大会4日目
今日はこの3日間と違い朝から風が入り始め、風向は320~340度、風速は10~12ノット。スケジュール通りに選手たちはレースエリアへ向かいました。
レースエリアに着いた頃には風が落ち始め、1時間ほど海上待機。風はさらに落ちてしまいAP-Hが掲揚され、選手はいったんビーチへ戻りました。
14:10にAPが降りて再度海上へ。次第に入り始め風向は310~330度、風速15~18ノットと安定したコンディションの中、コースレースが行われました。
男子はB海面でゴールドフリート6レース、シルバーフリート5レース。女子はA海面で6レースです。RS:Xのパンピングレースより、iQ Foilのプレーニングでの6レースの方が体力的には辛いかもしれません。
これで男子はスラローム4レース、コースレース6レース、女子は スラローム6レース、コースレース6レースが消化されました。
新嶋莉奈選手のコメント
今日は6~8メートルのいい風の中でコースレースを6本消化しました。最初の3本はスタートを怖がってしまい1番上から出ましたが、スタートラインが完全な下有利だったので、フレッシュウィンドを取れたにもかかわらずファーストマークの順位が悪かったです。
その後はスタートを攻めてみようと思い、4本目はスタボの下寄りからスタートしました。いいスタートを切ることができ、ファーストマークはシングルでしたが、ゲートの選択を誤り、逆サイドに行った選手に2上でごぼう抜きされていつものポジションでフィニッシュしました。
5本目もいいスタートを切ることができましたが、タックのポジションを誤りファーストマークから順位はよくありませんでした。
最後のレースは、スタートシークエンスでさらに下振れしたのに気づくのが遅れ、スタートラインを切ることができず、本部船よりからポートに返してスタートしました。
スタートが悪かったのでファーストマークの順位も6本の中で1番悪く、最終的にもまくることができずにカットレースを作ってしまいました。
スイスで課題としていたダウンウインドは改善されましたが、オンショアで安定して風が入ると競った時の上りの角度が悪いと感じました。
渡邊純菜選手のコメント
今日のレースは、全レースとも67位くらいでした。
スタートでは恐怖心があり、集団の中でスタートすることが困難だったので、全レース、上の空いたスペースからスタートしました。
スタート後から他の艇に比べスピードがなく、序盤から置いていかれていました。
艇速はまだまだですが、コースはあまり外れてなかったので、1上までは60位くらいを走っていました。
しかし、下りで沈をしたり、スピードが出せず抜かれてしまうシチュエーションが多く見られました。
今後の課題として、まずは浮いた状態で安定してスピードを出し、波が少しある中の下りでの体の使い方を習得し、常にスピードを出すことが必要と感じており、この部分を改善していきます。
大会サイト(https://iqfoilclass.org/europeans2021/)
大会成績
【男 子】
47位池田健星(三重県セーリング連盟・J-willパートナーズ)
5-7-(17)-17
71位倉持大也(福井県スポーツ協会)
19-13-(29)-13
102位穴見智典(ライテック・カレラワークス)
23-21-(31)-17
【女 子】
59位新嶋莉奈(慶應義塾大学・NTTぷらら)
33-25-27-19-23-(37 DNC)
66位渡邊純菜(株式会社太陽コミュニケーションズ)
31-(37DNF)-37DNF-37DNF-29-27
▲スタート1分前
▲下マーク回航
▲穴見のフィニッシュ
▲本日6レース目、スタートラインへ向かう選手たち
▲レースを終えると19:15分でした