緊急事態宣言が解除された10月1日から10月10日にかけて、神奈川県藤沢市の江ノ島ヨットハーバーで「レーザー、レーザーラジアル国内強化練習会その③」が行われました。

前回に引き続き世界選手権代表選手が中心となって少人数で実施されましたが、今回は12月にオマーンで行われるユースワールド代表選手も参加しました。

緊急事態宣言が解除になったとはいえ、引き続き新型コロナウィルス感染対策を厳格に行い、定期的なPCRテスト、マスクの着用、手洗い、消毒を心がけました。長いコロナ禍での生活で選手たちもマスクの着用、手洗い、消毒は当たり前の習慣になっています。

今回の練習は「今できること、今やらなければならないこと」を頭に入れ、海上トレーニングの他、陸上でのトレーニングを継続しました。選手によってはこの練習会後に海外遠征に出発し、世界のトップセーラーとトレーニングを行います。海外選手とのトレーニングをより良いものにするため、海上ではスタートやマークラウンディング、タック、ジャイブの動作等の基礎練習を反復して行いました。また、日曜日には江ノ島フリートレースに参加し、多艇数の中でのセーリングの練習を行うことができました。

今回参加したユースの三浦選手、山崎選手は先輩の冨部選手とのセーリングでは違いを見せつけられた様子ですが、この数日で多くを学ぶことができたと思います。この後、ILCA7(レーザー)の選手はスペイン・バルセロナで海外選手とのトレーニングの後、世界選手権に参加します。コロナ禍の影響で約1年半ぶりの国際レースとなりますが、パリにつながるようなレースをしてきてほしいと思います。

参加選手:
ILCA7(レーザー)

鈴木義弘(早稲田大学)

ILCA6(ラジアル)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
三浦帆香(霞ヶ浦高等学校)
山崎彩加(東海大学付属静岡翔洋高等学校)

▲若手選手とのトレーニング中の冨部選手
▲スタートやマークラウンディング、タック、ジャイブの基本動作の反復を行いました
▲日曜日はフリートレースに参加しました

Report by 飯島 洋一 / Photo by 佐藤 麻衣子

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