大会5日目(最終日)
大会最終日、レースができるかどうかぎりぎりの風でしたが、少し待った後に女子のメダルレースからスタートしました。
女子の第1レースはUFDでしたが大会を通し圧倒的な走りを見せたイタリアのジョージア選手がメダルレースもトップで走り優勝。
続く男子のメダルレースでは、フランス勢と首位のイタリアとの争いでしたが、落ち着いた走りでトップフィニッシュしたフランスのファビアン選手がイタリアを逆転して勝利を手にしました。
フランスはメダルレースに5選手が入り、3位になったイタリアを除き5位までの表彰を独占しました。
つづいて男子ゴールドフリートのレースが行われました。
スタートの出遅れを挽回した池田と、他艇と上マーク付近で接触して海外大会で初めてプロテストを出した内藤(RDG)はともに振るわないレースでした。
合計13レースを走った今大会、池田は昨日から3つあげて19位で大会を終えました。これまでの取り組みではっきりステップアップできている部分と、筋パワーの持続性を必要とするRS:Xの身体作りやレースのセオリーについての課題を見出しました。
内藤は成績の伸びがありませんでしたが、初日のようなレースを継続してできるようになるために多く課題が見つかっています。
その後風が落ちてしまい女子と男子シルバーフリートのレースはキャンセルとなりましたが、シルバーの斎藤は昨日の3レースで頑張り、フリートでは1位となり大会を終えました。
ユース世代はどの国もテクノプラスとRS:Xの両方に乗っている選手が多く、次のテクノワールドでも戦いは続きます。課題克服に向け日々練習です。
大会中の応援をありがとうございました。
Report by 小菅寧子
大会サイト 大会成績サイト大会4日目
大会4日目も前日と同じようなコンディションの中で3レースを行いました。
今日の1レース目、池田は昨日の反省をいかしたトップ集団で走るレースを見せました。上マークを3位で回航、途中順位が入れ替わりながらも7位でフィニッシュ。
続くレースでは上マークの順位は悪くはない位置にいながら「風に翻弄されてしまった」と順位を落とし、マーク際の混戦した位置でセオリー通りの走りができなかったのが敗因でした。
今大会ではフランスやイスラエル勢が多く参加し、上位でひしめき合っています。今日で12レースが成立し、明日は大会最終日。トップ10位までの選手はメダルレース、それ以外の選手も1レースを予定しています。
Report by 小菅寧子
大会サイト 大会成績サイト大会3日目
大会3日目は朝9時のコーチミーティングに始まり、上下コース10~15ノットのクロスオフの風で11時から女子が3レース、13時から男子ゴールドが3レース、15時過ぎから男子シルバーが3レースを行い終わったのが19時ごろと、コーチにとっては長い一日でした。
大会はあと2日、残り3レースを予定しています。
決勝で池田はこれまでできなかったことができて進歩が見えますが、結果でもう一つ上の走りをしてほしいと思います。トップ集団の中では楽をせず、ていねいな走りをして順位を上げることが課題です。大会はあと2日、残り3レースを予定しています。
Report by 小菅寧子
大会サイト 大会成績サイト
開催地:パンマール・フランス
日程:2018年7月1日~7日
7月1日 受付・計測・開会式
7月2日 プラクティスレース・コーチミーティング
7月3日~7日 コーチミーティング・レース
最終日 最終レース・閉会式
出場選手
RS:Xユース 男子クラス
内藤 紳之介(アサンプション国際高等学校)
池田 拓海(神奈川県立立鎌倉高等学校)
斎藤 雄吾(東山高等学校)
大会概要
RS:Xユース世界選手権は19歳以下の世界一を競う大会です。フランス・ブルターニュ地方に位置するPenmarch(パンマール)で開催されます。
ブルターニュは大西洋に突出した半島が連なる地域で、北にイギリス海峡、南はビスケー湾に面しています。大会が開催されるLa Plage Beachは灯台があちらこちらにあり海上には岩場が多く見られますが、美しいビーチが広がる所です。
4大陸から総勢130人(ユース男子95人、女子35人)が集結しています。
日本からは内藤紳之介、池田拓海、斎藤雄悟のユース男子3人が出場します。昨日はPenmarchの街のシンボルであるThe Eckmuhl Lighthouseで開会式が行われました。
本日は風が弱いとの予報ですが、プラクティスレースが予定されています。選手は初めてのRS:Xユースワールド参加となりますが、5日間、応援をよろしくお願いいたします。
Report by 小菅寧子
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