期間:2023年3月4日(土)〜13日(月)10日間
開催地:神奈川県・江の島ヨットハーバー、葉山港、鎌倉沖

神奈川県・江の島ヨットハーバーを拠点に2023年3月4日(土)から13日(月)までの10間の日程でIQFOIL合宿⑤を開催しました。今回は、3月末のプリンセスソフィア、4月初旬のフレンチオリンピックウィークなど、これから海外での連戦を控えた選手達を中心に合宿を行いました。また、2028年のロスオリンピックやその後のオリンピックを目指すHOPE選手、中学生〜高校生の次世代選手も総勢16名が集まる合宿となりました。

【海上練習】
10日間の合宿期間だったので、軽風〜強風まで幅広いコンディションで海上練習を行うことが出来ました。ウォーミングアップとして8の字でのマークラウンディングを7分間、その後は風速に応じて、スタート練習、スラロームコース練習(アビームスタート)、アップウィンドコース練習、IQFOILクラス特有のレーススタイルとなるロングディスタンスのマラソンコース練習など、幅広い分野の海上練習を実施しました。また、合宿中は気候も暖かく、南西の風とうねりも入ってきてくれたおかげで、海外勢と比べてハードなコンディションでのパフォーマンスに課題が残る日本チームにとって、非常に濃い内容の合宿を行うことも出来ました。

▲海上練習の様子① スラロームコース練習スタート直後
▲海上練習の様子② 海上練習の始めは8の字の基本動作確認から
▲海上練習の様子③ NT(ナショナルチーム)の新嶋莉奈選手(エリエール)と外薗コーチ
▲海上練習の様子④ アップウィンドコース練習 ボトムマークに向かう選手達
▲海上練習の様子⑤ マークラウンディング 3番目の回航は穴見賢太選手(HOPE選手)

【ルール講習】講師:石川雅之
ジャッジの石川さんにお越しいただき、海上練習時はスタートやマークラウンディグ時のケースを見ていただいたり、陸上講習では合宿期間中の実際のケースの解説であったり、最近の海外レースでのケースなどを紹介、選手達にも模擬審問に取り組んでもらうなど、ルールの理解力を深めてもらいました。選手達も海外での連戦が控えているということもあってか、これまでの疑問点を質問したり、積極的に議題に参加し学んでくれた印象でした。

▲ルール講習の様子(葉山港にて)ケースの確認、模擬審問などを行いました

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。