期間:スキフ 2021年3月20日(土)~4月4日(日)
開催地:和歌山ナショナルトレーニングセンター(和歌山セーリングセンター)

新型コロナ感染拡大により、2月に予定されていたプログラムは中止となりましたが、緊急事態宣言が解除され、第2回となるNF_HOPE育成プログラムを開催する運びとなりました。
NF_HOPE育成プログラムとは2024年、2028 年の World Sailing(WS)ユースワールド大会やオリンピッククラスのジュニアワールド大会でのメダル獲得を目標とするもので、今回は10人の選手、6人の役員、スタッフが参加しました。プログラムの詳細はhttps://jsaf-osc.jp/data/NF_HOPE_training_program.pdfをご覧ください。

今回のプログラムでは、海上練習、フィジカルトレーニング、体力測定、ルール講習、栄養講習、気象講習、ECC英語リモート講習、フィジカル講習と内容の濃い合宿となりました。
また、合宿期間中は、選手の朝晩の体温チェック、体調チェックと朝のランニング、海上練習以外でのマスクの着用を徹底し、プログラムを進めました。

【海上練習】

NF_HOPE育成プログラムのベーシックプログラムではオリンピック種目に採用されている49er、49erFXクラスを使用し海上練習を行いました。海上練習では1チームにつき1艇のコーチボート体制で、その都度コーチボートに横付けし、今起こっている現象に関して、なぜそうなるのか細かく掘り下げて説明し、自分で考え行動できるよう、指導に関しても基礎をベースに取り組みました。

▲帆走練習・スタート練習
▲出艇
▲たくさんの沈をして上達しました
▲1艇ごとにコーチボートがついてコーチング

【各種講習会】

NF_HOPE育成プログラムでは、セーリング競技の中で必要とされる多くの情報項目の中の気象講習、ルール講習、ECCリモート英語講習、栄養講習、フィジカル講習が用意されており、世界を目指すために必要な知識の向上と、自分で考え、判断し、行動できる選手の育成を目的として第1ステップのベーシックプログラムを受講しました。

▲気象講習会
▲ルール講習会
▲ECC英語リモート講習
▲栄養講習
▲選手による栄養プレゼン
▲フィジカル講習

【体力測定】

NF_HOPE育成選手は合宿ごとに体力値を測定します。測定結果は選手にフィードバックするとともに改善面に関する取り組み方を指導し、自分の強み、弱みを正確に理解することで日々の活動において意識的に対応できるように、次回の合宿までに課題を自身で考え取り組めるようにしています。

▲乳酸カーブ測定
▲2000m ローイングVO2max
▲シャトルラン
▲立ち幅跳び

【総 括】

朝のランニング、ラジオ体操からはじまり、各種講習会、海上練習、フィジカルトレーニングと、内容の濃い日々を過ごした選手たちはプログラムを通じて見違えるほどにレベルアップをしました。役員、スタッフも良い緊張感を持ってプログラムを推進し、第2回となるNF_HOPE育成プログラムは無事に終了することができました。

選手は今年1年間のベーシックプログラムで、セーリングの基礎をしっかり学び、自分の目指す艇種で大きく活躍してほしいと思います。引き続き自分の活動場所で成果がでるよう、合宿で学んだ「見て・判断して・行動する」を実践し、未来の夢に向けて頑張ってください。
皆さんお疲れ様でした。

▲朝のランニング
▲ラジオ体操
▲出艇前体操

Report & Photo by 中村 健一

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