期間:スキフ 2020年12月19日(土)~12月27日(日)
フィン 2020年12月19日(土)〜 12月29日(火)
開催地:和歌山NTC

今回の合同合宿では、スキフクラス はパリオリンピックを目標に次世代選手が集結、海上練習・基礎知識の向上・フィジカルの三本柱で合宿を推進。フィンクラスは代表選考を3月に控えていることもあり、海上練習ではルール委員会指導によるオンザウォータージャッジを行い、42条をはじめとするルールの理解を深めた。また、10月にフィットネス測定した数値が2ヶ月でどれほど成長したのかを確認した。両クラス合同では、ルール講習会、栄養講習、フィジカルトレーニングを行い、競争力を高めながらの充実した合宿となった。

【実施項目】

・フィジカルトレーニング
・フィットネス チェック ローイングエルゴメータ 2000mTT +最大酸素摂取量 体組成・乳酸カーブ(バイク)
・ルール講習会
・グループディスカッション
・海上オンザウォータージャッジ
・栄養講習
・血糖値測定
・海上練習(レース・マークラウンディング・スピード・動作)
・コロナ感染防止チェックシート作成

【フィジカルトレーニング】

朝は30分のランニングと柔軟体操、 反射動作。 クラス別でフィジカルトレーニングを毎日1時間30分実施。スキフはサーキットトレーニング、フィンは重量系のトレーニング+有酸素を中心に実施した。

▲フィン選手の筋力アップトレーニング
▲スキフ選手のサーキットトレーニング
▲朝の柔軟体操
▲反射神経トレーニング

【フィットネスチェック】

体組成、乳酸カーブ、有酸素性作業能力の測定を行った。フィンの選手には、前回(10月)に実施した測定結果と比較し、ポジティブなトレーニング効果を確認できた。スキフの選手には、体力の現状確認と今後の課題を共有した。

▲フィン選手の有酸素性能力測定
▲スキフ選手乳酸カーブ測定

【ルール講習会・海上オンザウォータージャッジ】

ルール講習会では2日間、午前中を利用して沢山の抗議例を素早く抗議書に英語で記入し提出できるよう、反復練習を行った。また、模擬審問も実施し、どちらの証言が正しかったのか、互いのやり取りを聞いて、選手全員でどちらの証言が正しかったのかを判決する取り組みを行なったことで、真剣な講習となり、選手の理解が深まった良い時間だった。

▲クラス合同ルール講習会
▲フィンクラスのオンザウォータージャッジ

【グループディスカッション】

クラス合同で、セーリングに関する課題などをテーマにグループディスカッションを行った。それぞれのグループで発表し、人前での立ち振る舞いや、言葉の使い方、説明方法、メンタルなど日頃人前で話すことのない選手たちにとっては、非常に緊張する難しい時間だったようだ。コーチ側も選手たちの視点で発表される改善点など非常に勉強になった。

▲スキフクラスの発表(古谷選手)
▲フィンクラスの発表(瀬川選手)

【栄養講習・血糖値測定】

栄養講習では、選手個人の血糖値を測定し、1日の血糖値の推移を確認。低血糖では海上のパフォーマンスが下がることと、自分では認識できていない意識レベルで思考が低下していることを実際の数値を見て確認することができた。また、食事の大切さと捕食の取るタイミングなどについて、今後選手が自己管理できるよう個人指導を行った。

▲血糖値に関する資料説明
▲選手毎に血糖値の値を測定

【コロナ感染防止チェックシート】

コロナ感染を防止するため、毎朝選手の体温・体調に関する5項目を確認し発生防止に努めた。また、発生した場合の医療連携を事前に確認し、発生後の処置体制も万全で臨んだ。

【海上練習】

年末の非常に寒いコンディションの中、怪我や体調不調なく全日程を終えることができた。合宿を通して参加選手は自分自身と向き合い、多くの項目を真剣に取り組んでいくことが「なりたい自分に近づく」ことを確認できたことだろう。3月の東京オリンピック代表選考を控えたフィンチームと、2024 年を目指して取り組んでいるスキフチームとの合同合宿は良い緊張感の中で競技間の交流も図れ、互いに得られるものが多い合宿だった。引き続きこのような合同合宿が開催できるよう、取り組んでいく。

Report & Photo by 中村 健一

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