レース4日目(最終日)

最終日の今日は10時スタート予定でしたが、風が弱く、また山火事の影響でスモッグすごく、いつもならコーチだけが参加する朝のブリーフィングは選手も集めて行われました。

気温が上がりスモッグもすごいことから、ビクトリア州から「外でのスポーツは控えるように」との連絡が入りました。レースは13:00以降に延期され、いったん宿泊施設に戻るように運営サイドから選手へ指示があり、宿泊施設で次の指示を待つことになりましたが、13:00になっても状況が変わらないことから、最終日のレースはキャンセルとなり、本大会は終了しました。

日本チームはレーザー4.7クラスが2日目の頑張りもあり男子3位、女子3位でメダルを獲得することができました。

応援ありがとうございました!

選手コメント

服部陸太
「本大会を終えて、自分が海外選手に対してどれだけ戦えるかがわかっていなかったことに気づきました。レース初日からできることは全力で臨んだし、力を出し切ったけれどこの結果だったので、ちゃんと受け止めて次の世界選手権に向けて練習したいと思います。心残りは4日間のうち2日しかレースができなかったことです。そんなことがあってもしっかりと前を走れるようにこれからも頑張ります。応援してくださった方々、本当にありがとうございました」

三浦帆香
「今回は4日間中2日しかレースがありませんでした。今までにはないことで『明日、頑張ろう』が通用せず、1レース1レースがいつも以上に大切な大会となりました。また得意な強風が全く通用しませんでした。もっとレーザーに乗り込んで、ハイクアウトの姿勢やスピード感覚を1からやり直し、世界で通用できる選手になれるよう頑張ります」

岡田爽良
「今大会では周りと自分とのスタートの差やレース展開、またスピードなどの差を感じました。しかし、ダウンウインドでは自分の思うような走りができて自信がつきました。今回4日間中2日間しかなかったレースの中で、自分の走りができたこと、できなかったことがあり、まだまだ練習不足だと感じました。今回感じたことを意識し、今後の練習につなげていきたいと思います。本当にありがとうございました」

北原頌子
「本大会では4日間中2日間しかレースを行うことができず、1日目は強風で自分のメイントリムや様々な技術不足を感じ、2日目は中風から強風で自分のスタートの技術やコース取りなどの力不足を感じた大会となりました。今回感じたこと、考えたことを日本に帰って練習に生かし、自分のレベルアップにつなげたいと思います。本当にありがとうございました」

大会サイト(https://www.auslasernationals.com.au/2020-australian-laser-championships/)
大会成績:レーザーラジアル級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaserRadial.htm)
大会成績:レーザー4.7級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaser4.7.htm)

大会成績

レーザーラジアル級 男子

11位服部 陸太(鎌倉学園高等学校 2年生)
15-19-11-3-16-13

レーザーラジアル級 女子

25位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校 1年生)
28-17-20-31-34-23

レーザー4.7級 男子

3位岡田 爽良(藤沢総合高等学校 1年生)
9-29-1-2-7

レーザー4.7級 女子

総合12位 女子3位北原 頌子(雙葉中学校 3年生)
26-27-8-15-12

▲岡田選手の表彰式
▲2020東京オリンピックレーザークラスの代表選手 マットウォーレン氏と記念撮影
▲左から服部陸太、岡田爽良、北原頌子、三浦帆香の各選手

Report & Photo by 宮野幹弘

レース3日目

今日は暖かい朝を迎えました。昨日と逆の北風が入っています。
ハーバーに到着、選手たちはセッティングやチャックアウトを済ませ、コーチミーティングも終えい、選手たちとブリーフィング終了した後に風が落ち始め無風に。火事の影響なのか霧が空に立ち込め始めました。

風はまったく入る気配がなく、14時にAP旗に数字機3が上がり再度風待ちになりました。
その後も風が入ることはく、今日のレースは終了しました。
昨日、好成績の岡田選手は、今日の朝からやる気満々だったので、少し残念な感じでした。
明日は10時スタート予定です。
今日は早く寝て明日に備え、少しでも上位に近づけるように頑張ります。
最後まで応援よろしくお願いします。

大会サイト(https://www.auslasernationals.com.au/2020-australian-laser-championships/)
大会成績:レーザーラジアル級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaserRadial.htm)
大会成績:レーザー4.7級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaser4.7.htm)

大会成績

レーザーラジアル級 男子

11位服部 陸太(鎌倉学園高等学校 2年生)
15-19-11-3-16-13

レーザーラジアル級 女子

25位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校 1年生)
28-17-20-31-34-23

レーザー4.7級 男子

3位岡田 爽良(藤沢総合高等学校 1年生)
9-29-1-2-7

レーザー4.7級 女子

12位北原 頌子(雙葉中学校 3年生)
26-27-8-15-12

▲風待ちの風景

Report & Photo by 宮野幹弘

レース2日目

2日目第1レース
出艇時には吹いていた風がスタート予定時刻にはなくなり、40分ほど風待ち。その後10ノットほどの風が入り始め、定刻から1時間ほど遅れてラジアルクラスからスタート。
スタート1分前に風が左に触れアウター付近が大混戦の中、下から服部選手が好スタート。下マーク5番で回航するも2上で右からの風にうまく合わせることができず、順位を11位まで落としてしまった。
4.7クラスは3回のゼネリコを繰り返し4回目でスタート。
岡田選手はスタートを失敗したものの、うまく風を掴み1上を1位で回航。その後も後続艇を引き離し1位でフィニッシュ。北原選手も8位でフィニッシュした。

2日目第2レース
ラジアルクラスの服部選手は、スタートを失敗したが5位で下マークを回航し、その後右からの風を上手く掴み3位でフィニッシュ。
4.7クラス岡田選手は、好スタートをきり1上を8位で回航。その後、風をしっかり掴み3位で最終マークを回航し、最終レグで前の選手を抜き2位でフィニッシュ。この日の3レース目もシングルに入り、総合で3位まで順位を上げることができた。

選手コメント

ラジアルクラス女子:三浦帆香
「コースが上手く引けず、思い通りのレースをすることができませんでした。また、そのことにより焦りが出て、視野が狭くなってしまいました。しかし、スタート後のスピードやコースで負けることがあまりなかったのでよかったです。残りの2日ではもっと視野を広くして落ち着いてレースに臨み、順位をあげられるように頑張ります」

レーザー4.7クラス 女子:北原頌子
「スタートの有利、不利を考えず、不利な方から出てしまい、スタートからいい順位を走ることができませんでした。またコース取りでも集団にのまれて」自分のコースを引くことができませんでした。明日はスタートから攻めていいコースを引き前を走りたいと思います」

大会サイト(https://www.auslasernationals.com.au/2020-australian-laser-championships/)
大会成績:レーザーラジアル級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaserRadial.htm)
大会成績:レーザー4.7級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaser4.7.htm)

大会成績

レーザーラジアル級 男子

11位服部 陸太(鎌倉学園高等学校 2年生)
15-19-11-3-16-13

レーザーラジアル級 女子

25位三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校 1年生)
28-17-20-31-34-23

レーザー4.7級 男子

3位岡田 爽良(藤沢総合高等学校 1年生)
28-17-20-31-34-23

レーザー4.7級 女子

12位北原 頌子(雙葉中学校 3年生)
26-27-8-15-12

▲岡田選手1位で下マーク回航
▲三浦選手下マーク回航
▲服部選手下マーク回航
▲岡田選手最終レグバトル
▲北原選手8位でフィニッシュ

Report & Photo by 宮野幹弘

レース1日目

今日は昨日に続き前線の通過によりハードなコンディションで、風向200度、風速20ノットオーバー、マックスで30ノットでのレースになりました。

ラジアル男子2レース目トップは昨年5月にJOCジュニアオリンピックカップで唐津に来た選手がダントツでトップフィニッシュしました。
日本選手は乗るだけで精一杯で、ミスも多く大変な初日でした。
今日の反省を活かし明日は順位を上げていきたいと思います。

大会サイト(https://www.auslasernationals.com.au/2020-australian-laser-championships/)
大会成績:レーザーラジアル級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaserRadial.htm)
大会成績:レーザー4.7級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaser4.7.htm)
▲三浦選手の下マーク回航
▲三浦選手2のレース目下り
▲服部選手のフィニッシュ

Report & Photo by 宮野幹弘

Australian Youth Championshipの会場は、オーストラリア・メルボルン空港から140kmほど南へ移動したところにあります。本大会が終了したのちに、RS:X級の2020年世界選手権も行われます。

開催地:オーストラリア・ソレント(Sorrento Sailing Couta Boat Club)
日程:1月10日~1月14日

日本の参加艇
レーザーラジアル級 男子

服部 陸太(鎌倉学園高等学校 2年生)

レーザーラジアル級 女子

三浦 帆香(霞ヶ浦高等学校 1年生)

レーザー4.7級 男子

岡田 爽良(藤沢総合高等学校 1年生)

レーザー4.7級 女子

北原 頌子(雙葉中学校 3年生)

帯同スタッフ

佐藤麻衣子・宮野幹弘

大会サイト(https://www.sailingyouth.org.au/competitor-information/)
大会成績:レーザーラジアル級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaserRadial.htm)
大会成績:レーザー4.7級(https://www.sailwave.com/results/18AusYouthChampionshipsLaser4.7.htm)

今年は過去最高の参加人数で、6クラス、250名、7カ国が参加します。
日本からはレーザーラジアルクラス 男子1名、女子1名 レーザー4.7クラス 男子1名、女子1名が参加します。4名の日本代表選手は、11月に浜名湖で行われたレーザー全日本で選考された選手です。

本日は、午後から低気圧が接近し30ノット以上の風が入り大荒れになる予報が出ていました。午前中に海上練習をし、午後からのプラクティクスレースに備えましたが、予報通りの大荒れの天気となり、プラクティクスレースは中止となりました。

▲セッティング風景
▲ソレントセーリングセンター
▲ブリーフィング
▲雨の中の開会式
▲海上練習
▲北京五輪470級の金メダリスト、マルコム・ページさんのスピーチ

Report & Photo by 宮野幹弘