大会終了 総括レポート

オーフス2018の最終日はRS:X男女とナクラのメダルレースが行われました。
天候に恵まれず、RS:X男子はメダルレースができたものの、女子は途中から風が弱くなり、ナクラは時間通りスタートしようとしたもののレースができず中止となり、昨日までの成績で決まりました。

大会最後に、IOC会長杯のメダルタリーの1位に与えられるNations Cupの発表があり、金3個、銀2個、銅1個、合計6個のメダルを獲得したオランダが表彰されました。金1個、銀2個、銅1個で合計4個のフランスが2位、金1、銀1の日本が3位ということですが、15カ国がメダルを獲得しています。金メダルの重さを感じさせられました。(下表)

今大会は日本の470男女が大躍進を見せました。
リオ五輪終了後、吉田の出産で休み、昨秋から復活した吉田・吉岡組でしたが、世界選手権での表彰台を目標に練習を積み重ね、見事金メダルを獲得しました。東京で金メダル獲得という目標の通過点として、第一歩をクリアです。

また、男子はメダルレースに3艇残り、土居・木村組が10位、岡田・外薗組が6位に入り、磯崎・高柳組が銀メダルを獲得しました。男女ともにメダルを取った2チームは今年のメジャーな大会ですべてメダルレースに残っており、着実に力をつけてきました。また、日替わりで上位に入ってくる日本選手のレースぶりと層の厚さが話題となり、どんな練習をしているのかと興味を持たれました。

今大会はコンディションとしては軽風が多いながらも強風が何レースかは入る、海風が強くなりきらない、岸に近いとシフティーでガスティーなど難しいものでしたが、オーフスはそんな場所なので仕方がありません。吉田選手は2年前にオーフスでリオ代表選考を行った時のことを考えて、今回は現地での下準備にも時間を費やしました。

男子では常勝のベルチャ―組が5位に終わり、彼にとっては久々にメダルのない大会となりました。女子では昨年江の島でジュニアワールドチャンピオンになったスペインのマス選手がリオ金メダリストのイギリスのミルズ選手を逆転して2位に入るなど、若い選手に勢いがありました。日本からは男子9、女子4のエントリ―でしたが、東京へ向けて、勢いがついたと思います。

今回はレース海面も複数を使い、毎日移動するような落ち着かない条件で、スケジュールにも翻弄された大会でした。8海面ある中で、エリアごとのコンディションの違いもあり、地元のデンマークチームも地の利が生かせない結果でした。入賞以上を狙っていたRS:X男子の富澤選手、レーザーラジアルの土居愛実選手も風に翻弄され、アップダウンのあるスコアで上位進出がなりませんでした。

この大会では、東京五輪の最初の国枠がかかっており、ホスト国枠のある日本以外の各国は目の色を変えて枠取に挑んでいました。国枠を持っている日本選手も、まずはこの国枠をクリアすることを目標に強化をしています。
今回はFX級女子の波多江・板倉組、49er級の高橋・小泉組、ナクラの飯束・畑山組が目標達成しています。飯束組はシルバーフリートの1位で国順は20枠中18カ国目、49erは19枠中12カ国目でした。高橋・小泉組は世界選手権初出場でゴールドフリートに残り、今後の活躍に期待します。

49erではクロアチアのファンテラ兄弟が優勝しました。スキッパーのシメは470でもワールドタイトルとリオ五輪の金メダルを獲得しています。49erに転向して2年で世界チャンピオンになってしまうところにヨット力の強さを感じます。FX級は21枠中14カ国目になります。来年から始まる代表選考で全種目をクリアしたいです。

久々に世界選手権に参加したフィン級でも西尾選手が全体の2/3に近い90艇中68位に入りました。レーザーに乗っていた頃よりもひと回りがっしりとした体格になり、このクラスも楽しみになりました。

470の活躍に、日本からもたくさんの応援をいただき、感謝いたします。ネットで深夜まで観戦してくださった皆様、ありがとうございました。メディアでも取り上げてもらい、セーリング競技としての大きな成果があった大会だと思います。金メダルはその存在だけで周囲に大きなモチベーションを与えてくれます。ここが新たなるスタート地点で江の島を目指します。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/29カ国/64艇)

1位Peponnet/Mion (FRA)

2位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

3位Xammar/Rodriguez (ESP)

6位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

10位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

22位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

42位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

2位Mas Depares/Cantero Reina (ESP)

3位Mills/McIntyre (GBR)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/42カ国/90艇)

1位Berecz (HUN)

2位Salminen (SWE)

3位Postima (NED)

68位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

90位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/66カ国/165艇)

1位Kontides (CYP)

2位Wearn (AUS)

3位Buhl (GER)

73位瀬川 和正(米子産業体育館)

74位南里 研二(百五銀行)

141位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/53カ国/119艇)

1位Plasschaert (BEL)

2位Bouwmeester (NED)

3位Rindom (DEN)

22位土居 愛実(アビームコンサルタント)

52位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

66位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/31カ国/86艇参加)

1位Fantela / Fantela (CRO)

2位Frei/Delpech (FRA)

3位Fischer/Graf (GER)

26位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

64位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/25カ国/60艇参加)

1位Bekkering/Duetz (NED)

2位Frank/Abicht (AUT)

3位Weguelin/Ainsworth (GBR)

18位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

55位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/27カ国/68艇参加)

1位Tita/Marianna Banti (ITA)

2位Outteridge/Outteridge (AUS)

3位Lange/Carranza Saroli (ARG)

35位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

46位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

61位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

66位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/33カ国/85艇参加)

1位Van Rijsselberghe (NED)

2位Badloe (NED)

3位Giard (FRA)

27位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

72位池田 健星(明治大学・KAYA)

78位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

80位尾川 潤(島精機製作所

RS:X女子(6艇参加/28カ国/62艇参加)

1位Geus (NED)

2位Picon (FRA)

3位Lu (CHN)

34位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

36位須長 由季(ミキハウス)

39位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

41位大西 富士子(ホマレ電池)

50位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

53位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/32カ国/65艇参加)

1位Parlier (FRA)

2位Bridge (GBR)

3位Nocher (FRA)

48位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/9カ国/11艇参加)

1位Moroz (USA)

2位Kalinina (RUS)

3位Fancelli (FRA)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト

49er、FXメダルレースを実施、kiteは前線通過で中止

デンマークが最も力を入れている49erとFXのメダルレースが行われました。また、その前にレース数が足りなかったナクラ、RS:X男女のシルバーフリートが残りのレースを実施すべく海へ出ましたが、1レースを行ったのみで大会を終了しました。

49erはリオの470金メダリストのシメ・ファンテラがクラス転向2年でワールドタイトルを獲得するという偉業を達成しました。オーフスの難しいコンディションがシメのヨット力を生かし、安定した走りとスコアで圧勝でした。

FX級はリードしていたオーストリアが岸近いエリアでのガストに見舞われて沈してしまい、捨てレースにできないメダルレースのため、オランダが逆転して優勝となりました。

kiteの男女はメダルレースを予定していましたが、14時過ぎに前線通過となり、突風と雨に見舞われ出艇を延期。その後も待機していましたが時間切れで中止となり、昨日までの成績で大会終了となりました。日本から参加した平田選手は女子の部のマスターズで表彰を受けました。

大会はあと1日、ナクラ、RS:X男女のメダルレースを残すのみとなりました。残念ながら、日本選手はメダルレースには届かず、今日で全クラスレースが終わりました。ナクラはリオ五輪のアルゼンチンチームが3位に入っており、ヨット通のデンマークの観衆はランゲを見ようと集まってくるようです。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/レース終了/29カ国/64艇)

2位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

6位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

10位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

22位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

42位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/レース終了/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/レース終了/42カ国/90艇)

68位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

90位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/レース終了/66カ国/165艇)

73位瀬川 和正(米子産業体育館)

74位南里 研二(百五銀行)

141位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/レース終了/53カ国/119艇)

22位土居 愛実(アビームコンサルタント)

52位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

66位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日メダルレース/31カ国/86艇参加)

26位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

64位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日メダルースなし/25カ国/60艇参加)

18位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

55位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日シルバーF1レース/27カ国/68艇参加)

35位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

46位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

61位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

66位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日シルバーF1レース/33カ国/85艇参加)

27位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

72位池田 健星(明治大学・KAYA)

78位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

80位尾川 潤(島精機製作所

RS:X女子(6艇参加/本日シルバーF 1レース/28カ国/62艇参加)

34位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

36位須長 由季(ミキハウス)

39位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

41位大西 富士子(ホマレ電池)

50位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

53位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/メダルレース中止/32カ国/65艇参加)

48位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/メダルレース中止/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト
kiteの平田選手はマスターズの賞を授与されました
昨日はデンマークのクラウンプリンスが会場を訪れました。ワールドセーリングのキム・アンダーソン会長から紹介され愛子さんが少し話をしました。プリンスは以前、ドラゴンの大会で西宮へ来日されており、楽しそうにその時の話をしていました。また、日本が470男女でメダルを獲得し、東京五輪に勢いがついたとほめていただきました

レーザーとラジアルがメダルレース実施

470の興奮から一夜明けました。
10日は朝からストームで、風が収まるまで待ち、レースエリアも変更して、レースを行いました。ナクラのシルバーフリートとRS:X男女のシルバーフリートはレース数が足りず、11日のレイデーを使ってレースをすることになりましたが、他はすべてのレースを完了し、11日に49er、FX、kiteのメダルレースを行います。ナクラとRS:X男女は12日がメダルレースです。

RS:X男子では富澤が強風でトップグループと競り合う走りを見せました。最後になってやっと本来の走りがでてきましたが、時すでに遅し、でメダルレースには進出できませんでした。

49erの高橋・小泉組は世界選手権初出場でゴールドフリートに残り、最終レースはフォアステイが切れてDNFだったものの、総合26位は立派な成績です。この後、マルセイユで開催されるジュニアワールドに出場するので、そこでの上位を期待します。49erはリオ五輪の後に470から転向したクロアチアのSime Fantelaが点差をつけてトップです。強風でも2位を走れる力をつけており、常勝チームが崩れる中、初タイトルをかけてメダルレースへ進出しました。

Kiteの女子はエントリーが11艇と少なかったのですが、メダルレースは他のクラスと同様の扱いでした。平田選手がメダルレースへ進みました。国際大会が初めてで、戸惑うところも多いのですが、とにかく何でも経験で、メダルレースに出ます。

大会も終盤、異常に暑かった今年のデンマークの夏も終わり、気温がいきなり20度になりました。12日が最終日です。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/レース終了/29カ国/64艇)

2位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

6位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

10位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

22位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

42位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/レース終了/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/レース終了/42カ国/90艇)

68位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

90位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日メダルレース/66カ国/165艇)

73位瀬川 和正(米子産業体育館)

74位南里 研二(百五銀行)

141位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日メダルレース/53カ国/119艇)

22位土居 愛実(アビームコンサルタント)

52位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

66位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日ゴールドF2レース/31カ国/86艇参加)

26位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

64位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日レースなし/25カ国/60艇参加)

18位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

55位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日ゴールドF3レース、シルバーFレースなし/27カ国/68艇参加)

35位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

42位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

60位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

65位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日4レース/33カ国/85艇参加)

27位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

73位池田 健星(明治大学・KAYA)

78位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

80位尾川 潤(島精機製作所

RS:X女子(6艇参加/本日ゴールドF3レース、シルバーF 1レース/28カ国/62艇参加)

34位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

37位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

39位須長 由季(ミキハウス)

42位大西 富士子(ホマレ電池)

49位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

54位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日レースなし/32カ国/65艇参加)

48位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日レースなし/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト
レーザー級男子2位のオーストラリアのマットとレーザーラジアル級女子優勝のベルギーのエマ

世界制覇!470女子金、470男子銀!

「470に乗り始めて15年、一番うれしい日になりました」と吉田愛選手。
デンマークのオーフスで開催されているセーリングワールドチャンピオンシップで、470女子の吉田愛・吉岡美帆組(ベネッセホールディングス)が金メダルを獲得しました。また、470級男子でも磯崎哲也(エス・ピー・ネットワーク)・高柳彬(日本経済大学)組が銀メダルを獲得しました。

女子の金メダルは初、男女ともにメダルを獲得するのも初めてです。

「今年は世界選手権で表彰台に上がることを目標にしていました。達成できてうれしいです」と喜びを語る吉田選手。とはいえ、ベテランの吉田選手でさえ「震えが止まらないくらい、緊張していました」と2上へ行くレグではスピードも出せず焦り、緊張の連続でした。2006年の470世界選手権(日照)で鎌田奈緒子選手と銀メダルを獲得し、吉岡選手とはリオ五輪で5位に入賞しています。
吉岡選手は、「優勝できて、チームとしての自信ができました。東京でも金メダルを目標にしっかり練習していきたいです」とコメントしました。

一方、激戦の末に銀メダルを獲得した男子の磯崎・高柳組は優勝したフランスと同点でメダルレースに入りました。トップのスウェーデンが崩れたので、磯崎選手かフランスのどちらか勝ったほうが優勝という状況でした。「フランスが目の前にいたこともあって、レースが終わった瞬間はとても悔しかったです。でも、時間がたつにつれて銀メダルのうれしさが勝っていきました」と高柳選手が言うように、4点差の悔しいレースでした。「あと少しのところで金メダルに届かなかったので、悔しかったです。しかし、表彰台に上がった後は気持ちの整理もでき、落ち着いて、とてもうれしかったです」と磯崎選手は結びました。

男子では磯崎チームに続いて6位に岡田・外薗組が入りました。「春のワールドカップやプリンセスソフィア杯で全体の中での自分の力が分かっていたので、トップチームとの差も感じていました。今はその時よりも上位に近づいた気がします。6位は上出来です」と岡田選手。岡田選手は470のジュニアワールドチャンピオンのタイトルを2年前にとり、シニアの世界選手権大会は初出場でした。

レーザーとラジアルは今日で予選が終わり、トップ10が明日のメダルレースへ進みます。昨年の世界選手権で3位だった土居愛実選手は22位に終わりました。

49erはゴールドフリートが明日2レースを行いますが、FXは今日で予選を終わり、波多江・板倉組が18位でメダルレースには届きませんでした。

RS:X男女とナクラは明日が予選の最終日です。

終了したクラスの選手は撤収して帰路につき始めました。残り2日となりましたが、今日は470で忘れがたい1日、男女ともにメダル獲得といううれしい1日でした。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日メダルレース/29カ国/64艇)

2位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

6位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

10位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

22位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

42位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日メダルレース/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日2レース/42カ国/90艇)

68位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

90位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日2レース/66カ国/165艇)

73位瀬川 和正(米子産業体育館)

74位南里 研二(百五銀行)

141位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日1レース/53カ国/119艇)

22位土居 愛実(アビームコンサルタント)

52位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

66位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日ゴールドレースなし シルバーとブロンズは2レース/31カ国/86艇参加)

24位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

62位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日ゴールド2レース、シルバー3レース/25カ国/60艇参加)

18位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

55位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日2レース/27カ国/68艇参加)

35位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

42位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

60位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

65位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日3レース/33カ国/85艇参加)

35位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

70位池田 健星(明治大学・KAYA)

76位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

77位尾川 潤(島精機製作所

RS:X女子(6艇参加/本日レースなし/28カ国/62艇参加)

34位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

37位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

40位須長 由季(ミキハウス)

44位大西 富士子(ホマレ電池)

49位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

54位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日5レース/32カ国/65艇参加)

48位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日5レース/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト

470級、男女ともにメダルレース進出

470男子が3艇、メダルレースに残りました。女子の吉田・吉岡組とともに表彰台を狙います。1976年に470がオリンピック種目になり、日本が世界選手権に参加するようになってから、最終日に男女でメダルが狙えることは初めてです。僅差の戦い、平常心で戦えるのは誰なのか。決勝が楽しみです。

12時スタートの予定でしたが、風がなく、しばらく陸上待機になりました。今日はもうできないのではないかと思いましたが、あと1時間で吹いてくるというタイミングで全クラス順番で出艇していきました。

今日は470男子が活躍しましたが、ラジアルの多田、49erの古谷・八山がトップ、波多江・板倉は2位、原田・永松が3位をとりました。少しずつですが、それぞれのフィールドで前を走る日本選手が増えてきました。

日本以外の国々は東京五輪の最初の国枠がかかっており、男女470、フィンはメダルレース以下の順位が確定したため、枠がとれた国の発表が始まりました。枠がとれた国は江の島を目標に準備が始まり、2年後の東京五輪を目指して動きだします。

オーフスの風はみんなを翻弄させていて、選手は苦労しています。しかしながら、磯崎選手も吉田選手も、みな、ここまできたら精一杯レースに集中するだけです。9日、勝負強さを発揮するのは誰なのか、日本から男女470を応援してください。

Report by 斎藤愛子

メダルレースの様子はインターネットで中継されます。

https://aarhus2018.sailing.org/watch

レース中のトラッキング情報もご覧いただけます。

https://worlds2018.sapsailing.com/gwt/Home.html?#/event/:eventId=4544f986-8235-426d-ad3e-6a3500b12edc

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日1レース/29カ国/64艇)

2位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

6位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

7位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

22位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

42位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日レースなし/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日2レース/42カ国/90艇)

63位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

89位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日2レース/66カ国/165艇)

79位瀬川 和正(米子産業体育館)

71位南里 研二(百五銀行)

131位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

162位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日1レース/53カ国/119艇)

29位土居 愛実(アビームコンサルタント)

56位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

67位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日ゴールドレースなし、シルバーとブロンズは2レース/31カ国/86艇参加)

28位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

62位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日ゴールド3レース、シルバー2レース/25カ国/60艇参加)

17位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

40位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

56位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日レースなし/27カ国/68艇参加)

41位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

46位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

63位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

67位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日レースなし/33カ国/85艇参加)

27位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

76位池田 健星(明治大学・KAYA)

78位尾川 潤(島精機製作所)

79位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

RS:X女子(6艇参加/本日レースなし/28カ国/62艇参加)

33位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

37位須長 由季(ミキハウス)

43位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

46位大西 富士子(ホマレ電池)

52位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

55位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日5レース/32カ国/65艇参加)

47位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日3レース/9カ国/11艇参加)

10位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト

好調470勢

今日は海風が入るまで海上待機のクラスがいくつかありましたが、エリアによっては風の入りが早く、順当に3レースができたところもありました。

470女子の吉田・吉岡組がオープニングシリーズをトップで終え、メダルレースを迎えます。女子はすでに7レース終えており、レイデーにはレースをせずに、このままメダルレースとなります。

470男子は決勝シリーズを1レース残していますが、トップ10に磯崎・高柳組、岡田・外薗組、土居・木村組の3艇が入る大健闘です。明日のレイデーで1レースを行い、翌日がメダルレースとなります。大会はインターネット中継されます。日本からもぜひメダルレースを観戦いただきたいと思います。

FXは昨日レースが完了できなかったブルーフリートのみが1レースを行いました。

49erは6レースを消化していたので、今日はレイデーでした。

RS:X男女は予選6レースを消化できたので、レイデーはレースをしません。

レーザーは決勝2レースができ、明日も引き続き決勝レースを行います。

ラジアルはシルバーフリートが2レース、ゴールドフリートが1レースしかできていないため、明日はゴールドが3レース、シルバーが2レースを実施します。

470男子は決勝レースが3レースしかできていないので、明日のレイデーを使って1レースを実施します。

フィンは2レースを実施します。

470女子はシングルフリートで既に7レースができているため、レイデーは使いません。

ナクラは予選シリーズで6レースできているため、明日はレイデーです。

風が弱い中、無理やりスタートして途中でN旗が上がることもありました。午後からは海風が10ノットくらいまで上がることもあり、470男子のシルバーフリートが陸へ戻ったのは19時45分でした。疲れたなどと言っている暇はなく、明日もレースが続きます。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日2レース/29カ国/64艇)

4位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

5位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

8位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

15位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

27位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

28位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

29位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

46位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

49位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日1レース/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

30位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

40位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日2レース/42カ国/90艇)

65位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

89位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日3レース/66カ国/165艇)

73位瀬川 和正(米子産業体育館)

74位南里 研二(百五銀行)

132位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

164位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日Gフリート1レース、Sフリート2レース/53カ国/119艇)

29位土居 愛実(アビームコンサルタント)

57位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

71位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日レースなし/31カ国/86艇参加)

28位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

75位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日Blueグループのみ1レース/25カ国/60艇参加)

21位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

43位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

57位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日Yellowグループ2レース, Blueグループ4レース/27カ国/68艇参加)

41位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

46位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

63位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

67位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日3レース/33カ国/85艇参加)

27位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

76位池田 健星(明治大学・KAYA)

78位尾川 潤(島精機製作所)

79位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

RS:X女子(6艇参加/本日3レース/28カ国/62艇参加)

33位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

37位須長 由季(ミキハウス)

43位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

46位大西 富士子(ホマレ電池)

52位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

55位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日5レース/32カ国/65艇参加)

46位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日3レース/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト

風に恵まれず

予報では安定して吹くはずでしたが、今日のオーフスは小雨がぱらつき、風が定まらず、ほとんどのクラスでレースができませんでした。

決勝の初日となった470男子はゴールドフリートのみ1レースでき、シルバーは陸で5時間待機の末、レースができずに終わりました。女子は海面へ出たものの、同じくレースができませんでした。明日は3レースを予定しています。

49erは1グループだけが1レースできましたが、予選6レースをすでに完了しているので、明日はレイデーとなり、1日おいて、決勝に入ります。

49erFXはイエローグループが1レースできたものの、ブルーができなかったため、明日のレイデーを使ってブルーグループだけがレースを行います。

ナクラ17はイエローグループのみ2レースできましたが、ブルーができなかったため、明日はブルーが4レース、イエローが2レースを行います。

RS:X男子はレースができませんでしたが、女子は1レースのみできました。明日もレースが続きます。

Kiteは朝いちばんで海に出ていますが、全グループのレースができず、結果に反映されていません。

オーフスワールドは運営もしっかりと準備されていますが、大会会場からの出艇、航路、レースエリアの確保で問題を抱えています。4年に一度の全クラス合同の大会ですが、選手もコーチも悩み多きものです。明日はいい風に恵まれますように。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日Gフリートのみ1レース/29カ国/64艇)

5位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

7位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

9位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

12位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

26位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

29位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

30位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

41位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

50位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日レースなし/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

28位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

39位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日レースなし/42カ国/90艇)

65位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

88位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日レースなし/66カ国/165艇)

68位南里 研二(百五銀行)

108位瀬川 和正(米子産業体育館)

148位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日レースなし/53カ国/119艇)

21位土居 愛実(アビームコンサルタント)

63位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

71位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日1レース/31カ国/86艇参加)

28位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

75位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日1グループのみ1レース/25カ国/60艇参加)

17位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

57位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日1グループのみ2レース/27カ国/68艇参加)

33位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

49位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

62位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

68位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日レースできず/33カ国/85艇参加)

30位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

70位池田 健星(明治大学・KAYA)

76位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

83位尾川 潤(島精機製作所)

RS:X女子(6艇参加/本日1レース/28カ国/62艇参加)

20位須長 由季(ミキハウス)

42位大西 富士子(ホマレ電池)

44位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

50位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

54位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

56位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日5レース/32カ国/65艇参加)

44位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日3レース/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト
RS:X女子ブルースリートスタート
RS:X女子大西スタート

全クラスでレース開始

大会4日目のオーフスでは、最後の5種目となったRS:X男女、kite男女、ナクラがやっと始まりました。これで、日本から参加の44艇66人全員がスタートラインに立ちました。

RS:X男子は先のスタートで、プレーニングコンディションで3レースを行いました。Aエリアでは岸から吹く風が高層マンションの影響を受けて強弱が激しく、左右からの大きなシフトに翻弄されるレースとなりました。富澤選手は前を走っている時もありましたが、この風にやられて、初日は30位でした。

RS:X女子は実際には3レースを行いましたが、第2レースでアウターコースの上マークが流れてしまいキャンセルになりました。今日は2レースしかできなかったため、明日、1レース多く3レースを実施します。須長選手が得意な風域で18位でのスタートとなりました。

同じく今日からスタートしたkaieには日本からユース五輪の予選に出場した唐門選手、宮古島の平田選手がともに国内予選で選考されてオーフスにやってきました。初日は吹いた中でフィニッシュできないレースもありましたが、唐門選手が44位、平田選手が9位です。kiteは男子3グループ、女1グループで、各グループが6レースずつ行います。フォイリングクラスなので、出着艇がたいへんです。

男子の49erは岸壁前のスタジアムエリア、女子のFXはEエリアで、ともに変化の多いコンディションでした。6ノットから15ノットくらいまで強弱があって、運悪くマーク回航の時と重なると最悪で、沈艇もありました。男子の高橋・小泉組はその中でも無難に走り、25位となっています。女子は波多江・板倉組が17位です。明日も頑張って、世界選手権でのゴールドフリートを目指します。

ナクラはフォイリングさせずに片ハルで走る状況でした。風の強弱は特にナクラにとっては厳しく、オリンピックチャンピオンのランゲ組もマーク回航で苦労するシーンも見られました。世界選手権が2回目になる飯束・畑山組が日本からエントリーした4艇の中でトップの33位です。

明日はレーザー、ラジアルがレイデーで休みます。470男女とフィンは決勝グループに分かれてのレースで、後半が始まります。30度超えで暑かったオーフスは今日からすっかり秋の空気になり、涼しくなりました。海の上では寒くも感じます。明日の風は今日よりも少し弱くなるかもしれませんが、不安定な要素は同じです。日本選手の活躍を期待します。

Report & Photo by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日レースなし/29カ国/64艇)

2位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

3位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

9位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

17位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

23位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

27位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

31位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

41位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

50位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日レースなし/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

28位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

39位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日レースなし/42カ国/90艇)

65位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

88位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日2レース/66カ国/165艇)

68位南里 研二(百五銀行)

108位瀬川 和正(米子産業体育館)

148位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日2レース/53カ国/119艇)

21位土居 愛実(アビームコンサルタント)

63位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

71位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日3レース/31カ国/86艇参加)

25位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

75位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日3レース/25カ国/60艇参加)

17位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

38位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

57位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合(4艇参加/本日3レース/27カ国/68艇参加)

17位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)

38位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)

62位村山仁美(立教大学)・渡部雄輝(NPO法人ツネイシ・スポーツアクト)

68位深沢瑛理・田中航輝(富士通株式会社)

RS:X男子(4艇参加/本日3レース/33カ国/85艇参加)

30位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

70位池田 健星(明治大学・KAYA)

76位倉持 大也(福井県スポーツ協会)

83位尾川 潤(島精機製作所)

RS:X女子(6艇参加/本日2レース/28カ国/62艇参加)

18位須長 由季(ミキハウス)

46位伊勢田 愛(福井県スポーツ協会)

49位小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

53位大西 富士子(ホマレ電池)

55位新嶋 莉奈(慶応義塾大学)

56位松浦 花咲実(同志社大学)

Kite男子(1艇参加/本日5レース/32カ国/65艇参加)

44位唐門 紘(和歌山県・紀美野町立野上中学校)

Kite女子(1艇参加/本日5レース/9カ国/11艇参加)

9位平田 恵(カイトボードショップM-air)

大会サイト
左からkiteの唐門選手のお父さん、唐門選手、平田選手
165艇がエントリーするレーザー級フリート
出艇前のRS:X男子
49erの高橋・小泉組
49erの古谷・八山組
ナクラの五輪チャンピオンのランゲ組(ARG1)
ナクラの飯束・畑山組
ナクラの村山・渡部組
ナクラの村山・渡部組の走り
上マーク手前、ナクラの深沢・田中組
ナクラの梶本・川田組
ナクラのスタート直後
南里 研二(百五銀行)
瀬川 和正(米子産業体育館)
樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)
宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

吉田・吉岡組、予選トップ通過

大会3日目は西からの風が強まり、海風と合わさって南南東へ変化した後、安定して夜まで吹いていました。どのエリアも2~3レースを消化し、470男女とフィンは予選6レースを終了。明日はレイデーで明後日から決勝レースになります。今日から始まった49erとFXは地元デンマークが大活躍で、土曜日の午後にハーバーを訪れたファンから大喝采を浴びていました。

今日も安定したレースでまとめた470女子の吉田・吉岡組はトップで予選6レースを終えました。男子は岡田・外薗組が2位、磯崎・高柳組が3位、土居・木村組が9位で決勝に入ります。予選を2グループに分かれて戦ってきた男子は、決勝では上位が同じグループで直接対決になるため、これからが勝負です。

今日から始まった49erはニュージーランドに住み活動している高橋・小泉組が13位と本人たちもびっくりするくらいのできのよい1日でした。高橋は身長190㎝、小泉維吹は420級で活躍した小柄なクルー。オークランドでニュージーランドの49erセーラーたちを相手に練習を重ねています。

レーザーの南里はケースに巻き込まれてトルコとともに失格になりました。それでも69位と、165艇の中で健闘しています。

470男女とフィンは明日はレイデーです。RS:X男女とナクラ17は明日からレースが始まります。また、東京五輪の種目ではありませんが、2024年から採用されるカイトも明日からビーチを基地にして始まります。

Report & Photo by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日2レース/29カ国/64艇)

2位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

3位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

9位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

17位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

23位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

27位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

31位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

41位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

50位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日2レース/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

19位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

28位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

39位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日1レース/42カ国/90艇)

65位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

83位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

88位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日2レース/66カ国/165艇)

68位南里 研二(百五銀行)

108位瀬川 和正(米子産業体育館)

148位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

163位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日2レース/53カ国/119艇)

21位土居 愛実(アビームコンサルタント)

63位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

71位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

49er男子(2艇参加/本日3レース/31カ国/86艇参加)

13位高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)

77位古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX女子(3艇参加/本日3レース/25カ国/60艇参加)

21位原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)

25位波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)

58位山崎 アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野 芹奈(ノエビア・関西大学)

大会サイト
1レース目DSQとなってしまった南里

日本470男女、お祭りだ!

世界選手権2日目、470男女で日本の土居一斗・木村組、吉田・吉岡組がトップに立ちました。続くように岡田・外薗組、磯崎・高柳組がトップ10に入る勢いです。お祭りで山車が走るように、勢いつけていきたいです。

昨日1レースしかできなかった470男子は3レース、女子は予定通りの2レースを、南からの比較的安定した10ノット前後のコンディションで行いました。

女子の吉田・吉岡組は落ち着いてレースができているようで、堅い走りでトップに出ました。2位には今日の2レースを1-1できたイギリス、3位はフランスです。3チームともリオで上位を争ったベテランで、メダルを取られた2艇を抑えて首位に立ちました。

男子も土居一斗・木村組が僅差ながらもトップに出ました。背後には岡田・外薗組、磯崎・高柳組、高山・今村組、神木・疋田組、市野・長谷川組の5艇が続き、みなが上位を狙える位置です。祭りだ、ワッショイというわけではありませんが、怒涛のようなJPN勢です。

磯崎組は第2レースでスペインからプロテストを出されましたが、「磯崎の証言は立派でした。具体的に見たことを証言、正確なモデルボートの置き方、整理されてポイントをついた証言、相手のビデオ証言のポイントによる見え方の誤解を指摘、うまくできました」(前園昇)というとおり、立派に証言して、結果、韓国チームが失格となりました。ルールアドバイザーでNT選手を指導してくださっている前園さんも、世界選手権で成果が出て手ごたえを感じています。

今日が初日のレーザーラジアル女子も土居愛実選手が119艇のビッグフリートの中で10位と好発進です。昨年は3位で表彰台に登っていることもあり、出艇前は少し硬い表情も見えましたが、いつものペースでレースができていることが良かったです。

レーザー男子も165艇の3グループでレースが始まりました。
レーザーはオリンピックの男女比率を合わせるために、国数がリオの時よりも削減され、国数66カ国に対して今回獲得できる国枠が14カ国という非常に狭き門となります。日本は南里が57位で頑張っています。

明日はこの5種目に49erと49er FXが加わります。470男女とフィンは予選最終日、各クラスの実施ペースが合わず、何かと難しい大会です。

Report by 斎藤愛子

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日3レース/29カ国/64艇)

1位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

5位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

6位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

16位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

17位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

19位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

31位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

39位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

54位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級女子(4艇参加/本日2レース/25カ国/47艇)

1位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

16位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

33位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

38位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日1レース/42カ国/90艇)

67位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

84位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

89位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザー級男子(4艇参加/本日2レース/66カ国/165艇)

57位南里 研二(百五銀行)

106位瀬川 和正(米子産業体育館)

146位樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)

160位宮田 一志(レーザー江ノ島フリート)

レーザーラジアル級女子(3艇参加/本日2レース/53カ国/119艇)

10位土居 愛実(アビームコンサルタント)

71位冨部 柚三子(富山県スポーツ協会)

84位多田 桃子(三重トヨタ自動車)

大会サイト

開催地:オーフス・デンマーク
日程:2018年7月30日~12日

出場選手

大会サイト

参加艇は1000艇以上

4年に1度開催されるセーリングワールドチャンピオンシップがデンマークのオーフスで始まりました。

オリンピック種目10クラス、カイトの男女、合計12種目の2018年世界選手権が同時に開催されます。

今大会は2020東京五輪の国枠予選の第1回となり、五輪枠の40%にあたる国が各クラスで枠を獲得します。日本はホスト国枠であるため、枠取りには含まれません。

100カ国近い国から1000艇を超える参加です。今日は470男女とフィンの初日、明日からレーザー男子とラジアル女子、次の日から49er男女、そしてRS:X男女とナクラが1日ずつずれて始まります。メダルレースの日もずれます。8月2日が初日、8月12日が最終日の長丁場です。

日本からは44艇、66人が参加

470の初日は男子が先のスタートでA海面に出ましたが、海風が入るまでずっと海上待機が続き、入り出した風の中で1レースを行いました。不安定なコンディションで難しいレースでしたが、それでも上位を狙う選手達はしっかりスコアをまとめてきました。男子は2グループでのレースです。

女子は47艇とエントリー数が伸びず、1グループでのレースです。トラピーズに乗る風でO旗が上がってのレースとなりました。吉田・吉岡組は第2レースで1位をとり、総合2位と好調なスタートです。風は安定しているわけではなく、コース選びが難しいところがありました。2レースをまとめているのはフランスだけです。

日本から久々に世界選手権に参加したフィンですが、90艇が2グループに分かれてのレースで1レースが完了しました。デビュー戦の西尾が33位をとりました。

日本からは44艇、66人の選手が参加しています。エントリ―は下記でチェックできます。

https://aarhus2018.sailing.org/competition-entries

本日は開会式があり、華やかにレースが始まりました。World Sailingのキム・アンダーソン会長の母国であり、バイキング発祥の地であるオーフスが会場です。いい風を期待します。

Report & Photo by 斎藤愛子

▲日本選手団

日本人選手の成績

470級男子(9艇参加/本日1レース/29カ国/64艇)

9位磯崎 哲也(エスピーネットワーク)・高柳 彬(日本経済大学)

11位神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)

17位小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・野田 友哉(日本経済大学)

19位岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)

25位市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)

29位土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)

35位河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

41位出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)

62位高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)

470級女子(4艇参加/本日2レース/25カ国/47艇)

2位吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)

15位宇田川 真乃・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)

32位田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)

37位林 優季・西代 周(明海大学・職)

フィン級男子(3艇参加/本日1レース/42カ国/90艇)

65位西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

85位國米 創(オプテックジャパン株式会社)

89位藤村 裕二(サニーサイドマリーナ)

レーザーNTの瀬川
1レース目シングルで回航の南里
この大会への遠征は、競技力向上事業助成金を受けて実施されています。