大会6日目(最終日)

最終日は弱めの風8〜10ノットの中、2レースが行われました。
鈴木は両レースともいいスタートを切るものの、最初に逆サイドの風が入ってしまい不利な位置になってしまいます。
そんな中でも、途中コースを修正しながら徐々に順位を上げて1レース目9位、2レース目27位でフィニッシュし、総合14位でレースを終えました。途中、総合5位につけることもありましたが、流石に5日程度の練習と昨年のオリンピックウィーク参加のレーザースタンダードの経験だけで入賞できるほど、甘くはありませんでした。

鈴木は今年の7月下旬に行われるワールドセーリングユース世界選手権に向け、レベルの高い、参加艇数の多いこのレースを選びました。コンデションを整え、最後の調整として挑んだわけですが、多くの失敗をし、多くのことを学びました。この失敗はアメリカで生きて来ると思います。
来週から始まるユースワールドでの活躍を期待します。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト(男子) 大会成績サイト(女子)
▲混戦を走る鈴木 photo by Robert Hajduk
▲どんどん順位を上げる鈴木
▲シルバーフリートで1−1をとり、総合でもシルバー1位の児玉
▲真剣な顔で艤装をする宮田
▲今回のウィナーたち

大会5日目

今日は出艇後、風がなかったのですが、北寄りからそよそよと吹き出したかと思えば2レース目には20ノット近くまで吹き上がりました。
これだけ吹き上がって波が出て来ると、いつもスタンダードに乗ってトレーニングしている選手たちが強く、上位を占めて来ます。
鈴木は52-35として総合20位まで順位を下げてしました。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト(男子) 大会成績サイト(女子)
▲混戦の中を走る鈴木 photo by Robert Hajduk
▲ナクラ、49erのコーチボートも加わりハーバー内はこの混雑ぶり
▲AP旗を上げる本部船
▲最終的には20ノット近くまで吹き上がりました

大会4日目

今日の鈴木選手、1レース目の上マークは30番代と出遅れました。
得意のダウンウインドで順位を上げてきますが、ゲートマークでのポジショニングが悪く、回航後にいい展開に持ち込むことができず、ずるずると順位を下げてしまい54位。このレースが捨てレースとなりました。

次のレースは気を取り直して良いスタートを決め、落ち着いてコースを引いて6位。なんとか盛り返します。

暫定成績は昨日より1つ順位を下げて9位。厳しい戦いはまだまだ続きます。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト(男子) 大会成績サイト(女子)
▲いざ出艇
▲ゲートマーク回航後の鈴木
▲気を取り直してシングルでレース展開

大会3日目

今日も鈴木が見せてくれました。
1レース目は風下よりからGOODスタート。そのまま左に出て行きます。その後、大きく左に風が振れ、トップで上マークを回航しました。ダウンウインドでも落ち着いてシフトに合わせたジャイブをして、ダントツのトップフィニッシュです。

▲フィニッシュ後、ガッツポーズ

続いて行われた2レース目、上マーク付近のから来る左の風に乗り遅れ20番付近で回航します。辛抱強くレースをして18位でフィニッシュ。

総合で8位まで順位を上げて来ました。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト
▲最初のクローズから大きくフリートをリードする鈴木
▲落ちていく風に上手に合わせてさらにリードを広げる鈴木
▲未来のオリンピック選手を目指して練習に励む姿は、どこでも一緒です

大会2日目

風がなく、3時間ほど陸上待機の後、出艇となりました。
昨日以上の強弱のシフトとガストの中、鈴木は1マーク3位で回航。
リーチングで42条違反をとられますが、ダウンウインドのレグで再び3位。見応えのあるレースでしたが大きく風が触れたため、2回目のクローズでノーレースとなりました。
仕切り直しで行われたレースでは最初の風に乗り遅れ、1マークは30番以降で回航。落ちてさらに不安定になる風の中、ていねいに風を拾って12位でフィニッシュ。
2レース目は出遅れるものの第1上マークを上位で回航し5位でフィニッシュ。着艇は午後8時になりました。長かったです。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト
▲自分の力を世界で試す児玉選手
▲小屋選手スタート
▲3位で上マークにアプローチをする鈴木
▲ハーバーにラダーを落として泳ぐ鈴木

大会1日目

今日は曇り空の中、2レースが行われました。
若い力があり余っているセーラーが集まっているはずですが、ゼネリコの回数も少なく順調にレースが行われました。

昨年、一昨年のラジアルユース 、ワールドセーリングの優勝者、入賞者、昨年のU21世界選手権の優勝者が集まるこの大会です。鈴木もなかなか前を走らせてもらえません。10番前後で走るのが精一杯といった感じです。

今大会の経験を本番のアメリカでのWS Youth Worldに成績につなげるためにレースに臨んでいます。

Report by 飯島洋一

大会サイト 大会成績サイト
▲ハーバー付近は屋台、カフェ、レストラン、遊園地が立ち並ぶ市民の憩いの場となっています
▲混雑に耐えきれず岸壁から出艇する選手もいました
▲9位で2上を回航の鈴木
▲OPでセーリングを学ぶ子供たち。ポーランド・グデニィアはセーリングが盛んです

開催地:グディニア・ポーランド
日程:2018年7月1日~8日

7月1日〜2日 受付・計測
7月3日〜8日 レース

出場選手

レーザースタンダード
鈴木 義弘(光高校)
児玉 洋輝(名古屋工業大学ヨット部)
宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル女子
小屋 英美里(上智大学ヨット部)

大会サイト 大会成績サイト

7月1日~8日までポーランドのグディニアで2018 Laser Standard Men’s Under-21 World championship、2018Laser Radial Women’s Under-21 World championshipが開催されます。この大会は20歳以下の世界選手権と位置づけられており、昨年ユースの大会で活躍した選手の顔も多く見られます。

グディニアは大きな港、ビーチ、ヨットハーバーがある港町です。週末には観光客も多く訪れ、街はもちろん、ヨットハーバーも賑わっています。このポーランドの港町でVolvo Gdynia Sailing DaysとしてレーザーU21世界選手権の他、Laser4.7世界選手権、49er ヨーロッパ選手権、49erFXヨーロッパ選手権、ナクラ17ヨーロッパ選手権が開催されます。

昨年のラジアルユース世界選手権で6位の鈴木は今回スタンダードでチャレンジです。
日本からのご声援、よろしくお願いします。

Report by 飯島洋一