大会5日目(最終日)
今日でこの大会が終了します。
今日も昨日同様に高気圧に覆われ、とても暑い日になりました。
風も昨日同様に130~155度 14~18ノット。昨日よりは若干弱くなっていますが、海面はチョッピーで乗りづらそうなコンディションでした。
そんな中、29er女子が最終レースの途中までシングルを走りました。途中で沈してしまいましたが、今大会で一番いい成績をとることができました。
420男女ともに後半になり調子を上げていましたが、最終日やっとシングルを両クラスで取ることができました。
日本では20ノット近い強風で乗ることがあまりないので、今回の大会のようなコンディションでは慣れるまでに時間がかかってしまうのですが、最後にやっと良い成績が取れました。
今大会で一番目立っていたのがアメリカチームです。
地元開催ということもあり、9種目中5クラスでメダルを獲得。内4クラスが優勝するという圧倒的な強さを見せました。特にRS:X男子は身長185cmを越える大きな選手が、強風下の中、圧倒的なスピードを見せ素晴らしい走りでダントツの優勝でした。
強風下でのレースということもありRS:Xは男女ともに大きな選手が好成績をあげていました。
今大会で感じたことは、世界に通用する選手をどのようにして育成、強化するのか、どうすれば全国的な一貫指導システムができるのかを考えねばならないと再確認させられたことです。
また、強化していく上での海外コーチ、選手との横のつながりも重要なことを実感しました。
今年の5月、唐津で行われたJOCジュニアオリンピックに強化プログラムの一環として参加したオーストラリアチームの420級男子は銀メダル、ラジアル男子は銅メダルを獲得しました。このような強化プログラムを日本だけでなくオーストラリアで行うことで、さらなるつながりと強化へと発展するのではないかと思いました。
また、今大会ではペットボトルやストロー、ビニール袋などを使用しないというグリーンチームプロジェクトが実施され、大会会場はゴミもなく綺麗な状態でした。一人ひとりの心がけで変わるのだと実感しました。
現地でボランティアとして日本チームのサポートをしてくださったレイコ・アレキサンダーさんには本当にお世話になりました。いろいろありがとうございました。
日本で大会期間中応援してくださった皆様、応援ありがとうございました。
大会サイト最終成績
29er男子
総合24位 24−23−21-(UFD)-20-23-21-22-24-24-24-24-UFD大石 駿水/吉井 稀世輝
29er女子
総合22位 21−19−21-19-20-19-21-22-21-22-(DNF)-DNF-18抜井 理沙/西田カピーリア 桜良
RS:X男子
総合22位 18-23-24-20-14-16-16-21-17-(UFD)-27-24−27内藤 紳之介
420男子
総合11位 11-(19)-11-14-10-11-7-10−7倉橋 直暉/河津 優理
420女子
総合14位 10−11-11-13-(14)-14-13-11−9青山 瑞希/福田 桃奈
ラジアル男子
総合8位 2−11-(UFD)-7-11-12-9-7-11鈴木 義弘
ラジアル女子
総合24位 (28)−25-26-23-34-29-24-17-19三浦 凪砂
NACRA 15
総合23位 23−(DNF)-20-19-20-(DNS)-22-18-DNF-22-18-21-19蓮 千鶴/青木 武斗
大会4日目
今日は高気圧に覆われ、いつもより早めにシーブリーズが入り始めました。
気温もぐんぐん上がり、30度を超える中でのレースとなりました。
レース開始時刻の12:00に風向は130~140度、風速は13~14ノットでしたが、風はどんどん上がり始め15時以降は20ノットを超える強風が入りました。
その強風下で29er女子、420男子、ラジアル男女、RS:X男子がレースを行いました。
昨夜のコーチ陣とのミーティングでセッティング、バテンテンションの見直しをした29erは、今朝、強風用のセッティングを再度確認しました。その成果なのか、順位は変わらないものの1つ前のグループでレース展開ができるようになりました。
Nacra15は、コミュニケーション能力の高い青木選手が色々な国の選手にセッティングを聞いて、自分なりのセッティングを模索しレースに挑んでいます。そのおかげで、回を重ねるごとにレースらしいレースができるようになってきました。
明日は最終日、全クラスが少しでも順位を上げられるように頑張っていきたいと思います。
一方、最終日を前にラジアル男子、女子、RS:X男子、Nacra15、420男子は優勝を決めました。
選手コメント
29er男子
大石 駿水:「レースを重ねる中で徐々に海面にも慣れ、さまざまなチャレンジができるようになりました。残り1レースのみとなりましたが、最後までトップの選手に近づけるように取り組んでいきたいです」
吉井 稀世輝:「レース4日目が終了し、順位が決まり始めました。レース初日に比べて考えることが増えて来たと思います。最終日、できる限りのことをやり尽くしたいです」
29er女子
抜井 理沙:「今日は風が強い中、ジャイブで沈してしまうことが多く、辛いレースが続きました。セッティングを変えたことで走りは改善しているので、うまくいっている部分はより良くできるように、うまくいっていない部分は少しでも改善できるよう、気合いを入れ直して頑張ります」
西田カピーリア 桜良:「今日はセールを浅くし、パワーダウンした状態でレースに出ました。そのためクローズホールドのセールをより引き込むことができました。3レース目ではダウンウインドで沈し、リタイアしてしまいました。今後、同じ過ちを繰り返すことがないように気をつけたいです」
RS:X男子
内藤 紳之介:「RS:Xは今日で12レースを消化しました。今日は全体的に攻めたスタートができ、スタートで遅れるということがなくなりました。しかし、他のミスが続いてしまい、順位を1つ落とす結果となってしまいました。明日は1レースしかないので、悔いの残らないレースにしたいと思います。また、明日の1レースでどう順位を上げるかしっかり考え、もう一度気を引き締めて頑張ります」
ラジアル男子
鈴木 義弘:「今日は2レースともシングルを取ったのですが、最終日を前にメダルを獲得することができなくなりました。とても悔しいです。しかし明日まだ1レース残っているので、最後まで1位を取ることにこだわってレースをしたいとおもいます」
ラジアル女子
三浦 凪砂:「この4日間でスタートの走り出しと、セットアップが早くなりました。初日と2日目はスタートが出られず、第一線から外れてしまうことが多かったです。3日目は他艇のブランケットから外れようとして、早くエンドにつきすぎることが多かったです。4日目の今日は、スタートではラインに対して角度をなるべく下げて、30秒前にフリーウォーターとバング以外をセット完了させること、スタート後は他艇の近くに寄りすぎないようにしつつ、早めにタックを返してエンドに寄りすぎないようにしたら、海面と集団がよく見えたので、明日の1レースも周りをよく見て走りたいです」
Nacra 15
青木 武斗:「今日は、英語をなくすという目標を達成しましたが、メキシコに負けてしまいました。スタートはうまくできるようになったので、後はボートスピードだけだと思います。明日はアメリカを抜くようにします」
大会サイト日本人選手の成績
29er男子
総合24位 24−23−21-(UFD)-20-23-21-22-24-24-24-24大石 駿水/吉井 稀世輝
29er女子
総合22位 (21)-19-21-19-20-19-21-22-21-22-(DNF)-DNF抜井 理沙/西田カピーリア 桜良
RS:X男子
総合21位 18-23-(24)-20-14-16-16-21-17-(UFD)-27-24内藤 紳之介
420男子
総合13位 11-(19)-11-14-10-11-7-10倉橋 直暉/河津 優理
420女子
総合14位 10-11-11-13-(14)-14-13-11青山 瑞希/福田 桃奈
ラジアル男子
総合8位 2-11-(UFD)-7-11-12-9-7鈴木 義弘
ラジアル女子
総合27位 28−25-26-23-(34)-24-17三浦 凪砂
NACRA 15
総合23位 23−(DNF)-20-19-20-(DNS)-22-18-DNF-22-18-21蓮 千鶴/青木 武斗
大会3日目
今日の朝はいつもと違い、右からの風(180度)が吹いていました。
レース時刻になり115度~130度といつもと同じ風向から吹き始めてきましたが、昨日とは違い上位選手の多くが右海面を使っていました。
レース開始時刻の12:00には13ノットが入り、レース時の平均風速は14ノットほど、マックスで16ノットのコンディションの中で3日目のレースが行われました。
毎日吹いている中、選手たちは少しずつですが成長しています。特にNacraクラスには毎日驚かされるばかりです。
明日はさらに暑くなり、風が吹く予報が出ています。
熱中症などにならないよう気をつけるとともに、一つでも順位が上げられるように頑張っていきたいと思います。
選手コメント
420男子
倉橋 直暉:「今日の一番の反省はフリーのスピードです。2レースともスタートから上マークまでを5番以内で回航しましたが、その後のフリーのボートスピードが他艇に対して劣り、下マークでフィニッシュの順位が決まってしまいました。
一番の差は相方とのコンビネーションだと思います。海外の選手は動作に無駄がなく相方との息も合っていて、波にどんどん乗っていますが僕たちは動作に無駄が多く、2人の動きがバラバラな時があり、その時に一気に突き放されることがほとんどでした。むやみにセールパンプをするのではなく、しっかりとタイミングを合わせて無駄のない動きをすることが重要だということを改めて思いました。
海外のレースでは本当に学ばされることが多く、自分たちは成長すればもっと速くなるということを思い知らされていますが、このチャンスをしっかりとモノにし、明日からのレースやこの先の大会に活かしていきます」
河津 優理:「今日は昨日より成功したことが多く、順位を上げることができました。
1レース目、スタートして自分たちの考えた通りにコースを展開したので第1上マークをシングルで回航できたのですが、ランニングと2上までに順位を落としてしまいました。原因は他艇をあまり意識せずにカバーリングをしなかったことです。
2レース目は、スタートで加速し始めるのが遅く走り負けてしまい、その後の展開が考えた通りにいきませんでした。明日は、他艇を意識して順位を確実上げていきます」
420女子
青山 瑞希:「今日もフルスピードに近い、いいスタートをきることができました。一方、ランニングで落とし過ぎてスピードが止まってしまい後続艇に追いつかれることがあったので、落とし過ぎず常にスピードがある状態で走ることを意識したいと思います。まだ2日間あるので、ミスを少なくし順位を上げていきたいです」
福田 桃奈:「今日は2レースを消化し、風は7~8mくらいでした。1、2レースともにスタート後の走りが昨日に比べて下に吸い込まれないようになりました。スタート後すぐにトラピーズに出ることが大切だと思いました。また、ランニングでは高さをかせぐことができず中に入られてしまうことがあったので、そこの違いが分かるようにレースをして行きたいと思います。明日も、一つひとつのミスを少なくしていきたいです」
NACRA 15
蓮 千鶴:「3レース目は第一線からスタートでき、逃げタックをせずに走り続けることができました。
フィニッシュ付近のジャイブで沈をして船から離れてしまい、リタイアしました。今度から沈しても船から離れないように気をつけます。明日も、いいスタートができるように頑張ります」
青木 武斗:「1レース目はスタートで出遅れブランケットに入ることがあり、スタートから置いていかれてしまいました。
2レース目はひとつ前の船に追いつきあと少しのところまで迫ったのですが、ジャイブポイントの差で負けてしまいました。
3レース目、スタートは今までで一番よかったので上突破されることもなく思い通りに走れましたが、フィニッシュ前で沈をしてDNFになってしまいました。
今日わかったことは、ジェネカーを張るときは無理にトラピーズに出ないで、トランポリンに乗って張る方がいいことが分かりました。
明日はスタートでトップスピードで切れるようにすること、3レースに一回英語が入っているのでそれをなくすようにしたいと思います」
日本人選手の成績
29er男子
総合24位 24−23−21-(UFD)-20-23-21-22-24大石 駿水/吉井 稀世輝
29er女子
総合22位 (21)-19-21-19-20-19-21-(22)-21抜井 理沙/西田カピーリア 桜良
RS:X男子
総合20位 18-23-(24)-20-14-16-16-21-17内藤 紳之介
420男子
総合14位 11-(19)-11-14-10-11倉橋 直暉/河津 優理
420女子
総合14位 10-11-11-13-(14)-14青山 瑞希/福田 桃奈
ラジアル男子
総合9位 2-11-(UFD)-7-11-12鈴木 義弘
ラジアル女子
総合29位 28−25-26-23-(34)-24三浦 凪砂
NACRA 15
総合23位 23-(25)-20-19-20-(UFD)-22-18-DNF蓮 千鶴/青木 武斗
大会2日目
今日も穏やかな朝でしたが、開始時刻にはすでに14ノットほどの風が入る中でレースが行われました。
風向は115度から135度、風速は14ノットから18ノット。オンショアのため昨日ほどではないですが、それなりの波が入っていました。
第1レースは日本人選手の得意なコンディションでレースが行われたのですが、気合が入りすぎたのか29er男子、ラジアル男子はUFDをとってしまいました。
Nacra15はギアトラブルで本日の最終レースは出ることができませんでした。
風に慣れてきたのか他選手たちは、少しずつではありますが、順位を上げてきています。
海外選手はユースといえども180cm以上の選手が多く、日本の選手が小さく見えます。その中でどのようにして強風下で順位を上げていくのか。各担当スタッフが選手たちとクラスごとにブリーフィングを行い、明日からのレースに備えます。
選手コメント
29er男子
大石 駿水:「毎日ハードなコンディションで、きつく嫌な思いばかりですが、何かひとつでも良いものを得られるようにチャレンジし、一回でも良い順位でフィニッシュできるように最善を尽くします。スタートからガンガン攻めていけるよう頑張ります」
吉井 稀世輝:「レース2日目が終了し、自分自身で考えさせられることがたくさんありました。レース初日は強風で最下位スタート。2日目は中風域から強風域で気持ちが空回りし、UFDを取ってしまいました。明日からはまた新たな気持ちで必死に前に食らいついていきたいです」
29er女子
抜井 理沙:「今日は、昨日よりもスピードをもってスタートできたことで、しばらくトップ集団に負けずに走ることができました。クローズの走りは日に日に改善してきているので、明日からは課題であるフリーでスピードが遅い時間を短くできるよう、速い人の良いところを吸収しながら頑張っていきたいと思います」
西田カピーリア 桜良:「昨日のレースでは、他の艇にランニングで抜かされていたので、今日のレースはジェネカーのアップダウンのスピードを課題としました。課題を一つに絞ったことで、まわりの選手の良いところを見本にでき、より良いアクションを意識できました。まだまだ直すべき課題はたくさんあるので、レースごとに一つひとつの課題を解決していけるように頑張ります」
RS:X男子
内藤 紳之介:「今日3レースでした。昨日に引き続きプレーニングレースでは上位の選手との体格の差を痛感しました。その差をカバーできるよう明日は少しでもミスを減らして自分の艇速を活かしたレースをし、マークアプローチを確実にしたいと思います。順位を上げられるよう全力でパンピングをして、シングルでフィニッシュできるように頑張ります」
ラジアル男子
鈴木 義弘:「1レース目にUFDを取ってしまいました。レースの内容自体は全く問題ないだけにとても悔しいです。しかし、自信を持ってレースができているので次のレースに向けて切り替えができ、シングルで終えることができたので、反省をしっかりとして、明日からの後半戦でメダルに向けてレースをしたいと思います」
ラジアル女子
三浦 凪砂:「この2日間でスタートに課題があると感じました。特にクローズに行くまでの速度とメインシートの引き込みが遅いこと、スーパーバングをいかに素早く引いてマックスのハイクアウトをできるかどうかです。また、走り出しの時には上り過ぎていて、大きな波に対して、もっとスピードをつけつつラフしていく他の選手に対して、自分は上りつつ切り上がるようにしてクローズに持って行くことが多いので、もっとスピード重視で明日のスタートを切りたいと思いました」
大会サイト日本人選手の成績
29er男子
総合24位 24−23−21-(UFD)-20-23大石 駿水/吉井 稀世輝
29er女子
総合22位 (21)-19-21-19-20-19抜井 理沙/西田カピーリア 桜良
RS:X男子
総合20位 18-23-(24)-20-14-16内藤 紳之介
420男子
総合14位 11-(19)-11-14倉橋 直暉/河津 優理
420女子
総合12位 10-11-11-(13)青山 瑞希/福田 桃奈
ラジアル男子
総合8位 2-11-(UFD)-7鈴木 義弘
ラジアル女子
総合26位 (28)−25-26-23三浦 凪砂
NACRA 15
総合23位 23-(25)-20-19-20-(UFD)蓮 千鶴/青木 武斗
大会1日目
今日も朝から快晴。ウォームアップを終了し、朝食時間の8:00頃は風もなく暑いのですが、ここから時間が経つにつれ風が入ってきます。レース開始時刻12:00にはすでにシーブリーズが入り始め16ノット。15時頃には20ノットを超えるコンディションになっていました。
日本チームは、この強風に悩まされる1日となりました。
420級のスタートはうまく出ました。その後、コースをうまく引くことができなかったものの、女子は10位、男子は14位で初日を終えることができました。
日本人選手で頑張ってくれたのはラジアル男子の鈴木選手。総合で初日5位につけて、メダル獲得に向け好発進しました。
選手コメント
420男子
倉橋 直暉:「420男子のレースのコンディションは風向が150度で風速がアベレージ13ノット、マックスで17ノットでした。
今日のレースで大事だったのはスタート後のコース展開で、少しでもタックが遅れると、かなりの差がつくぐらい左右での風の強弱がありました。
今日の反省点はレース中のコースの見極めです。ボートスピードは他艇よりあり、艇団の中でもバウを出すことができましたが、タックをする位置が悪く、奥のブローをつかんだ集団や逆サイドのブローをつかんだ集団に前を通られることがほとんどでした。タックの前、自分の行きたい方向に風があるのかという話を相方ととれずに慌ててしまいました。常に冷静に物事を判断し、相方とのコミュニケーションをもっと増やし、陸から視野を広く持って今日の反省点を明日のレースで必ず生かします」
河津 優理:「今日の2レースは根拠を持ってレースを行うことができず、勝つことができなかった。
1レース目は風向150度のシーブリーズで約20度の振れの中で上位置でスタートし即タック、右海面でコースを展開しました。結果は左海面で展開したポーランドが1位で上マークを回航し、我々はシフトを掴むことができずに11位でした。
2レース目も右海面で展開しました。そのときもシフトを掴むことができず、19位でフィニッシュしました。
明日は今日よりも風が強いことが予想されるので、コースでのミスを減らし、確実に順位を上げて行きます」
420女子
青山 瑞希:「大会初日のレースで私達は、普段苦手なスタートをしっかり決められ、行きたかった左海面に行くことができました。また、ランニングではスピードで走ることを意識して前の2艇を抜くことができました。しかし、タックを失敗し、メインのブロックが取れ、メインシートがねじれたりスピンハリが絡まったりなど、ミスやトラブルが多く出てしまいました。明日からミスやトラブルは修正し、良かった所は継続して順位をあげていきたいです」
福田 桃奈:「レース初日で緊張感を持ってコンディションよく挑めた日でした。風は8mくらいでした。攻める気持ちを忘れず臨み、スタートは2レースとも決めることができました。
しかし、動作ミスが多く、角度やスピードの落ちる原因となってしまったと感じています。また、レース中のトラブルに対して焦ったところもあり、細かく確認をしながらやって行きたいと思います。
明日は落ち着いて今日よりも成長できるようにレースを一つ一つ大事にし、順位を上げていけるようにしたいです」
NACRA 15
蓮 千鶴:「クローズは、片ハルがつき過ぎたり、上がりすぎたりして角度とスピードのバランスが難しかった。その真ん中ぐらいでちょうどよく走れる角度を見つけたいです。
また、ランニングで波にすくわれて、沈してしまった。低く走り過ぎて、フラフラしていたとコーチから指摘されました。それが、波に救われた原因であると思うので、もう少し高く走り、波にすくわれないようにしたいです」
青木 武斗:「今日は3レース行いました。
1レース目はビリから2番目で、その理由はスタートが出遅れて失敗してしまったからです。
2レース目は真ん中くらいで走っていたが沈をしてしまい最後の方になり、2上の途中でエクステーションが曲がってしまいリタイアをしました。
3レース目は、クローズはなるべくスピードモードで行ったので置いてかれることが少なくなり、今日の中で一番良いレースができました。
明日はジェネカーにもっとパワーを入れて走るようにすることと、良いスタートができるように心がけます」
日本人選手の成績
29er男子
総合24位 (24)-23-21大石 駿水/吉井 稀世輝
29er女子
総合22位 (21)-19-21抜井 理沙/西田カピーリア 桜良
RS:X男子
総合22位 18-23-24内藤 紳之介
420男子
総合14位 11-19倉橋 直暉/河津 優理
420女子
総合10位 10-11青山 瑞希/福田 桃奈
ラジアル男子
総合5位 2-11鈴木 義弘
ラジアル女子
総合28位 28−25三浦 凪砂
NACRA 15
総合23位 23-(25)-20蓮 千鶴/青木 武斗
開催地:コーパスクリスティー・アメリカ
日程:2018年7月14日~21日
出場選手(8種目8艇)
29er男子
大石 駿水(霞ヶ浦高等学校)
吉井 稀世輝(霞ヶ浦高等学校)
29er女子
抜井 理沙(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)
西田カピーリア 桜良(関西大学第一高等学校)
RS:X男子
内藤 紳之介(アサンプション国際中学校高等学校)
420男子
倉橋 直暉(中村学園三陽高等学校)
河津 優理(中村学園三陽高等学校)
420女子
青山 瑞希(霞ヶ浦高等学校)
福田 桃奈(霞ヶ浦高等学校)
レーザーラジアル男子
鈴木 義弘(山口県立光高等学校)
レーザーラジアル女子
三浦 凪砂(静岡県立湖西高校)
NACRA 15
蓮 千鶴(霞ヶ浦高等学校)
青木 武斗(霞ヶ浦高等学校)
66カ国、382人、265艇の規模
2018年World Sailing Youth Sailing World Championshipsが7月14日から21日まで アメリカ・コーパスクリスティーで開催されます。参加国数66カ国、参加選手382人、参加艇265艇という大会規模です。Nacra15は初めての大会参加クラスとなります。
本大会は「プラスティック製品の使用を少なくし、海をきれいにしよう」という趣旨で、大会会場へのペットボトルやビニール袋の持ち込みが禁止され、大会主催者から選手へドリンクボトル及びエコバックが支給されました。
会場内に数カ所の水飲み場が用意され、ドリンクボトルに水またはスポーツドリンクを入れて携帯し水分補給を行います。海上にも給水船が用意されるそうです。またゴミの分別も厳しく行われています。
日本からは8クラス12人が参加
日本からは過去最大の8クラス12人の選手が参加します。
彼らは3月末と5月上旬に行われた選考会で選考された選手たちです。全員が参加することはできなかったのですが、和歌山ナショナルトレーニングセンターと江ノ島の2カ所に分けて9回の合宿、コーチ派遣を行い、今大会に向けて準備を整えてきました。
日本の選手たちは渡航前日の7月12日に成田空港近くのホテルに宿泊し、遠征での諸注意、大会中の栄養講習などを行いました。またヘリーハンセンの担当の方からは選手へユニフォームを渡し、製品の説明を行っていただくとともに、選手たちへの激励の言葉もいただきました。
翌朝、成田空港を出発。途中ダラスで飛行機を乗り継ぎ、ダラスから1時間ほどでコーパスクリスティーに到着しました。
翌日、選手たちはチャーター艇を受け取りセッティングなどを終えた後、決められた時間内で海上練習を行いました。Nacra15クラスに関してはセッティングに慣れていないため、時間内での海上練習をすることができませんでした。
今大会は強風下でのレースが予想されます。メダル獲得に向け選手たちは全力でレースを行いますので、日本からの応援をよろしくお願いします。
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