総括レポート
SWCマイアミは昨年と比べて、強豪国が力を入れ出したようだ。メダルレースに残った選手は確実に力をつけていると感じ取れた。その日本の選手たちがこのハイレベルな位置に居続けるためには、課題の明確化、解決策、練習環境づくりなど、多くの事を高い精度で実行していく必要があると感じる。(中村健次)
470級男子
今回はオーストラリアのベルチャー・ライアンチームが参加しなかったものの、彼らを除くベテラン勢の活動が始まっており、彼らが参加して大会レベルは非常に高くなった。
前半戦は6〜13ノットの軽順風で市野・長谷川チームが首位を守り、10位以内に日本の3チームが入る健闘を見せたが、後半戦の16〜23ノットの強風レースではその3チームが苦戦した。結果、メダルレースに残れたのは磯崎・高柳チームの1チームのみで、総合9位で大会を終えた。
日本男子勢にはベテランと呼ばれるチームはなく、経験の少ないチームで今後も世界と戦っていかなければならない。しかし、大会を通じて各チームの課題の克服ぶりや成長を確認できたことは収穫であった。男女ともにこの大会から非常にレベルが高くなっており、その中でメダルを取るために、今後どのように強化を行うのか、新たな強化策を構築していく必要性を感じる大会であった。今後の練習や合宿を通じて、さらなる競争力のアップとこれまで以上の強化が促進できるよう取り組んでいきたい。(中村健一)
470級男子 [参加37艇/17カ国]
1位Luke Patience / Chris Grube (GBR)
2位Kevin Peponnet / Jeremie Mion (FRA)
3位Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom (SWE)
9位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
12位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
15位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
17位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
24位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉 (日本経済大学)
英国のPatience/Grube組が素晴らしい走りでまとめた。続くフランスのペポネはソウル金メダリストのティアリ・ペポネの甥である。世界選手権3位のスウェーデンがマイアミでも3位に入った。(齋藤愛子)
470級女子
吉田・吉岡チームが銅メダルを獲得した。
前半戦は6〜13ノットの軽風、順風で首位を守ったが、後半戦の16〜23ノットの強風レースでは吉田がレース活動に復帰して間もないこともあり4位と後退するも、メダルレースで巻き返して銅メダルを獲得した。
2大会連続のメダル獲得は本当に素晴らしく、今後の活動次第では「金メダル」も可能な強さと安定感を持っているため、しっかりサポートしていきたい。
また、若手の宇田川・関チームも前半戦は総合7位と健闘し、単発ではあるが強風でもシングルを走る強さを見せた。女子もベテランと若手を並行して強化できれば今後につながるということが確認できた大会であった。(中村健一)
470級女子 [参加33艇/16カ国]
1位Tina Mrak / Veronika Macarol (SLO)
2位Agnieszka Skrzypulec / Irmina Mrozek Gliszcnska (POL)
3位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
17位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
25位林 優季・西代 周(明海大学 職)
女子は世界チャンピオンのポーランドが2位、同3位のスロベニアが優勝。産休明けでレースに復活した吉田・吉岡組が3位に入った。リオの時に新鋭だったチームが確実に力をつけて上位を占めるようになってきた。イギリスのミルズ(リオ金メダリスト)は新しいクルーと組んで世界選手権で2位に入ったものの、その後、体調を崩して休んでおり、今回は今一つながらも強風でトップをとるなど、復調の兆しを見せていた。(齋藤愛子)
Laser Radial級女子
土居愛実がメダルを狙える圏内の5位でメダルレースに進出した。
オープニングシリーズでは決して大崩れしないレース展開をしていた。シングル上位でのフィニッシュがなく、少し物足りないようにも思えるが、風が安定しないレースも多く、風が弱いコンディションもあった本シリーズで、すこぶる安定したスコアをとったことは大いに評価したい。優勝したイギリスですら、初日に50番台を2つ叩き、2位のベルギーも50番台と20番台を取っている。また、土居は強風の中でもクローズ、ダウンウインドともに順位を上げてきており、パースでの練習の成果を見せて成長を感じさせる走りとなった。(飯島洋一)
Laser Radial級女子 [参加68艇/31カ国]
1位Alison Young (GBR)
2位Emma Plasschaert (BEL)
3位Anne-Marie Rindom (DEN)
5位土居 愛実(アビームコンサルティング)
39位冨部 柚三子(福井県体育協会)
優勝したYoung(GBR)は長身を生かした強風が得意な選手。フィットネス、スタミナが素晴らしい。ロンドン五輪前から英国のトップに成長した。軽風でのスピードは悪くないものの、レースになると崩すことが多い。
2位のPlasschaert (BEL)はこれまでエースでメダリストだったEvi 選手が退いたこともあり、新エースとしての成長株である。3位のRindom(DEN)はリオ五輪銅メダリストで、引きつづき東京を目指して、表彰台の常連となっている。(齋藤愛子)
レーザー級男子
昨年の蒲郡のワールドカップ、江の島オリンピックウィークと成長を感じるレースを見せてくれていた瀬川和正だが、今回は70艇のビックフリートに苦戦した。それなりの順位を走ることも多かったが、沈など大きなミスで大きく順位を落としたことが残念であった。強風の中、ビッグフリートでのレースに慣れなければならないと痛感した。(飯島洋一)
Laser級男子 [参加70艇/34カ国]
1位Tom Burton (AUS)
2位Phillipp Buhl (GER)
3位Nick Thompson (AUS)
62位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
優勝したBurton (AUS)はオリンピックチャンピオン、2位のBuhl (GER)はワールドでは2位になったこともあり、常にトップ10に入ってくる選手だ。3位のThompson(GBR)は2016年世界チャンピオンであり、レーザーはトップ常連が表彰台を譲らない状況が続いている。しかしながら、今回はオーストラリア、イギリス、ニュージーランドのNo.2選手たちがメダルレースに残り、10艇の内訳はオーストラリア2艇、ニュージーランド2艇、イギリス2艇、ドイツ、ペルー、クロアチア、ノルウェーとなっていた。次世代選手が表彰台のふもとまで迫ってきている。(齋藤愛子)
RS:X級男子
RS:X級クラスでは、男子の富澤がマイアミに入り体調を崩してしまい、本来のセーリングができなかった日があった。しかしながら、プレーニングコンディション(13ノット以上)でのレースでは、トップ選手と対等に走り合えた。昨年からトップ選手たちと練習する機会が増え、苦手としていた風域でのスピードが改善され、1つ上のグループの中で走れるようにステップアップしている。体調のせいで、パンピングからのプレーニングコンディションでの走りが試せず、残念であった。(萩原正大)
RS:X男子 [参加48艇/19カ国]
1位Louis Giard (FRA)
2位Kiran Badloe (NED)
3位Pierre Le Coq (FRA)
19位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
上位陣が堅いレースをしている。
前半が軽風、後半が強風とあって、両方の風域で走れる選手が表彰台に上がっている。また、トップ10にはフランス、イギリスの次世代選手も加わり始めた。江の島の世界選手権で活躍したスイスのMateo選手は吹いた後半にまったくよいところがなく、今回は低迷していた。また、五輪金メダリストのDorian選手もいつものきれがなく、吹いてダントツの走りが見られなかった。(齋藤愛子)
RS:X級女子
女子では、須長、大西の2人が決勝レース(メダルレース)に出場できた。それぞれ得意とする風域で、安定した順位を取れたことが良かった点である。
また、小嶺、伊勢田は、上位で走るチャンスがありながらも、それをモノにできるかできないかが明暗をわけた。今後の明確な課題である。RS:Xクラス全体としては、レースで使えるルールの理解、相手やマークに対しての具体的な戦術を磨いていく必要があると感じた。(萩原正大)
RS:X女子 [参加35艇/15カ国]
1位Helene Noesmoen (FRA)
2位Flavia Tartaglini (ITA)
3位Blanca Manchon (ESP)
8位須長 由季(ミキハウス)
9位大西 富士子(ホマレ電池)
18位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
27位伊勢田 愛(福井県体育協会)
今回は中国とポーランドが参加せず、上位陣が少なかった。中軽風では強いイスラエルの選手たちが強風プレーニングのコンディションでは後退し、オールラウンドなベテラン勢とフランスの新鋭がスコアをまとめた。メダルレースでフランスとトップ争いをした須長は、海外のコーチや選手から「見違える走り」と評価を受けた。(齋藤愛子)
49erFX級女子
大会前半は軽中風域でレースが行われ、日本チーム3艇は入れ替わりながらも上位で走ることができた。レース順位はスタートの成功とリンクしている。スタートは日本選手の一つ目の課題として取りあげられる。
また、コースの良いサイドが分かりやすい海面だったので、スタート失敗時にコース取りを考えることが必要であった。風ではなくフリートに対して自艇を持っていくと、良い風を掴むことができずフリートに対して離される傾向が見られた。大きく順位を落とすレースが続くと上位争いから脱落してしまうことを理解する必要がある。
後半戦は16~20ノットの風で、水深が浅いため波は小さくチョッピ―な海面だった。スキフ艇としては艇をコントロールするのが難しい波だった。上位艇はこの海面を無難に走りきっていたものの、日本選手には厳しくフィニッシュできないレースとなってしまった。この課題を克服するには、強風で乗り込み波の状況に合った艇のコントロールを覚えることが必要だ。とはいえ、日本3チームの内、2艇がメダルレースに出場し、残りの1艇もあと一歩でメダルレースというところまできており(11位)、選手層は確実に厚くなっている。今後に期待したい。(中村健次)
49erFX級女子 [参加21艇/13カ国]
1位Victoria Jurczok / Anika Lorenz (GER)
2位Ragna Agerup / Maia Agerup (NOR)
3位Tanja Frank / Lorena Abicht (AUT)
7位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
9位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
11位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
FX級はリオのメダリストたちがVolvoオーシャンレースに参加しているため、全体の参加艇も21艇と少なかった。その分、参加チームの中で接戦となり、スキフの層が厚いドイツが優勝した。(齋藤愛子)
Nacra 17 男女混合
リオ五輪が終わり、2017年の世界選手権からフルフォイルへバージョンアップしたナクラだが、まだ2ボートキャンペーンができている国は少なく、マイアミではハルをフルフォイルへ改造した艇で参加する国が多かった。艇が供給され始めてからすぐに開催された世界選手権ではみなが試行錯誤の真っただ中で、抜け出たチームが見当たらなかった。そんな中、今回はオーストラリア、アルゼンチン、オーストリアのリオ五輪のメダリストたちを中心に複数艇での練習を重ねるイギリスやイタリアが進歩の跡を見せていた。
日本からは飯束・畑山がチャーター艇で参加したが、フラットな海面ではフォイルさせるのか、片ハルでヒールさせて走るのかを整理できない状態であった。リオ金メダルのランゲ組と銀メダルのウォーターハウス組との一騎打ちは見ごたえあるマッチレースであった。(齋藤愛子)
Nacra 17 男女混合 [参加19艇/10カ国]
1位Jason Waterhouse / Lisa Darmanin (AUS)
2位Santiago Lange / Cecilia Carranza Saroli (ARG)
3位Thomas Zajac / Barbara Matz (AUT)
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
吉田・吉岡組、銅メダル
SWCマイアミラウンドの最終日となり、5種目のメダルレースが行われました。12~15ノットの北東系の風で、強弱がありました。ラジアル、470男女の3種目の日本人選手がメダルレースに出場し、470女子の吉田・吉岡組が接戦の末、銅メダルを獲得しました。
最終で行われた470女子では、途中から抜け出したスロベニアとポーランドが1-2を固め、日本、オランダ、イギリスが残り1つの座を争うことになりました。
オランダは下ゲートでスピンが降りなくなるトラブルで大きく遅れ、メダル争いから脱落。残るイギリスと日本は、イギリスが1位で入ったため、日本が8位だとイギリスが3位、7位だと日本が3位という状況になりました。そして、途中まで5位で走っていたはずの吉田組は最終マークでは7位に後退したものの、そのままの順位でフィニッシュでき、1点差で表彰台に上がることができました。吉田選手は出産後の初海外レースで、まだ万全ではありませんが、見事なレースとなりました。
470男子では磯崎・高柳組がひとつ順位をあげて、9位になりました。
また、ラジアル女子の土居選手も5位をキープできました。
日本チームは5種目でメダルレースに残り、銅メダル1個を獲得することができました。目立つのは女子の活躍で、RS:Xでは唯一2艇がメダルレースに残りました。FXも2艇、ラジアル、470女子と、女子は4種目全部でファイナルに残りました。
帰国してからになりますが、総括レポートをまとめてHPに載せます。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。
470級男子〈参加37艇/17か国〉
9位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
12位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
15位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
17位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
24位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級女子〈参加33艇/16か国〉
3位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
17位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
25位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国〉
7位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
9位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
11位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
Laser級男子〈参加70艇/34か国〉
62位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国〉
5位土居 愛実(アビームコンサルティング)
39位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク) DNF-19-17
RS:X男子〈参加48艇/19か国〉
19位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国〉
8位須長 由季(ミキハウス)
9位大西 富士子(ホマレ電池)
18位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
27位伊勢田 愛(福井県体育協会)
土居選手(ラジアル)、磯崎・高柳組(470男子)、
吉田・吉岡組(470女子)がメダルレースに進出
5日目はオープニングシリーズの最後の5種目、そしてメダルレース5種目が行われました。
昨日よりも少し弱まった20ノット前後の風でフィンとレーザー男子が先にスタートし、470男女がフィンの後、ラジアルがレーザー男子の後にレースを行いました。メダルレースはEエリアで行われ、ハーバーからRS:Xで50分アップウインドを走っていくエリアでした。
FXの波多江・板倉組と原田・永松組がメダルレースを走りました。
原田組は途中で沈があり、8位でフィニッシュしました。
波多江組は2上を2位で回り、よく走りましたが、ドイツにブロックされてフィニッシュへの最後のジャイブが遅れ、オーバーセールになった分、4位に後退してしまいました。波多江組は7位、原田組は9位でマイアミを終えました。
RS:X女子のメダルレースはリーチングスタートでダウンウインド2周のコースでした。須長選手はスタートから飛び出して途中トップに出ましたが、2週目で2位となり、そのまま2位でフィニッシュしました。スタートで少し出遅れてしまった大西選手はいい風のレーンを走ることができず、10位でフィニッシュ。総合では須長選手が8位、大西選手が9位でした。
レーザー男子は上位の常連の顔ぶれがまったく変わらない中、オリンピックチャンピオンのバートン選手(オーストラリア)がメダルレースを待たずに逃げ切りました。瀬川選手は強風の中で苦戦が続き、62位でマイアミを終了しました。
ラジアル女子の土居選手は今日も吹いて波が悪い中、強風番長たち相手に食いついていきました。番長レベルはまだ先ですが、しっかり戦えるようになり、進化しています。5位でメダルレースに残りましたし、まだ表彰台が狙える位置であり、2位まで僅差です。冨部選手は吹いた中ではまだまだ走り負けているようですが、それでも軽風でよくなったところが幸いし、総合39位になりました。
470男子はイギリスが抜け出しつつあります。
日本は磯崎・高柳組が10位でメダルレースに残りました。表彰台には少し遠いのですが、7位までが10点差なので、ダブルポイントで捨てのないメダルレースですから、逆転のチャンスがあります。
高山・今村組もあと1歩のところでしたが、最終レースで崩れてしまい、12位となり、オープニングシリーズで終了しました。
初日からトップを走った市野・長谷川組ですが、結果は15位。「後半になって吹いてきた時に堅いマストでの走らせ方がまだできていませんでした。軽風は速いところがつかめたので、このマストでの吹きの走りを追求して整理したいと思います」(市野)
470女子の吉田・吉岡組は吹いた3レースがとても厳しく、きついものになりました。「気持ちはシートを引くつもりでいても、実際にはもうシートは引けないし、艇を平らにキープしようと思ってもできませんでした。舵にたよるしか走れなかったです」(吉田)と本人が言うように、スタミナがまだ戻っていないため、3レース全部でトリムをする力がありませんでした。こればかりは、焦らず、少しずつ復帰していくしかありません。2位から4位までが僅差で、見応えのあるメダルレースになりそうです。
宇田川・関組は第7レースで4位をとり、強風が走れるようになってきました。第8レースも前を走っていましたが、UFDで失格は残念でした。
明日は土居選手(ラジアル)、磯崎・高柳組(470男子)、吉田・吉岡組(470女子)の順でメダルレースとなります。風は少し収まるという予報です。明日は、日本女子が表彰台にあがれるように応援をよろしくお願いします。
470級男子〈参加37艇/17か国/本日3レース〉
10位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
12位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
15位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
17位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
24位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級女子〈参加33艇/16か国/本日3レース〉
4位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
17位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
25位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国〉
7位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
9位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
11位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
Laser級男子〈参加70艇/34か国/本日3レース〉
62位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国/本日3レース〉
5位土居 愛実(アビームコンサルティング)
39位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク) DNF-19-17
RS:X男子〈参加48艇/19か国〉
19位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国〉
8位須長 由季(ミキハウス)
9位大西 富士子(ホマレ電池)
18位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
27位伊勢田 愛(福井県体育協会)
FX女子、RS:X女子がメダルレース進出
今日は朝から30ノットを超える風が吹いており、全エリアともにノーレースとなりました。RS:X男女、スキフ、ナクラはこれでオープニングシリーズが終了し、明日はメダルレース1レースのみとなりました。下記の2クラス4チームが残りました。他は今日で終了となりました。
FX女子:原田・永松組、波多江・板倉組
RS:X女子:須長、大西
メダルレースはEエリアでFX女子が12時52分から、RS:X女子が15時5分から行われます。インターネット中継もありますので、下記よりフォローと応援をお願いします。
レーザー男子、ラジアル女子、470男女は明日もオープニングシリーズが残っており、日曜日のメダルレース進出をかけて戦います。レーザーが10時30分、ラジアルが13時30分からそれぞれCエリアで3レース、470男子が13時45分、女子が13時55分からDエリアで3レースの予定です。
470級男子〈参加37艇/17か国/本日レースなし〉
7位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
9位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
10位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
20位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
23位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級女子〈参加33艇/16か国/本日レースなし〉
1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
15位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
26位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国/本日レースなし〉
7位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)《メダルレース進出》
8位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)《メダルレース進出》
11位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
Laser級男子〈参加70艇/34か国/本日レースなし〉
64位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国/本日レースなし〉
2位土居 愛実(アビームコンサルティング)
32位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国/本日レースなし〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク) DNF-19-17
RS:X男子〈参加48艇/19か国/本日レースなし〉
19位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国/本日レースなし〉
8位須長 由季(ミキハウス)《メダルレース進出》
9位大西 富士子(ホマレ電池)《メダルレース進出》
18位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
27位伊勢田 愛(福井県体育協会)
470女子、吉田・吉岡組、総合トップをキープ
待望の強風となりました。各エリアともに18~20ノットの風が吹き、午後からは20ノットオーバーのガストが入り、どのエリアも波長の短い、乗りにくい波の中でのレースでした。
470男子は強風のコンディションで、リオ代表のトップ連中に前を行かれました。10位に後退した磯崎選手は強風で波がないとダウンウインドがうまく走れず、このコンディションでの走りが整理できていなかったようです。また、トップを譲った市野・長谷川組は途中で沈をするなど、日本勢にとって厳しい1日でした。
470女子は吉田・吉岡組がR6で17位と叩いてしまいました。波、風に合わないセッティングをしたのではないか、スタートで失敗してタックした後、シフトの逆、逆を走ってしまったなど、レースを振り返っていました。R5は4位をとっていたので、17位が捨てとなり、総合トップをキープしています。
林組、宇田川組はともに2レース目がリタイアとなり、陸に戻ってからも艇の修理や整備に追われました。
49erFX女子は1レースのみを実施。このレースの海面は波が悪くてベアで沈する艇が続出し、7艇しかフィニッシュできないサバイバルになりました。ガスティー、チョッピ―と最悪の場所でした。原田・永松組が沈をしてメンセールを破損してしまいました。
ラジアルの土居選手、総合2位に上がる
レーザーはR6で瀬川選手が37位に入りました。非情にレベルの高いフリートなので、自分が戦うグループで少しずつ上位になっていくように努力を重ねるしかありません。突然上位に入れるようなマジックはなく、地道な一歩一歩が必要です。
ラジアル女子は3レース予定のうち、2レースしかできませんでしたが、土居選手は強風の中、パースでトレーニングを重ねてきた成果が出ました。海外勢に比べて体格で負けているところをチョッピ―な波で対等に戦えるようにレベルアップしており、安定した成績で総合2位に上がりました。
ナクラは、リオ金メダリストのランゲ組に注目が集まっています。吹いた中でも平然と上位を固めてくるあたり、技術の差を感じます。飯束・畑山組も無難に走っていますが、まだ、1段も2段もステップを上がらねば上位に追いつきません。昨年の世界選手権の時よりもレベルアップしてきましたが、世界はさらに先へ進んでいます。
RS:X男子の富澤はプレーニングコンディションだったおかげで体調万全ではないながらも、強風の沖縄合宿でスピードが上がってきた成果が出て、上位で戦うことができました。リオ金メダリストのオランダのドリアン選手が細かいミスで順位を落としたこともありますが、スピードに乗っていなかったオリンピックチャンピオンよりも3レースとも前でフィニッシュし、集中してレースができました。
RS:X女子は、強風を得意とする須長がいい走りをしました。小さなミスがありましたが、結果的に大きく成績を上げてトップ10に入ってきました。大西も何とか踏みとどまりトップ10に残っています。明日もプレーニングコンディションになる予報なので、この調子でさらに上位を目指してほしいです。
明日も強風の1日が予報されています。49erFXは午後から4レースを予定していますが、果たしてレースができるのか。スキフ2クラスとナクラ、RS:X男女は明日がオープニングシリーズの最終日となり、土曜日がメダルレースです。
470級男子〈参加37艇/17か国/本日2レース〉
7位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
9位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
10位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
20位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
23位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級女子〈参加33艇/16か国/本日2レース〉
1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
15位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
26位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国/本日1レース〉
7位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
8位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
11位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
Laser級男子〈参加70艇/34か国/本日2レース〉
64位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国/本日2レース〉
2位土居 愛実(アビームコンサルティング)
32位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国/本日3レース〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク) DNF-19-17
RS:X男子〈参加48艇/19か国/本日3レース〉
19位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国/本日3レース〉
8位須長 由季(ミキハウス)
9位大西 富士子(ホマレ電池)
18位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
27位伊勢田 愛(福井県体育協会)
470男女、トップをキープ
今日は北から北北東の風8~11ノットという絶好のコンディションで各クラスとも予定していたレースをすべて完了することができました。
11時スタートのFX、RS:X女子から始まり、最後のナクラとレーザーが終わって帰着したのが17時過ぎでした。下位との点差はほとんどありませんが、今日も日本チームの470男女が総合トップをキープしています。
前半のレースのことをオープニングシリーズと呼びますが、ナクラ、49er、FX、RS:Xは12レースを予定、470、レーザー、ラジアル、フィンは10レースを予定しています。
RS:X男子は昨日1レースもできていませんが、このクラスは1日最大3レースしか行わないため、今日も3レースのみでした。北からの8~10ノットの風で、パンピングしてはプレーニングさせるRS:Xにとっては最もきついコンディションでした。マイアミに入ってから体調を崩していた富澤選手にとっては厳しすぎる状況で、まともに走れないまま2レースを終え、3レース目は出艇しませんでした。休んで明日に備えます。
RS:X女子は3レースを行い、今日も大西が踏ん張り、3位につけています。トップのイスラエルは休むことなくパンピングを続けタフさが勝負の鍵となりました。
FX女子は1レース30分の長さで4レースを行いました。日本の3艇はともにいいレースをして、トップ10に入っています。8~10ノットの風域ならばしっかり勝負できるので、この先、風が強まった時にどのくらい戦えるのか、冬場の合宿の成果を発揮してほしいです。
ラジアル女子は3レースを行い、苦手な風域の割にはよくまとめることができた土居選手が68艇のビッグフリートで12位につけています。
470男女は男子の市野・長谷川組、女子の吉田・吉岡組ともに首位をキープしていますが、2位との差はないに等しく、ミスの少ないチームが上位にいるというところです。昨年のマイアミでは2位で表彰台にあがった磯崎・高柳組は第4レースでトップをとり7位にあがってきました。高山・今村組はその磯崎・高柳組と2点差で6位につけています。
明日からは15ノット・オーバーの風が吹くとの予報が出ています。まだレース数がマイナスなクラスは明日も3レースが予定され、スタミナがものをいうレースになりそうです。
470級男子〈参加37艇/17か国/本日3レース〉
1位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
6位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
7位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
21位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
25位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級女子〈参加33艇/16か国/本日3レース〉
1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
7位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
26位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国/本日4レース〉
4位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
6位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
9位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
Laser級男子〈参加70艇/34か国/本日2レース〉
64位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国/本日3レース〉
12位土居 愛実(アビームコンサルティング)
27位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国/本日3レース〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク) DNF-19-17
RS:X男子〈参加48艇/19か国/本日3レース〉
37位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国/本日3レース〉
3位大西 富士子(ホマレ電池)
9位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
23位須長 由季(ミキハウス)
22位伊勢田 愛(福井県体育協会)
日本チーム、3クラスで1位の好発進
初日は日本チームにとって、とてもいい日でした。
470男子の市野・長谷川組、同女子の吉田・吉岡組、RS:X女子の大西選手がトップをとったのです。
この3つのクラスは軽風で1レースしか実施できなかったため、初日3種目でトップという好スタートとなりました。
朝から風が弱く、RS:X男子は一度出艇したもののレースができずに戻ってこの日は終了。
ラジアル女子は14時過ぎのスタート予定でしたが、選手がハーバーへ集まり始めたらすぐにAP+A旗があがり、終了。
1クラスで1海面を使用するナクラは3レースを修了することができ、FXは49erの後に2レース、レーザーは沖でずっと待った後に2レースを完了しました。
日本の470、男女で絶好調
470男子の市野・長谷川組は、下1スタートから左展開でいいシフトをつかみ、その後、走り負けないでトップを守りました。
高山・今村組が4位、磯崎・高柳組が8位と続いています。
女子の吉田・吉岡組も下1からのスタートでいったん右へ返したものの、左からガストが来たのを追いかけて戻し、うまく1上をトップで回ることができ、最終的にトップをとりました。
宇田川・関組が2位を走る場面も多くあり、フィニッシュも4位と頑張りました。
470は幸先よいスタートです。
吉田は出産の後、蒲郡でのSWCが復活戦となりましたが、マイアミSWCが最初の海外レースとなります。
同じくリオ五輪の後に出産したブラジルのフェルナンダは、「アイさんが息子と遊んでリラックスしている姿を見て、またひとつ強くなったんじゃないかって気がした。彼女はいつも一番先に出艇しないと気が済まない様子で神経質だったのが、おおらかになって、頼もしくなったと思う。ところで、江の島で子どもを連れていった時の宿をどうやって探したらいいのか、アドバイスがほしいのだけど……」と、吉田選手の変化に気づくと同時にママ友全開の会話になっていました。
RS:X女子も1位
RS:Xで1位になった大西は、「今日は朝からウェィティングで、ハーバーに来てから6時間半たってからやっとレースすることができました。風はスタート前までは6ノットぐらいでしたがスタートして5ノットぐらいまで落ち、かなりのパンピングレースでした。フレもそれほど大きくなく、パンピングでしっかりとブローの中を走れた人が前に行けたと思います。明日もいい走りができるようにしっかりと頑張ります。応援よろしくお願いします」と、初日を振り返りました。
明日の2日目は今日よりもやや強めの風の予報が出ていますが、今日レースができなかった分を取り返さないといけないクラスが多いため、レース数が増えています。11時からレースが始まります。
470級男子〈参加37艇/17か国/本日1レース〉
1位市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
4位高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
8位磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
17位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
18位土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学) 18
470級女子〈参加33艇/16か国/本日1レース〉
1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
4位宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
23位林 優季・西代 周(明海大学 職)
49erFX級女子〈参加21艇/13か国/本日2レース〉
6位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
7位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
13位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
Laser級男子〈参加70艇/34か国/本日2レース〉
43位瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
Radial級女子〈参加68艇/31か国/本日レースなし〉
-位土居 愛実(アビームコンサルティング)
-位冨部 柚三子(福井県体育協会)
Nacra17 男女混合〈参加19艇/10か国/本日3レース〉
19位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
RS:X男子〈参加48艇/19か国/本日レースなし〉
-位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X女子〈参加35艇/15か国/本日1レース〉
1位大西 富士子(ホマレ電池)
7位小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
13位須長 由季(ミキハウス)
29位伊勢田 愛(福井県体育協会)
開催地:アメリカ・マイアミ
日程:2018年1月21日~28日
出場選手:
レーザー級 男子【参加70艇/34カ国】
瀬川 和正(鳥取県立 米子産業体育館)
レーザーラジアル級【参加68艇/31カ国】
土居 愛実(アビームコンサルティング)
冨部 柚三子(福井県体育協会)
470級 男子【参加37艇/17カ国】
磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)
高山 大智・今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Rev’s’)
土居 一斗(アビームコンサルティング)・木村 直矢(アビームコンサルティング・日本大学)
市野 直毅(島精機)・長谷川 孝(横浜ゴム)
小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)
470級 女子【参加33艇/16カ国】
吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
林 優季・西代 周(明海大学 職)
宇田川 真乃・関 友里恵(YAMAHA Sailing Team ‘Rev’s’)
49erFX級 女子【参加21艇/13カ国】
波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)
RS:X級 男子【参加48艇/19カ国】
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X級 女子【参加35艇/15カ国】
小嶺 恵美(一宮グループ・ジェイウィルコーポレーション)
伊勢田 愛(福井県体育協会)
大西 富士子(ホマレ電池)
須長 由季(ミキハウス)
Nacra17 男女混合【参加19艇/10カ国】
飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
セーリングワールドカップ(SWC)マイアミラウンドが始まります。
1月21日から受付けが始まり、今日はDay Zeroでピックアップされた艇の計測が午前9時から行われました。夕方17時からは最初のコーチミーティング、18時からは開会式でした。
SWCカップ2018の1回目は昨年10月に日本の蒲郡で開催され、2回目が今回のマイアミ(USA)です。この後、3回目の欧州ラウンドが4月にフランスのイエールで開催され、合計3大会の上位20艇が6月にマルセイユ(フランス)で開催されるファイナルへ進みます。
競技会場はマイアミの南にあるCoconut Groveに近い海岸沿いの公園にあり、大会の1週間前から準備が始まりました。マイアミには昨年10月に最大風速55mのハリケーンが上陸し、係留されていたヨットやボートが陸へ打ち上げられ、まだ、その傷跡が残っています。
50カ国、395艇、546人の選手が参加し、サポートするコーチボートが169艇登録されました。日本からも19艇、32人の選手が出場します。
大会は明日23日から始まり、27日に49er、FX、RS:X男女、ナクラのメダルレース、28日に470男女、フィン、レーザー、ラジアルがメダルレースとなります。
ワールドカップには予選・決勝はなく、10レースの後、上位10艇がメダルレースに進みます。レースの模様はトラッキングで見ることができますし、メダルレースはインターネット中継もあります。
枠取りを目指し力が入ってきた各国
明日の初日、予報では風が弱いと出ていますが、後半の26日頃にはストームが通過する強風予報も出ています。さまざまな風が吹くコンディションになりそうですが、気温は15度から20度の暖かい時と、8度に下がる寒い日とがあり、寒暖差で体調を崩す選手も出ています。
2018年8月にデンマークで開催されるAarhus 2018世界選手権大会は、五輪10種目のレースが同時開催されます。ここでの国枠取りを目指して、各国とも力が入ってきました。日本選手も沖縄やオーストラリア、クロアチアでの合宿、フィジカル強化を経てマイアミへやってきました。課題が克服できたかを確認する意味でも重要な大会となります。
参加国の多さから蒲郡のように多くの日本人選手が表彰台にあがることは厳しいと思いますが、それでも、表彰台を目指して、精一杯戦っていきたいと思います。
最後まで応援をよろしくお願いします。
Report & Photo by 齋藤愛子
レース前の日の丸セーラーズの様子
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