大会6日目(4月6日 最終日)

昨夜から今朝にかけて前線が通過し、強雨と30ノットを超える強風で大荒れの朝を迎えました。波が非常に悪い状態で、9時前にレース運営艇が防波堤近くで座礁しました。その結果、本部艇が1つ減ってしまい、レース海面も減らして海面2と海面3の2カ所となり、海面3ではレーザー、ラジアル、470男子、海面2ではフィン、RS:X男子、女子同、470女子の順でメダルレースを完了しました。ナクラ、49er、FXはメダルレースを行いませんでした。

▲470男子メダルレースのスタート ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar

朝は25ノットオーバーだった風もスタート時には18ノット前後まで弱まりました。日本の470男子の市野・長谷川組はスタートでの失敗を取り戻せず、最終フィニッシュとなり、総合も8位へと後退しました。
「スタートでオーストリアと絡んでしまい、右へ逃げましたが、後追いでいっても遅れは取り戻せませんでした。メダルも狙える点差でしたが、落ちる可能性もあったわけで、8位以内を目標にしていました」(市野) 「メダルに届かず残念でしたが、8位以内の目標には届いたので、よかったです」(長谷川)とレースを振り返りました。

他の種目は昨日のレースで終了しました。各種目で日本選手のレベルアップした様子が見受けられ、東京本番へ向けて前に進んでいきたいと思います。
「この大会は予選が軽風、中風、後半になって強めの風も交えて全レースができてよかったと思います。4種目でオリンピック選考が始まりましたが、この後に選考が始まる種目も含めて、しっかりと代表を選んでいきたいと思います」(中村健次/ナショナルコーチ)

選考の懸かった4種目の選考ポイントは別途オリ強HPに掲載いたします。

50回記念のプリンセス・ソフィア杯でした。1週間にわたり応援をいただき、ありがとうございました。4月7日からはRS:X級欧州選手権が始まり、プリンセス・ソフィア杯では練習モードだったRS:Xの選手も選考レースの第1戦を迎えます。引き続き、応援をよろしくお願い致します。

Report & Photo by 斎籐愛子

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日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日メダルレース

8位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-18-1-3-2-13-(28)-4-8-21-M10

13位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-5-5-4-(32)-15-2-30-13-29

19位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3-4-19-10-24-19-17-15-(28)

20位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
(UFD)-8-14-7-19-5-27-25-18-5

27位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12-8-13-16-(33)-20-23-29-19

31位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
23-4-7-9-(37)-35-32-13-23-25

37位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-11-23-13-31-34-(37)-31-33-36

40位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
15-(19)-17-12-8-4-6-12-12-12

48位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17-29-14-5-29-7-(UFD)-9-13

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日メダルレース

5位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2-22-5-9-8-9-6-5-(24)-M5

26位林優季・西代周(明海大学 職)
27-25-6-23-27-21-26-26-26-(35)

31位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-(DSQ)-10-31-21-35-14-30-12-31

37位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
31-21-17-29-36-29-(39)-28-35-34

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】勝

66位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31-(37)-28-27-28-17-19-22-22

74位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30-(42)-36-30-35-21-25-36-29

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】

41位瀬川和正(米子産業体育館)
5-16-23-3-46-37-14-33-48-(57)

89位南里研二(百五銀行)
22-37-(BFD)-32-18-49-8-42-29-6

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】

14位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3-27-8-28-12-3-7-20-(43)

56位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-43-6-24-42-49-35-(54)-51-53

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/108艇参加】

29位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)
1-15-15-19-16-18-STP10-2-13-11-(20)-11

52位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
17-20-21-18-17-13-29-(35)-2-13-28-22

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】

18位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-22-6-4-18-4-(22)-22-20-20-6-12-9-20

31位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-25-17-12-11-15-6-(26)-10-2-4-18-10-16-15

58位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14-29-(DNC)-DNC-31-13-23-DNC-BFD-25-DNC-DNC-DNC

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

33位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
(26)-18-19-15-17-18-2-10-13-14-4-2-3-4-2

34位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-21-21-19-18-20-5-1-3-9-12-1-1-16-(UFD)

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/58艇参加】

13位池田健星(明治大学・KAYA)
26-11-18-16-23-5-19-20-24-(27)

29位倉持大也(福井県スポーツ協会)
43-27-27-24-26-27-37-28-(UFD)-25

38位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
7-2-4-5-(DNC)-DNC-DNC-DNC-DNC-DNC

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/49艇参加】

13位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)
11-9-4-6-10-(DNC)-DNC-DNC-7-13

24位新嶋莉奈(慶応義塾大学)
18-17-21-14-14-(DNC)-29-7-DNC-DNC

25位須長由季(ミキハウス)
17-22-16-12-21-17-19-(DNC)-DNC-DNC

27位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
(UFD)-1-7-28-7-UFD-DNC-DNC-17-17

28位山辺未希(株式会社サガミ)
38-(41)-28-34-24-20-14-16-27-28

31位原百花(セイレイ興産株式会社)
(36)-28-32-35-36-21-22-20-30-22

39位松浦花咲実(同志社大学)
31-33-23-26-25-(DNC)-23-DNC-DNC-DNC

▲市野・長谷川組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲波長の短い、走らせにくい波でした
▲出遅れてタックして右へ逃げた市野・長谷川組
▲市野と長谷川は8位でうれしさと残念さが混ざった笑顔でした
▲25ノットオーバーの風は次第に収まりました
▲470女子メダルレースのスタート ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲吉田・吉岡組©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲ポーランドと吉田・吉岡組の2艇は共にワールドチャンピオンのゴールド470ロゴ
▲4位で走る吉田・吉岡組
▲巨大な波の中でのダウンウインド。右端が吉田艇、GBRもゴールド470
▲吉田艇のフィニッシュ
▲朝いちばんに運営艇が座礁
▲キャンパスティラヨットクラブは昨夜の大雨で駐車場のビーチが水浸しでした
▲メダルレースに出ない選手は撤収準備です

大会5日目(4月5日)

今日も強めの海風の予報が出ていたため、9時50分には回答旗があがり、11時まで陸上待機となりました。470のエリアは南から10ノットを超える風が入り始め、陸に近い方が安定するまでに時間がかかります。

470男女は定刻どおりにスタートし、2レースを行いました。
男子は市野・長谷川組が6位、女子も吉田・吉岡組が同じく6位でメダルレースに残りました。

▲470女子R9で踏ん張る吉田・吉岡組の下マークアプローチ

49erFXの山崎・高野組はゴールドフリートの中でも常にフレッシュな場所で走ることを意識したことが功を奏して総合17位に入りました。

49er男子の高橋・小泉組は29位で大会を終え、次の欧州選手権で25艇のゴールドフリートを目指すことになります。

ラジアル女子の土居選手は最終レースで順位を落としてしまい、14位でメダルレースには残れませんでしたが、課題を克服できたレースもありました。

レーザーの瀬川がビッグフリートの中でゴールドに残って41位がとれたことは、長期に及ぶマルタ、クロアチアでの強化の成果が表れ始めた結果だと思います。

ナクラのシルバークラスは、時より20ノットの風が入り、波もどんどん高くなる中、15時30分からのスタートとなりました。梶本・川田組は今日のR13でトップフィニッシュしましたが、R14では沈をして順位を落とし、R15ではリコール(UFD)してしまいました。
飯束・畑山組は、3-4-2と安定して上位を走って順位を上げましたが、シルバーフリートのトップまでは届きませんでした。2艇とも、選考がかかるヨーロッパ選手権では、ゴールドフリートに入れるよう頑張ってほしいです。

RS:X男女はプリンセス・ソフィア杯が終了すると翌日から欧州選手権の受付けが始まります。中3日で次の大会ということで、本日は多くの選手がDNCでした。欧州選手権がオリンピック代表選考になるので、日本選手も調整に余念がありませんでした。

今日でオープニングシリーズは終了し、明日は3海面に分かれて実施するメダルレースのみとなります。

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日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日2レース 2フリート決勝

ゴールドフリート

6位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-18-1-3-2-13-(28)-4-8-21

13位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-5-5-4-(32)-15-2-30-13-29

19位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3-4-19-10-24-19-17-15-(28)

20位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
(UFD)-8-14-7-19-5-27-25-18-5

27位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12-8-13-16-(33)-20-23-29-19

31位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
23-4-7-9-(37)-35-32-13-23-25

37位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-11-23-13-31-34-(37)-31-33-36

シルバーフリート

40位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
15-(19)-17-12-8-4-6-12-12-12

48位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17-29-14-5-29-7-(UFD)-9-13

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日2レース 1フリート予選なし

6位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2-22-5-9-8-9-6-5-(24)

26位林優季・西代周(明海大学 職)
27-25-6-23-27-21-26-26-26-(35)

31位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-(DSQ)-10-31-21-35-14-30-12-31

37位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
31-21-17-29-36-29-(39)-28-35-34

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】本日2レース 2フリート決勝

67位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31-(37)-28-27-28-17-19-22

75位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30-(42)-36-30-35-21-25-36

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】本日2レース 3フリート予選

41位瀬川和正(米子産業体育館)
5-16-23-3-46-37-14-33-48-(57)

89位南里研二(百五銀行)
22-37-(BFD)-32-18-49-8-42-29-6

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】本日2レース 2フリート予選

14位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3-27-8-28-12-3-7-20-(43)

56位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-43-6-24-42-49-35-(54)-51-53

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇参加】本日3レース

29位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)
1-15-15-19-16-18-STP10-2-13-11-(20)-11

52位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
17-20-21-18-17-13-29-(35)-2-13-28-22

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】本日3レース 2フリート決勝

ゴールドフリート

18位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-22-6-4-18-4-(22)-22-20-20-6-12-9-20

シルバーフリート

31位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-25-17-12-11-15-6-(26)-10-2-4-18-10-16-15

58位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14-29-(DNC)-DNC-31-13-23-DNC-BFD-25-DNC-DNC-DNC

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

シルバーフリート

33位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
(26)-18-19-15-17-18-2-10-13-14-4-2-3-4-2

34位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-21-21-19-18-20-5-1-3-9-12-1-1-16-(UFD)

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇参加】本日2レース

13位池田健星(明治大学・KAYA)
26-11-18-16-23-5-19-20-24-(27)

29位倉持大也(福井県スポーツ協会)
43-27-27-24-26-27-37-28-(UFD)-25

38位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
7-2-4-5-(DNC)-DNC-DNC-DNC-DNC-DNC

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇参加】本日2レース

13位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)
11-9-4-6-10-(DNC)-DNC-DNC-7-13

24位新嶋莉奈(慶応義塾大学)
18-17-21-14-14-(DNC)-29-7-DNC-DNC

25位須長由季(ミキハウス)
17-22-16-12-21-17-19-(DNC)-DNC-DNC

27位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
(UFD)-1-7-28-7-UFD-DNC-DNC-17-17

28位山辺未希(株式会社サガミ)
38-(41)-28-34-24-20-14-16-27-28

31位原百花(セイレイ興産株式会社)
(36)-28-32-35-36-21-22-20-30-22

36位松浦花咲実(同志社大学)
31-33-23-26-25-(DNC)-23-DNC-DNC-DNC

▲下マークぎりぎりまでスピンを貼り続ける470女子の林・西代組
▲Nacra17の1レース目トップ回航の梶本・川田組
▲フィニッシュへのリーチングは接戦 沈してしまった梶本・川田組
▲突然のスコールで視界が悪い中、上位でまとめた飯束・畑山組
▲カラフルな49erの出艇シーン
▲今日のレース終了後から、撤収作業が始まります

大会4日目(4月4日)

北から北西の風がエリアによっては18ノットまで上がり、全体的には13ノット前後でのレースとなりました。岸によると北西、沖は北寄りという風の傾向で、エリアによって設定コース角度が異なったようです。14時を過ぎる頃から海風が入り始めて、沖のコースでレースをしていた49erシルバーフリートは陸風と海風がぶつかってしまい、レースは中断。エリアを移動してレースをしました。

フィン級は2020東京五輪の後に種目から外れることになりましたが、体格の大きな男子にはフィンしかないため、根強い人気があります。日本からも2艇が参加しており、昨年の世界選手権から少し前進しています。
西尾選手は、「昨年は強風でまったく戦えなかったのですが、今レガッタでは今日の10m/sオーバーの強風レースで一番良い結果をだすことができ、成長した実感がありました。シーズンオフの間に乗り込んだ結果、スピードが格段に上がったからだと思います。予選ではスタートに苦しみました。スピード、コースどりは悪くないので、レベルが高い中でしっかりスタートできるようにしたい。この後の欧州でのレースではそこに焦点を当てていきたいです」と、手応えを感じています。

レーザー級もマルタでの合宿の成果が出て、瀬川選手はゴールドフリートの面々が揃う中で14位と33位をとり、187艇中総合34位まで順位を上げました。吹いたレースでは走りがレベルアップしましました。R8は少し風が弱まり、振れ回る最悪のコンディションとなりました。

レーザーラジアルの土居選手は強風のレースながらも、12位と順位をあげてきました。本人いわく、「11月からオーストラリアで強風を乗り込んだ甲斐がありました」と、パース合宿の成果が出ています。今日はオランダのマキシムが1-1と圧倒的なスコアでしたが、次が土居の3-7でした。

▲レーザーの瀬川和正選手 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa

午後からのレースとなりったナクラシルバーフリートは、風も徐々に落ちてすべてのレースでマーク変更が行われる不安定な中で行われました。風のある所とない所の差が大きく、トップと最終艇の差が大きくひらくレースとなりました。R12では、日本チームが1, 2で回航し、ダウンウインドで梶本・川田組が飯束・畑山組を抜いてトップ、飯束・畑山組は2位でフィニッシュしました。

代表選考の初戦になっている470男女と49er、FXは明日のレースでオープニングシリーズが終了し、トップ10艇だけが6日のメダルレースに進みます。予定どおりにレースを消化し、明日の予報は南の風16ノット。11時スタート予定です。

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日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日2レース 2フリート決勝

ゴールドフリート

5位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-18-1-3-2-13-(28)-4

7位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-5-5-4-(32)-15-2-30

15位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3-4-19-10-(24)-19-17

22位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12-8-13-16-(33)-20-23

27位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
(UFD)-8-14-7-19-5-27-25

31位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
23-4-7-9-(37)-35-32-13

37位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-11-23-13-31-34-(37)-31

シルバーフリート

40位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
15-(19)-17-12-8-4-6-12

49位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17-29-14-5-29-7-(UFD)

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日2レース 1フリート予選なし

5位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2-(22)-5-9-8-9-6

25位林優季・西代周(明海大学 職)
(27)-25-6-23-27-21-26-26

35位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-(DSQ)-10-31-21-35-14-30

37位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
31-21-17-29-36-29-(39)-28

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】本日2レース 2フリート予選

67位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31-(37)-28-27-28-17-19

74位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30-(42)-36-30-35-21-25

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】本日2レース 3フリート予選

34位瀬川和正(米子産業体育館)
25-16-23-3-(46)-37-14-33

99位南里研二(百五銀行)
22-37-(BFD)-32-18-49-8-43

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】本日2レース 2フリート予選

12位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3-27-8-(28)-12-3-7

54位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-43-6-24-42-49-35-(54)

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇参加】本日3レース

31位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)
1-15-15-(19)-16-18-10-2-14

49位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
17-20-21-18-17-13-29-(35)-2

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】本日3レース 2フリート決勝

ゴールドフリート

17位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-22-6-4-18-4-(22)-22-20-20-6

シルバーフリート

31位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-25-17-12-11-15-6-(26)-10-2-4-18

56位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14-29-(DNC)-DNC-31-13-23-DNC-BFD-25

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

シルバーフリート

31位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-(21)-21-19-18-20-5-1-3-9-12-1

36位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
(26)-18-19-15-17-18-2-10-13-14-4-2

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇参加】本日2レース

12位池田健星(明治大学・KAYA)
(26)-11-18-16-23-5-19-20

28位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
7-2-4-5-(DNC)-DNC-DNC-DNC

29位倉持大也(福井県スポーツ協会)
(43)-27-27-24-26-27-37-28

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇参加】本日3レース

12位新嶋莉奈(慶応義塾大学)
18-17-21-14-14-(DNC)-29-7

13位須長由季(ミキハウス)
17-22-16-12-21-17-19-(DNC)

19位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)
11-9-4-6-10-(DNC)-DNC-DNC

27位山辺未希(株式会社サガミ)
38-(41)-28-34-24-20-14-16

31位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
(UFD)-1-7-28-7-UFD-DNC-DNC

32位原百花(セイレイ興産株式会社)
(36)-28-32-35-36-21-22-20

36位松浦花咲実(同志社大学)
31-33-23-26-25-(DNC)-23-DNC

▲470男子の市野・長谷川組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
49erFXの山崎・高野組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲レーザーラジアルの土居愛実選手 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲フィン級のフリート ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY/50th Trofeo Princesa Sofia Iberostar
▲470男子R7で2位の岡田・外薗組の下マーク回航
▲470女子R7の吉田・吉岡組の下マーク回航
▲470女子R7の宇田川・工藤組の下マーク回航
▲470男子R8のスタートでアウターボートに引っかかったオーストリアチーム。JPN83市野・長谷川組はこの後に前へ出ました
▲470女子R8の吉田・吉岡組は6位でフィニッシュ。POLとともに金色の470ロゴ をつけています
▲シルバーフリートで上位を走る南里研二選手
▲ナクラの梶本・川田組(右)と飯束・畑山組が最終上マークを1、2位で回航しそのままフィニッシュ!
▲ナクラの梶本・川田組
▲ナクラの飯束・畑山組
▲レーザー、ラジアルとナクラが利用しているキャンパスティラハーバー
▲日本からの取材陣が乗るボートです

大会3日目(4月3日)

朝から7ノット前後の風が吹く中、いくつかの海面では定刻の11時にスタートし予定されていたレースを実施しました。風は上がったり、落ちたりしながらもずっと吹き続け、全レースを終了。明日からは49erも決勝レースになります。49erはゴールドフリートが25艇で、それ以下の艇をシルバー、ブロンズに分けます。日本の2チームはともにシルバーフリートでのレースとなります。

代表選考が懸かる470男子では市野・長谷川組が今日も頑張りを見せて4位にあがりました。女子の吉田・吉岡組は7位をキープしています。FXの山崎・高野組はR7で4位をとったものの、ゴールドフリートの中で厳しいレースを強いられています。

▲470級男子の市野・長谷川組 🄫 Sailing Energy

ナクラ17では、梶本・川田チームが安定して走り、5-1-3とまとめ、一気にシルバーフリートの2位まで順位を上げました。R9ではトップで上マークを回航してダントツになりましたが、下マークで沈をして順位を落としてしまいました。それでも3位でフィニッシュしました。

レーザー級も混戦で苦しい展開ですが、ダウンウインドが少し改善されてきました。

RS:X男女はプリンセス・ソフィア杯が終わると翌日から欧州選手権が始まります。そのため、ソフィア杯はウォームアップの役割を果たす大会となっています。DNCやDNFが数多くみられるのはそのためで、多くの選手が体力を温存し、軽い調整や課題のチェックというスタンスでレースに臨んでいるようです。

明日はFXゴールド、シルバーが同時に3レースを行い、49erがその後にスタートします。ナクラ17はゴールドが先、シルバーが後からの13時スタート予定です。その他のクラスは11時スタート予定です。明日も定時にスタートできることを祈ります。

Report & Photo by 斎籐愛子

大会サイト(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race)
プリンセス・ソフィア杯のエントリ―はこちらからご覧ください。(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race-inscriptions)

日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日2レース 2フリート決勝

4位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-(18)-1-3-2-13

5位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-5-5-4-(32)-15

12位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3-4-19-10-(24)

17位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
(UFD)-8-14-7-19-5

18位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12-8-13-16-(33)

32位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
23-4-7-9-(37)-35

37位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-11-23-13-31-(34)

40位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
15-(19)-17-12-8-4

47位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17-29-14-5-(29)

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日2レース 1フリート予選なし

7位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2-(22)-5-9-8

25位林優季・西代周(明海大学 職)
(27)-25-6-23-27-21

34位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
31-21-17-29-(36)-29

35位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-(DSQ)-10-31-21-35

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】本日2レース 2フリート予選

68位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31-(37)-28-27-28

78位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30-(42)-36-30-35

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】本日2レース 3フリート予選

44位瀬川和正(米子産業体育館)
25-16-23-3-(46)-37

107位南里研二(百五銀行)
22-37-(BFD)-32-18-49

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】本日2レース 2フリート予選

22位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3-27-8-(28)-12

50位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-43-6-24-42-(49)

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇参加】本日3レース

42位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)
1-15-15-(19)-16-18

61位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
17-20-(21)-18-17-13

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】本日3レース 2フリート予選

ゴールドフリート

18位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-22-6-4-18-4-(22)-22

34位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-25-17-12-11-15-6-(26)-10

56位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14-29-(DNC)-DNC-31-8-20

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

シルバーフリート

32位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-(21)-21-19-18-20-5-1-3

40位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
(26)-18-19-15-17-18-2-10-13

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇参加】本日3レース

15位池田健星(明治大学・KAYA)
(26)-11-18-16-23-5

16位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
7-2-4-5-(DNC)-DNC

26位倉持大也(福井県スポーツ協会)
(43)-27-27-24-26-27

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇参加】本日3レース

7位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)
11-9-4-6-10-(DNC)

16位須長由季(ミキハウス)
17-(22)-16-12-21-17

17位新嶋莉奈(慶応義塾大学)
18-17-21-14-14-(DNC)

20位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
(UFD)-1-7-28-7-UFD

28位松浦花咲実(同志社大学)
31-33-23-26-25-(DNC)

33位山辺未希(株式会社サガミ)
38-(41)-28-34-24-20

34位原百花(セイレイ興産株式会社)
(36)-28-32-35-36-21

▲470級男子の吉田・吉岡組 🄫 Sailing Energy
混戦が続くレーザークラス
▲ナクラの梶本・川田組
▲ナクラの飯束・畑山組
▲出艇申告と帰着申告のデスクはコンテナの中にあり、見張る人は誰もいません
▲大会のライブ・マップには各エリアのレース進行状況と風速、風向がわかるチャートが出ています
▲RS:X男子の池田健星選手 🄫 Sailing Energy
▲RS:X男子の富澤慎選手 🄫 Sailing Energy
▲RS:X男子の倉持大也選手 🄫 Sailing Energy

大会2日目(4月2日)

大会第2日は9時50分に回答旗が上がり陸上待機になりましたが、11時頃から海風を見越して遠いエリアの艇から出艇しました。大会運営は風見鶏ボートを沖へ出し、情報が入り次第、レース艇を出すようにしています。

12時過ぎから全8エリアでレースが始まりました。各エリアで7~10ノットの風が吹き、予定どおりのレース数を終了しました。470男子、レーザー、ナクラ、FXは今日で予選を終了し、明日からはゴールド、シルバーなどに分かれて決勝シリーズになります。49erは今日3レースができ、明日は予選レースの残りを競います。

▲470女子のスタート 🄫Pedro Martinez/SAILING ENERGY

49er 男子では高橋・小泉組がR1でトップフィニッシュしました。
また、レーザー男子の瀬川もビッグフリートの中で3位をとってジャンプアップし、ゴールドフリートに残りました。 ナクラはスタートではうまく出られるようになりましたが、上マークの混戦で前に出られません。また、第2上マークへのコース取りがうまくいかず、順位を落としてしまう展開となりました。

今回はオリ強のケアサポートで高橋トレーナーが帯同しています。サプライヤーの1社である伊藤超短波から提供を受けた機器を現地に持ち込み、選手のケガなどのケアに対応しています。

明日は強めの海風の予報です。後半戦に入り、トップチームが直接対決するゴールドフリートでの戦いが始まります。

Report & Photo by 斎籐愛子

大会サイト(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race)
プリンセス・ソフィア杯のエントリ―はこちらからご覧ください。(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race-inscriptions)

日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日2レース 2フリート予選

3位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-(5)-5-4

7位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-(18)-1-3

10位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3-4-(19)

11位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
(23)-4-7-9

16位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12-8-(13)

26位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
(UFD)-8-14-7

36位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-11-(23)-13

38位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
15-(19)-17-12
(*R1のDNCは救済要求を出して順位を確認してもらい、フィニッシュ順位がつきました)

42位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17-(29)-14

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日2レース 1フリート予選なし

7位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2-(22)-5

21位林優季・西代周(明海大学 職)
(27)-25-6-23

31位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
(31)-21-17-29

35位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-(DSQ)-10-31

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】本日2レース 2フリート予選

64位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31-(37)-28

77位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30-(42)-36

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】本日2レース 3フリート予選

45位瀬川和正(米子産業体育館)
(25)-16-23-3

108位南里研二(百五銀行)
22-37-(BFD)-32

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】本日2レース 2フリート予選

23位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3-(27)-8

39位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-(43)-6-24

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇参加】本日3レース

29位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)
1-(15)-15

69位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
17-20-(22)

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】本日3レース 2フリート予選

18位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-(22)-6-4-18

33位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-(25)-17-12-11-15

55位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14-29-(DNC)-DNC

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

37位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-(21)-21-19-18-20

40位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
(26)-18-19-15-17-18

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇参加】本日3レース

3位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
(7)-2-4

18位池田健星(明治大学・KAYA)
(26)-11-18

30位倉持大也(福井県スポーツ協会)
(43)-27-27

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇参加】本日レースなし

5位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
(UFD)-1-7

7位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)
(11)-9-4

21位須長由季(ミキハウス)
17-(22)-16

22位新嶋莉奈(慶応義塾大学)
18-17-(21)

31位松浦花咲実(同志社大学)
31-(33)-23

35位原百花(セイレイ興産株式会社)
(36)-28-32

39位山辺未希(株式会社サガミ)
38-(41)-28

▲470男子のスタート 🄫Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲レーザーで3位をとった瀬川選手
▲ナクラはフォイリングする風でのレース
▲49erが2レース目をスタートしたころにFXがスタンバイして準備をします
▲高橋トレーナーは伊藤超短波から貸し出しをしてもらった機械を持参。選手のケアに役立ています
▲選手の足元にはテーピングが巻かれています。ケガ予防のテーピング(自着バンデージ)が海でうまくつかえるかどうかを試しています
▲給水塔から補給する中澤選手
▲レーザーラジアルの土居愛実選手 🄫Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲RS:X男子のスタート 🄫Pedro Martinez/SAILING ENERGY

大会1日目(4月1日)

大会初日は11時スタート予定に向けて9時頃から選手たちがビーチに集まり始めましたが、小雨がぱらつく時もあり、雲に覆われた中、風がまったくなく、12時近くまで陸上待機となりました。

レーザー、ラジアル、ナクラがベースにしている西側のキャンパスティラのほうに早く風が入り始めて、各クラス順次出艇して、13時頃からレースを始めました。エルアリナル側もFX、470の順に出ましたが、長い時間の海上待機で、海風が入った15時過ぎからでしたが、予定どおりのレース数がこなせました。49er男子とRS:X男女は15時半に今日のレースは中止となりました。

▲49erFXのスタート©Pedro Martinez/SAILING ENERGY

ラジアルの土居はR1が23位、R2が3位で総合19位ですが、R1も途中までは5位を走っていながら、海風に変化していく時のビッグシフトにのれず、落ちてしまい残念でした。走りも良いし、しっかりレースもできています。レーザーはラジアルとは別海面になりますが、164艇と少し規模が小さくなりました。

代表選考になる470級男女はともに日本勢が上位を走っています。
R1ではイエローグループで岡田・外薗組がトップ。ブルーで磯崎・高柳組が2位を走りながらも、磯崎組はUFDでした。他のチームも入れ替わり立ち代わりに5位以内に入りました。
女子の吉田・吉岡組は10ノット前後に上がったR2で左からの風をしっかりつかみ、2位でした。選考が懸かっていても、前を走る日本チームに強さを感じます。

3レースができたナクラは梶本・川田組がR1で途中2位の場面もありましたが、5位でフィニッシュできました。

FXは海上待機が長かったものの、3レースを完了しました。同じ海面をシェアする予定であった49erは今日はレースができませんでした。

明日も同じように弱い風が予報で出ています。

Report & Photo by 斎籐愛子

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日本人選手の成績

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/73艇参加】本日2レース 2フリート予選

2位岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(九州旅客鉄道株式会社)
1-5

8位高山大智・今村公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
12-3

12位土居一斗・木村直矢(アビームコンサルティング)
4-12

24位小泉颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾虎太郎(早稲田大学)
23-4

14位神木聖・疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
17-12

28位市野直毅(島精機製作所)・長谷川孝(横浜ゴムMBジャパン)
11-18

31位出道耕輔(若狭高校・職)・中川大河(福井県スポーツ協会)
15-17

45位磯崎哲也・高柳彬(エス・ピー・ネットワーク)
UFD-8

59位河合龍太郎・中澤太郎(三井住友海上火災保険)
DNC-19

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇参加】本日2レース 1フリート予選なし

5位吉田愛・吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
14-2

26位田中美紗樹(早稲田大学)・野田乙心(日本経済大学)
31-21

27位林優季・西代周(明海大学 職)
27-25

40位宇田川真乃・工藤彩乃(Yamaha Sailing Team Rev’s)
36-DSQ

フィン級【日本から2艇参加/33カ国/86艇参加】本日2レース 2フリート予選

63位西尾勇輝(和歌山県立医科大学)
32-31

72位國米創(オプテックジャパン株式会社)
40-30

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/164艇参加】本日1レース 3フリート予選

67位南里研二(百五銀行)
23

73位瀬川和正(米子産業体育館)
25

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/118艇参加】本日2レース 2フリート予選

19位土居愛実(アビームコンサルタント)
23-3

63位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
17-43

49er級 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇参加】本日レースなし

-位高橋稜(Auckland University)・小泉維吹(早稲田大学)

-位古谷信玄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX級 女子【日本から3艇参加/25カ国/66艇参加】本日3レース 2フリート予選

23位山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)
9-8-22

41位原田小夜子・永松瀬羅(豊田自動織機)
16-23-14

47位波多江慶・板倉広佳(豊田自動織機)
19-25-17

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】本日3レース 予選

23位梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田貴章(ミキハウス)
5-21-21

45位飯束潮吹・畑山絵里(エス・ピー・ネットワーク)
26-18-19

RS:X級 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇参加】本日レースなし

−位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

−位池田健星(明治大学・KAYA)

−位倉持大也(福井県スポーツ協会)

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇参加】本日レースなし

-位小嶺恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)

-位須長由季(ミキハウス)

-位伊勢田愛(鳥取県地域振興部)

-位新嶋莉奈(慶応義塾大学)

-位松浦花咲実(同志社大学)

-位原百花(セイレイ興産株式会社)

-位山辺未希(株式会社サガミ)

▲49erFXの山崎・高野組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲49erFXの原田・永松組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲49erFXの波多江・板倉組 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲レーザーの南里選手 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲470女子の混戦 ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY
▲Nacra17の梶本・川田組 ©JSAF
▲フィンのフリート ©Pedro Martinez/SAILING ENERGY

50周年を迎えるプリンセス・ソフィア杯がスペイン・マヨルカ島のパルマで開催されます。68カ国から867艇、1218人の選手が集まり、4月1日から6日にかけてレースが行われます。シーズン最初の大会ということで人気がある大会です。

開催地:スペイン・マヨルカ島
日程:2019年3月31日~4月6日
3月31日 受付、インスペクション
4月1日〜5日 8海面に分かれてレース
4月6日 2海面に分かれて10種目のメダルレース
毎日、11時スタート予定
4月6日 表彰式(パルマの宮殿で)

日本の参加艇(37艇/57人):

470級 男子【日本から9艇参加/24カ国/75艇】
磯崎 哲也・高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク)
岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗 潤平(九州旅客鉄道株式会社)
土居 一斗・木村 直矢(アビームコンサルティング)
市野 直毅(島精機製作所)・長谷川 孝(横浜ゴムMBジャパン)
高山 大智・今村 公彦(Yamaha Sailing Team Rev’s)
神木 聖・疋田 大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)
出道 耕輔(若狭高校・職)・中川 大河(福井県スポーツ協会)
小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)・松尾 虎太郎(早稲田大学)
河合 龍太郎・中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

470級 女子【日本から4艇参加/20カ国/45艇】
吉田 愛・吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
宇田川 真乃(Yamaha Sailing Revs)・工藤 彩乃(Yamaha Sailing Team Revs・日本大学)
田中 美紗樹(早稲田大学)・野田 乙心(日本経済大学)
林 優季・西代 周(明海大学・職)

RS:X 男子【日本から3艇参加/28カ国/62艇】
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
池田 健星(明治大学・KAYA)
倉持 大也(福井県スポーツ協会)

RS:X 女子【日本から7艇参加/25カ国/54艇】
小嶺 恵美(愛媛県競技力向上対策本部・ジェイウィルコーポレーション)
須長 由季(ミキハウス)
伊勢田 愛(鳥取県地域振興部)
新嶋莉奈(慶応義塾大学)
松浦 花咲実(同志社大学)
原 百花(セイレイ興産株式会社)
山辺 未希(株式会社サガミ)

レーザー級 男子【日本から2艇参加/54カ国/191艇】
瀬川 和正(米子産業体育館)
南里 研二(百五銀行)

レーザーラジアル級 女子【日本から2艇参加/40カ国/122艇】
土居 愛実(アビームコンサルティング)
冨部 柚三子(福井県スポーツ協会)

49er 男子【日本から2艇参加/32カ国/107艇】
高橋 稜(Auckland University)・小泉 維吹(早稲田大学)
古谷 信玄・八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX 女子【日本から3艇参加/25カ国/65艇】
波多江 慶・板倉 広佳(豊田自動織機)
原田 小夜子・永松 瀬羅(豊田自動織機)
山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)・高野芹奈(ノエビア・関西大学)

Nacra17 男女混合【日本から2艇参加/26カ国/59艇】
飯束 潮吹・畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
梶本 和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)・川田 貴章(ミキハウス)

フィン級 男子【日本から2艇参加/33カ国/87艇】
國米 創(オプテックジャパン株式会社)
西尾 勇輝(和歌山県立医科大学)

大会サイト(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race)
プリンセス・ソフィア杯のエントリ―はこちらからご覧ください。(https://www.trofeoprincesasofia.org/en/default/races/race-inscriptions)

日本は全10種目に37艇、57人が参加します。470男女と49er男子、49erFX女子はオリンピック代表選考を懸けた最初の大会となります。また、RS:X男女はこの試合直後にパルマで開催される欧州選手権が代表選考の初戦となります。この6クラスは3月28日~30日にかけて、フェアな選考となるように日本チームのエクイップメントチェックを行いました。

代表選考についての詳細はこちらをご覧ください。(http://jsaf-osc.jp/selection/selection-olympic.php)

また、国際セーリング連盟ではセーリングの大会を通してサステイナビリティ―を進めています。今大会でもペットボトルをなくすために飲み水の供給タンクが登場し、マイボトルの持参を奨励しています。3月28日にはビーチクリーンも実施され、日本選手も協力しました。

RS:X男女、470女子以外の7種目はグループ分けがあり、予選・決勝レースとなります。今週の天気予報では弱めの風から中風域が多いようですが、春らしく予報は日々変わっています。3月31日には夏時間に変更となり、時計が1時間早まりました。日本との時差は7時間です。

ワールドカップ・マイアミ大会以降、海外での合宿、沖縄・座間味での合宿などそれぞれのクラスでしっかりと準備して迎える大会です。いいレースをして、それぞれの活躍を期待します。

Report & Photo by 齋藤愛子

▲大会前の3月28日にはビーチクリーンのイベントがありました
▲ノーティスボードはガラス張りのコンテナを利用します。フラグポールはレースオフィスの横のテラスに6種目分があります。4種目はキャンパスティラのほうにあります。江の島と葉山のように2か所に分かれての大会です
▲サステイナビリティ—のプログラムで、飲み水をマイボトルに入れて持ち歩くための給水塔ができました。ペットボトルを無くそうということです
▲受付けではパソコンでエントリーチェックをします
▲30日夜にはソフィア王女が出席して50周年記念パーティーが開催されました
▲31日は大会のDay Zero計測で、日本チームは470男子の磯崎組、岡田組、女子の吉田組、RS:X男子の富澤選手がピックアップされました