大会6日目(最終日)

大会最終日。12時スタート予定でしたが、風がなくAPが上がりました。13時15分ごろに女子と男子のゴールドのみが出艇し、レース海面まで行きましたが結局風が入ってこず、全フリートノーレースとなりました。
今大会は6日間あったものの、2日間は風がなくノーレース。レース数は少ない結果となりましたが、軽風から強風まで幅広い風域で世界の選手と戦えたことは、4人の選手にとって良い経験になったのではないかと思います。

選手コメント
東道 すず

予選3日は強風で、自分にとってはかなりハードなコンディションでした。スタートを第一線で決めてもすぐにスピードと角度がなく、埋もれてしまいました。体格の差を感じるとともに、技術面でもっとカバーできるところもあると感じました。決勝は3レースのみとなりましたが、得意とする軽風でシングルを取ることができるレースもありました。シルバーフリートとは言っても、ハイレベルなレースをすることができ、とても楽しかったです。

豊澄 麻布
今回は、私にとって初めての海外でのレースでした。自分が思っていた成績より低かったけど、海外の選手にはできていて自分にできていないものは何かを知ることが出来て、成長のきっかけになる大会でした。この経験を日本にもち帰り、次のステップにつなげたいです。

千葉 歓汰朗
とても楽しいレースをありがとうございました。280人もの海外選手と一緒にセーリングをする中で、自分に秀でているところ、足りないところが明確に区別することが出来ました。また、海外の選手と会話をするという貴重な経験もさせていただきました。今大会をもってセーリングに触れる機会は減りますが、このレース期間の成長は今後の日常生活にも生かしていきたいと思います。

遠藤 海之流
全体のレースを通してスタートがうまくいきませんでした。また、スタートを失敗してしまった時のカバーがうまくできず、順位を落としてしまいました。日本に帰って艇数が多いレースに参加するときには、積極的にスタートラインに並んでいいスタートができるようにしたいと思います。

大会成績(本日ノーレースのため、順位の変動なし)
女子:全154艇
107位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-(74)-57-57-69-16-4-39-24

119位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61-43-68-43-37-45-(78BDF)-29

男子:全272艇
178位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
(55)-46-39-47-19-38-26-43-49

213位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56-38-(61)-52-41-14-27-27

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲男女のゴールドフリートのみ出艇しました。
▲チャーターボート返却の長い列
▲チャーターボートのチェックを受ける千葉選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会5日目

決勝シリーズ2日目。朝から風が吹いており、予定通りA海面は10時半、B海面は11時に出艇しました。

両海面とも、今大会では初めての風向140度でマークが設定されました。8~12ノットの風の中、昨日のノーレースを取り返すべく、今日は3レースが実施されました。。レースごとに風速がめまぐるしく変化する中、コンディションに合わせて艇を適切にコントロールすることがキーポイントとなりました。。また、B海面は陸との距離が近くなったため、陸の影響を加味してコースを引く展開となりました。明日は最終日です。自分が持っている力を全て出し切って、悔いのない大会にしてもらえたらと思います。

選手コメント
遠藤 海之流

今日もスタートで苦戦をしてしまいました。第1、第2レースでは、左海面の方へ行きたいと思っていましたが、本部船側から出てスタートに失敗してしまい、結局右海面を使うレース展開となり、いいレースができませんでした。第3レースでは、いいスタートができましたが、上マークアプローチで失敗してしまい順位を落としてしまいました。明日はスタートもきちんときめ、上マーク付近ではどのようにアプローチしていくかをしっかりと考えていきたいです。

東道 すず
今大会初めての軽風コンディションで、1レース目は4位をとることができました。スタートは第一線から出ることができ、その後も他の選手よりもスピードがあったため、1マークから上位でまわることができました。2レース目からは少し風が上がり、他の選手とスピード勝負になったとき、置いて行かれはしないものの、差をつけることができず、スタートやコースでのミスを大幅に巻き返すことはできませんでした。しかし、マーク回航やタック、ジャイブなどの基本動作とダウンウィンドで少し順位を上げることができたので良かったです。明日も軽風予報なので、スタートを第一線から出て、スピードのアドバンテージを生かせるように頑張りたいです。

大会成績
女子:全154艇
107位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-(74)-57-57-69-16-4-39-24

119位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61-43-68-43-37-45-(78BDF)-29

男子:全272艇
178位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
(55)-46-39-47-19-38-26-43-49

213位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56-38-(61)-52-41-14-27-27

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲続けて下マークを回航する日本女子選手たち
▲千葉選手の上マーク回航
▲レースの間にコーチと話をする遠藤選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会4日目

決勝シリーズ初日は、朝から風が吹かずAPが上がりました。14時ごろにAPが降り、A海面から順番に出艇しました。レース海面に着いたものの、なかなか風が安定せず17時45分ごろに一度スタートしましたが、全フリートノーレースとなりました。明日はレース時刻が繰り上がり、12時スタート予定となりました。気持ちを切り替え、臨んでもらいたいと思います。

大会成績【本日ノーレースのため成績の変動はなし】
女子:全154艇
113位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61-43-(68)-43-37

128位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-(74)-57-57-69-16

男子:全272艇
170位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
(55)-46-39-47-19-38

205位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56-38-(61)-52-41

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲お昼ご飯のおにぎりを作るのも慣れてきました
▲レースが中止になり、一気に曳航して帰りますが、スロープが混雑するのでマリーナ入口で規制されている様子
▲スロープが込み合うので、着艇も時間がかかります。遅くなった人をみんなで手伝います

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会3日目

予選最終日。今日は全員B海面でレースが行われました。昨日と同様、250°~255°で平均10ノットの風が吹きました。大会初日に課題にあがったスタートを意識し、第一線からトップスピードで出られるようになる選手が増えてきました。明日からは決勝シリーズが始まります。各自のフリートで予選シリーズの時にできなかったことを、1つでも挑戦して前に出て欲しいと思います。

選手コメント
豊澄 麻布

今日は、今回のレースで苦戦し続けていたスタートを自分の出たいところから第一線で出ることを意識しました。1レース目は、第一線から出ることができ、順位をキープしてゴールすることが出来ました。2レース目は、1レース目よりも高い位置でスタートし、フレッシュな風をうけ、37位でゴールしました。明日から決勝シリーズが始まるので、自分のフリートの中でスタートを劣らないように頑張ります。

千葉 歓汰朗
今日の1レース目は、フリーウォーターが取れず、スピードのあるスタートができませんでした。しかし、そのあとのコース引きで現地の選手に倣い、左シフトを取ることで第一マークをシングルで回航することが出来ました。トップ集団に食らいついていこうとしましたが、第三マーク後にはかなり差をつけられてしましました。自分のハンドリング技術のなさを実感したレースでした。特に、ダウンウインドでは、シートコントロールがスピードに直結するため、明日からは積極的な動きへと改善できたらと思います。

大会成績
女子:全154艇
113位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61-43-(68)-43-37

128位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-(74)-57-57-69-16

男子:全272艇
170位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
(55)-46-39-47-19-38

205位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56-38-(61)-52-41

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲レースの間のエネルギー補給も大事です
▲会心のレースの東道選手
▲最終レグで順位をあげる、遠藤選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会2日目

予選2日目は昨日より少し右寄りの250°~255°、14kt程度の風で予定通り、14時にスタートしました。本日は千葉がA海面、遠藤、東道、豊澄の3名がB海面にわかれました。
午後遅くなるにつれ、昨日と同様に風が強まる予報でしたが、2レース目の後半には風が10kt程に落ちてきました。日本選手は昨日同様スタートに苦戦しましたが、改善しているところもあり、明日の予選最終日は持てる力を出し切れるように頑張るのみです。

選手コメント
遠藤 海之流

今日の目標であったスタートラインを第一線で出るというのを1レース目は達成できませんでした。2レース目ではスタートラインの第一線からでたものの有利なエンドからはスタートすることができませんでした。有利なエンドとスタートライン第一線、両方をしっかり考えてスタートしないとまず前を走るのは難しいと感じました。明日は視野を広く持って、いいスタートをしたいと思います。

東道 すず
今日は昨日に引き続き強風コンディションでしたが風が落ちる場面もあり、少し順位をあげることが出来ました。少しのミスで順位を落とすという課題を、マーク回航やタック、ジャイブなどの基本動作一つひとつを慎重かつ確実にして順位を上げていくことで克服することが出来ました。一方、今日はスタートを一線で決めることが出来ませんでした。明日からは、スタートラインに並び始めるのを早め、一線目からフルスピードで出れるようにしたいです。

大会成績
女子:全154艇
118位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61-43-(68)

137位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-(74)-57-57

男子:全272艇
197位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
(55)-46-39-47

205位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56-38-(61)

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲スタート前の千葉選手
▲下マーク回航後の東道選手
▲ヴィラモウラの湾内はディンギーから帆船、大型クルーザーまで、なんでもいます

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会1日目

予選シリーズ初日は、スタートの時刻が12時から変更となり14時に第一レースが始まりました。今日は男子がA海面、女子がB海面と2つの海面に分かれました。245度を中心に、振れ幅は少なく14~20ノット程度の風、そして大きなうねりがある中各クラス2レースが行われました。
日本チームはなかなか第一線からスタートができず、苦しいレース展開となりました。 ダウンウインドでは、うねりを利用して順位があがったり、自分のポジションをキープしたりすることができていました。
明日も良い風が期待できる中、まずは第一線からスタートできるようできる限りの努力をしていきます。

選手コメント
千葉 歓汰朗

今日のレースの反省点は、主に周りの船に注意を払いすぎたことです。スタート前は周りにいた船に流されてしまい、攻めたスタートをすることが出来ませんでした。そのため、混戦の中での上マーク回航を強いられ、インシデントも起きて大きく順位を落としてしまいました。リスクのあるポジションに身を置かない為に、基礎的なスタートに自信と余裕をもつことを大切にしていきたいと思います。

大会成績
女子:全154艇
116位豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)
54-61

148位東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
72-74

男子:全272艇
196位遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)
42-56

232位千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
DNC-45

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)
▲半分ずつ出艇しても200艇を超える数になり大混雑のスロープ
▲スタートで苦戦する豊澄選手
▲レースの間にコーチと話をする千葉選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会前日

2022年 ILCA4 Youth World ChampionshipがポルトガルのVilamouraにて8月13~20日まで開催されます。

▲日本チーム

開催地:ポルトガル・ヴィラモウラ

日本チーム:出場選手4名
女 子

東道 すず(田園調布雙葉高等学校)
豊澄 麻布(広島なぎさ中学校)

男 子
千葉 歓汰朗(神奈川県立鎌倉高等学校)
遠藤 海之流(藤沢市立片瀬中学校)

大会サイト(https://2022ilca4youth.ilca-worlds.org/)

日本に比べて、朝晩は涼しく日中は30度を超えますが、湿り気がなく過ごしやすい気候です。
今回は40を超える国から男子278艇の4フリート、女子159艇の2フリートで大会が行われます。
本日は受付・計測を午前中に終わらせ、午後からはプラクティスレースと開会式が18時から行われました。プラクティスレースでは10~14ノットの風の中、千葉、遠藤が上マークをシングルで回航しました。明日の本番に向けた良い準備が出来ました。
精一杯頑張って参りますので、応援よろしくお願いいたします。

▲プラクティスレース前の練習
▲上マーク回航後の日本チーム
▲計測中の選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会