大会6日目 最終日
昨日でU 17の予選フリートが終了し残すは今日1日で、決勝フリートが行われます。朝から雨模様でしたが、今大会では一番いい風が吹いています。
レースは定刻通り10:30にU 17男子がスタートしました。風向は235度、 風速は12~13ノット。ガスティーでシフティな難しいコンディションです。
U17ゴールドフリートに進んだ杉原選手は、いいスピードと判断で予選フリートよりもいい成績を取ることができました。特に最終レースでは、スタート直後に接触がありペナルティを解消して最後でスタートしましたが、風の振れとガストをうまく読み順位を上げることができました。緊張して走った初日にカットレースをつくってしまいましたが、総合順位を上げることができました。
穴見選手はスタートがうまくいかず思うようなコースを取ることができず、大きなうねりにも翻弄され順位を上げることはできませんでした。
U15クラスの村岡選手は道具のトラブルなどもありましたが、本日すべてのレースでシングルを取り、総合順位を3つ上げることがだきました。
選手コメント
杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
今大会、外国人相手では角度ではなくスピードが必要だということを学びました。レース初日は角度を意識しすぎてスピードが全く出せず、スピード重視の外国人に風下から抜かれてしまいました。宮野さんからの指摘を受け、スピード重視でレース展開をしていくと角度重視のときよりも順位がよくなりました。スタートも初めはうまくいかず、2線目からのスタートでした。レースを重ねていくにつれスタートの仕方がわかり、予選の最後のレースや本戦の最後のレースは自分だけオンラインで待つことができました。今回の大会で悪いところがたくさん見つかりました。地元に帰ったら、これらを重点的に練習したいと思います。そして、来年リベンジをすることができるようにフィジカルも強化していこうと思います。
穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
初めての世界大会で課題がたくさんあることに気がつきました。外国人のスピードについていけずスタートで出遅れることが多く、レース中に周りの人に追い抜かれることがありました。風の振れに気づくのに遅く対応が遅れました。良かったことはスタートを一線で切れたことです。でも、リコールを取られることもありました。これらの課題を日本に帰ったら練習をして克服し、次の大会でいい成績を残したいです。
村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
今大会で学んだこと2つあります。技術面では「スピード」、「アングル」、「リフト、ヘダーの見分け方」などです。また精神面では、「このレースが最後だ!」と毎回気持ちを切り替えることで精一杯レースに臨めるということがわかりました。これらを他の大会でも活かせるようにできれば成績も良くなると思いました。他にもいろいろと課題は見つかりました。次の選考会ではその課題を0にする練習に臨めると良いと思います。
日本選手の成績
TECHNO293 U-17クラス
33位杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
(38)-21-19-11-20-16−16-36-31(ゴールドフリート)
90位穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
53-51-32-31-31-39-70(UFD)-23-25(シルバーフリート)
TECHNO293 U-15クラス
54位村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
22-30-25-(35)-4-6-21-31-27-7-4-4 (シルバーフリート)
Report & Photo by 宮野幹弘
大会5日目
レース5日目U17クラスは、まだ予選フリートです。
今日は朝から安定した風が吹き、定刻通りに11時にU17男子がスタートしました。
イエローフリートに杉原選手、ブルーフリートに穴見選手に分かれてのレースとなりました。風向は270~290度、風速は6~8ノットで3レースが行われました。
3本とも好スタートを切ることができた杉原選手がまとまった成績を取り、順位を大きく上げました。特に3レース目は、多くの選手が潮でスタートラインから少し下がっているときに、しっかり見通しを取り、好スタートを切ることができました。ただ、その後ミスが多く順位は定位置になってしまいましたが、本当に素晴らしいスタートでした。
穴見選手はパンピングを継続して行っているのですが、スタート後に角度を取りすぎて止まってしまったり、波に押されてボードがアンヒールしてしまい角度が落ちてしまうなど、軽風と波に苦しむレース展開でした。
村岡選手は、昨日のようなスタートができず、その後も思うようにコースが取れずに大きく順位を落としていましました。
明日はU17クラスは決勝フリートになり杉原選手がゴールドフリート、穴見選手がシルバーフリートでレースを行います。
最終日さらに順位をあげれるように頑張ってもらいたいです。
日本選手の成績
TECHNO293 U-17クラス
35位杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
38-21-19-11-20-16
81位穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
53-51-32-31-31-39
TECHNO293 U-15クラス
57位村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
22-30-25-(35)-4-6-21-31-27(シルバーフリート)
Report & Photo by 宮野幹弘
大会4日目
今日は前日より2時間30分早くのスタート予定でしたが、本日も風待ちから始まりました。
予定時刻より3時間遅れて、U-15クラスがスタートしました。
本日から決勝となる同クラスですが、村岡選手はシルバーフリートでのレースとなりました。
村岡選手は、昨日までとは違い、今日はパンピングも継続して行い、周りを見ることでき、いいレースをすることができました。
軽風の中、スタートからパンピングを休まず行い、1レース目は4位、2レース目は6位となりました。一生懸命パンピングをしてレースができた結果でした。
U-17は陸上と海上で共に風待ちを2時間ずつしましたが、レースをすることはできませんでした。このクラスは大会4日目にしてまだ予選フリートが終了できていない状態です。
明日の予報はいいので風が吹く事を期待したいと思います。
選手たちは今日は段取りよくセッティングをし、出艇も早く、レース海面でしっかり準備をしてレースに臨むことができました。この調子で明日も頑張ってほしいと思います。
大会サイト(https://worlds2019.techno293.org) 大会成績(https://worlds2019.techno293.org/results)日本選手の成績
TECHNO293 U-17クラス
48位杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
38-21-19
91位穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
53-51-32
TECHNO293 U-15クラス
58位村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
22-30-25-(35)
Report & Photo by 宮野幹弘
大会3日目
今日も朝から霧が立ち込めていました。レース開始時刻前には霧も晴れ晴天になりましたが風がなく、定刻より1時間30分ほど遅れて出艇しました。
U15の村岡選手の第1レース、スタートはうまく出られましたが、その後ミスが多く、昨日と同じような順位でフィニッシュしました。
つづく第2レースはスタートがうまくいかず、慌ててしまったのかミスも多く、総合的に順位を上げることはできず、明日からはシルバーフリートでレースを行うことになりました。
他国の選手に比べパンピングができていないこと、周りをよく見て走れていないことが多く、明日からのレースではそこを注意して臨みたいと思います。
U17クラスは1レースが行われました。
風向は260~290度、風速は4~6ノット。昨日とは違い振れ幅の多いレース展開となりました。穴見、杉原ともにいいスタートが切れたのですが、触れにうまく合わせることができず、それでも何とが順位を上げることはできました。
周囲の選手を気にしてしまい、優先順位を見失っているので、予選フリート最後となる明日は優先順位を再確認し、レースを行ないたいと思います。
日本選手の成績
TECHNO293 U-17クラス
48位杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
38-21-19
91位穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
53-51-32
TECHNO293 U-15クラス
58位村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
22-30-25-(35)
Report & Photo by 宮野幹弘
大会2日目
昨日は4時間以上の海上待機となりましたが、風が安定せずレースは行われませんでした。
今日も昨日同様に風がなく、さらに霧まで出ていて全く周りが見ることができない状態でした。
スタート予定時間になっても霧は晴れることなく、定刻より1時間半ほど遅れて霧が晴れ出艇になりました。
風向は280~290度、8~11ノットで2レースが行われました。
U-17 の両選手ともスタートで遅れてしまい、思うような走りをすることができませんでした。
しかし、杉原選手は2レース目にスタートは遅れてしまったもののその後よい走りができ、20番代まで追い上げることができました。
U15の村岡選手も同様にスタートに苦戦し、マーク回航後に沈するなど、緊張してしまった初日でした。
2レースが終了した後に再度レース海面が霧に覆われAP-Aが上がり、本日のレースは終了しました。
大会サイト(https://worlds2019.techno293.org) 大会成績(https://worlds2019.techno293.org/results)日本選手の成績
TECHNO293 U-17クラス
55位杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
38-21
104位穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
53-51
TECHNO293 U-15クラス
53位村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
22-30
Report & Photo by 宮野幹弘
大会1日目
本日は海上で4時間以上待ちましたが、風安定せずレースは行われませんでした。
大会サイト(https://worlds2019.techno293.org)Report & Photo by 宮野幹弘
2019 Techno293世界選手権が、10月26日から11月2日までスペイン・カディスで開催されます。
カディスは、ウインドサーフィンでも有名なタリファの近くに位置し、タリファに住むプロのウインドサーファー選手やセイルデザイナーなどが若い選手の激励に訪れています。
開催地:スペイン・カディス
日本の参加艇
TECHNO293 U-17クラス
杉原 豪(山口大学教育学部附属光中学校)
穴見 賢太(国東市立安岐中学校)
TECHNO293 U-15クラス
村岡 澪(横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校)
大会サイト(https://worlds2019.techno293.org)今大会は参加国数26カ国、参加人数363人。ウインドサーフィンの大会では一番参加人数が多い大会かもしれません。
日本からは昨年12月に和歌山NTCで選考されたU-17クラス2人 U-15クラス1人の3人が日本代表選手として出場します。
10月26日に計測とレジストレーションが行われ、夜には開会式が行われました。
計測は、マスト、セイル(セイルナンバーの確認)、フィンに計測委員がサインをし、ボード計測は、フィンとダガーを取り外し、ストラップ6個つけた状態で、重量を測り13.5kg以上であれば計測をパスします。日本選手は無事すべての計測をパスし、レジストレーションも終了しました。
10月28日からレースが始まります。お応援のほど、よろしくお願いいたします。
Report & Photo by 宮野幹弘
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