大会5日目(最終日)

昨日は決勝2日目でしたが、風が吹かず17時にAPAが掲揚されノーレースとなりました。
本日の最終日は、12時予告信号で3レースが予定されました。

風はポルトガルにきて練習でも吹かなかった145度方向から吹き始めました。
1レース目は225〜240度、5〜10ノット、2レース目は225度、4〜7ノットの軽風での風で行われました。
風向に対して、潮はいつもの方向から流れ、スタートやダウンウインドでは特にパフを見ながらコースを考えることが大事でした。OPEN シルバーフリートでは石川・犬伏組が9位と3位に入り、得意の微風コンディションで維持を見せた走りをしました。
シングル入りを狙えるところにいたU17ゴールドフリートの池田・宇田川組は、微風、軽風でもしっかり上位を走るヨーロッパ勢の前を走ることができず、成績を上げることができませんでした。
U17シルバーフリートの青山・桑野組は、1レース目は前々日のシングルに続く4位の走りをみせましたが、ブルーフリートでの女子1位獲得はなりませんでした。

全体を通して日本勢の気持ち、メンタルの弱さが結果に出ていると感じる大会でした。決して技術が劣るとは思いませんが、どの場面でも最高のパフォーマンスを出し続けなければ、ゴールドフリートでメダルを獲得している国からメダルを奪うことはできないでしょう。
選手だけでなく、どのように強化、育成をしていくか我々もまだまだやるべきことがあり、それを躊躇なく実現させることがチームジャパンがメダルを獲得するための道でしょう。
今回サポートいただきました強化スタッフ、帯同された指導者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

大会サイト(http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
成績(サイトリンク:http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)

成績

420級 OPENクラス【参加艇数:89艇】

70位石川和歩・犬伏亮太(香川県立高松商業高等学校)
38-(DNF)-26-34-31-39-BFD-12-8-4

72位内貴航路朗・山地海心(山口県立光高等学校)
35-38-27-(39)-32-23-19-40-11-19

84位木村颯太・熊本悠人(三重県立津工業高等学校)
40-43-(BFD)-35-36-35-17-41-32-DNE

420級 WOMENクラス【参加艇数:73艇】

71位梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)
33-31−24-(35)-33-30-30-32-32-31

420級 U17クラス【参加艇数:66艇】

29位池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
10-15-9-17-11-22-28-(30)-14-27

37位青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)
21−21-10-(23)-31-18-6-7-4-12

▲田村組フィニッシュ
▲梅野・田村組、最終レースに向け出艇
▲梅野・田村組、最終レースに向け出艇

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会4日目

本日決勝1日目。
いよいよ決勝シリーズに入りました。ゴールドフリートには池田・宇田川組の1艇、残り5艇はシルバーフリートでトップを目指します。今日から最終日までは風が弱い予想となっており、日本勢得意のコンディションです。

風は予想通り220〜230度方向5〜10ノット、潮は相変わらず250度方向から強く、弱風では特にダウンウインドでのコース取りが重要です。

池田・宇田川組、トップマークは2レースとも12、13位で回航しましたが、その後のコース取りで順位を落とす結果となりました。
シルバーフリートの青山・桑野組はスタートに失敗するも、6、7位とシングルに入り、43位から36位に順位を上げています。
OPENの3艇、Womenの1艇はスタートも積極的に攻めていましたが、ボートスピード、コース取りを駆使して走る海外勢に上位を阻まれる結果となりました。

気持ちを強くもてるよう切り替え、同様なコンディションとなる明日、全艇がシングルに入る走りをしてもらいたいものです。

大会サイト(http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
成績(サイトリンク:http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)

成績

420級 OPENクラス【参加艇数:89艇】

76位内貴航路朗・山地海心(山口県立光高等学校)
35-38-27-(39)-32-23-19-40

78位石川和歩・犬伏亮太(香川県立高松商業高等学校)
38-(DNF)-26-34-31-39-BFD-12

84位木村颯太・熊本悠人(三重県立津工業高等学校)
40-43-(BFD)-35-36-35-17-41

420級 WOMENクラス【参加艇数:73艇】

70位梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)
33-31−24-(35)-33-30-30-32

420級 U17クラス【参加艇数:66艇】

32位池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
10-15-9-17-11-22-28-(30)

36位青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)
21−21-10-(23)-31-18 -6-7

▲下マークの青山・桑野組
▲決勝フリートいざ海面へ。池田・宇田川組

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会3日目

本日、予選最終日。
朝は吹き始めが遅く、出艇時は6ノットほどでした。海外の選手はコンディションに合わせており、マストレーキが低いのはブームの高さをみても明らかです。しかし、海面に着く頃には徐々に250度の風が吹き始め、スタート時には10ノット。その後は予想通り今回一番強い風となる22ノットまで上がりました。セーリングには最高のコンディションです。

どのフリートも後続艇は沈艇が続出でしたが、トップ集団はベストコンディションを満喫しつつ、持てる技術をフルに使って余裕のレースを展開してました。
日本チームはスタートポジション、スタート後のスピード、高さも維持できている選手が多いのですが、強風でもしっかりコースを見極めて有利なサイドで最後まで集中してボートスピードを保てる艇と、そうでない艇とで結果に差が出たようです。

予選6レースを終え、結果6艇の内ゴールドフリートに残ったのは、池田・宇田川組の1チームのみです。決勝シリーズでは、メダルを獲得すべくベストな走りをし、いいレース展開をして毎レース上位に入ることを期待します。惜しくもシルバーフリートとなった選手にも、小松コーチが言われるように、まだこのポルトガルの地でセーリングができるわけですので、上を目指し多くのことを学んで日本に持ち帰ってもらいたいです。

大会サイト(http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
成績(サイトリンク:http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)

成績

420級 OPENクラス【参加艇数:89艇】

74位内貴航路朗・山地海心(山口県立光高等学校)
35-38-27-(39)-32-23

80位石川和歩・犬伏亮太(香川県立高松商業高等学校)
40-43-(BFD)-35-36-35

85位木村颯太・熊本悠人(三重県立津工業高等学校)
40-43-(BFD)-35-36-35

420級 WOMENクラス【参加艇数:73艇】

67位梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)
33-31−24-(35)-33-30

420級 U17クラス【参加艇数:66艇】

27位池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
10-15-9-(17)-11-22

43位青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)
21−21-10-(23)-31-18

▲石川・犬伏組 出艇
▲内貴・山地組 出艇
▲木村・熊本組 出艇

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会2日目

予選2日目はQ3、Q4として予定の2レースが行われ、2エリア共に14時頃までは10ノット245度でしたが、3フリート目のスタートには15ノット250度となり、昨日と同様のコンディションとなりました。

日本勢は、全体としてはスタートのポジションがよく、スタート後もスピードと角度を維持できている艇が多くなりましたが、レグごとに少しずつ差をつけられてフィニッシュでは中盤以降になるケースが多いです。体格と体力、それを引き出す集中力を維持できれば、明日はもっといい順位でフィニッシュできることでしょう。

そのような中、U17 の2艇は、Q3では最初からシングルを走り、フィニッシュまでキープすることができました。ぜひとも予選最終日の明日もシングルに入り、GOLDフリートで決勝を戦えることを期待します。

大会サイト(http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
成績(サイトリンク:http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)

成績

420級 OPENクラス【参加艇数:89艇】

78位石川和歩・犬伏亮太(香川県立高松商業高等学校)
38-(DNF)-26-34

79位内貴航路朗・山地海心(山口県立光高等学校)
35-38-27-(39)

88位木村颯太・熊本悠人(三重県立津工業高等学校)
40-43-(BFD)-35

420級 WOMENクラス【参加艇数:73艇】

63位梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)
33-31−24-(35)

420級 U17クラス【参加艇数:66艇】

26位池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
10-15-9-(17)

41位青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)
21−21-10-(23)

▲マーク回航
▲頑張れチームjapan

Report & Photo by オリンピック強化委員会

2019年420 OPEN, WOMEN AND U17 WORLDCHAMPIONSHIPSが7月3日から11日までポルトガル、ヴィラモウラにて開催されます。日本からは、選考を勝ち上がった6チーム12人の選手が世界に挑みます。

▲日本代表チーム

開催地:ポルトガル・ヴィラモウラ
日程:2019年7月3日~7月11日

日本の参加艇

420級 OPENクラス
木村颯太・熊本悠人 (三重県立津工業高等学校)
内貴航路朗・山地海心 (山口県立光高等学校)
石川和歩/犬伏亮太 (香川県立高松商業高等学校)

420級 WOMENクラス
梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)

420級 U17クラス
池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)

大会サイト(http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
成績(サイトリンク:http://2019worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)

大会1日目

7月6日、大会初日は2レースが行われました。
日本チームはOpen3艇、Women1艇、U17 2艇が参加。今大会はすべてのカテゴリーが各50艇以上となり、2フリートに分かれ予選、決勝シリーズで行われます。U17に関しては初の50艇超えの66艇となり、参加国数が19カ国であることを考えると、ヨーロッパ地域が今後のこのクラスへどう取り組むかの姿勢が伺えます。

13時予定だったWarning signalを、風が吹くことを予想して14時にスケジュール変更。まさにそのとおりに13時頃からいい風が入り、250度15ノット平均、最大18ノットと安定した中で2レースが行われました。海面は2エリア、AlphaエリアがWomen、U17がblue、BravoエリアがOpen,U17がyellow というフリート分けとなりました。日本チームが現地で練習を始めてからは軽風のコンディションのみであり、本戦での風域に少しとまどったのか、思うような走りが出来ず初日は出遅れるかたちとなりました。

明日、明後日の予選シリーズは同じコンディションが予想されるので、早く慣れて明日からのレースで好成績を収め、巻き返しを期待します。

成績

420級 OPENクラス

木村颯太・熊本悠人(三重県立津工業高等学校)
40-43

内貴航路朗・山地海心(山口県立光高等学校)
35-38

石川和歩・犬伏亮太(香川県立高松商業高等学校)
38-DNF

420級 WOMENクラス

梅野真紗子・田村優衣(山口県立光高等学校)br> 33-31

420級 U17クラス

池田海人・宇田川涼太郎(霞ヶ浦高等学校)
10-15

青山知央・桑野明日佳(葉山町セーリング協会)
21-21

▲開会式の風景
▲日本チーム団
▲出艇

Report & Photo by オリンピック強化委員会