大会最終日

今日は軽風の予報でしたが、レース開始時間には予報以上の風が入り始め、風向225 、風速13~15ノットでゴールドフリートからレースが行われました。

日本選手はスタートがうまくいかず、今日も思ったコースを走らせてもらえません。そんな中シルバーフリートの白石選手がスタートは良くなかったものの、左海面をうまく使い4位でフィニッシュすることができました。

今回大会は全体を通してスタートをジャストでトップスピードで切ることが必須条件でした。スタートはジャストで切ったとしてもスピードがなければ置いてかれてしまうのですが、日本選手はスタート後のスピードより角度を優先してしまうため、前に出られずすぐに置いていかれてしまい、行きたくない海面へ行かざるをえなくなってしまことが多々ありました。
スピードと角度をうまく使い分けることが今後の課題になると思います。

今回出場した選手の中にはU17の選手や来年も参加できる年齢の選手が4人いますので、この経験を活かし、来年につなげていけるように強化をせねばならないと感じました。
皆さま、長い期間の応援をありがとうございました。

大会前半(予選)を終えた選手コメント

男 子
服部 陸太(鎌倉学園高等学校)

今大会では、自分の思った通りの走りが多くできたと思います。最終結果は悪かったのですが、最初の目標であったゴールドフリートに残ることができ、またその中でも前を走れることが少なからずあったので良かったです。それと同時にトップ10との差も実感した大会でした。ボートスピードもスタートもコースもすべてに劣っていました。今大会で明確になった課題を日本に持ち帰って、改善してさらに強い選手になりたいと思っています。もし来年もチャンスがあるのならば、次はもっと上を目指して頑張りたいです。応援してくださった方々本当にありがとうございました。

黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
予選の三日間はフリートのレベルもそこまで高くなく、スタートが悪かったとしても追い上げることができ、ゴールドフリートに残ることができました。しかし、決勝が始まるとフリートのレベルがとても高くなり、一線目で出ることがなかなかできませんでした。一線目でスタートできても走り負けするようになりました。その後追い上げることもできずにレースが終わってしまいました。今大会でたくさんの課題を見つけることができました。それを今後につなげていきたいです。応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
この世界選手権では外国人選手との力の差を感じました。一番感じたのはスタートとボートスピートです。うまく出ることのできたスタートもありましたが、強風だとスタート後に被されてしまうことがありました。シフティーな海面ではなかったのでボートスピード勝負のようになりました。外国人選手と一緒にレースができたことによって課題を見つけることができたので、今後のヨットレースに生かしていきます。応援してくださった方々、ありがとうございました。

嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
僕は今回の世界選手権を終えて、外国人選手との力の差を感じることができました。自分の得意な風の間ならシングルを取れることもありましたが、少しミスをしただけで何艇にも抜かれてしまい、すぐに順位を落としてしまいました。強風になると、自分の体重と技術不足で走り勝つことができず、コースで補うしかなく、なかなか上位に入ることができませんでした。今大会でとてもいい経験ができたので、この経験を生かして次の大会でリベンジしたいです。応援してくださった皆様、ありがとうございました。

女 子
須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)

前半はオーバーコンディションでトップ集団にまったくついていけませんでしたが、後半はスタートポジションと加速のタイミングがうまくいき、長い時間、第一線で走れるようになりました。ただ、今回は得意な軽風域でのレースでミスをたくさんしてしまい順位を上げられなかったので、この経験を活かして得意な風域では確実に良い順位を取れるようにしたいです。目標の成績をとることができませんでしたが、後半は課題であったスタート後のスピードが良くなったので、この感覚を忘れずに次につなげたいです。応援ありがとうございました。

三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
目標はU17で優勝することでした。しかし、優勝どころか3位に入ることもできず、10位でした。総合でも50%に入ることができず、悔しい結果となりました。スタートがうまくいかず、走り負けしてしまうことが多かったです。しかし、苦手な風でシングルを走れたことはとても自信になりました。レベルの高いレースだと、1つのミスで順位が落ちてしまいます。その中で順位を安定させることは、本当に上手な選手にしかできません。今回で見つけた課題を克服し、さらに強くなって、また世界に挑戦したいです。応援ありがとうございました。

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)
成績表(サイトリンク)

成績

男 子
ゴールドフリート

29位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7−15−1−12-15-25−16−45−4-30-4-(46)-37

47位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
28−9−7-19-22-7-24−(50)-45-43-44-43

シルバーフリート

21位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
(47)−15−6−14-31-32-15-13-10-31-39-38

25位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
29−11−(43)−10-27-11-40-15-47-24-4-36

女 子

25位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5−(32)−26−21-8-5-11-24-37-36

23位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14−14−24-(33)-20-20-24-19-15-25-21-26

▲嶋倉選手出艇
▲服部選手最終マーク回航
▲白石選手4位で最終マーク回航
▲男子トップ3
▲女子トップ3
▲オーストラリアの友達

Report by 高橋昌威

大会5日目・決勝2日目

今日も朝から天気は不安定。
いつもであれば9:00の時点でD旗が上がっているのですが、今日は上がっていません。予報では、9:30~10:00の間に前線が通過するので突風が吹くかもしれないとのことでした。予報通り風が強まり大雨が降り、その後に風がなくなりましたが、前線通過後にすぐD 旗が掲揚され、軽風でしたが定刻通りに昨日と同じスタート順でレースがスタートしました。

男子ゴールドフリートの 服部選手はスタートを失敗するも、残っていた右の風をうまく使い 左海面へ。その後、風は左にシフトし、その風をうまく使い1下(第3マーク)を5位で回航。その後も順位を上げ4位でフィニッシュしました。

続く2レース目はスタートを失敗し左の風をつかむことができず、後追いのようなコース取りになってしまい、思うような順位を取ることができませんでした。

昨日よりは風は弱かったのですが、ゴールドフリートの1レース以外は風が左220~230度にシフトし、昨日同様にスタートからの左海面の風を早くつかんだ選手が上位に入るコース取りでした。
日本選手は、今日もスタートに苦戦をし、左からの風をうまくつかむことができず、成績を上げることはできませんでした。スタート時の艇速や角度など課題は多く残りますが、明日の最終日では少しでも順位を上げるように頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いします。

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成績表(サイトリンク)

成績

男 子
ゴールドフリート

16位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7-15-1-12-15-25-16-(45)-4-30

45位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
28-9-7-19-22-7-24-(50)-45-43

シルバーフリート

13位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
(47)-15-6-14-31-32-15-13-10-31

28位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
29-11-(43)-10-27-11-40-15-47-24

女 子

17位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5−(32)−26−21-8-5-11-24-37-36

22位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14-14-24-(33)-20-20-24-19-15-25

▲最終5マーク回航後の須田

Report by 高橋昌威

大会4日目・決勝初日

今日から決勝が始まります。
コーチミーティングの気象情報では、昨日同様に気圧の不安定な状況なので突風が吹く可能性があるとのことでした。

レースは、定刻通り12:00にゴールドフリートがスタート、その後、女子、シルバーフリート、ブロンズフリートの順でスタートになります。

本日の第1レース目、風向190度 風速10~14ノットのコンディションで行われました。
ゴールドフリートの服部選手は、16位を獲得し順位を13位まで上げますが、続く2レース目で大きく順位を落とし、総合順位は19位となりました。予選での貯金を使い果たしてしまい、明日からのレース成績は直接総合成績につながることになります。
黒田選手は2レースともに出遅れてしまい、予選のようなスタートをさせてもらえない状況で、総合でも2つ下げてしまいました。
シルバーフリートは嶋倉選手が頑張り大きく順位を上げました。
白石選手は1レース目のスタートで遅れてしまい順位を落としてしまいましたが、2レース目で15位を取り、総合順位は落としてしまいました。
女子は、2人ともスタートは悪くないのですが、スピードについていくことができず、タックを余儀なくされる状況になってしまい思うように走ることができません。他選手も順位を落としたことから、大きな総合順位の変化はありませんでした。

今日は予報に反して天気の変化もなくとてもいいコンディションでレースをすることができました。明日は少しでも順位を上げられるよう、スタートに集中せねばなりません。

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)
成績表(サイトリンク)

成績

男 子
ゴールドフリート

19位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7-15-1-12-15-25-16-(45)

36位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
28-9-7-19-22-7-24-(50)

シルバーフリート

12位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
(47)-15-6-14-31-32-15-13

18位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
29-11-(43)-10-27-11-40-15

女 子

12位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5-(32)-26-21-8-5-11-24

20位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14-14-24-(33)-20-20-24-19

▲女子三浦選手最終マークへ
▲女子須田選手下マーク回航
▲白石選手最終マーク回航
▲嶋倉選手帰着
▲白石選手帰着

Report by 高橋昌威

大会3日目・予選最終日

男子は予選最終日となり予定の2レースを消化しましたが、明暗が分かれる結果となりました。
上位1/3のゴールドフリートには、服部選手と黒田選手が入りました。
白石選手と嶋倉選手は残念ながらその次のシルバーフリートになりました。

しかしながら男子選手は皆、全160艇の1/2以内である80位以上をキープしています。
女子は予選がありませんが、三浦選手が全48艇中12位、須田選手は 22位と一人は1/3、もう一人は1/2以内をキープしています。

本日最初の第5レースは、今大会初の強風レースとなりました。風軸は225°、風速は15ノットを中心に徐々に上がり傾向となっていました。コース戦略としては、スタートして右サイドからくるブローを拾いながらスターボードをひたすら伸ばし、左サイド奥のブローを先に拾って展開するというのがセオリーとなり、スタート直後の直線勝負で競り負けずに頭を出していけるかがポイントでした。しかしながら日本チームはこの風域のアップウインドにおいて、三浦選手を除き海外選手についていくことができません。

Yellowグループでは、スタートの良かった服部選手は15位フィニッシュに留まりましたが、体重の軽い嶋倉選手は最初から他艇のスピードについていくことができず、31位と大きく崩してしまいました。Blueグループの黒田選手は22位、白石選手も28位とこちらもアップウインドのスピードに課題があり、Goldフリート圏外の順位を取ってしまいました。

女子は三浦選手が良いスピードを維持し8位となり、2回目のシングルフィニッシュとなりました。須田選手はスタート直後のスピード勝負についていけず、20位フィニッシュとなりました。
第5レースが終わる頃にはさらに風速が上り、安全優先との判断でいったん全選手がハーバーバックとなりました。しばらく陸上で風が落ちるのを待った後、再出艇し第6レースを実施しました。

第6レースは12ノット程度の風域で最初のグループであるYellowフリートがスタートしましたが、徐々に風は落ちていく傾向でかつ右サイドから風が入るようになって第5レースのようなセオリーが有効ではなくなり、早めに右に展開した艇が上位を占める結果となりました。
服部選手は今回も良いスタートでしたがセオリー通りに左展開しているうちに右の集団に抜かれて大きく順位を落とし、カットレースを作ってしまいました。嶋倉選手はこの風域でもスピード勝負についていけず、引きたいコースを引かせてもらえません。フィニッシュは32位となり、第5レース終了時は総合54位とぎりぎりゴールドフリート圏内だったところを耐えることができませんでした。

この風の振れに翻弄され、Blueフリート以下はスタートすることができず、Yellowフリートのレースが終わる頃になってやっとBlueフリートのスタートシーケンスが始まりました。風速は徐々に落ちていき、平均6~8ノットと軽風レースとなりました。

Blueフリートの黒田選手と白石選手は第1マークでは10番台~20番あたりとあまり良くはなかったのですが、2回目のアップウインドの途中で風が左に大きく振れたことでゲインし、フィニッシュはそれぞれ黒田選手7位、白石選手11位と総合順位を上げることができました。

男子のRedフリートをはさんで女子フリートのスタートの頃にはさらに風が落ち、5~6ノットの風域でのレースとなりました。スタートは、本部船側が非常に混雑している中で須田選手は抜け出すことができず、行きたいコースを引かせてもらえませんでした。2回目のアップウインドで良いコースを引き一時は5、6番手まで回復しましたが、マークを間違えたために大きく順位を落とし、フィニッシュは20位となりました。三浦選手は真ん中よりのすいているところからスタートし自由にコースを走れたことでシングルをキープしながらレース展開ができ、シリーズ3回目のシングルフィニッシュとなる5位を獲得しました。

最後の女子のレースが終わったのが18:45頃と長い一日となりました。

大会前半(予選)を終えた選手コメント

男 子
服部 陸太(鎌倉学園高等学校)

前半戦を終えて、全体的に上位でまとめられたと思います。初日と2日目は軽風で、一度トップを取ることもでき、冷静にレース展開ができました。予選最終日は強風の中少し悔しい結果だったので、決勝はもっと上を目指しつつ頑張りたいです。

白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
予選を終えて目標のゴールフリートに進むことができませんでした。非常に悔しいですが、この悔しさを決勝にぶつけたいと思っています。スタート後のスピードを意識してシルバーフリートで優勝目指して頑張ります。

嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
前半戦を終えて、初日の1レース目からカットレースを作ってしまい、スタートから攻めることができませんでした。明日からは気持ちを切り替えてシルバーフリートで頑張っていきたいです。

黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
目標だったゴールドフリートに残ることができました。しかし、まだ課題のスタートをうまくきることができていません。決勝では、スタートを意識して少しでも上位に食い込めるように頑張るので、応援よろしくお願いします。

女 子
須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)

前半はファーストタックのタイミングが合わず、初めに出遅れてそのあと挽回していくレース展開ばかりで前に出られなかったです。順位は安定しましたが、あまり良くない順位だったので、後半はシングルで安定させられるようにしたいです。

三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
この3日間は、微風から強風までありました。ですが6レース中、3レースでシングルを走ることができました。特に今日は、2レースともシングルでまとめることができたのでよかったです。明日からはシングル前半を走れるように頑張ります。

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)
成績表(サイトリンク)

成績

男 子

22位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7-15-1-12-15-(25)

34位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
(28)-9-7-19-22-7

60位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
29-11-(43)-10-27-11

71位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
(47)-15-6-14-31-32

女 子

21位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5-(32)-26-21-8-5

22位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14-14-24-(33)-20-20

▲スタート前の服部
▲上位でレース展開する三浦
▲4マーク回航後の須田
▲フィニッシュラインに向かう嶋倉
▲第6レーススタート前の黒田と白石

Report by 高橋昌威

大会2日目

雲ひとつないとても良い天気で、大会2日目を迎えました。
定刻通り12:00スタートでレースが始まりました。

本日1レース目は風向195度、風速は5~6ノット。
本日ブルーフリートの嶋倉選手、スタートは良いタイミングで出ましたがスピードがなく、上側の艇に被されてしまい、その後なんとか1上を10位で回航し、2上で6位まで上げて、そのままフィニッシュしました。
レッドフリートの服部選手は、素晴らしいスタートで1上をトップで回航。その後も後続艇を引き離し1位でフィニッシュしました。
同じフリートの黒田選手もスタートはうまくいかなかったものの、その後しっかり風を読み7位まで順位を上げフィニッシュしました。

本日2レース目は、風が右に触れ、風向220度、風速8~10ノットで引き続きレースが行われました。
このレースも服部選手は好スタート。しかし、最終マークを6位で回航するも、フニッシュ直前でタックミスをしてしまい、12位まで順位を落としてしまいました。
同じフリートの白石選手は、20番前半で1下を回航するも13位まで順位を上げ、そのまま13位でフィニッシュしました。

女子選手は、スタート後のスピードに悩まされうまく前に出ることができず、その後のレース展開でも苦労し、順位を上げることができませんでした。

今日も男子3選手がトップ10に入ることができました。
明日は、強風の予定ですが、このまま男子選手全員がゴールドフリートに残れるよう頑張っていきたいと思います。

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)
成績表(サイトリンク)

成績

男 子

19位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7-(15)-1-12

31位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
(47)-15-6-14

32位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
(28)-9-7-19

57位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
29-11-(43)-10

女 子

22位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14-14-24-(33)

21位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5-(32)-26-21

▲レース海面へ
▲1レース目、女子 須田選手スタート
▲2レース目、服部選手2下マーク6位で回航
▲レース前の艇速練習
▲嶋倉選手6位でフィニッシュ

Report & Photo by 宮野幹弘

大会1日目

今日からレースが始まります。
男子の参加者は160人。イエロー、ブルー、レッドの3フリートに分かれてのレースになります。女子の参加者48人。1フリートでレースが行われます。

選手たちが目標を達成するためには、男子は予選フリートで16位以内に入らないと決勝をゴールドフリートで戦うことができません。なんとしても予選フリートで好成績を取ることが大事になってくるレース初日です。 スタート時間まで選手たちはスピード練習を行い、レースに向けての最終確認を行いました。

定刻通りに第1レースが男子イエローからスタートしました。
風向は230度設定ですが、左は210度、右は255度とシフティなコンディション。風速は6~7ノットの中、第1レースが行われました。イエローフリートの服部は、好スタートを切り2下を8位で回航、その後一人抜き7位でフィニッシュ。
女子の三浦は上側からスタートし、1下を5位で回航し、その順位を維持し5位でフィニッシュ。引き続き2レース目は、男子ブルーフリートの黒田が9位でフィニッシュ。今日は3人の選手がシングルを取ることができ、他選手も10番代前半の成績となり、目標へ少し前進することができました。

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)
成績表(サイトリンク)

成績

男 子

22位服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
7-15

52位黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
28-9

57位白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
28-9

92位嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
47-15

女子

11位須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
14-14

20位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
5-32

▲出艇
▲女子、三浦2レース目スタート
▲三浦、1下を5位で回航
▲男子、服部2下を8位で回航

Report & Photo by 宮野幹弘

大会前日

2019年Laser Radial Youth World Championshipsがカナダ・キングストン、オンタリオ湖で7月24日から7月31日まで行われます。

▲開会式

開催地:カナダ・キングストン
日程:2019年7月24日~7月31日

日本の参加艇

男 子
服部 陸太(鎌倉学園高等学校)
白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)

女 子
須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)
三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)

大会サイト(https://sailing.laserinternational.org/site/event-site/107/home)

開催地キングストンは、トロントから車で3~4時間のところにあり、オンタリオ湖は北アメリカ大陸の五大湖のうちでは一番小さい湖とされています。

今大会には男子4人、女子2人の合計6人の日本を代表する選手が出場します。
選手たちは7月22日に花田空港を出発し、トロントで飛行機を乗り継ぎ、22日の夜に会場に入り、23日は、時差調整のため散歩や必要なものを購入しながら調整を行いました。

24日はレジストレーション、チャーター艇の受渡し、艇の整備をし、2時間ほどの海上練習を行いました。
25日はセールナンバーなど少し訂正はありましたが、無事計測を終えて、プラクティクスレースに参加し、最終調整を行ない、レースに備えました。
26日は、午後から開会式が行われ、市長の挨拶などもあり、いよいよ明日27日からレースが始まります。
この大会が終了すると、8月13日からこの同じ会場で4.7Worldが行われます。

代表選手選手コメント

男 子
服部 陸太(鎌倉学園高等学校)

初めてのラジアルユースワールドですが、ユースワールドの悔しさをバネに全力で頑張ります。目標はトップ10です。ユースワールドでは前を走れなかったので、目標に近づけるよう少しでも長く前で走りたいです。また次につながる自信がつくように頑張りたいです。応援、よろしくお願いします。

白石 誉輝(神奈川県立深沢高等学校)
世界選手権の目標はゴールドフリートに入ることです。今回が初めての世界選手権なので、自分の力がどれだけ世界に通用するかが楽しみです。世界という高いレベルでレースができることを誇りに思い、目標を達成できるように頑張ります。応援をよろしくお願いします。

嶋倉 照晃(霞ヶ浦高等学校)
今回の世界選手権での目標は、ゴールドフリートに残ることです。初めて参加する世界選手権で、世界のレベルを体感し、その中でどれだけ走れるのか楽しみです。ゴールドフリートに残るために自分が苦手な強風の中で、メイントリムや体の動かし方を意識して目標を実現したいです。応援、よろしくお願いします。

黒田 浩渡(三重県立津工業高等学校)
前回の4.7ワールドは、ブロンズフリートで、悔しい思いをしたので、今回の世界選手権ではゴールドフリートに残ることを目標にして予選3日間は頑張ります。決勝が始まればそのフリートで、できるだけ上位を目指します。そのために自分の苦手なスタートの加速を意識してスタートに出遅れないようにしたいです。そして、前回のように悔しい思いをしないように全力を尽くすので応援よろしくお願いします。

女 子
須田 英実子(滋賀県立膳所高等学校)

先日のユースワールドの課題であるスタート後にスピードで置いていかれないことを意識して、トップ集団でレース展開できるようにしたいです。また、今回の会場は湖で自分がいつも練習している琵琶湖と軽風時の波のコンディションが似ているので、経験を活かしたいと思います。総合シングル目指して頑張ります。応援、よろしくおねがいします。

三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校)
今回は2回目のラジアルユースワールドです。前回はゴールドフリートに残れず、悔しい思いをしました。今回の大会ではフリート分けがありませんが、最低でもゴールド圏内の上位半分に入ります。また、目標はU17で優勝することです。日本に自信を持って帰れるように頑張ります。

▲空港で集合写真
▲計測風景
▲黒田浩渡 選手
▲三浦帆香 選手
▲須田英美子 選手
▲大会会場 セッティング風景
▲嶋倉照晃 選手
▲白石誉輝 選手
▲服部陸太 選手

Report & Photo by 宮野幹弘