大会5日目

大会5日目、この日は激しい雨と強風の予報となっており、夕方の風の弱まるタイミングで何とかレースを行えるかどうかという、皆にとってとても長い1日となりました。
10時のコーチブリーフィングの段階で既に、雨で視界も悪い上、風速も常に30〜40ノット(15〜20m/s)が吹き荒れるコンディションであった為、全クラスで陸上待機を命じられました。
大会運営スタッフから海上の情報が逐一共有されましたが、一向に好転しないまま時間だけが過ぎていき、16時に男子ブロンズフリートと女子シルバーフリートについて、次いで17時には男子シルバーフリートについて、本日のレースを行わないという決定が下されました。
翌日の10/22最終日はメダルレースしか行わない予定となっていたので、この3ディビジョンに関しては当日までの成績をもって大会終了となる結末を迎えました。

男子と女子のゴールドフリートは引き続いての待機となりましたが、徐々に風が落ちてきたこともあり、17時20分に男子ゴールドフリートの出艇を告げるD旗が掲揚され、2レースを実施。続いて18時には女子ゴールドフリートも出艇、同様に2レースを実施しました。依然として雨足は非常に強いままで視界も悪く、風も落ち着いてきたとはいえ20〜30ktは入っており、まさしくサバイバルコンディションといった様相でした。
既にレースが無いことが告げられた3ディビジョンの選手達、そしてコーチや大会関係者、観客の多くが会場内のメインテントに集まっており、モニターに映るライブ配信、そして暴風雨の中にも関わらず外で観戦したりと、このコンディションの中でトップ選手達が繰り広げるレースの行方を固唾を飲んで見守っていました。

この日を総じて見ると、タフなコンディションということで実力差が如実に表れていました。
もちろん、前を走るトップグループの選手達の中にもガスト(急な突風)に対応出来ずに沈をしてしまう者なども多く見受けられる難しいコンディションであったのは確かですが、これまで培ってきた技量と、いかに普段ハードなコンディションでも対応できるように乗り込んできたのかが、そのままハッキリと現れている内容となりました。
iQFOiLクラスに限らずフォイリング艇種は、どうしてもウェイビーであったりタフなコンディションを敬遠しがちであり、フラットな海面を好んで練習に励む傾向にあると思われます。しかし、このような世界選手権、そして皆が目指すオリンピックの舞台は、当然ながら易しいコンディションのみのレースになるとは限りません。
悪天候でレースが未消化のまま終わってしまったことは残念ではありましたが、日本選手達がこれから追い付き、そして追い越そうとする世界トップレベルの選手達の姿、レベルを知るという意味では大きな収穫だったと思います。

6日目は上述の通り、男女ともにメダルレースのみとなっており、残念ながら今回は日本選手でここに参加出来る成績の選手はおらず、5日目をもっと全ての日本選手がレガッタ終了となりました。
新嶋選手以外の日本人選手、男女9名は4日目の成績のまま変動はなし。新嶋選手は総合成績39位となりましたが、この成績はNT選手の認定条件を満たす成績であり、これに収まる成績というのを全選手が1つの目標にしていたので、外薗コーチも新嶋選手も最低限の目標は達成出来たと安堵しておりました。

昨年の世界選手権、そして今年5月のヨーロッパ選手権を経て、iQFOiLクラスの選手達は全員が着実に進歩しています。とはいえ、オリンピックに向けて残された時間は多くはありません。全ての選手が今回の戦いを経て、更なる進化が求められており、我々も選手やプライベートコーチとの更なる連携をし、より効果的な強化の方策を練っていきたいと思います。

今後も日本選手達の成長の軌跡を追って、引き続き温かい応援をしていただけると幸いです。
今回は世界選手権の応援をありがとうございました!

選手コメント
新嶋 莉奈選手

まずは、目標だった上位40%以内という順位をクリアできて良かったです。
今回の大会を終えて海外選手にスピードがあまり劣らないことがわかり、自信になりました。特に最終日のレースは私の1番苦手とする10メートル以上の吹きレースで、今年の3月のプリンセスソフィアでは同じコンディションでほぼビリを走っていたので全く前を走れる自信はありませんでしたが、2周目の上マークまでゴールドフリートの真ん中くらいで走れたことにびっくりしました。(その後チンしてしまいましたが…)
気付かぬうちに成長していて嬉しかったです! 毎度のことですが課題も沢山あります。日本に帰って課題を一つずつ確実に潰していきたいと思います。
応援してくださった方々ありがとうございました!

日本選手大会成績
【参加艇:男子164艇】

71位池田 健星(三重県スポーツ協会)
予選 25-21-11-BFD(56) シルバーフリート決勝 (27)-14-3-(18)-11-15—7-15

79位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
予選 13-19-(23)-19 シルバーフリート決勝 (25)-18-18-15-17-13-13-(27)

96位倉持 大也(佐賀県スポーツ協会)
予選 25-17-13-(41) シルバーフリート決勝 30-(41)-23-(40)-25-29-21-17

100位穴見 知典(ライテック)
予選 21-21-21-(44) シルバーフリート決勝 (41)-35-29-(42)-23-21-17-29

103位齋藤 雄悟(同志社大学)
予選 (29)-23-23-19 シルバーフリート決勝 (40)-(50)-36-36-33-23-19-27

【参加艇:女子102艇】
39位新嶋 莉奈(エリエール)
予選 (21)-17-3-19-8 ゴールドフリート決勝 (37)-(34)-29-6-15-21-29-31-(46)-(40)

63位須長 由季(ミキハウス)
予選 23-23-23-21-(31) シルバーフリート決勝 (25)-14-(18)-10-5-7-13-7

70位大西 富士子(ホマレ電池)
予選 23-19-27-(35)-27 シルバーフリート決勝 3-(27)-11-14-11-15-17-BFD(37)

80位渡辺 純菜(太陽コミュニケーションズ)
予選 19-25-27-38-(39) シルバーフリート決勝 (34)-22-(30)-15-23-19-15-13

83位山辺 美希(サガミ)
予選 21-25-29-31-(38) シルバーフリート決勝 (33)-(34)-22-24-25-17-23-23

大会サイト(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race) 大会成績(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race-resultsall) 大会ライブ配信(https://www.facebook.com/iqfoil/videos/1039253960809031/)
▲男子ブロンズ、女子シルバーのレース無しを告げるフラッグ
▲強風、大雨でも外でレースを見守る選手、観客。奥に並んで見えるのがレースを直前に控えた男子ゴールドフリート
▲男子ゴールドフリートに次いで、女子ゴールドフリートの出艇の様子。ハードコンディションの為、選手達の緊張感が強く伝わってきました
▲既にレガッタを終えた日本選手達にサポートされて出艇していく新嶋選手
▲スタートシーン。一番右、本船側に位置取りする新嶋選手。ハードコンディションなこともあり、出遅れなど消極的なスタートが目立ってしまいました
▲下マークを回航する新嶋選手。中盤で回るもこの後に沈などもあり苦戦していました

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会4日目

大会4日目、一昨日、昨日と同様に東寄りの風向ながら若干風が弱く10kt前後の風。
陸地の影響で風が抜けるシーンも見受けられ、コースレースには不十分な風としてゴールドフリートもシルバーフリートもスラロームコースで計4レースが行われました。

日本人選手は総じてスラロームレースに苦戦をしており、良いスコアでまとめることが出来ずに順位を落としてしまう選手が大半でした。
そんな中、女子シルバーフリートの須長選手はこの日行われた4レースを5-7-13-7と安定したスコアでまとめ、総合順位を63位に上げました。一方、女子ゴールドフリートの新嶋選手、コースレースでは戦略でカバーしながら戦えるものの、純粋なスピードとポジショニングも含んだスタートスキルが重要となるスラロームレースでは苦戦を強いられる1日となってしまいました。
この日の終盤の2レースでは、スタートシーンでスピードが足らず、またブランケット&ラルにはまってしまいフォイリング出来ずに、大きく出遅れるレースを続けてしまいました。

iQFOiLクラスのスラロームスタートはアビームでスタートして最初のマークまで30秒〜1分ほどの短い距離で到達します。リコールの危険を回避することも求められますが、艇速が速いがゆえに数秒の出遅れが命取りにもなります。
スタートでは「On Time, On Line, Full Speed」を安定して行えるかがスコアメイクには必須になってくると言えるでしょう。
日本選手の動きを見ると、ノーズを並べられずに出遅れることや、スピードが足りていないこと、またスピードとその後の伸びに自信がないからこそ、上の集団に頭を出されてブランケットにはまることを恐れて、下スタートに対して消極的なことなどが見受けられました。
ここまでレガッタのレースフォーマットを見ても、風が不安定でも行えてしまうスラロームレースはコースレースよりも実施しやすく、本数も多くなっています。このスラロームレースでいかにスコアを伸ばすかが、総合成績を上げていく上で日本選手たちの課題だと感じました。

残り2日、少しでも良い順位と今後に繋げるためにも選手達は頑張って戦っています。
引き続き、日本からの温かい応援を宜しくお願い致します!

日本選手大会成績
【参加艇:男子164艇】

71位池田 健星(三重県スポーツ協会)
予選 25-21-11-BFD(56) シルバーフリート決勝 (27)-14-3-(18)-11-15—7-15

79位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
予選 13-19-(23)-19 シルバーフリート決勝 (25)-18-18-15-17-13-13-(27)

96位倉持 大也(佐賀県スポーツ協会)
予選 25-17-13-(41) シルバーフリート決勝 30-(41)-23-(40)-25-29-21-17

100位穴見 知典(ライテック)
予選 21-21-21-(44) シルバーフリート決勝 (41)-35-29-(42)-23-21-17-29

103位齋藤 雄悟(同志社大学)
予選 (29)-23-23-19 シルバーフリート決勝 (40)-(50)-36-36-33-23-19-27

【参加艇:女子102艇】
36位新嶋 莉奈(エリエール)
予選 (21)-17-3-19-8 ゴールドフリート決勝 (37)-(34)-29-6-15-21-29-31

63位須長 由季(ミキハウス)
予選 23-23-23-21-(31) シルバーフリート決勝 (25)-14-(18)-10-5-7-13-7

70位大西 富士子(ホマレ電池)
予選 23-19-27-(35)-27 シルバーフリート決勝 3-(27)-11-14-11-15-17-BFD(37)

80位渡辺 純菜(太陽コミュニケーションズ)
予選 19-25-27-38-(39) シルバーフリート決勝 (34)-22-(30)-15-23-19-15-13

83位山辺 美希(サガミ)
予選 21-25-29-31-(38) シルバーフリート決勝 (33)-(34)-22-24-25-17-23-23

大会サイト(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race) 大会成績(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race-resultsall) 大会ライブ配信(https://www.facebook.com/iqfoil/videos/1039253960809031/)
▲女子ゴールドフリート スラロームスタート直後。少しの出遅れやスピードの足りなさが勝敗を分けます
▲スタートから50秒後。風が弱い中でも1stマークまでの到達はすぐ
▲今大会、日本人最年少参加の齋藤選手(同志社大学)。昨日のボードを大きく損傷するトラブルがありましたが、リペアして臨んでいます。
▲若手にアドバイスする富澤選手(トヨタ自動車東日本)
▲自身のヒートまで念入りにスタートの間隔や走りをチェックする新嶋選手。大会も終盤に差しかかり、外薗コーチの指導にも熱が入ります

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会3日目

大会3日目、東寄り10-15ktの良い風が朝から吹いていました。昨日同様の風向で、シフティかつガスティなコンディションも変わらず。ブローを上手く繋ぐこととシフトに合ったコース取りがレースの明暗を分けるコンディションでした。
男女、ゴールドフリート、シルバーフリートの全てでコースレースを4レース実施し、日本選手の走りを見ると全体的に尻上がりに良くなっている様子でした。

まずは、女子シルバーフリートの1レース目、大西富士子選手が3位でフィニッシュ。続く2レース目は崩すものの、3〜4レース目もまずまずの位置でまとめ総合65位に順位を上げました。
また、男子シルバーフリートの池田健星選手も3位フィニッシュを見せるなど、こちらも順位を上げて総合67位。男子は出場艇数も多いので、NT(ナショナルチーム)規程の40%以内の成績は64位以内であり、あと少しのところまで上がってきています。

日本人唯一ゴールドフリートに進出した新嶋選手はレベルの高い中、なかなか上手くスコアをまとめられず苦戦を強いられました。
思い切ったポートスタートから右艇団をリードするかたちで帆走し、1マーク手前でシングル前半につけていたものの、岸寄りにセットされたマーク付近で風の無いラルにはまってしまい、フォイリング出来ない着水状態で数分間…フィニッシュは30番まで後退する痛恨のレースも見られました。
新嶋選手はアンダーに強く、オーバーに苦手意識があるようなので、セッティングを風の一番弱いところに合わせきれなかったのが反省だったとしていました。
ゴールドフリートは観客からも見えるようにと、かなり岸寄りの狭い湾内にコースを設定していたことで、ガストでは18ktほど入っているにも関わらず、多くの選手が陸地の影響のラルにはまって動けなくなってしまう難しいコースでした。
フリートのレベルと風に翻弄されて一時は38位まで後退してしまうものの、最終レースで再び思い切りの良いポートスタートを決めて先行。1下マークを4位で回航し、その後も粘りの走りで6位フィニッシュ。順位も28位に上げることが出来ました。

残り3日となり、より熾烈な戦いが繰り広げられてきています。
大会HP、ライブ配信などチェックしていただき、引き続き応援いただければと思います。

選手コメント
池田 健星選手

良いスピードに乗ってレースができていると感じます。ゴールドフリートには進出できずシルバーフリートでの戦いにはなりますが、シルバーフリートのトップを目指して明日からも1本1本大切にレースしたいと思います。

大西 富士子選手
予選レース初日はスラロームはスピードは良くリーチングの走りはよかったのですが下りのコースで風のないところを走ってしまったり、コースレースはスタートが間に合わなかったりとミスの多い一日でした。3日目からの決勝レースはいいスタートとすごく振れて風の強弱が大きな海面なので、ブローの中を走ることを心がけました。シルバーフリートの中でトップになれるように残り3日間頑張ります。

日本選手大会成績
【参加艇:男子164艇】

68位池田 健星(三重県スポーツ協会)
予選 25-21-11-BFD(56) シルバーフリート決勝 (26)-14-3-18

75位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
予選 13-19-(23)-19 シルバーフリート決勝 (24)-18-18-15

95位倉持 大也(佐賀県スポーツ協会)
予選 25-17-13-(41) シルバーフリート決勝 29-(41)-23-40

101位穴見 知典(ライテック)
予選 21-21-21-(44) シルバーフリート決勝 40-35-29-(42)

102位齋藤 雄悟(同志社大学)
予選 (29)-23-23-19 シルバーフリート決勝 39-(50)-36-36

【参加艇:女子102艇】
28位新嶋 莉奈(エリエール)
予選 (21)-17-3-19-8 ゴールドフリート決勝 (37)-34-29-6

65位大西 富士子(ホマレ電池)
予選 23-19-27-(35)-27 シルバーフリート決勝 3-(27)-11-14

68位須長 由季(ミキハウス)
予選 23-23-23-21-(31) シルバーフリート決勝 (25)-14-18-10

80位渡辺 純菜(太陽コミュニケーションズ)
予選 19-25-27-38-(39) シルバーフリート決勝 (34)-22-30-15

82位山辺 美希(サガミ)
予選 21-25-29-31-(38) シルバーフリート決勝 33-(34)-22-24

大会サイト(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race) 大会成績(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race-resultsall)
▲スタート前、コミュニケーションを取る新嶋選手、外薗コーチ
▲スターボスタートとポートスタートが交錯するスタートシーン
▲新嶋選手 4位での1下回航シーン 6位フィニッシュで順位を上げました
▲外薗コーチと新嶋選手 NT入りを目指して良い緊張感で戦えています
▲3位フィニッシュで順位を上げた池田選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会1日目・2日目

大会初日となった17日。久しぶりの晴天ながら、1日中風が弱く、長い陸上待機のあとノーレースとなりました。
選手が帰った後、コーチ陣を集めてのAGM(クラス総会)に向けたミーティングが遅くまで開かれ、今後のギアレギュレーションやレースフォーマットなど、iQFOiLクラスに今後反映させるべき変更点など全25個の議題に関して討論が交わされました。
iQFOiLは新設のクラスということもあり、ギアの差異の問題、レギュレーションが完全に決まりきっていない問題などを抱えています。パリ2024、またその先に向け、AGMにて取り決められる新しいレースのフォーマットやギアの計測など、様々な変化に対応していかなければならないクラスであることが強く感じられました。

大会2日目の18日、朝から東寄りの風が入っており、ブリーフィングでも定刻通りレースを始める旨が伝えられ、いよいよ大会開始となりました。
予報では強風でしたが、湾特有の地形の影響なのか思ったよりも風が入っておらず、男子も女子もコースレース(アップウィンドあり)ではなく、スラロームレース(アビーム&ダウンウィンド)からのスタートとなりました。
今回は参加艇数が非常に多いので、2海面にエリア分けし、さらに海面ごとにも複数ディビジョン分けも成されたことから、1レースあたりの時間は10〜15分ほどながら待機時間が長かった様子でした。
男子は9つにディビジョンを分けてスラロームレースを3レース、3つにディビジョン分けしてコースレースを1レース、計4レースを実施。
女子は6つにディビジョンを分けてスラロームレースを3レース、2つにディビジョン分けしてコースレースを2レース、計5レースを実施しました。

男子も女子もディビジョンが複数あることで、選手達はより低得点での着順が常に求められ、また風も陸地の影響からのシフティー&ガスティーなものだったので、非常にタフなレースとなった1日でした。
初日はノーレースだったので、この日をもって予選シリーズは終了。ここまでの成績で男子はゴールド、シルバー、ブロンズ、女子はゴールド、シルバーに分かれることになりました。

残念ながら男子ではゴールドフリート入りする日本選手は出ませんでしたが、女子は新嶋選手が33位/102艇で悲願のゴールドフリート進出を果たしました。
引き続き、応援宜しくお願い致します!!

選手コメント
新嶋 莉奈選手

まずは、ゴールドフリートに残ることができてホッとしています。
前回のヨーロピアンから色々と課題がありましたが、最大の課題であった増量がうまくいっていることと、しつこくハンドリング練習をしてきたので、沈などの大きなミスをしなくなったことがゴールドに残ることができた要因だと思います。
また、自信がなかった強風のスラロームで2位を取れたことにびっくりしました。嬉しかったです。
あしたからも少しでも上に行けるように頑張ります!

日本選手大会成績
【参加艇:男子164艇】

83位富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
13-19-(23)-19

92位倉持 大也(佐賀県スポーツ協会)
25-17-13-(41)

95位池田 健星(三重県スポーツ協会)
25-21-11-BFD(56)

103位穴見 知典(ライテック)
21-21-21-(44)

109位齋藤 雄悟(同志社大学)
(29)-23-23-19

【参加艇:女子102艇】
33位新嶋 莉奈(エリエール)
(21)-17-3-19-8

66位須長 由季(ミキハウス)
23-23-23-21-(31)

73位大西 富士子(ホマレ電池)
23-19-27-(35)-27

79位山辺 美希(サガミ)
21-25-29-31-(38)

83位渡辺 純菜(太陽コミュニケーションズ)
19-25-27-38-(39)

大会サイト(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race) 大会成績(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race-resultsall)
▲出艇の様子
▲セッティングをする倉持選手、池田選手
▲セッティングをする穴見選手
▲出艇前、フォイルのセッティングを行う新嶋選手と外薗コーチ
▲海上にてレースを待つ池田選手と宮野コーチ
▲コースレース スタートシーン
▲レース前 走りのチェックを行う富澤選手

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会前日

2022年 iQFOiL WORLD CHAMPIONSHIPが10月16日〜21日の期間、フランスのブルターニュ地方ブレストにて開催されます。
男子は164艇、女子は102艇のエントリーがあり、日本からは計10名の選手が参加しております。

開催地:フランス・ブレスト
大会期間:2022年10月16日〜21日(レースは17日から)

出場選手:
【男子】

池田 健星(三重県スポーツ協会)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
倉持 大也(佐賀県スポーツ協会)
穴見 知典(ライテック)
齋藤 雄悟(同志社大学)

【女子】
新嶋 莉奈(エリエール)
大西 富士子(ホマレ電池)
須長 由季(ミキハウス)
山辺 美希(サガミ)
渡辺 純菜(太陽コミュニケーションズ)

大会サイト(https://iqworlds2022brest.sailti.com/en/default/races/race)

ブレストは曇りや小雨が多く、気温も日本に比べると少し肌寒い気候です。
選手の多くが1ヶ月ほど前から現地入りし、この世界選手権に向けて調整を重ねてきました。レース海面は湾になっており、四方を陸地に囲まれているのでシフトもガストも激しいコンディションです。
選手達の応援を宜しくお願い致します。

▲フランス西部 ブルターニュ半島西端に位置する湾港都市ブレスト
▲参加選手が多く、選手もギアのセッティングなど大変そうです
▲計測を受ける富澤選手、齋藤選手、小菅コーチ
▲海上にて調整を行う池田選手、宮野コーチ

Report & Photo by オリンピック強化委員会