期間:2022年5月6日(金)~5月12日(木)
開催地:和歌山ナショナルトレーニングセンター(和歌山セーリングセンター)
2022年度第1回目となるスキフ合宿を実施、今回は2024パリまたは2028ロサンゼルスオリンピックを目指す18〜22歳の次世代の選手(HOPE育成選手)2チームの参加となりました。
49erクラスはハードな動きが多く、レース終盤等では苦しい中でも無意識で正確な動作が要求される為、今合宿の課題として『フィジカル強化』『基本動作の正確性を上げる』の2項目を目標に取り組みました。
海上練習
フィギュアエイトやマークラウンディングを中心に徹底して基本動作の練習を実施しました。実際の49erのレース時間と同じ約30分間をターゲットにショートでのマークラウンディングを行い、苦しい状況でも正確な判断と動作ができるよう意識しながら取り組みました。また、ショートでのラウンディング練習を行う際には、コーチによるオンザウォータージャッジを行うことで、自分のポジション取りや、レースで使える動作であるか等たくさんの実践経験を積むことができ、ルールに対する理解も深めることができました。
連日5時間程の海上練習と、陸上でのフィジカルトレーニングを並行して行うことにより、選手にとってはとてもハードな合宿にはなりましたが、最後までやり抜く姿は次世代の成長を感じると共に、セーリング界の未来を期待させる合宿となりました。
フィジカルトレーニング
今回のトレーニングでは、筋肥大を目的にフィジカルトレーニングを実施。
現状、選手は49erにおいての適正体重(160キロ前後)に足りておらず、ストレングストレーニングによる筋量増加で体重を増やす方法を吉松トレーナーの下実施してきました。
内容としては、開始前のコア(体幹)トレーニングで腹圧が入った状態からストレングストレーニングに移る事で、怪我の予防やトレーニング効率を上げることを意識し、また、ストレングストレーニングを行う際には、1人1人のフォーム確認をし、個々に合わせたトレーニングメニューを作成し実施しました。
選手においては、現状の可動域がどれくらいで、体をどれくらい使えているのか等を個々で知ることができ、充実したトレーニングになりました。
今後、合宿以外においてもトレーニング継続し、次回の合宿では更に負荷を上げたトレーニングを行っていく必要があります。
※トレーニング中のみマスクを外しています。
※写真撮影時のみマスクを外しています。
Report & Photo by オリンピック強化委員会