Youth Worldは予定されていたレースをすべて終了しました。
大会期間中はシベリアに停滞する高気圧からの吹き出しで東寄りの風が毎日、吹きました。10ノット程度で陸から吹いて来る風のため、振れや強弱のある難しいコンデションでした。
序盤、日本チームはラジアルの鈴木が3位のビブを着てレースをした他、RS:X男女、420男子とシングルでレースを進めました。しかし、世界選手権はそう甘くはなく、順位を下げた選手が多く見られました。 日本国内のレースでは不利な状況に陥っても、少し逃げればなんとかなりますが、世界選手権ではどうにもなりません。普段、日本で楽なレースに慣れてしまっている選手は、不利な状況に耐えることができません。今回、日本チームで前を走ることができなかった選手はこの点が問題でした。
しかし、今回の代表選手は志が高く、一つでも前を走りたいという気持ちが伝わってきました。最後まで諦めずにレースに臨んだ選手たちを誇りに思います。今回味わったこの悔しい気持ちを持ち続けて来年のユースワールド、もしくはステップアップしたクラスで競技を続けてほしいと思います。日本からの応援ありがとうございました。



最終日、気合の入った日本チームはハーバーに一番乗り
▲最終日、気合の入った日本チームはハーバーに一番乗り

開催地:中国・三亜
日程:2017年12月9日~12月15日
最終成績:

420級男子〈26艇参加〉
総合15位蜂須賀 晋之介・狩野 弁慶(霞ヶ浦高等学校)
420級女子〈25艇参加〉
総合20位中山 由菜・高田 彩良(唐津西高等学校・唐津東高等学校)
RS:X級男子〈26艇参加〉
総合13位池田 拓海(鎌倉高等学校)
RS:X級女子〈19艇参加〉
総合6位新嶋 莉奈(慶應義塾女子高等学校)
レーザーラジアル級男子〈51艇参加〉
総合20位鈴木 義弘(光高等学校)
レーザーラジアル級女子〈40艇参加〉
総合25位小屋 英美里(上智大学短期大学部)
29er級男子〈30艇参加〉
総合19位小泉 凱皇・河村 諒(光高等学校)

帯同コーチ:
宮野幹弘(日本セーリング連盟)
飯島洋一(日本セーリング連盟)
大熊典子(福井県教育庁福井運動公園事務所)


ユース世界選手権大会ウェブサイト

レース終了後のハーバー。約100艇のレーザーが返却の順番待ちです
▲レース終了後のハーバー。約100艇のレーザーが返却の順番待ちです
女子のレース終了後、協力して解装する420チーム
▲女子のレース終了後、協力して解装する420チーム
420男子優勝は今年5月唐津に来たオーストラリアのOttoとRome
▲420男子優勝は今年5月唐津に来たオーストラリアのOttoとRome。毎年行われているJPN AUS Exchange Programからまた1人、世界チャンプが誕生しました
ユース世界選手権大会ウェブサイト
各国コーチが呉越同舟の乗合いコーチボート。レース前後に各国の選手たちが集まり、色々な国の言葉が飛び交います
▲各国コーチが呉越同舟の乗合いコーチボート。レース前後に各国の選手たちが集まり、色々な国の言葉が飛び交います
お握りを配る大熊コーチ。日本チームは 炊飯器を持ち込み、好みのおにぎりを作っています
▲お握りを配る大熊コーチ。日本チームは 炊飯器を持ち込み、好みのおにぎりを作っています
小泉・河村組
▲小泉・河村組
健闘する小泉・河村組
▲健闘する小泉・河村組
ミーテイングをする宮野コーチと新嶋
▲ミーテイングをする宮野コーチと新嶋
曳航されてハーバーに向かう420の集団
▲曳航されてハーバーに向かう420の集団

毎日同じような風。振れも、強弱も大きいコンデションで、日本チームは苦戦しています。


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ユースワールドはリゾート地にある大きなハーバーで開催されています
▲ユースワールドはリゾート地にある大きなハーバーで開催されています
コーチボートに近づいてきたイスラエルチーム。各チームのコーチは1隻の大きなモーターボートに乗っています
▲コーチボートに近づいてきたイスラエルチーム。各チームのコーチは1隻の大きなモーターボートに乗っています
コーチボートに近寄って来る日本チーム
▲コーチボートに近寄って来る日本チーム
BBQパーティでご満悦の蜂須賀
▲BBQパーティでご満悦の蜂須賀

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初日を終えて3位の鈴木は赤いビブを着て、セールには赤のドットをつけてレースをします
▲初日を終えて3位の鈴木は赤いビブを着て、セールには赤のドットをつけてレースをします
トップを走る小屋
▲トップを走る小屋
29erの小泉・河村組。5時過ぎまでレースを行いました
▲29erの小泉・河村組。5時過ぎまでレースを行いました

初日を無事、終えました。
ラジアル男子3位、420男子5位、RS:X 6位、RS:X 10位といい滑り出しです。


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2レース目にトップを取った鈴木。今日はダウンウインドが絶好調でした
▲2レース目にトップを取った鈴木。今日はダウンウインドが絶好調でした
420女子の中山・高田組
▲420女子の中山・高田組
29er男子の小泉・河村組
▲29er男子の小泉・河村組

開催地:中国・三亜
日程:2017年12月9日~2017年12月15日
出場選手:

420級男子
蜂須賀 晋之介・狩野 弁慶(霞ヶ浦高等学校)
420級女子
中山 由菜・高田 彩良(唐津西高等学校・唐津東高等学校)
RS:X級男子
池田 拓海(鎌倉高等学校)
RS:X級女子
新嶋 莉奈(慶應義塾女子高等学校)
レーザーラジアル級男子
鈴木 義弘(光高等学校)
レーザーラジアル級女子
小屋 英美里(上智大学短期大学部)
29er級男子
小泉 凱皇・河村 諒(光高等学校)

帯同コーチ:
宮野幹弘(日本セーリング連盟)
飯島洋一(日本セーリング連盟)
大熊典子(福井県教育庁福井運動公園事務所)


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2017年12月9日から2017年12月15日にかけて、中国の海南島の三亜(サンヤ)にてWorld sailing 開催のYouth World championshipが行われます。本大会はユースクラスにおけるオリンピックに向けた競技者の登龍門であり、この大会から過去のオリンピック選手、メダリストを数多く輩出しています。今年は、60の国と地域から、374人の選手が参加します。


JSAFオリンピック強化委員会は本大会をユース世代における重要な大会として位置づけています。選考レースを実施し、強化合宿や大きな大会の経験を積んでこの大会で上位を目指しています。日本の選手たちは、出発前、和歌山NTCで合宿を行ってから当地に移動しました。合宿では学校のテストの関係上、全日程全員が参加とは行きませんでしたが、海上練習はもちろん、栄養講習、アンチドーピングの講習など様々な分野の講習を受けました。日本と中国の時差は1時間しかありませんが、冬の日本から中国のハワイと呼ばれている暖かいサンヤに移動の為、体調管理には注意が必要です。レースは11日から5日間開催の予定で、本日は、プラクティスレースと開会が行われました。日本より若き日の丸セーラーズへ応援よろしくお願いします。


新しいボードを受け取り準備をする池田、新嶋
▲新しいボードを受け取り準備をする池田、新嶋
男女で乗り回しの為協力して準備をする420チーム
▲男女で乗り回しの為協力して準備をする420チーム
29erは新しいモデルのボートです
▲29erは新しいモデルのボートです
プラクティスレースでトップを走る小屋
▲プラクティスレースでトップを走る小屋
中国でレースに臨む10人のセーラー達
▲中国でレースに臨む10人のセーラー達。前列左より高田、小屋、新嶋、中山。後列左より河村、狩野、小泉、蜂須賀、池田、鈴木
中国でレースに臨む10人のセーラー達
中国でレースに臨む10人のセーラー達
中国でレースに臨む10人のセーラー達