期間:2022年6月18日(土)~6月19日(日)
開催地:和歌山ナショナルトレーニングセンター(和歌山セーリングセンター)
7月に行われるAllianz 2022 Youth Sailing World Championships に参加する代表選手の事前合宿を、HOPE育成プログラム後半の2日間に合流する形で開催しました代表選手にとっては、同世代のHOPE選手を間近で見て、様々な刺激を受けることのできる合宿となりました。
J/24(キールボート)を使用したチームビルディング
チームジャパンとしてのチームビルディングを行い、お互いの結束力を高めることを目的として、キールボート(J24)でのセーリングを行いました。ほとんどの代表選手はキールボート初挑戦であり、初めは戸惑いも見られましたが、お互いに助け合い、全員で目的を達成する楽しさと団結力を学びました。
フィットネステスト・フィードバッグ
今回、代表選手全員についてフィットネステストによる体力測定を行いました。測定後にはトレーナーからのフィードバックを頂き、選手自身の現状の体力レベルを知ることができました。また大会までの短い期間の中でも取り組める体力向上メニューについて指導を行っていただきました。
今回の取組は本大会の為のみならず、今後世界へ挑戦していって頂くうえでとても重要なものになってきます。今後のトレーニングの指標としても是非活用し、レベルアップを行ってもらいたいと思います。
インティグリティ
2日目の講習において、宮本強化委員長によるインティグリティ講習を実施頂き、日本代表にふさわしい行動の心掛けや、その場の状況に応じてしっかり考えること、リスクマネジメントガイドラインの解説などをして頂きました。
ルール講習
海外レースが初めての選手も多い中で、ルールの基礎と抗議の手順や英語での抗議の伝え方等を説明して頂きました。後半はHOPE合宿組と合流して模擬審問を行いました。
ハーグの気象について
本大会の開催地であるオランダのハーグの気象について、波多江慶コーチに講習していただきました。HOPE選手も含め各グループで現地の風の特徴や傾向、潮の流れ等セーリングにおいて必要な情報をグループ毎に調べ発表を行いました。チームでディスカッションする事で仲を深めると共に、現地の情報を事前に調べておく事の大切さを学びました。
また過去現地に行った事のあるコーチから風や潮のアドバイスもあり、選手はメモを取りながら真剣な表情で聴いていました。
まとめ
今回の主眼であったチームビルディングについて、キールボートを使ったセーリングや講習内でのディスカッションを通じて十分に行うことが出来ました。学んだことを生かしつつ、大会本番では日本チーム一丸となって持てる力を発揮して参ります。
Report & Photo by オリンピック強化委員会