期間:2022年11月9日(水)〜14日(月)6日間
開催地:江の島ヨットハーバー
ILCA強化合宿(第4回)は、全日本選手権の事前練習を兼ねて江の島にて開催されました。既にILCAの各クラスは全ての世界選手権が終了しており、来年に向けてユース、HOPE 、シニアと年代を問わず参加し合同で合宿を行いました。
フィジカル講習及びトレーニング(講師:吉松トレーナー)
ILCAを速く走らせるにはハイクアウトが非常に重要になります。呼吸の仕方から、お腹周りの筋肉の使い方をしっかりと学び、効率の良いフォームを持続できるようにトレーニングを行うことを学びました。多くの選手は以前の合宿でも同じ内容を繰り返し学んでいるため、これまで参加してきた選手は実際のハイクアウト姿勢も良くなってきています。今回初めて学んだ選手も改善するべきポイントを見つけることができたので、今後のトレーニングに活かしていくことができると思います。今回学んだことを継続し、より良いハイクアウトを目指してトレーニングを続けてほしいと思います。
海上練習
全日本の前ということもあり、スタートとコース練習をメインに行いました。これまでの多くのレースで課題として挙げられていたスタートを多く行いました。今回はアジア大会代表の鈴木選手、冨部選手も参加していたため若手選手は実際に彼らのボートスピードを目の当たりにし、違いを見せつけられました。
また、来週から始まる全日本選手権では今回の練習エリアと同じ場所でのレースとなるため、江の島特有の潮流や地形の影響による風の変化の説明を受け、実際のレースでも活用できるようにしました。
ルール講習(講師:石川アンパイア)
今年の主要海外レースが終わり、各大会で42条違反や審問の数や割合がどの程度であったかを知り、どの点に注意しなければいけないか?を学びました。今まで多くの選手は42条について学んでいます。しかし、今回の練習でも42条違反をしている選手が多くいる為、改めて見直す良い機会となりました。また、実際の海上練習で起きたケースを使い、模擬審問を実施。審問のやり方、ケースの説明の仕方を学びました。
さらに、コーチに対しても世界選手権で起きたコーチに関する抗議について話していただき、コーチ陣も選手と同じように規則違反には注意を払わなければならないことについて説明を受けました。
全6日間、さまざまな風域でセーリング、吉松トレーナーの元で陸上トレーニングができ多くのことを学ぶことができました。参加選手の皆さん、全日本選手権での活躍を期待しています。
選手・スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
Report & Photo by オリンピック強化委員会