場所:佐賀県唐津市/佐賀県ヨットハーバー

期間:2022年8月7日(日)〜8月15日(月)

2024パリオリンピックでのメダル獲得に向けて、ナショナルチーム、シニア強化選手、HOPE育成選手およびユース強化選手の強化を行うことを目的に最大11チームが参加し強化合宿を展開しました。
合宿では、レース練習を主に実施し、ルール委員会の石川雅之さんにお越しいただき、海上でのオンザウォータージャッジと、レースの中で発生したインシデントや規則違反に対する直接ジャッジをして頂きました。また、フィニッシュ後にはペナルティーを受けた理由について細かいフィードバックを実施頂き、選手が考えていることと、実際にジャッジする側が見ていることとのすり合わせを行うことで、規則の中で行える動作や、どのように艇をコントロールすれば違反にならないのかについて、非常に多くのことを学ぶことができました。
陸上では、レース中に起こったインシデントについての全体への情報共有とその対策等を学び、また直近の大会で発生したプロテストに関する情報共有もあり、参加選手は細かいところまで理解を深めることができました。今後もルール委員会による海上・陸上指導を継続して実施できるように努めていきたいと思います。
次世代選手のユース・HOPE選手に関しては、トレーナーの玉城佑さん指導のもと毎朝1時間のフィジカルトレーニングを実施し、これまで470強化において展開してきたサーキットトレーニングなどを実際に体験することで、今以上にトレーニング強度を上げる必要性があることを選手自身が自覚できる良いきっかけとなったようです。各選手が地元に戻っても継続できるよう指導も併せて行いました。

470クラスにおいては、今後ジュニアワールド大会(8/18~、対象:ユース選手)、全日本選手権(8/17~)、ヨーロピアン(9月)、世界選手権(10月)と立て続けに主要大会が開催されます。各大会でメダルが獲得できるよう、今後も引き続き充実した内容の取り組みを計画的に展開していきます。

選手・スタッフの皆さんお疲れ様でした。

▲玉城佑トレーナーによる朝のトレーニング風景(トレーニング中はマスクを外しています)
▲ルール委員会の石川雅之さんによるルール講習会
▲海上練習風景
▲スタート練習
▲各選手のレース後の振り返りと技術的な情報共有を行いました
▲合宿参加選手 集合写真(撮影時のみマスクを外しています)

Report & Photo by オリンピック強化委員会