2019年29er級世界選手権大会 Report – オリンピック強化委員会

大会6日目・最終日

最終日は大会を締めくくる快晴で、予定通り出艇しました。
朝のコーチミーティングで「3レースの予定だが、できたら4レースやる」と言っていた通り、B海面では風の強弱はありますが、テンポよくレースが進んでいきます。

今日の上田・田原組は昨日までがウソのようにスタートをバッチリ決めて出ていきます。ダウンウインドでのコースミスなどがあるものの、3レース目は1マークまでトップでリードしました。最後の最後に少し自信がついたようです。

3レース終了後、風が落ちて延期になります。15時の最終予告まであと15分といったところで風が安定しはじめ、マークを変更し、15時ギリギリに2フリートがスタートしました。６日間、最後まで諦めずレースを行ってくれた素晴らしい運営でした。

決勝シリーズに入ってから好調を維持しつづけたフランスが逃げ切り優勝しました。2位にアメリカ、3位には女子ヘルムのスウェーデンのmixチームが滑り込みました。

6日間、応援をありがとうございました。

上田選手コメント
最終日が終わり、結果は目標としていた順位よりも下回りましたが、今日はスタートやコース取りが良く、エメラルドフリートではありますがトップ集団と競えて、成長できたと思います。この経験を活かし、これからもヨットレースでもっと内容の濃いレースをしていきたいと思います。最後になりましたが、応援や支援してくださった皆様方、本当にありがとうございました。

田原選手コメント
応援してくださった方々、指導してくださった方々ありがとうございました。最終日にしてやっとスタートが出れるようになり、その後の展開もしやすくなりました。また、エメラルドフリートの中ではありますが、スピードで置いていかれることがなくなり最初に比べると大きく改善できました。しかし、改善できるまでにあまりにも時間がかかってしまったことが今回のレースの一番の反省点です。今回学んだことを今後に活かし、他の人たちにも伝えていきたいです。

大会サイト（https://29erworlds.org）

成績表（サイトリンク）

成績

エメラルドフリート

23位上田直樹（山手学院高等学校）・田原隼宇（逗子開成高等学校）
(42)-35-33-39-42-41-35-33-34-22-28-24-25-12-28-4-16

Report & Photo by 佐藤麻衣子

大会5日目

大会5日目は長い一日となりました。予定通りに出艇するものの、レース海面の風が安定しません。スタートはするのですが中止になります。運営側も昨日レースができてないので、今日はどうにかして4レースをやる気満々です。そのまま海上で北風が安定するのを待ちます。

13時過ぎ頃からレースが始まりましたが、2フリートを1海面で行っていること、そして運営が少数精鋭すぎることで、タイミングが悪いとしばらく待ち時間ができてしまい、なかなかスタートできません。

3レース目からは平均でも12ktを超えてO旗が掲揚され、沈艇も見え始めました。
上田・田原組は予選時からの課題である、スタートに今日も大苦戦です。最終日の明日には、どうにかいいレースができるように頑張ってほしいものです。
エメラルドフリートが4レースを行ってビーチに戻ってきたら19時を過ぎていました。
8時間以上も海上にいて、クタクタになりました。

上田選手コメント
エメラルドフリートでの最初のレースでしたが、今までのレースの反省を生かし切れず、自分たちの目標とは程遠い順位となってしまいました。明日の最終日に向けて、悔いを残さないよう、今までのレースの反省を活かしきれるように頑張ります。

田原選手コメント
スタートに関しては毎日同じような失敗を繰り返し、反省してもしきれない気持ちです。クローズのトップスピードはあまり問題ないと思いますが、トップスピードに持っていくまでに他艇より時間がかかり、置いていかれることが問題です。また、今日は防げた沈を3度も繰り返してしまい、非常に悔いが残りました。課題が多くなるものの、残りは1日しかないので、明日は悔いの残らないようにします。

大会サイト（https://29erworlds.org）

成績表（サイトリンク）

成績

エメラルドフリート

30位上田直樹（山手学院高等学校）・田原隼宇（逗子開成高等学校）
(42)-35-33-39-42-41-35-33-34-22-28-24-25

Report & Photo by 佐藤麻衣子

大会4日目

決勝の初日（大会4日目）は朝からどんよりと雲が多く、予定より少し遅れて出艇したものの風がありません。

今日のエメラルドフリートはゴールドフリートと同じ海面でレースを行う予定です。
そよっと風が吹いてきたタイミングでゴールドがスタートしたものの、その風が続かずレースは中止になりました。いったんハーバーバックになり、陸上で風を待ちますが、結局今日はノーレースになりました。

大会サイト（https://29erworlds.org）

成績表（サイトリンク）

成績

161位上田直樹（山手学院高等学校）・田原隼宇（逗子開成高等学校）
(42)-35-33-40-42-41-35-33-34 【本日レースなし】

Report & Photo by 佐藤麻衣子

大会3日目

レース3日目は予定通りに出艇しましたが、海上に風がなく、しばらく延期になりました。その後、本部船が場所を変えたりしましたが風が安定せず、AP＋Hでマリーナに戻ります。
1時間弱で再びレース海面へ。175艇の大移動です。
その後は15度、8～10ktくらいの風でレースが進んでいきます。

上田・田原組は課題であるスタートに苦しみながらも、ついに第9レースではスタートを成功させます。昨日より少し順位をあげましたが、残念ながら明日からはエメラルドフリートでのレースとなります。

上田選手コメント
予選が終わり、残念ながらエメラルドフリートになってしまいましたが、これまでのレースの経験により確実に成長しているので、最後の最後まで諦めず、できることを増やしていけるように頑張ります。

田原選手コメント
引き続き課題となっていたスタートですが、予選の最終レースで良いスタートができたので、このイメージのまま決勝に臨みたいです。また、残りのレースでは他艇との絡みが増えるので、より周りを見るようにします。

大会サイト（https://29erworlds.org）

成績表（サイトリンク）

成績

161位上田直樹（山手学院高等学校）・田原隼宇（逗子開成高等学校）
(42)-35-33-40-42-41-35-33-34

▲トップフィニッシュする、SWEのmixペア、2位の終盤までレースをリードしていたFRAの女子ペア

Report & Photo by 佐藤麻衣子

大会2日目

レース２日目は朝から風があり、予定通りに出艇となりました。
4フリートを2海面に分けてレースを行っています。毎日違うフリートがA/B海面に配置されます。
345°、12kt程度の風の中、レースが始まりました。上田・田原組はいいスタートを決める場面もありましたが、フルパワーの風の中、その後のスピードについていけない様子でした。レース中の沈もあり、厳しい戦いになっています。

同じフリートでは、オーストラリアのチームが大爆発で、今日の3レースを1-1-7で走り抜け、総合成績も1位にあがってきました。

田原選手のコメント
今までの6レースで、スタートから置いていかれているのが大きな課題です。ユースワールドから続いている課題なので、残りの12レースで少しでも改善できるように努力します。また、今日は防げたはずのミスが連発してしまったので、少しでも良いレースができるように気をつけます。

大会サイト（https://29erworlds.org）

成績表（サイトリンク）

成績

167位上田　直樹（山手学院高等学校）・田原　隼宇（逗子開成高等学校）
(42)-35-33-40-42-41