大会9日目(最終日)

8月13日、大会9日目。決勝最終日。
スタート予定時刻を8:00に早めるスケジュール変更がなされ、6:45にレースエリアBravo(U-17,Women)、7:00レースエリアAlpha(Men/Mix)の順で出艇しました。

Alpha・Bravoともにレースエリアに向かいますが、風軸が安定せずAP+H旗が掲揚され、一旦ハーバーへ戻り陸上待機となりました。陸上に上がると、スタート予定時刻を4時間遅らせるAP+数字旗4が掲揚され、このまま最終日も風が安定せず大会が終わってしまうのではないかと、不安と残念な気持ちがよぎります。
参加選手の願いが届いたのか、両エリアに南西の風が吹き始め、10:30に再び出艇。
レースエリアには南西の風が徐々に吹き上がっており、マーク設定が終わる頃には16knot/sの良い風となりました。Alphaエリアではこの機に3レースを行うことができました。

選手たちは最後まで諦めず、シリーズ中で最も良いレース展開で、最終日を終えることができました。各チーム・各選手は今大会で経験し学んだことを、今後の選手活動へ反映させ、周囲とともにレベルアップに取り組んでくれると思います。

選手コメント
中村奏絵・姫野咲笑
初めて体験することが多かった海外遠征でした。シリーズ前半は、思うようなコースが引けず、悔しい思いをすることが多かったです。予選シリーズから決勝シリーズになり、自分達はシルバーフリートになったことで、安定して前を走れるようになってきたことが自信に繋がりました。今回の経験や学びを活かして練習に励み、上位を安定して走れるようなレースをしていけるようになりたいです。

橋本和佳・花田佳
上位を走っている時に限ってノーレースになったのは悔しかった。スタートが全然出られなくて苦戦してしまった。レース中に悪い展開から良い展開へ持っていけるレースもあり、自分達の得意な部分も活かせたので自信になった。
日本に帰ったら課題を練習で克服して、また海外遠征できるよう頑張りたい。

西田帆七・尾崎健人
周りの雰囲気に順応した頃に予選シリーズが終わってしまい、ブロンズフリートになってしまっていたのが悔しい。スタートで出遅れることが多かったのと、良い順位で回っていても抜かれてしまうことが多かったので、状況を整理・修正して、決勝シリーズでは改善できたのがよかった。改善点が沢山あるので、帰国したら身に着けられるよう練習していきたい。
レベルアップして再挑戦したいと思います。

伊原駿之介・西田悠大
スタートでの出遅れを取り返せず、自分達の行きたい方へ行かせてもらえない展開が多かった。風はよく見えていた方だと思うが、それを活かせるコースが引けなくて悔しかった。
ブロンズフリートになって1レース目に9位が取れたのが自信となった。日本チームとしてレースの話しをみんなと共有できヨットの理解度が増したと思うし、海外選手のセーリングを目の当たりにし、表彰式での選手たちを見て、自分達が目指したい場所も感じることができたので、日本に帰って練習を頑張りたいと思った。

この場をお借りして、大会参加にあたり、大変な時期に選手を送り出して下さったご両親をはじめ、関係各所の皆様、応援して下さった皆様のご尽力に感謝申し上げます。

大会最終成績
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
36位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20-7-14-19-10-3-12(シルバーフリート)

48位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-(DNF)-17-21-27-8-14-16(シルバーフリート)

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
70位上田 瑞・浅野 蒼(葉山町セーリング協会)
22-(29)-15-18-23-11-30-(33)-31(シルバーフリート)

89位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
32-31-(35)-27-32-11-12-13-7(ブロンズフリート)

96位中村 晃・木村 元彦(清風高等学校)
22-29-34-23-31-BFD(38)-29-16-9(ブロンズフリート)

97位肥後 滉佑・三谷 帆風(葉山町セーリング協会)
28-(32)-11-27-31-19-27-26-26(ブロンズフリート)

104位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
26-(36)-32-31-35-9-35-UFD(38)-20(ブロンズフリート)

105位三谷 帆澄・松岡 尚吾(葉山町セーリング協会)
31-30-27-31-(36)-22-31-25-29(ブロンズフリート)

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲出艇風景
▲スタート風景
▲表彰式(U-17woman)
▲表彰式(U-17Open)
▲表彰式(Women)
▲表彰式(Men/Mix)

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会8日目

8月12日、大会8日目。決勝シリーズ2日目。
本日はスタート予定時刻を早めるスケジュールに変更されました。7:00にレースエリアBravo(U-17,Women)、7:20レースエリアAlpha(Men/Mix)の順で出艇。早朝だったため、身体と頭を目覚めさせるために、出艇前にウォーミングをしっかり行い準備を整えました。

レースエリアAlpha決勝 ブロンズフリート第1レース目。
レースエリアには北東の風が吹いていますが安定しません。レース運営艇がマーク設定をするため風に合わせて東奔西走しますが、5分と風軸が定まらないためマーク設定できず、スタート予定時刻の延期を告げるAP旗が掲揚されました。
レースエリアBravo決勝 シルバーフリート第1レース目。
Alphaよりもレースエリアが岸沿いであるため風は多少吹いていますが、こちらも風軸が安定せずAP旗が掲揚されました。
程なくして、両エリアに北東の風が安定して吹き始め、ゴールドフリートから順次スタート。早朝からの出艇と風待ちから始まった決勝シリーズ1レース目でしたが、選手の集中力は素晴らしく、各フリートで日本チームはシングル回航をするシーンが多く見られました。強弱と左右に大きく振れる風の中、上手くレースを組み立て上位でフィニッシュしました。

明日はレースエリアBravo 6:45出艇、レースエリアAlpha 7:00出艇(Bravoエリアの出艇後引き続き出艇)予定。早朝から3レースの予定でスケジュールが組み直されました。決勝シリーズ最終日となる明日、各選手には自身の実力を最大限に発揮し、最終レースのフィニッシュまで世界と戦い、良いレースが展開できるようサポートを行って行きます。
皆様からの応援宜しくお願い致します。

大会成績
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
37位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20-7-14-19-10(シルバーフリート)

49位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-(DNF)-17-21-27-8(シルバーフリート)

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
65位上田 瑞・浅野 蒼(葉山町セーリング協会)
22-(29)-15-18-23-11(シルバーフリート)

88位肥後 滉佑・三谷 帆風(葉山町セーリング協会)
28-(32)-11-27-31-19(ブロンズフリート)

95位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
26-(36)-32-31-35-9(ブロンズフリート)

96位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
32-31-(35)-27-32-11(ブロンズフリート)

103位三谷 帆澄・松岡 尚吾(葉山町セーリング協会)
31-30-27-31-(36)-22(ブロンズフリート)

106位中村 晃・木村 元彦(清風高等学校)
22-29-34-23-31-BFD(ブロンズフリート)

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲ウォーミングアップ
▲出艇準備
▲1マーク回航風景
▲スタート前練習風景

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会7日目

8月11日、大会7日目。決勝シリーズ初日。
本日は風が弱い予報ではありますが、予定通り8:30にレースエリアBravo(U-17,Women)、9:00レースエリアAlpha(Men/Mix)の順で出艇。

レースエリアAlpha(ブロンズフリート)の決勝第1レース目は風速3knot/s以下の微風の中でのスタートとなりました。、日本チームはスタート時に出遅れてしまいますが丁寧に風を拾い、1マークを上位で回航して行きます。その後も、徐々に落ちていく風の中、集団から少しずつ頭を出していく粘り強いセーリングを続けますが、4マークへ向かう途中で風が無くなってしまい、無情にもノーレースとなってしまいました。

レースエリアBravo(シルバーフリート)の決勝第1レースは中村・姫野組が1マーク・4マークともに3位で回航。3レグ目ではトップに立ちますが、第2上マークを回航する手前で風が無くなってしまい、こちらもノーレースとなってしまいました。世界選手権というハイレベルな舞台で緊張感のある上位を走り、フィニッシュまでレースが展開できれば、更なる経験を得ることができたのではないかと思うと残念です。

湖上の風はその後も安定しないため一旦ハーバーへ戻り、陸上で待機となりましたが、そのまま風は吹かず、本日のレースは終了しました。

明日はいずれのフリートも早朝から3レースの予定でスケジュールが組み直されました。大会も後半戦へ突入し、選手達に疲れが見え始めました。しかし、そのような中でも粘り強く、全力で最後まで戦い抜けるようにサポートを行なっていきます。
皆様からの応援宜しくお願い致します。

大会成績(決勝シリーズ初日 日本チームのフリートはノーレースとなった為スコア変動なし)
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
38位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20-7-14-19

50位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-(DNF)-17-21-27

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
106位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
32-31-(35)-27-32

107位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
26-(36)-32-31-35

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲決勝シリーズ ブロンズフリート1レース目 スタート風景
▲決勝シリーズ・シルバーフリート 3位で4マークを回航する中村・姫野組
▲決勝シリーズMen/Mix ブロンズフリート 上位で1マークを回航
▲酷暑のため、湖上で待機せず陸上待機へ

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会6日目

8月10日、大会6日目。予選シリーズ最終日。
本日は初めて予定通りに8:30にレースエリアBravo(U-17,Women)、9:00にレースエリアAlpha(Men/Mix)の順で出艇しました。

出艇時にはMax 11knot /sの北風が吹いており、選手達は前日までの風待ちの鬱憤を晴らすかのようにレースエリアへ飛び出して行きました。

レースエリアAlphaの第3レース目は風速こそ弱いものの、初日と似た風の傾向や波であり、ボートスピードは各艇対応できていた為、、スタートの混戦を上手くすり抜け、自分たちのコースを引ける位置にいることが各チームのキーポイントとなりました。しかし、ハイレベルで艇数の多いスタートに苦戦し各チーム共、上位での回航は厳しい展開となりました。
レースエリアBravoの女子チームは、「軽風が得意風域」と自らも自負していた通りアベレージ8knot/sの風でしっかりと上位で回航して行きます。中村・姫野組は、強豪国とも渡り合い、時には順位を入れ替えながら7位でフィニッシュ。自分達のセーリングに自信を得られた良いレースになりました。
第4レースが始まる頃には風が徐々に落ち始め、その後はコース設定の距離が短くなったため、是が非でもスタートの成功率を上げることが必須となりました。少しでも良い位置からスタートしようと、各チーム果敢にポジション取りをしますが、スタート時にスピードが上手く出せておらず、気持ちと噛み合わない歯痒いレース展開となってしまいました。
予選最終日は3レースを行うことができ、シリーズトータルで5レースを行いました。日本チームは粘り強く戦い、予選上位通過を目指しましたがゴールドフリートに残ることはできませんでした。
明日から決勝シリーズへとフェーズは移り、各フリートが再構成されます。それぞれのフリートで新しい気付きを少しでも多く得られるよう、挑戦し続けます。
応援宜しくお願い致します。

大会成績
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
38位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20-7-14-19

50位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-(DNF)-17-21-27

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
106位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
32-31-(35)-27-32

107位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
26-(36)-32-31-35

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲ボランティアスタッフに手伝ってもらいながら順序よく出艇していきます
▲西田・尾崎組 レース前の走り合わせ
▲伊原・西田組 コーチングを受けます
▲Men /Mix予選シリーズで5レース中3レーストップのESP56957スペインチーム。当該クラスに9チーム参加しており、そのうち7艇がゴールドフリートに進出しました

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会5日目

8月8日、大会5日目。予選シリーズ初日。

今朝は予報通り風が弱く、コーチブリーフィングでは北風が入るまで待機する旨の通達があり、長い待機時間が始まりました。

場所によっては弱い南風が吹いていますが、レースエリアには届いておらず、選手達は日陰で各々の待機時間を過ごします。期待していた風はなかなか吹いてこず、南風が西へ振れたタイミングの16時に出艇。しかしレースエリアには安定した風が吹いていないため、そのまま湖上待機となります。程なくして湖上は無風となり、本日の予定していたレースは全てキャンセルとなりました。

明日のスタート予定時刻は変わらないものの、レース数を最大3レースに変更し予選最終日を迎えます。
各チームの修正事項を再確認し、攻めのレースを展開していきます。
応援宜しくお願い致します。

大会成績
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
41位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20

53位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-DNF

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
98位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
26-36

101位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
32-31

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲陸上で出艇時刻を遅らせる旨の信号旗が上がりました
▲16時に待機フラッグが降下し、順次出艇していきます。スロープは狭く、スタート予定時刻が早いフリート毎に慌ただしく艇を浮かべ出ていきます
▲レースエリアに到着するも風が安定せず待機時間が続きます
▲レースキャンセル後、各チームはコーチボートに曳航され帰着します

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会4日目

8月8日、大会4日目。予選シリーズ初日。

レースエリアには予報より強いMax16knot/sの北風が入っており、湖特有のチョッピーな波が立つラフな水面になっていたため、セットアップの確認を急ぐとともに、情報収集を行いました。
第1レース、第2レース共にスタートで集団から上手く抜け出すことができず、全体的に厳しい戦いとなりました。選手は冷静に状況は把握できていたものの、自分達が行きたい湖面へ向かわせてもらうことができず、順位を上げられないままフィニッシュラインを切るかたちとなりました。

明日から本戦が始まります。各クラスのフリート分けも発表されました。準備作業も滞りなく行うことができ、準備万端です。緊張感を集中力へ繋げ、良いレースができるよう選手へのアドバイスを適宜行なっていきます。

初日は厳しい内容となってしまいましたが、翌日以降良いレースができるように、主に集団に対するタクティクス面についてしっかりとブリーフィングを行いました。
明日は風が弱い予報です。長い風待ちも考えられるため、スタートまでに出来ることを行なっていきたいと思います。

大会成績
Womenクラス:Blue・Yellowフリート総合・参加艇数61艇
41位中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
18-20

53位橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)
21-DNF

Men /Mixクラス:Blue・Yellow・Redフリート総合・参加艇数111艇
98位伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
26-36

101位西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)
32-31

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 大会成績(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race-resultsall)
▲コーチブリーフィングの様子
▲8:40に出艇時刻を2時間遅らせる通達が発せられました
▲出艇直前の緊張した面持ちの橋本・花田組
▲中村・姫野組
▲レースエリアはMen /MixがAlpha、WomenはBravo。レースエリアまで距離があるため曳航をしていきます
▲コーチングを受ける中村・姫野組
▲第1レース Redフリート、本船寄りから好スタートする西田・尾崎組

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会3日目

8月7日、大会3日目。早朝に雨が降り気温がぐっと下がったため、午前中は過ごしやすい1日となりました。
午前中は湖上での調整を行い、暑くなる12時前に帰着。昼食時に15時からのプラクティスレースに向けてブリーフィングを行いました。

気象予報では午後から北寄りの風が安定して吹く予報でしたが、気温が上がるにつれ湖上は風向・風速ともに安定しなくなり、プラクティスレースが始まる頃には3knot/s以下にまで弱くなってしまいました。日本チームはプラクティスレースに参加する他のチーム状況を見極め、全艇Mix/Menのレースエリア(レースエリアAlpha)にてプラクティスレースに参加しました。予定通り15時にシグナルが鳴り響き、1回のゼネラルリコールの後、スタート。途中で風が無くなってしまったため、フルコースを走ることなくレースは中止となりました。

明日から本戦が始まります。各クラスのフリート分けも発表されました。準備作業も滞りなく行うことができ、準備万端です。緊張感を集中力へ繋げ、良いレースができるよう選手へのアドバイスを適宜行なっていきます。

初日の各クラスのレースエリアは下記にて行われる予定です。
・Mix /Men:Racing Area “ALPHA” 3フリート
・U-17、Woman:Racing Area “BRAVO” 2フリート、2フリート
各エリアに100艇以上が集結し、それぞれフリートに分かれて順次スタートするため、場面によってはスタートまで長い待ち時間となることも考えられます。集中力が途切れぬよう選手の体調や様子を注視し、コミュニケーションをとってレースへ挑みたいと思います。
応援宜しくお願い致します。

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race)
▲湖上調整風景
▲プラクティスレース風景
▲プラクティスレース風景

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会2日目

8月6日、大会2日目。本日は、日本チームの計測が行われる予定であったため、計測に向けての準備・整備がメインとなる1日でした。
参加艇数の多い今大会ですが、暑い中でも淡々と動き回る大会スタッフによって計測はスムーズにこなされていきました。日本チームは予定通り12時からの計測スタートとなり、8艇中2艇は大会サイドのピックアップによるフル計測、残り6艇は帆走重量とセールを計測する簡易計測を行いました。

計測風景計測は全艇スムーズに通過できましたが、湖上は朝から強風が吹き荒れており、水深が浅いこともあって水上練習は取止め、再セットアップを行なった後、帆走指示書の読み合わせを皆で行いました。選手が曖昧に理解していた内容について、各コーチからの補足説明を行い、認識の相違を統一することができました。
夕方には420チームジャパンとしてのチームビルドを目的として、全員が1箇所に集まって夕食会を行い、全国から集まったチーム間で交流を深め合いました。

明日は14時からプラクティスレースです。
本番が近付くにつれ選手達の表情も良くなってきています。本戦初日1レース目に全力で挑めるよう、万全の準備を整えます。

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race) 8月5日に行われたオープニングセレモニーの様子
▲計測準備
▲計測準備
▲計測風景
▲計測風景
▲夕飯・チームビルドレクリエーション

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶

大会1日目

2022年 420 World Championships がハンガリー・バラトン湖 Balatoni Yacht Clubにて8月5日から8月13日まで開催されます。
大会初日である本日は、受付・計測、オープニングセレモニーが19:30から執り行われました。日本チームの計測日時は、明日(8月6日)12:00以降のため、本日はチャーター艇の整備・セッティング、準備が整ったチームは水上での調整を行いました。雲ひとつない快晴と、35度を超える酷暑の中、日陰での休憩と水分補給をこまめにとり、準備作業に余念なく取り組みました。
今大会は、U-17・Women・Men/Mixdの3クラスに分かれており、それぞれ74艇/15カ国・61艇/18カ国・109艇/19カ国、総艇数244艇のエントリーがされています。

▲ボートパークの様子

開催地:ハンガリー・バラトン湖

日本チーム:出場選手16名・コーチ5名
420女子

中村 奏絵・姫野 咲笑(福岡県セーリング連盟)
橋本 和佳・花田 佳(福岡県セーリング連盟)

420男女混合
西田 帆七・尾崎 健人(葉山町セーリング協会)

420男子
伊原 駿之介・西田 悠大(葉山町セーリング協会)
上田 端・浅野 蒼(葉山町セーリング協会)
三谷 帆澄・松岡 尚吾(葉山町セーリング協会)
肥後 晃佑・三谷 帆風(葉山町セーリング協会)
中村 晃・木村 元彦(清風高等学校)

大会サイト(https://2022worlds.420sailing.org/en/default/races/race)

風が弱い時の湖は、とても穏やか表情ですが、風速が上がった際には、全く別の表情へと変貌します。水深が浅いため、チョッピーな波が立つラフな水面となります。淡水でラフな海面、参加艇数が多い中での闘い方など、予選シリーズが始まるまでの期間と、プラクティスレースを通じて、アドバイスを行っていきたいと思います。

本大会予選シリーズは8月8日から8月10日、決勝シリーズは8月11日から13日となっています。レースエリアは湖の4箇所に設置されており、風向や風速により各エリアにて熱い闘いが繰り広げられます。皆様からの応援よろしくお願い致します。

▲準備風景
▲オープニングセレモニー前のバラトン湖黄昏どき
▲オープニングセレモニー(壇上にて)
▲オープニングセレモニー(集合写真)

Report & Photo by 辻寛基・波多江慶