も延長することができる。
6.その他
①本項の要件を満たさなくとも、長期的な観点で活躍が期待できる選手がコーチから推薦された場合、オリ強で承認した場合に限り「HOPE」として認定する場合がある。
②本制度の推進にあたり不測の事態が発生した場合には、オリ強内で協議して、最善の方法を検討する。