8月23日より9月20日まで三重県津市の津ヨットハーバーにて ILCA7(レーザースタンダード)、ILCA6(レーザーラジアル)国内強化練習会②が行われました。

緊急事態宣言下ということで世界選手権代表選手を中心とした少人数での実施となりました。

コロナ禍での練習会ということで現地入りする前のPCR検査、会期中の定期的なPCR検査、手洗い、手指消毒の実施。密を避けるための屋外でのブリーフィング等の感染対策を行い、練習会を続けました。

風は弱めの日が続きましたが、予定を調整して東京オリンピック・レーザー級代表選手の南里研二選手がスタッフという位置付けではありますが練習に参加してくれました。この夏、世界の強豪国の選手達と競っていた南里選手は様々なところで、参加選手のお手本となる走りをしてくれました。

世界のレベルに追いつくためには、より高いレベルでのトレーニングを続けなければなりません。今回の練習会は選手たちが海上練習の時間を合わせて、風の良い時間帯に皆でセーリングを行い、その他の時間はそれぞれに陸上トレーニングに費やしました。減量が必要な者、増量が必要な者、筋力トレーニング必要な者など選手が必要とするトレーニングに合わせ、各々陸上でのトレーニングを続けました。

自転車、ローイング、ランニング、ジムでの筋力トレーニング、陸上でのハイクアウトトレーニングと日替わりで毎日行いました。
セーリング、陸上トレーニングを連日続けるとさすがに疲労が溜まってきますが、皆しっかりとクーリングダウンやストレッチ、入浴などで疲れをとり、トレーニングを続けました。

さすが世界選手権に参加する選手たち、リカバリー、栄養補給がしっかりできていたのが印象的でした。ILCA6、7クラスはパリに向け、厳しい戦いが強いられるでしょう。しかし、このようなトレーニングを毎日のように続け、世界のレベルに追いつき、追い越してほしいと思います。

参加選手:
ILCA7

鈴木義弘(早稲田大学)
瀬川和正(鳥取県スポーツ協会)

ILCA6
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
三浦帆香(霞ヶ浦高等学校)

▲毎日、集中して海上練習を続けます
▲ロールタック。海外遠征に出る前に基本動作の見直しです
▲冨部柚三子選手
▲ロングライドの前に写真撮影。陸上、海上とトレーニングは続けられます
▲ロングライドに出発です

Report & Photo by 飯島 洋一

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