期間:2023年2月2日(木)〜5日(日)
開催地:和歌山県 セーリングセンター

HOPE育成プログラムのBasic選手向け第2回目を2月2日(木)〜5日(日)の期間、和歌山県のセーリングセンターにて開催しました。今合宿は4日間と短い期間でしたが、ヨットの走る原理やヘルムについて学習し、舵に頼らず艇をコントロールする事に絞りハンドリング技術の向上を目標に定め海上練習に取組みました。、それに加えて、フィジカル、メンタル講習、気象講習、栄養講習、ルール講習、ECC英会話講習と様々な要素を盛り込んだ合宿となりました。

【セーリング講習】
ヨットが走る原理を学ぶと共に、舵を使わずに艇の向きを変える為にはどのようなコントロールを行えば良いのか、グループで討議しながら学習しました。

【海上練習】
講習で学んだ事を実際に海に出て実践しセールトリム、ヒール・アンヒール、前後バランスに変化を与えることで、でどのように艇の動きが変化するのかを体感し、ラダーレスでの帆走に取組みました。選手の飲み込みは早く、練習の後半ではかなりの確率で走れるようになりました。

【フィジカルトレーニング】吉松・山口・石井トレーナー
朝のジョギング、階段登りに始まり、着艇後もフィジカルトレーナーが複数人体制で選手の状態を見ながら身体の使い方、体幹の強化にフォーカスしフィジカルの強化を行いました。

【メンタルトレーニング講習】講師:高士さん
今回はアスリートに必要なメンタルとは何かを考え、セーリングにはどのような心理的スキルが重要になるかを学びました。また心理テストを行い自分自身の今の心理状態を整理しどのような行動をする事でセルフコントロールが可能になるのか、用紙に書き出し自己分析を行いました。

【気象講習】講師:岡本さん
今回の講習ではどんなサイトでどのように予報を見れば良いか、また、予報サイトのモデルによる違いや、範囲や高度を変えて広い視点で予報を確認することで全体の傾向を掴むことを学びました。
日常の練習の中でも、毎日気象情報を調べ海上トレーニングを行い、ディブリーフでは予報と実際の風の比較をし、どういった要素が影響をしているのか、など皆で討議を行いました。

【ルール講習】講師:吉本さん・林さん
ルール講習については、今回は諸々の言葉の定義について学習すると共に、実際に起こったケースを基に、証言をしてもらい、どういったことに注意を払わなければならないか学びました。

【栄養サポート】武田さん
今回は栄養の基礎知識を学び、アスリートとして食事の際に気を付けなければならないことを学習しました。普段摂っている食事例を見てその食事がバランスの良いものであるかどうかを評価し、栄養素が不足すると身体に起こる事、栄養素の主な働き、エネルギー消費量の目安等についても言及があり、選手は興味深く聞いていました。

次は3月18〜21日鳥取県 境港にて開催いたします。
選手の皆さん、スタッフの皆様お疲れ様でした。

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。