大会6日目(最終日)

本日は、強風の予報でしたが、軽風に終始した1日でした。
強いサンダーストームが来るとの予報で、来たらハーバーにバックするということでした。ストームが来る30分前に知らせが来るようです。

レースは、220度、10ノットで、カレントは120度から2艇身半/1分間で流れています。
シフトとガストは両サイドから入って来ます。視野を広くし、背中の状況を把握することが非常に重要になると感じられます。

三浦(帆)はあまり良くないスタートでしたが、半数近くの艇の下を通り右サイドに出して、いいプレッシャーでリフトを走ることができ、トップマークを14位で回航しました。
男子も、桐井が7位、広瀬が9位とシングルを取りました。

2レース目から4ノット程度になり、N旗が上がり中止になりました。ストームが近づいて来ていることもあり、これで2018 Laser Radial Youth World Championshipは終了しました。

女子の優勝は、ITA のMatilda TALLUR。
男子の優勝は、ITA のGuido GALLINARO。
今大会は、10位までに男子は5人、女子は3人とイタリアチームの独占でした。
近年レーザーでのユースのイタリアチームの活躍が目立っています。

日本チームは、男子は3人全体の40%に入りました。
選手の目標だったゴールドフリートには届きませんでしたが、昨年と比較すると全体的な成績は上がりました。
以下、選手のコメントです。

桐 井
『目標としていたゴールドフリート進出は達成できませんでした。しかし、スタートの重要性やレースの順位を安定させることの大切さを、再認識できました。今後のセーリングに生かします。』

廣 瀬
『今回3度目の世界選手権に出場して、初めて自分のヨットレースができたという感覚がありました。悔しさもありますが、この6日間は、今まで経験した中で、最も内容の濃いレガッタになりました。』

西 尾
『前半戦は、スタート後のスピードで苦しみましたが、レースをこなすにつれて、徐々に改善され、自分らしいセーリングをできるようになってきました。今回の経験を生かして次のステージでも頑張りたいです。』

水 田
『インターハイで良い結果を残して、その流れで世界選手権も同じリズムに乗ろうと思いましたが、やはり海外のレベルは高く、自分の考えたプランがレースが始まると崩れることが多々ありました。しかし、スタートをしっかり決めるとその考えたプランを実行できる兆しが見えるので、それをうまく使い、いいレースができました。次のステージでは、この素晴らしい経験を生かし、より一層、活躍できるセーラーになります。』

三 浦(帆)
『初めての海外レースを楽しむことができて良かったです。はじめは、海外の選手に圧倒されてしまい、思い通りのレースができませんでしたが、徐々に前を走ることができました。今回で見つけた課題を修正し、一年後は目標とするゴールドフリートに残れるように頑張ります。』

三浦(凪)
『今回のレガッタは、スタートは良かったが、その後の展開に繋げられず集団に呑まれることが多かったです。今後は集団の動きと風のシフトをよくリサーチし、落ち着いてレースに臨みたいと思います。』

6人中5人は、ユースを卒業して次のステージに行きます。
この悔しさをバネに、セーリングを続けてもらいたいと思います。

日本から応援していただいた皆様、ありがとうございました。

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日本人選手の成績

男 子

85位(総合)19-38-25-2-35-35-(65)-24-26-29-9 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

97位(総合)28-(BFD)-44-46-9-5-33-4-50-37-7 桐井 航汰(明星学園高等学校)

109位(総合)31-18-33-(58)-26-34-40-43-9-7-44 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

167位(総合)15-41-50-(63)-6-53-55-56-15-12-12 水田 隆文(清風高等学校)

女子【シルバーフリート】

58位(総合)17-26 -(39)-25-33-43-18-2-13-18-14 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

73位(総合)(38)-34-24-34-14-33 -39-22-17-26-29 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

▲いいプレッシャーを受けて走る三浦(帆)
▲レース後の三浦(帆)
▲レース後の三浦(凪)
▲左から、西尾、桐井、廣瀬、水田、三浦(帆)、三浦(凪)
▲女子の入賞者
▲男子の入賞者、男女ともにイタリア勢が多数を占めます

大会5日目

本日はワールドらしい良い風が吹きました。

朝から12ノット程度の南風が入っており、天気は曇り。レースが始まる11時頃には、風軸220度で16ノットのコンディションでスタートです。
陸風で一番吹いたためかサイドによってガストの違いが顕著になり、左のシフトも入るようになりました。
途中ストームが通過し40分ほど海上待機になりました。その後少し風が強くなり、18~20ノットが時折入るコンディションに変化しました。

強風の中でもしっかりとプレッシャーが強いエリアを走る、シフトに合わせてサイドに出す、といった基本的なことが重要になります。
シルバーフリートで戦う男子チームは、ボートスピードはアップウインド、ダウンウインドともに負けていませんが、少しのコース選択のミスで一気に順位が下がります。
その中でも、西尾が良いレース展開をしました。
以下、西尾のコメントです。
「スタートをトップスピードでラインを切れて、集団から少し抜け出せました。ファーストタックを自分のプラン通りの場所で行い、リフトをより長く走ることを意識し、それが実行できたことが今日の成績の要因かと思います。明日の最終日は、ノーケースノートラブルで実力を100%出し切りたいです」

明日で最終日になりました。参加選手6人中5人は、最後のRadial Youth世界選手権になります。悔いのないように、最後までハイクアウトをしてもらいたいです。

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日本人選手の成績

男 子

93位(総合)19-38-25-2-35-35-(65)-24-26-29 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

104位(総合)31-18-33-(58)-26-34-40-43-9-7 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

106位(総合)28-(BFD)-44-46-9-5-33-4-50-37 桐井 航汰(明星学園高等学校)

167位(総合)15-41-50-(63)-6-53-55-56-15-12 水田 隆文(清風高等学校)

女子【シルバーフリート】

58位(総合)17-26-(39)-25-33-43-18-2-13-18 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

74位(総合)(38)-34-24-34-14-33 -39-22-17-26 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

▲スタートを待つ桐井
▲突然来たストーム
▲シングルでフィニッシュする直前の西尾
▲やっとシングルを取れた西尾
▲コーチからフィードバック中の広瀬
▲得意の強風で噛み合わなかった水田

大会4日目

朝のコーチミーティングでは、2時間後に風が入ると予測して13時スタートになりました。
レース運営の読みは素晴らしく13時のスタートの頃には、12ノット、200度でレースがスタートしました。
風の強弱が多く、180〜220度の中でレグごとにシフトします。シフトを逃すと大きく距離が離されますが、逆にスタートを失敗しても、しっかりとガストとシフトを見分ければジャンプアップする可能性があります。

その中で、本日は三浦(帆)が頑張りました。
1レース目は18位でフィニッシュ。
2レース目は良いスタートとまでは行きませんが、しっかりとガストとシフトを掴んで1位で下マークを回航します。2位艇とは2上までマッチをしてポジションを守り切りますが、逆サイドにいた3位の選手に先行されてしまいす。フィニッシュは2位でしたが、いいレース展開をしました。
以下、三浦(帆)のコメントです。
「スタートは出遅れてしまいましたが、スピードで前に出ることを意識して、バウを出すことができました。ゴールドフリートの角度をチェックしながら、いいリフトを掴むことができました。スタートから前に出て、1レースでも多くシングルで走れるように頑張ります」

男子チームは風に翻弄されてあまりいいレースを展開できませんでしたが、桐井がまたシングルを取りました。
明日から、気温が下がり強風の予報です。残り2日間、課題を修正してレースに臨みます。

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日本人選手の成績

男 子

89位(総合)28-(BFD)-44-46-9-5-33-4 桐井 航汰(明星学園高等学校)

94位(総合)19-38-25-2-35-35-(65)-24 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

129位(総合)31-18-33-(58)-26-34-40-43 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

190位(総合)15-41-50-(63)-6-53-55-56 水田 隆文(清風高等学校)

女子【シルバーフリート】

59位(総合)17-26 -(39)-25-33-43-18-2 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

74位(総合)(38)-34-24-34-14-33 -39-22 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

▲間食を摂る西尾
▲朝一、風がないキールのハーバー
▲1位でダウンウインドを快走する三浦(帆)!
▲2位でフィニッシュの三浦(帆)

大会3日目

本日は10ノット程度の180度の南風でレースが始まりました。
軸は180度ですが、左は170度、右は200度までシフトするコンディションです。小さいチョッピーな波があるので、スピードで超えて行けるようにすることも重要です。
しっかりとサイドで勝負しないと、シフトに乗り切れず難しい状況になるので、選手たちはどちらかのサイドで勝負しようと決めて出艇しました。

その中で、今日は桐井と水田がいいレースをしました。
1レース目はスタートで少し出遅れましたが、ともに右のシフトを取りにいき、下マークでは水田が1位、桐井が8位でした。
その後、少し順位は落としましたが6位と9位でフィニッシュです。

2レース目も桐井はいいスタートをし、しっかりサイドで勝負をした結果、下マークは2位、フィニッシュは4位でした。「スタート後のフレッシュウインドを意識し、良いポジションから自分が取りたいコースを引けたことが今日の成績の一番の要因です。明日からも、自分のコースが引けるようなスタートができるように考えてレースに臨みます」(桐井)

今日で予選が終わり、明日からは以下のフリートで戦います。

男子

シルバーフリート
廣瀬 翔大
桐井 航汰
西尾 拓大

ブロンズフリート
水田 隆文

女子

シルバーフリート
三浦 帆香
三浦 凪砂

全選手、いいレースを何度かしましたが、叩いてしまったレースが響いてしまいました。気持ちを切り替え、レースへの入り方をもう一度修正し、練習でできていたことの再現性を高め、自身の実力を出し切ってほしいです。

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日本人選手の成績

男 子

93位19-(38)-25-2-35-35 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

116位28-(BFD)-44-46-9-5 桐井 航汰(明星学園高等学校)

133位31-18-33-(58)-26-34 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

157位15-41-50-(63)-6-53 水田 隆文(清風高等学校)

女子【シルバーフリート】

67位17-26-(39)-25-33-43 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

68位(38)-34-24-34-14-33 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

▲1位で下マークを回航する水田
▲間食を摂る廣瀬
▲シングルでフィニッシュの水田
▲2連続シングルフィニッシュした桐井
▲レースエリアが遠いので、曳航で海面まで行きます

大会2日目

朝から風がなく、コーチミーティングの時点で、スタート時間が11時から15時に変更になりました。

15時になって70度方向からそよそよと海風が入り始め、スタートする頃には10ノット程度まで上がりました。終わる頃には100度までシフトするようなコンディションです。ジワジワとシフトして来るため、海面をよく見てシフトする方向で勝負していけるかが鍵です。

良いスタートをする選手も何人かいますが、スタート後のスピードがなく、どうしても遅れてしまいます。
その中で、今日は廣瀬が頑張りました。
スタートから良い風を受け1位で回航。2上で2位になりますが、そのまま順位をキープしてフィニッシュ。
以下、廣瀬のコメントです。
「自分の出たいところからスタートする、コースのプランを立てるなどの当たり前のルーティンを確実にこなすことの重要性を再認識しました。明日も平常心でレースに臨み、いつも練習していることを大切にし、予選最終日を良いカタチで締めくくりたいと思います」

この廣瀬の2位が起爆剤となって、日本の選手たちが明日、予選の最終日に少しでも前でセーリングしてもらいたいものです。

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日本人選手の成績

男子【イエローフリート】

56位19-(38)-25-2 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

197位28-(BFD)-44-46 桐井 航汰(明星学園高等学校)

男子【ブルーフリート】

180位15-41-50-(63)  水田 隆文(清風高等学校)

男子【グリーンフリート】

129位31-18-33-(58) 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

女子【ブルーフリート】

57位(38)-34-24-34 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

女子【イエローフリート】

80位17-26-(39)-25 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

▲375艇のレーザー軍団の出艇
▲本日2位を取った廣瀬
▲頑張ってほしい桐井
▲曳航される三浦(帆)

大会1日目

朝から天候が悪く小雨の中で出艇しました。

コーチミーティングでは、『300度を軸にプラスマイナス10度で、AM11時くらいには雨は止む』という情報がありました。予想より体感温度は低く、江ノ島で言うと11月くらいの気候でしょうか。

11時くらいから晴れ間が覗き、風も300度の軸でプラスマイナス10度と予想通りでしたが、13時から少し左にシフトし270度で安定しました。

男子エリアはスムーズにレースを消化しました。
桐井選手は、シングルでフィニッシュしましたが、BFD。

女子と男子(グリーンフリート)はゼネラルリコールが多く、各フリート2回はスタートを繰り替えしました。
女子のイエローフリートは、23艇のBFDを出す大波乱の幕開けでした。

日本チームは、成績を見るとあまり良くない出だしですが、シングルを走ることもあり良い兆しは見えます。各選手とも課題を修正し、明日はより良いセーリングになることを期待しています。

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日本人選手の成績

男子【レッドフリート】

195位28-BFD 桐井 航汰(明星学園高等学校)

男子【ブルーフリート】

102位15-41 水田 隆文(清風高等学校)

103位19-37 廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)

男子【グリーンフリート】

92位31-18 西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)

女子【ブルーフリート】

72位38-34 三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)

女子【イエローフリート】

41位17-26 三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

▲出艇前に間食を摂る三浦帆香
▲レース前のダウンウインドを走る西尾と三浦凪砂
▲レース後の西尾
▲下マークを回航する三浦凪砂
▲女子のイエローフリートのBFD
▲最終マークを回航する西尾

開催地:ドイツ・キール
日程:2018年8月7日~15日

8月18、19日:計測、プラクティスレース、開会式
8月20日:レース1日目(予選シリーズ)
8月21日:レース2日目(予選シリーズ)
8月22日:レース3日目(予選シリーズ)
8月23日:レース4日目(決勝シリーズ)
8月24日:レース5日目(決勝シリーズ)
8月25日:レース6日目(決勝シリーズ)

出場選手

男 子
桐井 航汰(明星学園高等学校)
廣瀬 翔大(逗子開成高等学校)
西尾 拓大(和歌山県立桐蔭高等学校)
水田 隆文(清風高等学校)

女 子
三浦 凪砂(静岡県立湖西高等学校)
三浦 帆香(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)

帯同コーチ
佐藤 麻衣子
飛内 航太

大会サイト(http://laserworlds2018.com)

プラクティスレース

今年の2018 Laser Radial Youth word championshipsは、ドイツのキールで開催されます。
日本からの出場枠は6枠あり、予選を勝ち抜いた男子4選手、女子2選手が出場します。

8月18日、19日に計測と受付けを終え、明日8月20日からレースに備えます。
本日はプラクティスレースでした。

230度が軸となり、10 ~ 12ノットの陸風で、気温は寒かったり、暑かったりと、雲で気温が左右されるコンディションでした。

男子は45カ国272艇、女子は、29カ国101艇エントリーのビックフリートです。日本で練習してきたことをレースで発揮できれば、結果はついてくると思います。ノーケースノートラブルをチームの共通認識とし、1レース目に向けて良い入り方をしたいと思います。6日間応援よろしくお願い致します。

▲艤装をする廣瀬
▲朝のストレッチ
▲チームでのボートスピードチェック