大会6日目(最終日)

最終日は各グループのフリートレースを行った後にメダルレースを行うというタイトなスケジュールでしたが、時折小雨がふるものの幸い風に恵まれ予定通りレースを行うことができました。

ゴールドフリートで戦うFXクラスの波多江・板倉組は読みづらい風に翻弄され、いつもの冴えが見られません。結局24位まで落として本大会を終えました。

シルバーフリートNacra17では飯束・畑山組が惜しくも2位に落ちてしまいましたが、最終レグに入るまでトップを走る気持ちのよいレースを最後に見せてくれました。

49erの高橋・小泉組はシルバーフリートでも悪いレースはしないものの、なかなか上位を走れず本大会を39位で終えました。とは言え昨年の同大会79位からは大きく成績を伸ばし、ジュニア部門では3位となり表彰されました。

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総合成績

49er(参加92艇)

39位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

49erFX(参加48艇)

24位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

Nacra17(参加53艇)

32位飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)

35位村山 仁美(ツネイシセーリングチーム・立教大学)・渡部 雄貴(NPO法人ツネイシスポーツアクト)

43位梶本 和歌子(橋本総業ホールディングス)・川田 貴章(ミキハウス)

▲最終レースフィニッシュ直後の高橋・小泉組
▲フィニッシュ直前の梶本・川田組
▲フィニッシュ直前の村山・渡部組
▲最終レーストップ回航の飯束・畑山組
▲梶本・川田組
▲上マーク回航
▲ジュニア部門でヨーロッパ選手権3位に入った高橋・小泉組
▲49er表彰式
▲ナクラ17表彰式

大会5日目

予昨日のレースができなかったグループが先に出艇し4レースを行う予定でした。しかし、各グループ1レースが終わったあたりで雨雲が通過し、ハタと風がなくなってしまいました。そこから長い風待ちが始まりましたが、結局レースができるような風が入ることはなく、ハーバーバックとなりました。

49erの高橋・小泉組はいいレース展開をしているものの、雨の通過による風の大きな変化などの不運もあり13-19とスコアを伸ばせません。

Nacra17では各艇シングルを走りますが、課題のダウンウインドではまだまだ順位を上げることができず、なかなかすっきりとしません。

明日は最終日ですが、メダルレースの前に各フリートレースが行われる予定です。
8月のオーフスワールドに向けて手応えを感じる何かをつかんで終えられるよう、明日に臨みます。

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▲飯束・畑山組
▲梶本・川田組
▲村山・渡部組
▲ジェネカーアップの梶本・川田組
▲ジェネカーを上げ、下マークに向かう村山・渡部組
▲上マークを2位で回航する村山・渡部組

大会4日目

予選シリーズが終わり今日から決勝シリーズに入りました。

朝から風がなく長い時間をビーチで待機した後、午前中の予定だったFXゴールドフリートの3レースが行われました。

波多江・板倉組はレース前半からペースをつかめず、なかなか上位で上マークを回れません。今日の3レースを20-17-21と崩してしまい、総合でも21位まで落としてしまいました。

49erシルバーフリート、Nacra17シルバーフリートは前線が通過するという情報にもかかわらず16時過ぎに出艇したものの、見る見るうちに近づいてくる雲を見ながらAP Hの連絡を無線で受け、ビーチに戻りました。
結局一日中待ちましたが最後はAH Aとなり、本日のレースは終了となりました。

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▲波多江・板倉組
▲上マークに向かう波多江・板倉組
▲スタート直後の波多江・板倉組
▲2上へ向かう波多江・板倉組
▲真っ黒な雲が迫ってきて、レースは中止となりました
▲ノーレースとなり急いでハーバーに戻りました
▲明日から始まるレーザー4.7世界選手権の日本チーム

大会3日目

大会3日目は軽風でしたが、前日に吹き上がった風の影響で波だけ残る海面となりました。

午前中は、49erクラスが軽風の中で3レース行いました。1レース終了後、風待ちとなり、不安定な風と波の中で2レース行いましたが、高橋・小泉組はいい風をつかむことできず、順位を落としてしまいました。

49erのレース終了を待ってから出艇となったナクラ17、49erFXは4レース、3レースを予定していましたが、風が徐々になくなり、1レースのみとなりました。

ナクラ17の村山・渡部組が上マークを3位で回航し、このままフィニッシュできれば、ゴールドフリートに入れる順位でしたが、守りきれず順位を落としてしまいました。
他の日本チームは軽風を読み切れず、それぞれ順位を落としてしまいました。

今日で予選シリーズが終わり、明日から決勝シリーズになります。
ゴールドフリートに残れたのは49erFXの波多江・板倉組のみとなってしまいました。メダルレースに残れるよう順位を上げていってほしいものです。

大会サイト 49er 大会成績サイト Nacra17 大会成績サイト
▲49erの出艇
▲ナクラ17と49erFXの出艇
▲下マーク回航直後の高橋・小泉組
▲高橋・小泉組
▲上マーク回航の飯束・畑山組
▲波多江・板倉組の出艇
▲風がなくなり曳航されて帰着
▲本大会後に行われる400艇を超えるレーザー4.7クラスで満杯のハーバー

大会2日目

本日は午前に49erFXとNacra17がそれぞれ3レース、午後に49erの4レースが行われました。

東寄りの軽風がベースでしたが、時折入ってくる左のプレッシャーが次第に勢力を増し、午後には北の順風に変わっていきましたが、緩やかに変化する風だったので、その傾向を踏まえつつレースを展開する必要のある一日でした。

初日に成績の伸びなかったFXの波多江・板倉は本来の調子を取り戻し、今日一日を3-4-5位とまとめ、総合順位を13位に上げています。

49erの高橋・小泉は安定したレース展開をするものの、トップグループに比べてボートスピードに劣り、上位を取り続けることができません。

Nacra17は昨日に引き続きダウンウインドでの差が大きく、上マークをシングルで回っても守り切ることができず苦しんでいます。

明日は予選最終日となります。ゴールドフリートに残れるかどうか、今大会前半の山場を迎えます。

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▲49erのスタート直後
▲上マーク回航の梶本・川田組
▲村山・渡部組
▲下マークに向かう飯束・畑山組

大会1日目

練習時の風とは打って変わり、大会初日は北の軽風で始まりました。
緩やかにシフトする風に合わせて走ることができるかどうか、一度リズムが崩れるとつかみどころのなくなる難しい風の中49erは3レース、49erFXは4レース、Nacra17は3レースがそれぞれ行われました。

49erの高橋・小泉は3レースをすべて10位前後とまとめゴールドフリート圏内につけました。
FXの波多江・板倉はいいレースをするものの、今一歩踏みとどまれないレースがあり順位が伸びません。
Nacra17はそれぞれ上位で上マークを回るものの、ダウンウインドでズルズルと落とし厳しい戦いを強いられています。

明日も軽風が予想され、安定した順位を取るのが難しいコンディションが予想されます。今日の反省を生かし、明日のレースを戦います。

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▲Nacra イエローフリート1レース目のスタート
▲上マーク回航の村山・渡部組
▲回航直前の飯束・畑山組
▲村山・渡部組のジェネカーアップ
▲上マーク回航直後の飯束・畑山組
▲梶本・川田組

開催地:グディニア・ポーランド
日程:2018年7月5日~13日

出場選手(3種目5艇)

49er級 男子
高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

49er 女子
波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

Nacra 17 混合
飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
梶本 和歌子(橋本総業ホールディングス)・川田 貴章(ミキハウス)
村山 仁美(ツネイシセーリングチーム・立教大学)・渡部 雄貴(NPO法人ツネイシスポーツアクト)

大会サイト

7月8日から49er、49erFX及びNacra17のヨーロッパ選手権が始まります。
本大会には49erクラス93艇、49erFXクラス47艇、Nacra17クラス53艇が参加します。
ここグディニアは一年を通して一番良い季節となっており、艇の置場のビーチには多くの人々が海水浴に来ています。
日本の選手たちはそれぞれに艇の準備や調整を行い、明日からのレースに備えています。

▲大会が重なり、コーチボートがあふれてしまってます
▲ナクラ17の計測
▲湾内にあるアート
▲砂が柔らかく、苦労しているビーチからの出艇